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「秋場龍一のねごと」ブログ
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港湾の汚染水濃度10倍以上に。これは「事故」ではなく「事件」だ。なぜ捜査されないのか?
いったい、どれだけ生命の海は放射能汚染されつづけるのだろう――。
東電は10日、福島第一原発港湾内(2号機取水口付近)で、セシウム濃度が急上昇したと発表した。
9日に湾内で採取した海水から、セシウム134で1リットルあたり370ベクレル、セシウム137が830ベクレル検知された。
これは8日の10倍以上になる。
東電は地盤の改良工事が原因としているが、安倍首相の「汚染水完全ブロック発言」以降も連日、汚染水関連の「事故」が頻発している。
ここ3日間でも、つぎのような「事故」が起きている。
●配管はずすミスで7トンの汚染水が漏れ、作業員6人が被曝(10月9日)
●汚染水漏れ。原因はタンク底部の二つの穴(10月8日)
●配電盤停止。注水ポンプが切り替わる(10月7日)
このような重大事故が起これば、環境汚染に関連する関係省庁の捜査機関が動くはずだ。
たとえば、化学工場で爆発があれば消防や警察など、産業廃棄物を指定場所以外に放置すれば自治体や警察などが、捜査にあたることをぼくたちは知っている。
いや重大事故でなくても、家庭ゴミでも、他人の敷地や公共の場所に棄てれば刑事罰の対象となる。
また、路上喫煙やたばこのポイ捨ても、多くの自治体で条例違反となり罰則がある。
であるのに、なぜ高濃度の放射性物質を大量に海洋に流出させても、警察や環境省、厚生省などの関係省庁は、東電本店や福島第一原発の現地捜査や調査に着手しないのか。
もしかして、こんな危険な現場に入りたくないから無視しているの?
あるいは、天下り先の原子力ムラ関連企業に遠慮してのこと?
これ、邪推ですか……。
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