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渡辺博之いわき市議/(C)日刊ゲンダイ
【福島原発 現在の本当のこと】いわき市議が告発! ド素人集団になっている原発作業員
http://gendai.net/articles/view/syakai/144716
2013年9月24日 日刊ゲンダイ
使う機材もポンコツばかり
貯水タンクからの汚染水漏出、故障続きのALPS(多核種除去装置)、大型クレーンの傾倒事故……など、故障や事故が相次ぐ福島原発。ハッキリしているのは東電のあまりにズサンな体質だが、原発作業員から相談を受けている福島・いわき市議の渡辺博之氏は「起こるべくして起きている」と言い切った。人が集まらないのだ。
「原発の現場ではさまざまな作業がありますが、東電が安い価格で入札をかけるため、業者間でたたきあいになり、技術力の乏しい業者が『安かろう悪かろう』で落札することになるのです。そういう業者は作業員に危険手当も出さないから、人件費も低い。最も安い場合、日給は1日6000円です。放射線量が高く危険な現場なのに、これでは人は集まりません」
その結果、原発はもちろん、建設・建築現場の経験すらない作業員が福島原発で増えているという。
「福島原発では、建設・建築の現場経験者は2割ほどと聞きました。驚くことに『ネジを右に回すのか、左に回すのか』と聞いたり、『スパナって何ですか』と真顔で質問したりする作業員もいるそうです」
渡辺氏に寄せられた作業員の“告発”にも、厳しい現場の状況がこう説明されている。
〈誰かが優しく教えてくれる、そんなわけはありません。ここは戦場なんです。それぞれの人が自分のことで精いっぱいで人に気を使ったりする余裕はないんです〉
〈一番求められるのは『早く!』『早く!』『早く!』〉
〈請け負う業者が度々かわるようになったが、きちんとした図面がなく、引き継ぎが十分にできない〉
作業で使う重機類にも問題があるという。福島原発で使用されているクレーンなどは高濃度の放射能で汚染されているため、原発以外では使えない。そのため、使用後は東京電力や元請けの建設会社などが重機業者から買い取り、廃棄することになっている。しかし、安く買い叩かれるのは目に見えているため、重機業者が新品ではなく、中古品を持ち込んでいるというのだ。
「『クレーンなんかは全部骨董品だらけだ』と聞いたことがあります。あまりにも古いので、動かなくなることも度々あります。最先端の技術が必要なのに、やっていることは戦争中の竹やり作戦です」(30代作業員)
技術や知識に乏しい作業員がポンコツ機械を操る――。これでは事故や故障が相次ぐはずだ。
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