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汚染水対策 凍土方式導入のデタラメ露呈
http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar358171
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2013/10/2 日刊ゲンダイ
大新聞はてんで報じなかったが、先月末、開かれた東京電力福島第1原発の汚染水を巡る閉会中審査で、例の「凍土壁」方式導入のデタラメが改めて、露呈した。
政府は「総合的に検討して、凍土方式が妥当と判断」とか言っていたが、民主党の馬淵澄夫氏が透水係数(水をどれくらい通すかという係数)が「ゼロ」となっている根拠を尋ねると、いきなりアウトだ。
実験やシミュレーションに基づいた数字ではなく、「理論上の数字」、つまり、水が凍れば透水はゼロになるだろう、という「机上の空論」だったことが分かった。
答弁に立った中西大臣官房審議官が「工学的判断にもとづくものではありません」と認めたのである。
土の中は水が凍ったとしても、大小の石があるわけで、もちろん、アチコチに亀裂ができる。そこを地下水が通れば、当然のように漏れてしまう。
しかも、この辺の地下水は理論値で1日当たり、8.8センチも動くという。かなり激しい流れになる。馬淵氏は「地下水の実流速度を測っているか」と尋ねたが、これにも「流速は測っていません」(中西審議官)とタジタジだった。
さらに政府の報告書には「(凍土壁を造っても)平成32年、長期的なメンテナンスは困難になるがゆえに、その後は比較的高い遮水能力があり、維持管理が簡単な粘土による遮水壁に入れ替えを行うことも検討するべきだ」と書いてあることも判明。要するに「凍土方式」は見切り発車の緊急避難だということがクローズアップされたのである。
凍土方式は民主党政権時代、当時、首相補佐官だった馬淵氏を中心に導入が検討されたが、実現性に疑問符がつき、見送られた。それが復活した裏には、相当の理由があるのだろうとみられていたが、何もなかった。分かったのはいまだに場当たりの政府の無責任だけである。
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