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被曝と健康、医療をもう一度、考える  2.規制値の決定方法  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/872.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 10 月 04 日 10:35:00: igsppGRN/E9PQ
 

被曝と健康、医療をもう一度、考える  2.規制値の決定方法
http://takedanet.com/2013/10/post_e352.html
平成25年10月2日 武田邦彦(中部大学)



基本概念に基づいて規制値が決められる.まず被曝によるハッキリした健康被害は100ミリシーベルトを短期間に浴びた程度から明確になる.集団としてはより低線量から障害が認められるが、個人の低線量被曝と疾病は明確ではない。


http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2013/10/02/bandicam_20131002_095540308.jpg


ここに示した図は被曝と健康障害について良く使用される図だが、左の図はもともと間違っている.地上に住んでいる限り、被曝量がゼロということはなく、従って、被曝量がゼロの時にガンのリスクがゼロになるということは科学的には不明である.


つまり、日本では自然放射線が1.5ミリシーベルトであり、0ミリシーベルトの時にどの程度のガンのリスクがあるかは不明で、「少し被曝した方がガンのリスクが減る」という可能性は否定できず、これをホルミシス効果という場合がある。


自然放射線を超えた場合の影響については様々でまだ医学的にも科学的(細胞、生殖など)について明確ではない。明確ではないときに「大丈夫」とか「危険だ」ということは思想としてはあり得るが科学ではあり得ない.


そのような場合は一般人の安全を守る原則がある。その一つに「食品安全」がある。


Bandicam_20131002_095545802


この図はそれをよく示しているが、ADIという概念があり、動物実験などで求められた無毒量を基準にしてその100分の1をもって「生涯にわたって毎日食べても危険がない食品添加物の単位重要あたりの一日摂取量」と定義されている.


被曝と健康について食品の概念を示したのは、食品の経験、発病、事故などの方が被曝より圧倒的に多く、かつデータも豊富である.従って、科学としてはADIの概念を被曝の参考にすることも大切である.


「1年100ミリ以上は個別の障害が認められる」、「具体的な障害発生の100分の1が経験的に安全である」ということはなかなか奥が深い.社会はさまざまな人が人生を送っていて、生活の仕方、食品の採り方、体力、免疫力、なにかの病気など様々であり、多くの人の健康を守る場合に人間の頭脳だけで判断するのではなく、深い経験が必要なことを示している.


原発事故以来、「一週間の旅行だから」とか「毎日、コウナゴを食べるわけではない」という理由で規制値を超えても大丈夫だという論理が唱えられているが、これは上記の概念から言えば非科学的であることが判る。


 

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コメント
 
01. 2013年10月04日 13:08:39 : nJF6kGWndY

>規制値を超えても大丈夫だという論理が唱えられているが、これは上記の概念から言えば非科学的

ヒトというのはメリットがあると本人が感じると、多少のリスクなど無視してタバコや酒、暴食、危険運転、歩きスマホなどをするものだ



02. 2013年10月04日 15:08:02 : niiL5nr8dQ
内部被曝通信 福島・浜通りから〜小中学生は検出限界以下に抑えられてい

   ■ 坪倉正治:南相馬市立総合病院非常勤内科医


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■from MRIC
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今年の5月から8月にかけて南相馬市で行われた、学校検診としてのホールボディーカ
ウンター(WBC)検査の結果が公表されました。第61回(
http://apital.asahi.com/article/fukushima/2013050700006.html )で紹介し
たものです。

南相馬市内の小中学校に通う全ての生徒約3000人を対象に行われました。

計測の方法は今まで通りの2分間。小学生は南相馬市立病院で、中学生は渡辺病院で
検査を行いました。検出限界はセシウム134で220Bq/body、セシウム137で250Bq/body
で設定されています。

結果としては、全員が検出限界以下であることが分かりました。そりゃそうだと思う
かもしれませんが、現状の日常生活での慢性的な内部被曝が非常に低く抑えられてお
り、かつそれが維持されている。現状、スーパーで食品を購入して生活する分におい
て、大きな内部被曝をすることが無い。これを強く裏付ける結果です。

南相馬市において小学生の99.9%、中学生の96.6%が受診しています。ほぼ悉皆調査
となっており、バイアスや気をつけている人しか検査に来ていないという話を否定で
きる結果でもあります。

多くの方には目新しい結果では無いかもしれません。実際、メディアの方でも、だか
ら何なのですか?もうそんなもんでしょう。とおっしゃる方もいらっしゃいました。

検査の結果としては確かに、今までの結果とは変わりませんが、今回の結果は別の部
分で大きな意味を持っていると思っています。それは、南相馬市全体として、しっか
り小中学生全員の検査を行うことができたという点です。本当にみなで力を合わせた
結果です。

今回の検査は多くの保護者の理解が無ければ行うことができませんでした。なぜ、継
続的に検査が必要なのか? 検診は受けた方がいい。言うのは簡単ですが、細かい業
務や、面倒な作業がたくさん生じます。小学校の先生、保健の先生、皆さん協力して
くれました。

朝から引率をし、色々な問診票のとりまとめを行ってくれました。病院のスタッフも、
朝から多くの子供達でごった返す状況にもかかわらず、辛抱強く検査を進めてくれま
した。市のスタッフも日程の割り振りや振り替えなど、様々な面倒な点がありました
が、対応を続けてくれました。そして今回の結果は日常的な慢性被ばくが押さえられ
ていること、多くの農家の方や食品検査をする方々の頑張りの結果でもあります。

問診票からは、大人の結果と比べ食べ物や水に気をつけている方の割合が多いことが
見て取れました。スーパーで購入して産地を選ぶ方は、大人ではだいぶん減り、6〜7
割ぐらいだと感じていますが、子供では8割ぐらいがそのような状況です。(問診票
の聞き方にもよると思いますが、)父兄のほとんど全員が全員を対象に継続的な検査
をして欲しいと答えていました。そのうち半分が1年に1回、残りの半分が半年に1回
の検査を希望していました。まだまだ、不安は大きいのだろうと思っています。

どんな検査法がベストなのか、回数は?など、まだまだ改善の余地はあるのだと思い
ますが、関心も薄れ、何となく慣れてしまってきている現在、淡々と大きな負担をか
けること無く、継続的に見守り、結果を残し、問題があれば直ぐに介入するシステム
が作られていく必要があります。

色々な問題があることは百も承知ですが、個人の外部被ばくや内部被ばくをしっかり
モニターし続けるシステムはまだ十分構築されているとは言えないと思います。

ゼロまで測れていないとか、100%の受診率じゃ無いとか、検査を受けることで子供
に悪影響が出るといった様々な意見があるとは思います。その中で、今回の結果は、
学校検診としてのWBC検査が、今後継続的にしっかり健康を見守っていく、その解の
一つとなり得ることを示しているのだと思います。

写真:南相馬のじゃぶじゃぶ池。だいぶん涼しくなってきました。

http://apital.asahi.com/article/fukushima/2013093000004.html


坪倉正治の「内部被曝通信 福島・浜通りから」のバックナンバーがそろってい
ます。
http://apital.asahi.com/article/fukushima/index.html

「アピタル」には、医療を考えるさまざまな題材が詰まっています。
http://apital.asahi.com/

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03. 2013年10月04日 18:05:46 : RSQ0ppj2YM
専門家でもない三流四流学者が、てめえは万能選手だと思い上がり、何にでも口を出し、いたるところでボロをだす

結局、学問も人間も信用していないんだよな、武田とか小出ってさ

でなきゃ、我こそは!と門外に恥ずかしげもなく出張って、バカ話を連ねられるわけがない


04. 2013年10月04日 19:05:46 : uYZXXiFpXc
福一核発電所の事故後明らかになった事実・・・科学・・・核発電は、犯罪。
現時点で、いいえ、巨大核を弄んだ初めから、神話、詐欺、大量殺人破壊兵器。
ゆえに、核発電によるメリット無し。
メリット対デメリットの話など無し。
核被曝は、デメリットのみ。
核発電による被曝の規準などない。
巨大核パワーによる被曝を勘定になど入れるのは、とんでもないゴマカシ、大嘘。
核被曝に、安全など一切無し。
医療被曝は、現時点において、なるべく避けながらも受容。
CTやMRIなども、一般的検査では、期間をあけなければ受けさせない現実。
妊娠中や妊娠の可能性のあるときは、定期健診で、臨時職員でなければ、
受けなくても良い、又は、最近は、受けなくても良いかもしれない。

05. 2013年10月05日 11:47:42 : pGAIDPq1rU
-------「1年100ミリ以上は個別の障害が認められる」

年5ミリの被曝で裁判所が白血病になった作業員の労災を認めたことがある。

この話をしたことのある武田氏が、100ミリうんぬんは言ってはいけないセリフですな。笑い。


06. 2013年10月05日 17:43:48 : ZEbVVJInpM
03氏へ

キミが馬鹿であることはその短いコメントの文章でもわかる。

一目瞭然でわかる。明らかである。

少しでも自分で考えることの出来る人は、原子力村の説明では納得しないが、この武田氏や小出氏の話には説得力を感じるはず。

原子力村の洗脳報道は結果を押し付けようとするため、結論に至る思考過程を全てすっ飛ばすという特徴がある。この法則は共通している。

だからそれがわからない馬鹿は馬鹿とわかる。キミのことでもある。


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