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件名:除染違法派遣事件 身元の分かる人に限定して選別か
日時:2013/10/21
媒体:河北新報
引用:http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131021t73008.htm
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福島第1原発事故に伴う除染事業への作業員違法派遣事件で、労働者派遣法違反の疑いで逮捕された元指定暴力団系幹部の人材派遣業西村満徳容疑者(67)=仙台市太白区郡山8丁目=が配下の労働者から身元の分かる人を選別し、福島市の除染現場へ派遣した疑いのあることが20日、関係者への取材で分かった。
除染事業は福島市が発注し、大手ゼネコン(東京)が受注。西村容疑者の会社などが下請けに入った。宮城県警は西村容疑者が福島市や大手ゼネコンに対して正当な労働を装う一方、違法派遣を重ねていたとみて裏付けを進める。
除染事業をめぐる厚生労働省の規則は受注業者が作業員の名簿を発注者に出すよう定める。主な目的は作業員の被ばく量の管理で名簿には氏名や年齢、職種が記される。
関係者によると、事件当時、西村容疑者の会社は約40人の労働者を抱えていた。出身地は東北や北海道、近畿などさまざま。住所不定者が多く、大半がJR仙台駅で「手配師」から仕事をあっせんされた。
仙台市内にある会社のアパートで、西村容疑者は「写真付きの身分証明書がない人は除染作業に行けない」と労働者に説明。運転免許証や住基カードを持つ人だけを除染作業員に選んだ。
選ばれた労働者の一人は、1次下請け業者(東京)から作業に必要な教育を受けた。注意事項などを伝えられ、身分や賃金の支払い状況について確認されたという。
◎激務の対価、すずめの涙
除染事業への作業員違法派遣事件で、派遣された男性が過酷な実態を証言した。「仕事はきつい上に給料は安い。末端の労働者の環境を改善してほしい」と訴える。
男性は3月、福島市内で除染作業をした。午前4時半ごろ、仙台市内にある会社のアパートで起床。建設会社社長の男(64)=職業安定法違反容疑で逮捕=の会社の車で現場に向かった。
土を削り取り、スコップでプラスチック製の容器に入れて密封。1カ所に集めてビニールシートを掛け、ロープで縛る。周りに土のう袋を置く。容器の重さは約30キロ、土のう袋は約15キロあった。
就寝は午後10時を過ぎた。道具代や作業服代などは給料から天引きされ、手にした賃金はわずか。1カ月分が赤字になる時もあった。
除染に携わったきっかけは手配師の紹介だ。
昨年、JR仙台駅で手配師の男から「建設関係の仕事がある」と声を掛けられた。応じると、男は携帯電話でやりとりを始め「相手がすぐ迎えに来る」と言った。現れたのは西村容疑者。車で会社のアパートに連れて行かれた。
西村容疑者が示した労働条件は「時間は午前8時〜午後5時。日給は7000円」だった。
男性は「西村容疑者らは労働者を集めてピンハネしている。元請け業者が支払ったお金が末端まで行き渡らない。これが現実だ」と憤る。
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//Memo
//Hitokoto
みなさん、酷いと思いませんか。彼ら彼女らは人間扱いされてないんだ。
行政は、このような事態になることを十分予想できたはずなのに、いったい何をしているのでしょうか?いったい何をしてきたのでしょうか?おそらく、作業員を集めるために黙認しているのでしょう。彼ら彼女らが被曝によって病気になったとしても、司法は因果関係を認めない。
この先、作業員が足りなくなることは目に見えていますが、その時、誰が、事故収束に向けての作業を行うのでしょうか。あるいは、被曝隠しを常態化し、作業員の生命を蔑ろにするのか。
みなさんも、私も、それはゆるがせにできない。
原発事故で直接、間接的に亡くなった人たちがおられます。
皆が、その方々の冥福を祈っている。
でも、祈るだけが弔いではない。
祈るだけが弔いではないのです。
忘れない、そして、忘れさせない。
けっして、忘れさせてはならない。
みなさん、忘れさせてはなりません。
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