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2013年10月21日
薪ストーブのシーズンです♪ その前に!
原発震災以降の日本において、薪ストーブは放射能汚染の危険性を知った上で使うべきモノだと考えています。 あまりにも周知徹底がなされていないのでちょっと書きます。
『ストーブ販売店にも、もっと危機感と責任感を持ってもらいたいものですね。』 とのメールを頂き、建築業界に携わる者として 『これではイカン!』 との思いよりココに書くことにしました。
周りの建築士 & 工務店 & 職人さん、全く気にしてねぇ…。
さっぱりわかんねぇ〜 サマータイムブルース♪
近建築設計室のお客様の御自宅で使用された薪ストーブの焼却灰については前シーズン中に全て測定させて頂きました。 そして、灰の処理など注意事項と健康被害に遭われない旨、ご説明もさせて頂きました。
近建築設計室のお客様宅
【森町】Cs合算 (Cs-137+Cs-134)…161Bq/kg (20130209測定)
【掛川市】Cs合算 (Cs-137+Cs-134)…222Bq/kg (20130212測定)
【袋井市】Cs合算 (Cs-137+Cs-134)…100Bq/kg (20130212測定) 東伊豆町の木を焚付け用として使用 (← 家の中が暖かかったので、ほとんど薪ストーブを使っていなかった)
一般のお客様宅
【掛川市】Cs合算 (Cs-137+Cs-134)…140Bq/kg (20130301測定)
薪ストーブはお客さん自身がその危険性をしっかりと認識し、自らの身は自ら守らないといけないと思います。 まずは測定されることをオススメします…その後、キッチリと対応しましょう!
【灰の処理についての注意事項】
・N95マスクやゴーグルをして灰の処理を行う。
・服はナイロン系のほこりを落としやすいモノを選ぶ。 ゴム手がイイと思います。
・灰が室内にこぼれない様に細心の注意をする。 こぼれたらすぐに掃除する。
※本来100Bq/kgを超えるモノは放射性廃棄物という認識を常に持つことが重要です。
・行政から通達が出ていますが、灰の測定値が400Bq/kgより高い場合は畑等に肥料として撒かずにキッチリと梱包して一般ゴミとして出しましょう。
※個人的には400Bq/kg以下でも畑に撒くことはオススメ出来ませんが…。
・8,000Bq/kgを超える場合は、法的に一般ゴミとして出すことが出来ませんので市に連絡して処分方法を聞き対応しましょう。
・一般的に使用されている薪ストーブは密閉式だと思われますので、掃除の時に注意しましょう。
・開放型の薪ストーブや暖炉は灰の状態でND (不検出) のモノを使用することをオススメします。
(チェルノブイリ時は薪ストーブが小さな原子炉と言われたくらいでとても危険です)
・お店も石焼釜で焼くピザなども要注意でしょう。
・スキーシーズンに暖炉がある場所はとても危険だと思われます。 (空間線量を測ったら上がると推測します。)
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薪ストーブの薪についてはココが安心出来ると思います。 (一例です)
http://makiclub.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-7153.html
http://www.makiclubshop.com/makiclubarrow.html
焼却灰の状態で測定して不検出の所をオススメします。
具体的には…関西以西、四国、九州でしょう。
その他の地域については、焼却灰の数値を確認した上で使うことをオススメします。
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薪ストーブ参考資料
【参考】薪ストーブ等を使用した際に発生する際に発生する灰の取扱いについて
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/pdf/120224-3.pdf
【参考】「薪ストーブ等を使用した際に発生する灰の取扱いについて」に関するQ&Aについて」
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/pdf/120224-4.pdf
【参考】調理加熱用の薪及び木炭の安全確保について
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shintan9.html
【参考】調理加熱用の薪及び木炭の当面の指標値設定に関するQ&Aについて
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shintan4.html
【参考】薪ストーブ等を使用した際に発生する灰の取扱いについて
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/lifeindex/life/portal/nougyou/makihai/makihai.html
↑ 上記が見られなくなってしまいましたので、下記に同様のモノを貼っておきます。
http://www.city.morioka.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/014/971/maki-mokutan.pdf
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Q2:なぜ、調理加熱用の薪として利用できる放射性セシウム濃度を40ベクレル/kg以下、木炭として利用できる放射性セシウム濃度を280ベクレル/kg以下としたのですか。
A2 実証実験により、薪1kgを燃焼させると灰5g、木炭1kgを燃焼させると灰30gが残り、薪及び木炭に含まれていた放射性セシウムの約9割がその灰に残るとのデータが得られました。
これは、灰1kg当たりの放射性セシウムの濃度が薪1kgと比べて182倍、木炭1kgと比べて28倍となることを意味します。
このため、薪及び木炭の燃焼により生じる灰が、セメント等で固化する等の対策を講じなくても一般廃棄物最終処分場での埋立処分が可能な放射性物質の濃度である8,000Bq/kg以下となるよう、薪の指標値を40Bq/kg(8,000÷182=44≒40)、 木炭の指標値を280Bq/kg(8,000÷28=286≒280)としました。
薪ストーブの薪の基準を40Bq/kgで安全と謳って販売している業者さんが多い様に感じますが、個人的には全く安全だとは思いません。 上記の様に…焼却灰で8,000Bq/kgの基準から逆算したものだからです。 実際にいくつなら使うのか…ご自身で基準を決めましょう!
木の状態では上手く測れないから、灰の状態で確認することをオススメします!
【注意】この基準は…国の流通基準であって安全基準ではありません。
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薪ストーブユーザーさんは自然を愛する素敵な人が多い様に感じています。
本当は書きたくないのですが、スルー出来る性格でもない…。
無用な被曝からその人とお子さん達を守って欲しいから敢えて建築ブログに書きました。
建築基準法第一条 (目的)
この法律は、…国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする。
しっかりしろ! 建築業界!
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