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平成25年8月21日泉田知事定例記者会見「たまたま破壊という形で建物全体の水蒸気爆発は逃れていますが、なぜベントができなかったのか知っていますか。」
http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-1989.html
2013-09-29 原発はいますぐ廃止せよ
20130821 《索引付》泉田知事 定例記者会見 柏崎刈羽原発再稼働、汚染水問題
20130821 《索引付》泉田知事 定例記者会見 柏崎刈羽原発再稼働... 投稿者 Beaucoup11
平成25年8月21日 泉田知事定例記者会見要旨
http://chiji.pref.niigata.jp/2013/08/post-8664.html
引用
産経新聞記者
今日、弊紙の方で(原発に関する)県内の自治体アンケートについて掲載しました。その中で再稼働について条件付きで容認が8自治体というのに対して、当面認めないというところが9自治体ということで、その他に回答保留のところもあるのですが、だいぶ対応が割れているようですが、知事としてのご所見があれば・・・。
A 知 事
まず冒頭に申し上げますと、再稼働の議論は今の段階ではしません。福島第一原発の事故の検証・総括が終わっていないからです。社説というか主張というのかで書いていますが、私の話は本社に伝わっているのでしょうか。
産経新聞記者
伝わっているはずです。
A 知 事
伝わっているのに一方的に書くのでしょうか。どういうことかと言うと、そもそも事故調が4つあって総括していません。ぜひ本社に答えていただきたいのですが、2号機はベントもできませんでした。同じ状態になったら今度はどう対応するのですか。つまり格納容器の圧力も下げられなかったのです。たまたま破壊という形で建物全体の水蒸気爆発は逃れていますが、なぜベントができなかったのか知っていますか。前から言っていますが、スペースシャトルのチャレンジャー、コロンビアの爆発事故と空中分解事故がありました。皆さんは原因を大体わかっていると思いますが、Oリングです。寒い中で打ち上げてしまったところに原因があったから対策を講じましたとやっているわけです。原発はやらなくてもいいのですか。一般の人がアメリカのスペースシャトル事故のことを答えられるのに、貴社は自分のところの周りにある原発がなぜベント1つできなかったのか説明できなくて、安全確保をできると思っているのですか。ぜひ本社から回答を教えていただきたいです。
Q
知事の対応について、刈羽村長から「評価しない」という答えをいただいたのですが、それについて・・・。
A 知 事
今と同じです。なぜこの事故が起きたのですかと。対処できなかったことにどう対応するのですか。説明していないですよね。
Q
知事としては再稼働の議論をしないということでしたので・・・。
A 知 事
だから先行させてくれということです。原因究明と対策、なぜこの事故が起きて防げなかったのかと。防げなかったことに対してどう対応するのか一度も説明していないでしょう。聞いたことありますか。
Q
ありません。そのとおりだと思います。
A 知 事
それでリスクだけ取れという議論をするのですか。
Q
繰り返しになりますけど、再稼働については、事故の・・・。
A 知 事
こことここが原因だったから我々はこう対策をしましたというのがあればよいのですが、ありません。
Q
それが出てきて初めて再稼働の議論が土俵に上がる・・・。
A 知 事
なぜかと言うと、今回の基準は規制基準です。事故があることを前提にした基準なのです。もっと言うと、冷却材喪失事故が起きたときどう対応するのかについて、アメリカに比べると日本はまだ何もやっていません。規制委員会の基準は基本的には原発の性能基準ですし、今回物資を届けるときにストックを30キロ圏の外に運べたけど、そこから先には運ぶ仕組もありませんでした。なぜ東電の購買部がホームセンターに買いに行かなければならなかったのでしょうか。そこをどう改善したのでしょうか。我々はこのように改善したと思っていますということを、(取材して)記事として書いていただきたいです。
NHK記者
先ほども福島第一原発事故の検証・総括という話がありましたが、福島第一原発で地上タンクから300トンの汚染水が流れ出ていて、未だに収束していない状況についてどうお考えですか。また東電の対応について知事としてはどうお考えですか。
A 知 事
後手後手というかその場しのぎというか、この間の海に汚染水が流れ出ている問題もそうなのですが、問題点は前から指摘されていたわけです。それが実施できなかったのはなぜなのかと言うと、菅元総理がインタビューに答えているとおりで、経営上1,000億の投資は負担になるのでやらないということだったわけです。地下水が流れてくるということがわかっていながら地下水遮蔽対策を怠ったということですが、その原因が東電の経営問題にあるということです。先ほどの質問と一緒で、経営を優先して安全をないがしろにした結果がタンクの暫定設置や本来必要な汚染水対策の先送りということに繋がっていて、根は一緒なのではないでしょうか。
チェルノブイリのときはもっとよい対応をしています。私は当時、旧共産圏のソ連という国は国民に情報を伝えないし、放射能が拡散しているのにも関わらず国際機関にも通知しないということで、何と情報閉鎖的で国民のことを考えないひどい国なのだろうかと思っていましたが、地下水汚染を防ぐために必死に努力していたのです。国中から炭坑夫を集めて、溶け落ちた燃料が地下水に接触しないように先回りして穴を掘って塞いでしまうという対応まで行っているわけです。地下水対策をきちんとやらないと河川に流れ出てそのあと海に行ってしまいます。それは国際的に大問題になるので何としても防がないければいけないということで、国家が総力をあげて対処したわけです。国民に対しては、放射線管理区域は年間約5ミリシーベルトということになりますが、それを超えるところと世界標準の年間1ミリシーベルトから5ミリシーベルトの間については移住権を与え、選択肢を与えています。事後的に基準を緩めて放射線管理区域に人が住み続けるなどということはしないで、まじめに対応したということですから、日本と違ってかなり立派なのではないでしょうか。
この間、子供支援法ができているのに基準すら定めていないということで訴訟が起きています。人権という観点で考えたときに、一体まじめに対応しているのだろうかと言うと、日本は政府としての取組が十分行われていないというのが感想になります。そのボタンの掛け違いがどこから始まったのかと言うと、本来は国として取り組まなければいけないのに原賠法の適用を見送り、すべて東電の責任範囲内にしてしまったという最初のボタンの掛け違いが経営問題と対処、被害者に対する補償問題の全てをこじらせているということだと思います。(事故を)ゼロにするという基準ではないので、今度の規制基準をクリアしても事故は起きるのです。人が作ったものに完全というものはないので、この考え方自体は当たり前だと思うのですが、起きてしまったらどうするのかと。放射能をばらまかないためにきちんと対策を考えていますかと。それでも被害を受けた人に対して生活再建とか補償のスキームを作っていますかと。何もやっていません。結局、被害を受けた人に全部しわ寄せがいっているわけです。生活再建の目途も立てられず、放射能を浴びたらそのままです。
昨日また発表がありましたが、甲状腺がんと診断が確定した子どもが6人追加です。疑い事例も増えています。もしかするとチェルノブイリよりも早いペースで来ています。新潟県も専門家に聞いています。発災以来、新潟県で甲状腺がんになった人は1人です。福島は今確定しているものだけで18倍で、疑い例を合わせると30数倍、100倍近いかもしれないということになっているわけです。きちんと調査したので明らかになりましたというのは、チェルノブイリのときにも当時のソ連政府は言っていたのです。これがもう少し経つとはっきりわかるのですが、事故後に生まれた赤ちゃんについて、チェルノブイリでは甲状腺がんは確認されなかったのです。放射性プルームが通るときに生まれていなかったからです。ソ連政府は、事故後に生まれた赤ちゃんの発症率と事故のときに実際にもう呼吸していた方の発症率を見て、事故後に生まれた赤ちゃんが正常に戻ったことから(事故の影響を)認定したということです。5年目ぐらいだったでしょうか。もう少し経ってマクロで意味がある数字を新規に生まれた赤ちゃんと比べてみれば原発事故の影響かどうかはっきりわかるのです。今の段階で影響がないと否定してしまうということが本当によいのかどうかについては歴史に学ぶべきではないかと思っています。
どう思うかということについて言えば、経営と安全を天秤にかけるということが今の事態を招いていますし、日本の国際的な信用を落としているのではないでしょうか。日本では大雨について報道していましたが、BBCなどは一時期この汚染水の問題をトップニュースで扱っていました。これほど差があってよいのでしょうか。世界で日本の評判がどんどん落ちていきます。まじめに対応するべきではないかと思っています。
Q
常々、東京電力に信頼できる会社にということを言っていますが、現状を見て知事として・・・。
A 知 事
同じです。経営と安全を天秤にかけるわけです。そういう仕組を作った方が悪いといったら悪いのかもしれませんが、少なくとも会社の信頼を確保しようと思って、よい経営をしている経営者はまず顧客の信頼を繋ぎ止めることを第一にします。よく言われる例ですが、尊敬されるというか、信頼される経営の例を2つお話しします。ロールス・ロイスというと世界のブランドです。ロールス・ロイスの車で、イギリス国内ではなく外国のかなり条件の悪い道を旅行していたそうです。そうしたら故障してしまったと。シャフトが折れるというディザスターで動けなくなったのでロールス・ロイスに助けて欲しいと電話をしたら、ヘリコプターで部材を持ってきてくれて直してくれたと。請求書が来ないので、帰ってからどうなりましたかと聞いたら、「当社に限ってそのような事故が起こることはございません」という返事があって請求書は来なかったということです。
それからウォルマートの例ですが、普通、いろいろなものを買って、(買った店とは)他の店で「不良品です、取り替えてください」ということを言うと、領収書があるかと聞かれ、無ければ当然替えてくれません。(商品購入者は)旅行者だったそうです。西海岸の店で買ったものを東海岸の店に持って行ったのですが、その間、旅行中のために領収書を無くしてしまったと。でも「ウォルマートで買ったのです」ということを言われて、お客様の求めに応じ、信頼してそれを取り替えるということを実際にすると、型番等でわかるのかもしれませんが、この会社は自分の製品についてきちんと責任を持つのだなということで信頼度が高まります。だからウォルマートは世界に展開できるわけです。
結局、顧客の信頼を得られない会社は支持を失うのです。事実上、嘘を言うわけです。これも何度も言っていますが、2011年3月12日の時点で、燃料棒の中のペレットの中にしかない放射性物質が建屋の外で検出されているわけです。東電はメルトダウンというのをわかっていたわけです。さらに言うと3月11日の当日で、一番早い段階としては午後5時の段階でメルトダウンまでの進展予測をしているわけです。メルトダウンまで1時間というのをわかっていたわけです。日本の報道機関は書きませんでしたが、諸外国の報道機関は基本的に翌日以降にはメルトダウンと書いていました。東電が認めたのは5月20日過ぎです。2か月間嘘をついていたわけです。誰が「嘘をつけ」と指示したのですかと。その反省はしたのですかと。何もやっていません。とても信頼できないのではないでしょうか。
Q
その中で、社長との会談の見通しは立たないと・・・。
A 知 事
やり取りをしています。今は(東電からの)返事待ちです。
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私の言いたいことをすべて代弁してくれている。特に、
水蒸気爆発!!!!!
この人が一番詳しいのではないか、水蒸気爆発という真理も突いている、ここが推進派、東電の、世界の原子力ロビーの
最も触れられたくない、痛いところだ!
(なぜなら昔からの研究で最も危惧されていたことが現実に福島で起こったからだ)
(玄海プルサーマル討論会大橋弘忠「ここにいる更田さんもそうですが我々水蒸気爆発の専門家から言わせると格納容器が壊れるなどとは誰も思ってもいません」
怨念のその更田が今の原子力規制委員会委員となり、大橋は「プルトニウムは飲んでも安心」で大恥を掻いた。)
*こら、拡散が少ない、再生回数が少なすぎるのだ。
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