http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/193.html
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・渡邉正己氏の発がん説をとりあげる。
前回7で、三石巌の遺伝子のパーフェクトコーディング理論とは、DNAから酵素までの過程を、とどこおりなく進行させるための栄養の必要条件を探ったものであって、この過程を放射線が発生する活性酸素が障害することについての議論は、いままで残念なことに見たことがなかったのである、と書いた。が、すぐ、おそらく、これについてであろう渡邉正己氏の説を取り上げることになった。これは西岡昌紀氏のアマゾンへの書評で知ったのであった。渡邉正己氏の御用学者的問題発言という被ばくにたいする立場は別にして、彼の発がん説は非常に興味深い。
いままで私は、酵素の損傷、酵素の産生過程の損傷のことを考えていたわけであるが、渡邉正己氏の説を読んでびっくりした。かれはガンの原因を放射線によるタンパク損傷ではないか、といっている。基本的には私のとよく似ていると思う。私は、とくに抗酸化酵素産生機構、DNA修復酵素産生機構をとりあげたが、渡邉正己氏はおそらく、もっとひろくアポトーシス関連酵素などやそれ以外のシグナル伝達分子やシグナル配列など細胞情報伝達系の仕組みの破壊のこともふくめ、タンパク損傷と言っているのだろう。これら、長寿命ラジカルによるさまざまな酵素の損傷は、ビタミンCで防御することができると専門家である渡邉正己氏も言っているのである!
・まず「被曝」について、Wikiをみる・・・なにかへん?
「被曝」について、Wikiにどう書いてあるか見てみた。どこまでいっても水の放射線分解が出てこない。放射線の害は、被曝だから当然書いてあるが、害だ、害だ、というばかりで活性酸素のことはいっこうに出てこない。
ははーん、「活性酸素」がタブーだから、知っていてわざと出さないな、と考えながら中途あたりの生体防御機構群という項目まできて、ようやく活性酸素がこっそり出てくるが、リンクなしの扱いだ。「被曝」について最も重要なキーワードが、リンクなしの扱いにしてある。これは隠蔽だ。出来るだけ、放射線被ばくと活性酸素をきりはなして、活性酸素を隠す意図がみえみえで薄気味悪い。工作員が書いているようだ。というより、アカデミズムと国、全マスメディアが、全世界が、「被曝」の原因について悪質な隠蔽工作しているようにみえる。なぜ?・・・・・
どうりで、いままで、放射線被ばくに関して、だれも被ばくの原因たる活性酸素を言わないはずだ。抗酸化サプリについて書けば、すぐ工作員が飛んできて、サプリメントではなく食品でとるべきだという話をし始める。そして、そうかとみなダマされる。
「活性酸素」や「抗酸化物質」や「抗酸化サプリ」は、どうやら口に出してはいけない禁句のようだ。これからは、この言葉を口に出すと逮捕され、1日に1個のおにぎりとみそしるの強制収容所いりさせられるかもしれん、人心をあおったという理由で。「人間狩り」 だ。
世界は、ウソと暴力ですっかり変えられてしまった。放射能が降るばかりではない。秘密の科学によって意図的に災害や危機、気象異変や飢饉などをつぎつぎと発生させ、ケムトレイルで人々を不安に陥れ、恐怖とストレスでたえず人々を右往左往させられる。これが新しい世界のありようになった。なぜこんなことをするか。被暗示性を高め、思考停止におちいらせ、マスメディアのウソのマインドコントロールや偽旗作戦コントロールを浸透させるためである。
こうして、人々をしあわせにする要因、愛や信頼は、社会からはことごとくはずされ隠され、かわりにニセモノの愛や信頼、安全安心が工作員のスピーカーでがなりたてられるようになった。これは、地球全体をグアンタナモ収容所にしてしまおうという試みなのだ。また、フクシマは被ばくキャンプに人々を無理やり押し込めるという意図であろう。被ばく収容所だ。地球は、ウソと暴力ですっかり、つくり変えられて、プリズンプラネット監獄惑星になってしまったのである。
【参考】 Jessica0701氏の投稿
ロックフェラー財団の奇妙な文書
http://www.youtube.com/watch?v=qy4IfGRljeI
今アメリカで何がおきているの?見えてきた政府の企み
http://www.youtube.com/watch?v=406KHmvbtRk
さて、Wikiの話に戻る。この生体防御機構群には、発ガンまでにいたる過程が緑色のわくになってのっている。順番にいうと、抗酸化機構、DNA損傷修復機構、細胞自爆(アポトーシス)、免疫細胞による処置と4つある。前にも書いたように、これには、少なくとも細胞増殖機構や細胞周期チェック機構や細胞接着分子産生機構の3点を加えねばならない。おそらくもっといろいろまだあるのだろう。
ここには、放射線被ばく防護機構と生体の酸化防護はちがうかもと、書いてある。えっ!これはなに? 放射線被ばくと活性酸素は、関係ないという結論へこっそり導こうとしている!これには、とうぜん根拠が書いてあって、リンクでは、オクスフォード大学のウェード・アリソンに行き着く。このあたりは、どうやら裁判などで根拠とされる権威らしく、ちょうど中川恵一や山下俊一、高田純、中村仁信などのように原発推進派の利用するブラック権力の御用学者である。
ウェード・アリソンの本「放射線と理性・・・」をアマゾンで見ていたら、ICRPの基準は厳しすぎると。1000倍あげるべきだ、と山下俊一が大喜びしそうな極論が書いてあるらしい。こんな極論デマがアカデミズムの基準なのである。こんなのが根拠になったら中世でなくとも暗黒裁判になってしまう。
アマゾンのページには動画まであって、その根拠はなにか、と見ていたが、どれだけ見ていても、なにも言わない。ICRPの基準は厳しすぎる、もっとゆるめるべきで、チェルノブイリの被害は、放射能恐怖とストレスが原因だからICRPの基準値を1000倍上げねばならない、とよく聞くせりふを言っている。こういう荒唐無稽を言うから、地震のストレスで耳のないウサギが生まれたとか、プルトニウムは飲んでも安全だ、と安心していう御用学者が出てくるのだ。オクスフォード大学もこの程度かと、がっかりした。まあ、とうぜんか。
御用学者というものは、事実を見ないで、空想の世界で犯罪的なデマを言いほうだいの生き物だ。おかげで信じる犠牲者大輩出。まあ、御用学者は、自分自身の思い込みが根拠であるという人間なので、ほんとうの根拠は言うはずはない。これが、学問の世界の真実だったのか。
このウェード・アリソンの本のアマゾンの書評を見ていたら、西岡昌紀氏の詳細な解説があった。ウェード・アリソンについて、私が知りたい、彼の主張の根拠は、ないということがわかった。どうやら、なにも知らずに一方的に主張する学者なようだ。御用学者に、よくあるタイプ。デマを権威で押し付ける最悪タイプだ。・・・・「さあ、見たことありませんね」とうそぶく、動画「真実はどこに?・・・」に登場する国連 UNSCEARのゲントナーのようなタイプなのだろう。彼にたいして、みなが、お追従とおべんちゃらする態度が動画でかいまみえる・・・日本の重松逸造のようなものか。地位と決定する権力を与えられて、この地球の悪をしきる役だ。こんなタイプの人こそ、オクスフォード大学の権威ある教授職にふさわしいようだ。学問の府、大学がマフィアのような悪の巣窟になっていく所以だ。
かわりに、西岡昌紀氏は、渡邉正己氏の説を紹介してくれている。たとえば、
・渡邉正己氏の説
「放射線発がんの主たる標的はDNAではない可能性が高い」渡邉正己
http://anshin-kagaku.news.coocan.jp/sub071120watanabeESI.html
これによると、放射線による細胞がん化の経路は、“DNA損傷→突然変異”を
辿る経路ではなく、“タンパク損傷→染色体異数化”を辿る経路であるとしている。
DNA変異の蓄積と考えるより、もっと頻度の高い発がんが起こっているらしい。また核DNAの周囲は、疎水性であるとのこと。さすが、DNAはどこまでも多重防御である。でも分裂時には、DNAはほどけるので、この瞬間α線やβ線による活性酸素が大量濃厚の高濃度で発生したら、簡単にDNAは変異するのではないか。細胞周期の問題は意外に大きいのかも。
この論文は、たぶん概略でありかつ難解なのでまだ十分理解しているといえないが、細胞のがん化には、きわめて複雑な要因が関係していることを示している。LNT仮説は、低線量域を過小評価しているとのことが書いてある。やはり、二相的線量応答が、おそらくに正しいのだろう。遺伝的不安定性の原因は、DNA二重鎖切断の修復過程におけるなんらかの異常が原因とみるべきらしい。すなわち、ここで、抗酸化酵素の産生過程の異常が、効いてくるのだろう。同時に、異形酵素の産生により、免疫細胞の攻撃がおこり、細胞がやられたり、炎症がおこるのだろう。
この二重鎖切断の修復でクロマチンが異常になれば、それは遺伝していくとある。また、テロメア不安定性を誘導するとも。染色体の数に変化が起きることが、がん化の始まりであり、染色体の末端テロメアが、放射線で短くなり、融合したり、分裂したりして、染色体が不安定になる。ここで「二動原体染色体」という用語が出てきて、よくわからないが、不安定な構造異常の染色体という意味なら、生き伸び、がん細胞となる頻度は低いということだ。染色体の数に変化が起きる=染色体の異数化ということは、細胞分裂の牽引役中心体セントロゾームの数に変化が起きる。染色体の異数化と中心体の異数化によってがん化は始まるということらしい。
次の6節では、短寿命ラジカルと長寿命ラジカルをあつかっている。短寿命ラジカル、すなわちOH’ ラジカルやO2- ラジカルは、DMSO処理(この用語はよくわからない。油溶性抗酸化酵素だろう)で消去でき、長寿命ラジカル(半減期が20時間のもの、高分子ラジカル)はビタミンCで消去できる、とある。短寿命ラジカルは、即消去しないと効果はないらしい。短寿命ラジカルは、DNAを損傷する。長寿命ラジカルは、DNA周辺の酵素、すなわち抗酸化酵素やDNA修復酵素やアポトーシス関連酵素のことであろうか。この長寿命ラジカルの関与は大きいと私はみた。なぜなら、これらの酵素の破壊は、放射線の被ばくの症状をよく説明できるとおもうからだ。
かりに、最初に損傷するのが、DNAではなく、タンパク質だとしても、放射線の害は、活性酸素である。渡邉正己の念頭にあるのは、抗酸化酵素やDNA修復酵素やアポトーシス関連酵素のこともあるのかわからないが、これを攻撃する長寿命ラジカルはビタミンCで消去される。細胞質ゾルの水溶液中ではビタミンCが有効なのだ。
DNAかタンパク質かどちらにしても、ウェード・アリソンは、これらについては、まったく考えていないようだ。でも、それで、どうして主張できる?かれに、はたして学者的良心はあるのだろうか?
・結論としての対処法
精緻な議論ではあるが、この説でも、おおざっぱには、私の妄想と結論からいうと対処法は同じになるだろう。対処は基本的には、2011年当時から、私が主張してきた、低分子抗酸化物質、抗酸化ビタミンなどのサプリメント摂取が、安価で安直ということになる。
放射線の害はガン化の害だけでなく、細胞諸器官への害なのである。核DNA、膜構造、細胞質ゾル、酵素産生機構、ミトコンドリアなど諸器官や細胞情報伝達系の破壊からまもるため、油溶性抗酸化物質、水溶性抗酸化物質の濃度を高くして、放射線が生み出す活性酸素を消さねばならない。酵素の抗酸化機能を妨害するのも、酵素のDNA修復機能を破壊するのも活性酸素なのである。これらを消去するほかない。生体膜を破壊して、チャネル構造を破壊する活性酸素も消去する必要がある。からだの破壊のプロセスを、最終段階まで行く前に、途中で止められれば、癌化確率は低くなるだろう。癌化も、その他の様々な症状も軽度のままか、回復の方向へ行けるのではないか、と期待する。
だから、軽度の被ばくであれば、たとえば、ビタミンCビタミンEがあればよい。ビタミンACE(エース)だ。とくべつなことは長く続かないが、これはどこの薬屋にでもころがっている。これで、放射線にたいして、どの程度の防護能力があるか、わからないが、やらないより、やるほうがましであろう。2011年の3.11以来、このことを書いてきたが、いまだ多くのひとが、ビタミンACE(エース)について誤解しているように思ったので、この放射線防護の分子生物学的根拠(これはたぶんに私の妄想ではあるが・・・)の投稿を書かねばならなかった。
なお、渡邉正己氏の論文にはみられるように、専門家諸子は、この放射線防護についてよく熟知しているように思う。これは核事故処理に向かう自衛隊員へのビタミンCの論文が証明する。また、おそらくNASAの宇宙健康管理部門に関係する専門家は、もっともっとはるかに知っているはずだ。しかし、だれも発言はしない。
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