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栃木・那須 食のイベント 会場 除染後も不安
2013/10/12東京新聞
http://magicmemo.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/253-a054.html より
東京電力福島第一原発事故後、高い空間放射線量が測定されてきた栃木県那須塩原市の公園で13、14両日、風評被害の払拭(ふっしょく)を目指した食のイベントが開かれる。主催する県は、除染で安全な水準になったとするが、住民団体の調査では、今も国の基準値を上回る場所が点在していることが分かった。県の意識の甘さが問われそうだ。(石井紀代美)
◆放射線量 国基準値以上が点在
イベントは、県内各地のご当地グルメ34点が集まる「とちぎ元気グルメまつり」。第一回の昨年は宇都宮市で開催、県内外から約12万人が訪れた。今年は、原発事故で特に打撃を受けた県北地域に観光客を呼び戻すきっかけにしようと、JR那須塩原駅の約6キロ西にある県営「那須野が原(なすのがはら)公園」(那須塩原市千本松)を会場とした。
この公園で県が昨年夏、計107地点の放射線量を測定した結果、平均値は毎時0.70マイクロシーベルト(地上50センチ)と国基準の毎時0.23マイクロシーベルトを上回り、県内でも高い数値だった。
県は、芝生を深く刈り込み、土を覆いかぶせる方法で除染を実施。県の計測では先月26日現在、公園内の平均値は0.21マイクロシーベルト。福田富一知事は「除染も順調に進んでおり、安心な環境をつくった上で来場者を迎えたい」とした。
しかし、地元の住民団体「那須野が原の放射能汚染を考える住民の会」の西川峰城(みねき)代表らが今月8日、本紙記者とともに会場で、ベンチ周辺や木陰など来場者が休憩しそうな23地点を計測。22地点で国基準以上となり、最高は0.46マイクロシーベルトあった。西川さんは「除染の効果は出ているが、まだ線量が高い」と指摘する。
公園を所管する県都市整備課によると、測定は公園内7地点、イベント会場内では2地点だけだった。担当者は「公園の主な地点を測った」と説明する。
それでも県観光交流課は「会場全体を平均すれば国基準以下」と主張する。一方で、イベントを前に会場の線量の再測定を実施し、高い場所に花の鉢植えを置くなどして「それとなく人が近づけないよう対策を講じたい」と話した。
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