http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/735.html
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飯山一郎氏のサイトの公式掲示板「放知技」内の「気が向いた時に有益そうな健康法を語るスレ」より。
http://grnba.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14284445
771:養生法の探求 :
2013/09/19 (Thu) 01:44:16
host:*.tokai.or.jp
トウガラシの効能について
ビタミンC、Aの含有量が多い。
辛味の源である植物成分アルカロイドのカプサイシンには
「体熱産生、熱放散、発汗作用、抗炎症作用、抗肥満作用、抗ガン作用、胃粘膜保護作用、体力持続作用、
殺菌作用、唾液や胃液の分泌促進、神経系への作用、ダイエット効果、ガン細胞の増殖抑制など」がある。
またカプサイシンは口腔内や腸管内膜や皮膚や脳の細胞膜にある温度受容体TRPV1に受容される。
この温度レセプターのTRPファミリーは6種類あり、それぞれのレセプターが得意な温度域を捉える。
カプサイシンが受容されるTRPV1は43度C以上の温度に反応し、他には水素イオン(酸)にも反応する。
感覚神経、脳、脊髄、肺、肝臓、脾臓、大腸にあって52度C以上の高温度滞を知覚するTRPV2は機械刺激にも
反応し、また低温度域である17度C以下を捉えるTRPA1は感覚神経と内耳で低温を捉え、マスタードやシナモン
とも結合して反応する。
TRPファミリーは体内の要所において温度センサーの役割を果たし、体熱調節をしていると思われる。
つまりトウガラシを食べると口腔や胃壁や腸壁では43度の温度が発生したと同じ機序でカプサイシンが
受容されるということであり、身体内が熱を持ったと判断され、体熱放散→発汗のシステムが発動すると
推定できる。あるいは発熱を知覚した身体は熱産生によって始まる一連の自然治癒過程である
HSP産生→樹状細胞やマクロファージの活性化→免疫の賦活→癌をはじめとするあらゆる疾患の予防軽減
を始動するものと思われる。
カプサイシンの効能はこのように非常に優れたものと認識できる。
トウガラシの赤い色素はカロテノイド色素のカプサンチンである。
このカプサンチンには、血液中の善玉コレステロールを上昇させる効能があることが判明している。
カプサンチンを含む赤ピーマンジュースを被験者の男性に2週間継続して飲んでもらったところ、
善玉HDLコレステロール濃度が25%も上昇し、動脈硬化指数が明らかに低下した。
HDLコレステロールは血管に付着したコレステロールを除去すると言われており、
よってカプサンチンには動脈硬化や虚血性心疾患、血栓症の予防作用があることが伺える。
放射性同位元素が体内に侵入すると血管内皮を傷つけることで血栓のもとができる危険性が指摘されていますが、
血栓の予防となり、また細胞修復のカナメであるヒートショックプロテイン産生を促す可能性もある
カプサイシンとカプサンチンを含むトウガラシを何らかの形で摂取していれば、もしかすると
内部被曝による動脈硬化や心疾患を未然に防げるかもしれません。
772:養生法の探求 :
2013/09/19 (Thu) 06:35:45
host:*.tokai.or.jp
追加
トウガラシが辛味成分のカプサイシンをなぜ身につけるのか?というと、それは自分自身を守るため。
2008年、アメリカのワシントン大学の研究チームがその研究成果を発表。
ボリビアに自生するトウガラシを昆虫の多い地域、少ない地域7箇所から採取してカプサイシン含有量を調査。
「昆虫が多い地域のトウガラシはカプサイシンを多く含み、昆虫の少ない地域のトウガラシは
カプサイシンをほとんど含んでいない」という結果を得る。
「昆虫が実をかじると表面に傷がつき、そこから病原菌が侵入する。病原菌が実の中に侵入すると繁殖して
タネを殺してしまう。それを防ぐためである」と研究チームはカプサイシンの効能を説明した。
トウガラシは我が身をカプサイシンで辛くして昆虫から身を、実を、タネを守っている。
人間の体内をカプサイシンで満たせば病原菌が繁殖できない?
まあおのおので実地検証するしかないっしょ?
つまり免疫低下が懸念される内部被曝の防御としてはかなり有効な食材とは言えそうです。
人間の舌には甘味、酸味、苦味、塩味、うま味、の5つの味を判定できる受容体があるとの事ですが
実際には人間は数千もの味を判定できる程、味には敏感なようです。
鳥には辛味を受容するレセプターがないので問題なく熟したトウガラシは鳥に食べられて糞となり
タネがまかれてトウガラシは伝播繁殖できている。
しかしカラスだけは辛味がわかるようで、カラスはトウガラシを食べないとか。
これを利用してかゴミ置き場で使用するカラス除けのネットにはカプサイシンが含ませてあると記載された
ものがあるとのこと。効果の程はいかがでありましょうか?
江戸中期の漢方医・後藤艮山先生は愛称が「ゆのくまきゅうあん」で温泉と熊胆と灸治療を推奨したことで有名です。
そして彼はトウガラシもプッシュしておりました。まだカプサイシンもカプサンチンもヒートショックプロテインも
分子生物学的に発見されていない時代に、すでに体感か経験知か優れた洞察力でトウガラシの薬効に着目していた
艮山師匠はいやは慧眼の持ち主でしたね。この艮山一派の高弟である山脇東洋が京都の刑場にて日本最初の
腑分け(死体解剖)をしてのけました。この一派は古方派(こほうは)と呼ばれますが、ようは実践主義で
科学的な方法論を追及した一派でした。山脇東洋はカワウソの解剖ではやはり人間の内臓とは違うので
どうしても人体内を見てみたいという強い欲求があったようです。
科学とは人間の知りたいという欲求を原動力に進化してきた一面もありましょう。
内部被曝をどうやって克服し、この先の健康を維持するのか?
私は311後はそんな事ばかり追及してきました。
まあ、さしずめ「ゆのくえきゅうあん」といった所でしょうか?
くえ、はクエン酸です(笑)
艮山を師匠と仰ぐ300年後の鍼灸師の面目躍如と自画自賛しております。
773:養生法の探求 :
2013/09/20 (Fri) 03:27:28
host:*.tokai.or.jp
追加2
トウガラシ金魚譚
カミさんの実家の近くの由緒ある神社の祭りで子供が金魚すくいをやって、おまけに貰った金魚を飼いだしたが
すぐに1匹の身体に黒点が出現し、その後、尾びれが腐ってきて、背ビレも腐ってヒレがボロボロになって
なくなってきて、泳ぐ際にバランスを取るのも難しくなってヨロヨロしだして完全にヤバイ状態になる。
ネットで検索すると病原菌に感染した尾腐れ病と判明。
ある金魚愛好家のサイトにて対処法が記載されており、塩、バクテリア、トウガラシなどで対処すると
イイとのこと。半信半疑ですべて実行した。
塩やバクテリアの錠剤はホームセンターのペット用品コーナーで入手し、適宜投入。
トウガラシは冷蔵庫にあったほとんど回転していない古いものを使用し、コーヒーフィルターを
ティーバック風にアレンジし、中にトウガラシを入れてホッチキスで留めて水槽に浮かべた。
効果は抜群で、その後、無くなっていたヒレが徐々に生えて?きて、そのうち完璧に元どおりになった。
黒点があちこちに出現していたが、それもなくなった。
見事に完全治癒でありました。
金魚にとっては水槽の水は体液ならぬ体外液であり、この体外液を常時エラで濾過して酸素を吸収し
そこで血液を産生するわけで、命を育む超重要な培養液が水槽の水である。
この水質が嫌気性バクテリアの異常増殖やエサのやり過ぎ、個体数の過超などで悪化すると
カラナリス菌という菌が増殖して免疫力の低下した金魚がこの病原菌に罹患し尾腐れ病の症状を呈するらしい。
トウガラシのカプサイシンとカプサンチンという機能性成分には免疫賦活作用があり、殺菌作用も強力である。
水槽の水にしみ込んだこれらトウガラシの有効分子が免疫が低下した金魚のエラを通じて金魚の体液の中に
浸透した結果、金魚の血液が殺菌され金魚の細胞がその血液を使いリモデリングされて病原菌が一掃され
免疫力が向上し、結果として尾腐れ病が克服されて完治したと思われる。
タイの養殖においてはオニヒトデと共生させるとウイルス性疾患に罹患する鯛がいなくなる。
これはオニヒトデが分泌する粘液が鯛の口中やエラから浸透し、鯛の免疫力を上げるからである。
オニヒトデが外分泌する粘液は多糖体でありその成分中のサポニンに鯛の免疫賦活効果があることが判明している。
多糖体は糖鎖やムコ多糖とも呼ばれる分子で、グルコースの鎖とタンパク質が融合した成分である。
植物の細胞壁や動物の細胞膜はすべてその外壁を糖鎖が覆い、情報伝達や異物の感知つまり免疫や生殖など
極めて生体にとって大事な働きが糖鎖にはある。
鯛の白血球のチカラが増したのはオニヒトデの糖鎖が栄養源となり鯛の細胞膜の糖鎖の原料になったからとも
言えるかもしれない。
乳酸菌をはじめ発酵菌が繁殖した食べ物の粘りやとろみはこれら菌類の細胞壁が糖鎖で出来ており
菌たちがくっつく程に大量に増殖すると糖鎖で結びついてネバネバしたりトロトロするのではなかろうか。
糖鎖を補給する食事は放射性同位元素により内部被曝した場合の免疫低下を未然に防ぎ、また、
一緒に糖鎖を含む食材を食べていると腸壁から体内へと放射性同意元素が侵入するのを
ストップする可能性を秘めている。
カナダのマギル大学では海藻の多糖にストロンチウムを排泄させる効果が顕著であることを実験で確認した
との記述も関連書籍に見られる。
内部被曝を完璧に防ぐエビデンスなどどこにも記載されておらず、だから食事でもって内部被曝を防げるなど
言う者は信用できないなどと批判する者は多々あるのだが、ではお前は困っている者に対して何も提言しない
のか?と私は問いたい。医療に携わる者ならば、この放射能地獄で苦しむ国民に救いの手を差し伸べるのは
絶対に成さねばならぬ使命でありその責任を負わない者は医療者の資格を剥奪すべきと私は考えている。
トウガラシは恐らくは被曝による免疫低下によって発症しやすいライノウイルスやインフルエンザウイルスへの
罹患率を下げることに貢献し、風邪の予防につながり、多糖体というネバネバ糖鎖の補給も免疫力を向上させ
放射性同意元素のデトックスを促進するでしょう。
※ 子供には唐辛子は使えないから、その他の免疫賦活食材を活用する。
ダイコン、キャベツ、茄子、かぶ、などの淡色野菜にはマクロファージを活性化する効果が顕著である。
果物ではキウイやパイナップルなどが卓効あり。キウイのアクチニジン、パイナップルのブロメリンは
蛋白質分解酵素です。ウイルスも病原菌もその細胞壁はタンパク質で形成されているから
これらタンパク質分解酵素が効果を発揮して病原ウイルスや病原菌の細胞壁を溶かしてしまい
免疫が賦活されるのです。
酢豚にパイナップルが入っているのは豚のタンパク質分解をパイナップルのブロメリンで促進するという
狙いがあるのかどうか?ただ経験的に食べ合わせているのでしょうか?
生ハムとメロンを一緒に食べるのもメロンのククミシンにタンパク質分解作用があるからでしょうか?
まあただ単に一緒に食べると美味しいから、ってだけかもしれませんが(笑)
これらのキウイやパイナップルやメロンがなぜタンパク質分解酵素を産生するかというと
これも唐辛子がカプサイシンを身につけるのと同じ理由で、自分たちの身をウイルスや病原菌から守るためです。
植物は細胞壁をバリアーにしてその細胞壁へとこれらタンパク質分解酵素を分泌して、
もしも虫に食べられたり、風でモノが当たって細胞壁が傷ついて、そこから病原菌が侵入した場合には
カプサイシンやアクチニジンなどを武器として病原体、病原物質に対処するというわけです。
お子さんがいる家庭では、果物や野菜が良き味方になります。
植物の細胞壁はすべて多糖、ネバネバを含み、かつ、タンパク質分解酵素などの有益な成分が含まれます。
豆乳ヨーグルトのとろみが乳酸菌の細胞壁の糖鎖ですから、もち豆乳ヨーグルトが免疫をあげるのは
当たり前です。それらしい本にも乳酸菌の細胞壁の糖鎖に免疫賦活作用があり、と記載されています。
辛いのが好きな大人は、七味唐辛子、一味唐辛子を常備して、うどん、焼き鳥、蕎麦、牛丼、なんでも
振って頂けば宜しいかと。私はそうしています。豆板醤とか辛味噌とかそんなんもいいでしょうね。
スパイスやハーブにはすべてフィトンチッドがありますから殺菌解毒の有効食材です。
もっとも辛いものを食べ過ぎた弊害とかに関しては私は一切責任を負いませんので自己責任でお願いします。
以上、ゆのくえきゅうあん、からのいささかクドイ提言でした。
参考:「養生法の探求」氏の個人ブログ(同氏は静岡県牧之原市にて鍼灸院を経営)
http://kouhakudou.blog.fc2.com/
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