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放射性物質が崩壊して最終的に鉛になるの誤解
昨日、たまたま鉛の同位体についての記事を読んでいたら、鉛も安定同位体を持つことはなく、どの同位体も非常に長い半減期を持つ放射性物質だと書かれていました。
鉛は陽子数も中性子数も多いので同位体も数多く、放射能を持つ同位体は数多くあります。ただ、以前は、幾つかの安定同位体を持つと思われていて、いろいろな放射性物質の崩壊系列の最後の生成物として位置付けられていました。
昨日読んだ記事によると、一般的に鉛として最も普通に存在する「208Pbはトリウム系列の最終生成物ではなく、あくまでトリウム系列に属する途中の生成物であって、実際は2×10の19乗年以上の半減期を持った放射性核種だと見られていて、これはα崩壊して204Hgになって初めて安定すると考えられてきている」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%9B%E3%81%AE%E5%90%8C%E4%BD%8D%E4%BD%93)ということです。10の19乗とは、京が10の16乗ですから、1000京ということになります。
何か、こういう記事を読むと、Hgでさえ安定核種ではなく全ての重い元素はとてつもなく長い半減期を持っていて、最終的にはどれもみな原子量が60ぐらいの鉄のような元素になっていくのではないかと言う印象を受けます。
ともかく、鉛が水銀に変わるということなのですから、水銀の毒性がかなり高いことは水俣病ではっきり分かっているわけで、このような重金属毒性を持った高レベル核廃棄物を地層処分などできるわけがありません。地下のせいぜい500メートルとか1000メートル程度のところへ何万トン、何十万トンとまとめて埋設処分などしたら地下水が使えなくなってしまいます。地下水は流れが複雑でいろいろな形でつながっていますから、一つの大陸の地下水全体が最終的には汚染するという事態にさえなり得るのです。
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