http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/198.html
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図wikiから: [臨界直後は バリウム140Ba140 が生成したあと約5.25日はバリウム140のほうが、娘核種のラタン140La140 より 多いが、後はラタン140のうほうが多くなってそのまま減衰していく。その部分、放射平衡という図らしい。[ wiki ; Help, Decay Engine ]
http://www.nucleonica.net/wiki/index.php/Help:Decay_Engine さまより拝借。
核臨界の直後5.25日はバリウムのほうが多いとな。ところが原子炉爆発後14日くらい後、2号機溜り水でも、バリウムの方が桁違いに多かったのだった。その時にその説明をしただろうか?いま東電の測定値が理論値どおりでないと批判されてる規制委の先生がたは?]
<東電に「測定値」改変を注文か。理論値に従ぐぁあせろってこと?/セシウムの同位体比を教科書どおり「ワカリヤスク」せよとナ規制委>
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現実のセシウム比率の実態変異が現存してることを無視する委員のツッコミ発言。東電に圧?測定値の改変のおそれ。
なんと田中委員長も同調。 IWJ動画に収録あり!
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あの マーライオン・フケタ こと 更田委員が、んん?なツッコミ発言をした。今後の臨界暴走のときも隠すつもりか??の大問題。
ーー第26回原子力規制委10月9日の
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/
第二議題; 福島原発、B南タンク汚染水もれについてーー
更田委員は、B南エリアのタンクの水の、東電が計測し発表した線量の資料(東電資料、表1、汚染水漏れ)http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0026_02.pdf
について、こう言った。
■「 同位体比が変わるというのは一体どういうことか というところで、 かなり分析の精度を疑わざるを得ないところがある」(第26回議事録10頁、 IWJ動画:25分ごろ)
■田中規制委員長もそれに同調してのけた。
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.........発言の要点.........
↓この表1、の タンク内の水のセシウム134Cs-134の値がモンダイだと言い出したのだ。Cs‐134が24(Bq/L)もあり、Cs‐137の45(Bq/L)の値の半分より多い。
もう2年半も原子炉が爆発してから経つのだからセシウム134は、137の値の半分よりも少なくなきゃいけないハズだと、それは東電の測定の仕方が悪いんだ、タンク漏れと同じ管理不足タルミだという主張の流れにのっかってアラ立て、数値の原因を東電の測定未熟のせいと決めつけて、以後気をつけい、と凹ましている。こりゃ とんだ官僚的な隠蔽の指図ではないのか。危険も放置されかねない。
表1:
東京電力が実施した
◆B南エリア タンク(B-A5)内の水と
○B南エリア 堰内の溜まり水の
サンプリング分析結果
◆B南エリア タンク(B-A5)内の水
(平成25 年10 月2 日21 時05 分採取)
Cs-134 (Bq/L) 24
Cs-137 (Bq/L) 45
○B南エリア 堰内の溜まり水
(平成25 年10 月2 日15 時00 分採取)
Cs-134(Bq/L) 18
Cs-137(Bq/L) 54
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0026_02.pdf
▼いままでどうりの東電の測定した「現実」を、「現実」どおり発表するなと言っているからだ。2年半も東電に許してきたことを、もうヤメレと言っている。今まで通りじゃもうダメだと。
これは重大な改変の結果を齎す圧力だ。
▼委員・委員長が、2年半経って今回、新たに言い始めたことは、現実の同位体比率の実態とはかけ離れ違っている。(本人達も承知で言っているのだろうが)
セシウム減衰は、究極的大枠では理論値に従って低下していくだろうが。
現実には、2年半のあいだ、東電発表の同位体比率は、観測個別実数では、理論値どおりでなく、その時々いろいろだったのだ。そのことを、彼らじたい今まで咎めだてしてこなかったことがらだ。
東電だけでなく、県や市、各地の焼却場の各測定部分ごとにセシウムの比率は理論値と異なって測定されてきた。降下物もそうだった。
(核崩壊生成物の漏洩と、それ以後の大規模攪乱とで、同位体比率は、検出されるとき理論値どおりでないことは、もはや皆、測定体験として知っている。機械で実際に計測すればそうなのだから。瓦礫を焼却しただけで、セシウム同位体比は焼却以前と変わってしまう、いろいろだ。灰や粉塵も、同一焼却所の場所ごとにいろいろだ。4号機の南の焼却建屋周囲でさえいろいろ比率だ。これは世界じゅう、類を見ない放射能汚染物の焼却、国民への噴塵散布吸引という、決して衛生上、理論的には、実行してはならぬ犯罪行為であったが、わが日本では2年半経とうが止める気配がない。この犯罪行為の蛮行せいで、焼却前後に、セシウム比率が改変されると、一般庶民でも思い知らされることとなったのであったが)
2年半もたってから、更田委員がこんなことを言い出すのには、ワケがあるだろう。
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........................発言の実際.........................................................
2013年 第26回 原子力規制委 10月9日
議事録; 9〜10頁
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/20131009-kisei.pdf
IWJ動画では25分ごろ、更田委員発言
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/105797
○原子力規制庁・池田克彦長官発言
(wiki警察官僚。初代原子力規制庁長官。第88代警視総監(2010年1月18日-2011年8月5日)):東電「管理能力の劣化」批判を受けて、
○更田委員は (その池田規制長官発言の直後で最初の発言委員だった) 東電の発表数値を、問題視したのだった。
(更田委員は、以前、汚染水の漏洩、噴出のことを、「(規制委内部では)マーライオンと呼んでいる」と、内輪バラしをしてしまったことのある更田豊志氏:wikiもと2010年4月 日本原子力研究開発機構 安全研究センター副センター長 )
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==== 規制委26回の議事録から部分引用===
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/20131009-kisei.pdf
○池田長官:
「ただいま志間室長から報告がございましたように、10月4日に私の方で東京電力の廣瀬社長を召致いたしまして、タンクからの漏えいについて、いくつか指摘したところでございます。
特に大きいのは、そこに記載しております、現場の管理能力が著しく低下しているのではないか、必要に応じて、他の発電所から人員を回すなど、抜本的な見直しをしていただきたいという点。
もう一つ、柏崎刈羽原子力発電所の申請が出ているのですけれども、このような中で、柏崎刈羽の安全管理をどのように行うのか、この点について報告いただきたいということでございます。
これにつきまして、東京電力からは、システムとか、あるいはマニュアルの変更などがあって、現場に混乱が生じたという説明ございましたけれども、
私の方からは、これはマニュアルとかシステムの問題もさることながら、極めて基本的なところにミスがある。ということは、
現場管理能力の劣化があると言わざるを得ないのではないか、この点について、改めてしっかりした対応をしてほしいということを申し上げたところでございます。
私からは以上でございます。」
○田中規制委員長:
「ありがとうございます。
それでは、各委員から、御質問、御意見をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
更田委員、お願いします。」
○更田委員:
もう一つ、非常に細かい話になるかもしれないですけれども、別紙1に東京電力からの報告が付いていて、
これが今後の大きな課題を示唆していると思えるのは、
2.で書かれている表2、表3においては、セシウム134とセシウム137の比がきれいに一致していて、19、50、66、170、120、310と、おおむねその比というのはきっちり一致していて、極めて受け入れやすいのですが、
一方、表1の方では、エリアタンクの分析とたまり水の分析で、セシウム134とセシウム137の比が大きく違っていて、当然濃度は変わっていていいのですけれども、
同位体比が変わるというのは一体どういうことかというところで、かなり分析の精度を疑わざるを得ないところがあるので、
これはこれから福島第一原子力発電所の汚染水問題を考えていく上で、どのように事態、場を捉えるかという点で、分析の精度、信頼性を上げていくことが、非常に大きな課題になるであろうと思います。
○田中委員長
御指摘のとおりだと思います。
=====議事録引用終了====
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・・・とまあ“高等戦術”ではないのか。東電の管理能力、計測能力を叱りながら、原発の運転・事故の全体を自己有利に操縦する、という。
「分析の精度、信頼性を上げ」ろと口では言って、だが実は官僚組織の上司部下の保身関係からして、次から出る数字はお褒めにあづかる値に収まるコトニなりかねない。いままであのバリウム・ラタンでも露骨にはされなかった(?)ことなのに・・・
・・・『生データ、ないし今まで程度の加工値、隠蔽値じゃだめだよ、理論値どおり出せよ』・・・
これでは今後のデータ発表はどうなるだろうか。生データが発表されるだろうか、秘匿されるだろうか。同位体比率や核崩壊生成物は、地中の核燃料からの重要な「御便り」だ。
(再臨界する度にセシウムは、セシウム134Cs134の比率Cs134/Cs137が高まるはずだ。)
(また、いままでも説明されていないと思うが、原子炉爆発直後の3月下旬、2号機溜り水の同位体比率が東電から発表されたが、そこではバリウム140Ba140とラタン140La140の比率がBa140のほうが多かったが。
3月25日
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11032501-j.html
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110325_01.gif
3月27日
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110327o.pdf
これはもし教科書どうりならどう説明されただろうか。
Ba140誕生直後「臨界直後である」と判定されるのだろうか。3月末の2号機溜り水で何故そうなのか?、日本人のカガクシャから発表されただろうか。)
地中で何が起きているか臨界が起きているか、「発表」されていないので「誰も」わからない。これからどうなるか、誰もわからない。人類初体験の大事件が進行している。まさにそんな時、
同位体について教科書どうりの比率になるように予断を以て発表せよと、もしくはナマの同位体比率は公表するなと、注文を付けているに等しい、のが、今回の規制委の<更田−田中>の弥次喜多コンビではないのか。
これから臨界など、新事態が起きたとしても、事態を知る前に、事前に数値は足切りされかねない恐れが生じる。観念で事実を切りそろえよという響きをともなった発言と総括の規制委員会となった。少なくとも実態を体験している関係者には、従来発表数値方式の否定宣言、そう聞き取られかねない発言だった。これから出世のために上司の気に入る数値作成チビ官僚がさらに理論値へ切り縮め活動を開始しだしたりはしまいか。規制委が隠す方向の規制をやってしまった一例になりはせぬか。(いまもやってる?)
核発電・核燃料についての、民主・公開の原則はどこへ行ったか。
福島廃炉でも、公開させ監視しないと、秘密保護=隠蔽されてしまわないような強力な対抗規制力がないと、日本列島住人は絶滅する、動植物ともども、これは確実に言えることだろう。
《抜駆けの権力者》か、《抜駆けの脱走者》が誕生するであろう。もし、生データの【さらなる】「秘密保全」を許してしまうなら。他方、彼らによって生データはどこか外国に献上されはしまいか。絶滅するまで操縦の道具となってしまわないか。
かつて、民は従わせろ、教えちゃいかん(民は由らしむべし、知らしむべからず。民可使由之、不可使知之。)と唱えた古代中国の王君も顔面真っ青の事態だろう。日本人のこのクンシ諸君は、国民を被曝死させ続けながら、さらなるデータ秘密保全をやろうとして東電数値にイチャモンしているかのようだ。
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(図:臨界後のBa-140/La140の値の増減と放射平衡、以下のスライドP.7
(Guy Backstorm ASP 2012 Workshop Idaho Falls,Id 9/18/2012)
Problems Encoutered with the Analysis of Fresh Mixed Fission Products
https://doecap.oro.doe.gov/EDS/Readings/212%20Guy%20Backstrom%20MAPEP_5_Guy.MFP.pptx)
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