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小出裕章:汚染水問題:水冷却の断念と石棺方式を / 志葉玲:汚染水・原発輸出問題
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投稿者 妹之山商店街 日時 2013 年 9 月 23 日 00:05:59: 6nR1V99SGL7yY
で小出氏が次のようなことを言われているとされている。
>国や東京電力は溶け落ちてしまった燃料を外につまみ出すということを
>計画に書いてありますけれども、私は多分それはもうできないと思います。
>そんなことをしようと思うと大変な被曝になってしまいますし、
>やっても完璧に取り除くということは結局はできないと思いますので
>むしろそれは諦めて、全体をチェルノブイリ原子力発電所でやったように
>石棺というような構造物で埋め込むしかないだろうと思います。
実を言うと、自分も事故当初はチェルノブイリのように石棺で囲んでしまうのがいいのではないかと考えていた。
しかし、その後、福島の事故とチェルノブイリの事故ではかなり性格が異なるのではと思いだした。
1.チェルノブイリ事故では核燃料の半分程度が爆発で吹き飛んでしまった様子であること。また、残った核燃料もどこにどのような形であるかがほぼ分かってる様子であること。福島の事故では、この反対で、3号炉以外は核燃料のほとんどが残っていて、それらがメルトダウン、メルトスルーしていて今どこにあるかさえ分かっていないこと。
2.チェルノブイリ原発事故は運転開始から数か月で起き、あまり核分裂生成物が造られていなかったが福島原発事故では3年間とか4年間燃やした段階の事故であり、大量の核分裂生成物があった。
3.チェルノブイリ原発事故も福島第一原発事故も、事故後、残った核燃料から環境中への放射性物質の漏れが起こっているが、チェルノブイリ一帯は日本に比べて圧倒的に人口密度が低いこと。日本は人口密度が高く、多くの人が影響を受ける。
4.チェルノブイリ原発事故でも、最終的には核燃料の取り出しと処分が必要とされていること。
5.チェルノブイリは大きな地震があまり起こらないが日本は大きな地震が起こり得る。石棺構造物など地震で簡単に壊れてしまうはず。
6.結局、石棺方式にしても地下水汚染は抑えられない様子であり、もちろん大気中への漏れも抑制される保証がない。
結局、「石棺方式」と言ってもあまりに具体的なことが欠けていて、夢物語を言っているようなもの。石棺方式と言うのであれば、どうやって汚染水対策や大気中への漏れを防ぐのかを示す必要がある。チェルノブイリの石棺方式は現実には地下水汚染も大気中への漏れもほとんど放置しているだけ。それが通っているのは、あの一帯全体に人が住んでいず、また、漏れの規模があまり大きくないから。
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