56. 2013年9月25日 18:09:56
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この坪倉の小学生洗脳行為こそ、文字どおりの「子供だまし」によるペテン詐術だ。坪倉が下記で紹介した「被曝教育」は、次のような屁理屈で飲酒運転を小学生に勧める 嘘倉先生の講釈と同じである。 嘘倉先生 「ねえ君たち、お酒って知っていますか?」 小学生 「酔っぱらい! 酔っぱらい運転!!」 嘘倉先生 「じゃあお酒って、怖いもの?」 小学生 「うんうん」 嘘倉先生 (顔を紅潮させた幸福そうなフランスの老人の写真を示しながら) 「君たち、フレンチパラドックスって知ってる? これはフランスのお年寄りたちですが、 お酒をのんでこんなに元気なんだよ。お酒は嫌なことを忘れさせてくれるし、 赤ワインは癌などを予防する効果もあるらしいんだ。みんなお酒を飲もうね!」 小学生 「でもお酒で酔っぱらうと危険じゃないんですか?」 嘘倉先生 「だ〜から〜……それは量の問題なんだってば! 少しなら全然問題ないし、かえって健康になれるの。」 ……このあと、授業が終わって嘘倉先生は小学生たちと酒盛りをして 親にばれて逮捕されたのであった。(笑) ------------------------------------------------------------ ***************************************************************************** 内部被曝通信 福島・浜通りから〜子供たちに知ってほしい一つのこと この原稿は朝日新聞の医療サイト「アピタル」より転載です。 http://apital.asahi.com/article/fukushima/index.html 南相馬市立総合病院 非常勤内科医 坪倉 正治 2013年9月25日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp --------------------------------------------------------------------- 小学校、中学校や高校でお話しする機会をいただくことがあります。先週、川内村の小学校で放射線に関する話をしてきました。全校生徒24名、1〜2年生12名と、3〜6年生の12名に2回話をさせてもらいました。 これまで小学1〜2年生にお話ししたことはなかったので、うまくできるか心配でした。40分程度の時間の中で、みんな元気な質問を出しながら、話を聞いてくれました。 最初に、「放射線って知ってますか?」と訪ねました。多くの子供達が「知ってる!!」と元気に返事をしてくれます。 じゃあ、「放射線についてどんなこと知っている?」と続けて聞きました。 「がん!!」 全員ではありません。首をかしげている子、そもそも放射線って聞いたこと無いな、という顔をしている子、様々です。もちろん、この答えがおかしい訳ではありません。でも、がん以外の話は出てきません。 「怖いもの?」と聞くと、ほぼ全員が、うんうんと頷きます。 その後、レントゲンの写真を提示しました。 続けて、聞きます。「レントゲンを撮ったことがある人?」 高学年ぐらいになると、半数が何かしら見たことがある撮ったことがあるようでした。じゃあ、レントゲンって何を使っているか知ってる?放射線を使って撮影するんだよ。 そう伝えたとき、教師では無い私でも、生徒の何人かの顔が曇るのが分かりました。放射線=癌=怖いもの、避けるべきもの。にもかかわらず、自分はレントゲンを撮影したことがある。どうしよう。そんな反応でした。 放射線が地球上のどこにでも存在すること、宇宙線が降り注いだり、食物や土壌に含まれていたり、空気中に存在したりすること。「放射線はどこにでも存在する」 ただ、一言なのですが、この一言を理解してもらうことの重要性を強く感じました。 続けて、もう一つの伝えたいことを話しました。「放射線の影響は量の問題である」ということです。ただ、これを理解するのは、「放射線はどこにでも存在する」ことが分かった生徒には、それほど難しくは無かったようです。 放射線が怖いものである。たくさん浴びると体に悪い。そのことは、すでに頭のどこかに入っており、知っている子供が多いように感じました。そして、(レントゲンなどのリスクが計算上もゼロだとは言いませんが)レントゲン1枚撮って体がおかしくならないことも子供達も実体験から知っています。 「放射線の影響は量の問題である」ということは、「放射線は、どこにでも存在する」ことが分かればすんなり受け入れてもらえる話なのだと思いました。 じゃあ、この後どのようにすれば量を減らすことができますか?と続けたかったのですが、40分だとここまでが限界でした。また機会があれば、お話しする約束をして授業を終わりました。 放射線について小さな子供たちに何と伝えるのがよいのか、色々な意見があります。危険性だけを伝えるようにおっしゃる方もいれば、その反対もいます。何が正しいか、どのように伝えるかは議論のあるところだと思います。今回の私の経験が少し何かの参考になってくれればと思います。 授業だけではなく、先日ご紹介した社会科見学や地元の農家さんを訪問して、どのような対策を立てているかについて直に触れることも有効だと思います。色々と述べてきましたが、結局、子供たちが元気に尊厳と自信をもってのびのびと生活してくれれば、それで良いのかもしれません。 写真:川内村にて。今まで受けてきた検査が何を見ているのか、伝えることも必要です。 ↓ http://apital.asahi.com/article/fukushima/2013092400001.html
坪倉正治の「内部被曝通信 福島・浜通りから」のバックナンバーがそろっています。 http://apital.asahi.com/article/fukushima/index.html
「アピタル」には、医療を考えるさまざまな題材が詰まっています。 http://apital.asahi.com/ ------------------------------------------------------------------------ ご覧になる環境により、文字化けを起こすことがあります。その際はHPより原稿をご覧いただけますのでご確認ください。 MRIC by 医療ガバナンス学会 http://medg.jp --------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------ |