http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/384.html
Tweet |
福島 約9割の学校 屋外活動制限解除
動画⇒http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131025/k10015537771000.html
10月25日 4時51分 NHK
原発事故のあと、放射性物質への不安から、福島県内の多くの学校では校庭などでの活動が制限されてきましたが、除染などが進み、これまでにおよそ9割の学校で制限を解除したことが福島県の調査で分かりました。
しかし、長期間にわたる制限で子どもの体力の低下が深刻となっており、県では今後、対策を強化することにしています。
福島県では原発事故のあと、立ち入りが制限される避難区域以外の自治体では、放射性物質への不安から、運動場で行う体育の授業を取りやめたり、休み時間に外で遊ぶ時間を短くしたりする制限を行う学校が相次ぎました。
県によりますと、活動を制限した学校は、県内の公立の小中学校と高校、それに特別支援学校のうち、およそ6割に当たる465校に上っていましたが、その後、県が改めて調査したところ、これまでにおよそ9割に当たる409校で、制限をすべて解除していたことが分かりました。
県は、校庭の除染が進んだことに加え、保護者の理解が徐々に得られていることが背景にあると分析しています。
しかし、福島県では文部科学省の体力テストで去年、小学生のすべての記録が震災前より低下していたほか、震災後に行われた調査でも、ほとんどの年代で「肥満傾向」の子どもの割合が全国平均を上回るなど、体力の低下や肥満の増加が深刻となっています。
さらに放射性物質への不安などから、子どもたちを屋外で遊ばせることができないという声も依然として相次いでいます。
このため各学校では、不安を抱える子どもや保護者への対応を進めるとともに、県では、今後、体力向上に向けた取り組みを強化することにしています。
子どもの発育に詳しい福島大学人間発達文化学類の小川宏教授は、学校での除染が進んでいることに加え、児童・生徒の体力の低下が著しいという学校現場の懸念が制限を解除する要因の1つになっているのではないかと指摘しています。
そのうえで小川教授は、「屋外で遊ばせると放射線の影響を受けるのではないかという心配が当然、親にはあると思う。一方で、成長過程で非常に重要な時期に、屋外で運動できないことも1つのリスクとなりえる。不安が払拭(ふっしょく)されたと言いきれないなかで、何をすべきかを冷静に考える必要がある」と話しています。
◇
福島市立の学校、9割が屋外活動制限 放射線少なくても
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105130674.html
2011年5月14日8時31分 朝日新聞
福島市立学校の9割が屋外活動を制限していることが13日、市教委の調査でわかった。校庭の土の放射線量は国の基準を下回っていても、基準自体を疑問視する声もあるなか、保護者の理解を得られないと考えて制限解除をためらっている学校が多いようだ。
市教委は市立の幼稚園や小中学校、特別支援学校計95校に4月28日時点の屋外活動実施状況についてアンケートで聞いた。文部科学省によると、同日の時点で基準より放射線量が高い学校はなかった。5月13日現在でも同様に0校だった。
体育や理科、課外活動の花栽培などで屋外活動を「実施していない」とした学校は全体の80%。幼稚園は91%、小学校は80%、中学校は67%と、幼い子どもが通う学校ほど割合が高かった。逆に「制限なし」は中学校2校だけだった。
時間を制限して屋外活動をしている学校は全体の18%。小学校は「30分」、中学校は「50分」が最も多かった。「2時間」とした学校がある一方、「15分」という学校もあった。
ただ「実施していない」とした学校の43%は「段階的に実施する予定」としており、再開時期は「5月中旬」とした例が最も多かった。しかし、4月29日に国の基準を甘すぎると批判して内閣官房参与が辞任を表明したこともあり、市教委は「目標として挙げている可能性もあり、全校で実施とはならないかもしれない」としている。
対応に苦心している点についての自由記述欄では、「放射線量が基準を下回っていても保護者の理解を得るのは難しい」との内容が目立った。市教委は、文科省が「有効」とする方式で校庭の土の処理を進め、屋外活動の再開を目指したいとしている。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。