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科学者が放射能騒動に関わらなかった理由(ブログ版ききみみずきん)
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/677.html
投稿者 会員番号4153番 日時 2013 年 9 月 21 日 07:02:20: 8rnauVNerwl2s
 


「ブログ版ききみみずきん」から
http://blogs.yahoo.co.jp/bloom_komichi/66459413.html


原発事故から2年経って、多くの人が癌や奇形をデマと理解してきたこの頃は「事故当初は”チェルノブイリ事故とは性質が違う””健康被害が出るのは瞬間被爆 100 m㏜ 以上で、今回の被曝量は少ない”などと言っていた専門家が、事故後数か月後にはマスコミには出なくなってしまった事が残念」という意見を時々聞きます。

地震や津波の被害に苦しみ、初めて見た原発事故のパニックから「誰かを悪者にしなければ気が済まない」気持ちがマスコミやネットを通じて増幅し、政府や東電社員を罵倒し、科学技術に対する憎悪さえ渦巻いていたあの頃は、インフルエンザ騒動と同じ「振り返ると理解不能な日々」でした。
エセ正義の科学者達など、妙に嬉々としていた方もいましたけど。

あの頃の異常な雰囲気や自分の身の上に降りかかったことを自分自身もあと数年すると忘れてしまう可能性があるので、信夫山ネコさんのブログでコメントした内容を補足しつつ転載します。
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-143.html
(元のコメントが掲載されている記事)
私が考える「科学者が放射能騒動に関わらなかった理由」は以下の通りです
(1)ネットによるバッシング
(2)職場への嫌がらせ
(3)職場からマスコミ露出を止めて欲しいという要請
(4)歪んだ正義感に冒されたリアル知人からの罵詈雑言
(5)研究業界のリアル知人との人間関係
(6)「危険」と言う方が思い遣りのある人と取られやすい雰囲気
(7)勉強が面倒
(8)関わっても利益が無い
以下、私が見聞きしたり実際に体験した例を記録しておきます。
放射能騒動に関わるとどのような嫌がらせを受けるか

(1)実名で twitter やブログで発言していた同業者が個人攻撃により鬱になりネット落ちし、一時休職した
(2)実名で twitter やブログで発言していた同業者が個人攻撃に耐えたものの職場に苦情の電話が来たり、研究室に嫌がらせ電話や嫌がらせメールが来て発言を控えた
(3)苦情電話に辟易とした職場やその上部組織からマスコミ露出を止めるように命令された
私は当初は匿名ブログでしか発言していないのですが、原発事故から1年くらいは「人殺し」といった内緒コメントや匿名メールがあって、実際に「放射脳の○○が bloom さんの身元を暴こうとしている」という忠告もあって、家族の身辺にも注意していたし、私自身も警備の手薄になる時間帯やキャンパスに人が少なくなる夏休みはなるべく大学にいないようにしていました。
特に小さい子供のいる人は家族への攻撃を考えると、かなり慎重になるでしょうね。
放射能騒動に関わるとどれくらい人間関係が辛くなるのか

(4)家族や友人、高校や大学の同窓生から「御用学者」と罵られた
(5)放射線生物学に無知な割に変な正義感のある研究業界の大御所に「オマエのような者の顔も見たくない」と言われた
(6)放射線対策や風評被害対策に関る立場の人が「微量の放射性物質では何も起きないので、ある線量以下は対策が不要ではないか」と意見をして「国民の不安に寄り添っていない」と注意を受けた
(4)は某専門家の方から「NHKのあの番組を見た数十年来の友人から”オマエが原子力村の一員だったとは、失望した”と縁を切られた」などと話を聞いて、今は和解出来ていたらいいな・・と思っています。
http://jein.jp/npo-introduction/message/250-appeal4.html
(「追跡!真相ファイル: 低線量被ばく 揺れる国際基準」は生物学者から”科学的な捏造”という指摘多数)

私自身もブログ記事に書いたように父や叔父(物理学者)に罵られ、長年お付き合いのあった同業者からもブログに「科学者としての適性に問題がある」といったニュアンスを含むコメントをしつこく入れられて、結構堪えました。
学会で学生時代からお世話になっていた某教授に「健康被害が起きるに決まっている」と言われ、ひるまず議論をして相手もやや納得して戴いたこともあります。
でも業界全体にかなりの影響力の柳田先生の「微量の放射能に反応する放射能弱者がいたらどうするんだ!」というブログ記事に対しては本人に直接言わずに(直接メールをやりとりするほど親しくないし)、このブログで「あり得ないよ」という記事を書いただけです。

私は教育者でもあるので、仕事上で不利になるだけではなく、学生を守るために面倒を避けた部分もあります。
でも科学者としては、同業者が「福島は危険に決まっている」と酒の席で言っているのに、相手の身分やキャラが怖くて軽くたしなめる程度で済ませた時など、科学を裏切ってしまったように感じて辛くなります。
物理系の人にムラサキツユクサ研究のデマっぽさを説明する時など、一度で理解してもらえそうもない時は一旦引く方が良い場合もあるのですけど・・

NHKのデマ番組もそうですが「危険だと煽って間違っていても責任は取らなくて良い」という間違った感覚が、無駄なエセ正義を増幅させているんですよね。
実際は危険→避難→住居や家族を失う・・というかなりの損失があるので安全も危険も相応の覚悟を持って言うべきことです。

私と揉めた親族も知人も飲み会で危険を煽っていた同業者も根拠があって発言している訳ではないことは、少し話しただけで分かりました。
彼らが福島の復興のために動いた気配もありませんし、もちろん今も反省しているようにも見えないので、ただその時に何か正義っぽい事を言いたかったんだろうな・・と思っています。
放射能騒動に関わるとどれくらい負担が増えるのか

この部分は私の体験を書きます。
(7)微量の放射線が健康被害を起こす可能性が低いことを淀みなく説明するには、分子生物学と細胞生物学の知識が必要で、実験動物を使った解析の経験があり、疫学調査のデータを読む力がある私でも、様々な分野の研究者から情報を集め、最近の論文なども目を通して勉強する必要がありました。また、福島の状況が過去の文献に照らしあわせてどの危険性に相当するのかを判断するためには、様々な観測データに目を通す必要もありました。

(8)私が実名で放射能による被害は小さいと発言したのは2011年10月の授業から、学会や講演など公の場だと2012年5月からですが、私は放射線生物学は専門ではないし、私が専門家だとしても一般人への解説をしたところで国の依頼を受けていない限りは何の業績にもなりません。授業で放射線生物学の基礎を扱うことも特に要請はなく、大学生にとってその知識が必要だと判断したためです。
私は記事を書く時や、質問コメントに対して返事をする時は、万一自分の分析に間違いがあって被害が起きたらどうしよう・・とかなり勉強しても一抹の不安は抱えています。
それでも、自分が福島に住んでいたら家族のためにどのように判断するのか考え抜いた、自分が論文を書く時くらいの「様々な可能性を考えた上での、科学的に妥当と思われる判断」ならば、それを発言することも科学者の義務だと考えています。
ただ「危険」を肯定する方が除染が進んだり補償金が増えたりして福島県のためになるのかも・・という科学とは違う悩みも持っていて、児玉先生の国会泣きなどに対しては判断が遅れた部分があります。
放射能騒動に関わるメリットは無い

このように、放射能騒動に関わってもデメリットの方が大きいので、同業者の多くは学会などで「あの放射線量で健康被害が起きるとは考えにくいよね」などと言いながら関わりを避けてきました。

実際、ここ2年は騒動に巻きこまれた自分の精神が消耗し、時間が取られて研究活動や学生指導がおそろかになり、それでさらに鬱っぽくなった面があるので、面倒に関わらずに研究に集中する方が税金で研究をしている立場としては正しい行動のようにも思えます。
勇気ある科学者達を守るには

福島県の放射線対策に関わって来た山下先生や中川先生はかなりの攻撃に耐えてきたことが想像出来ますし、実際、小出尊師と対決をした小林先生はかなり精神的にタフな方です。

あの先生方の場合は国から放射線アドバイザーの依頼を受けていたり、放射線医学の専門家として発言することや、一般人に放射線について説明することが仕事として認められているので頑張れるという面はあると思いますが、深い科学的な知識と、客観的な科学こそが社会のためになるという信念が彼らを動かしているのだと考えています。
反原発の旗手であったのに「現在の放射線量は危険とは考えにくい」という発言をして裏切り者扱いされた安斎先生は思想より科学に従った、科学者の鑑だと私は思っています。

2年以上経った今は「最初から安全と言ってくれれば良いのに」という話は出ますが、最初の1年の異常な雰囲気を思い出すと、次に似たような問題が起きてもまた沈黙する専門家は多くなると思います。
この問題に関しては何らかの対策が必要ですが、有効な対策は現時点では思いつかないので、記録だけは残しておきます。


<参考リンク>

病院関係

・国立がん研究センターが放射線影響について緊急記者会見
 100mSv未満の線量なら発がんリスクなし
 http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/hotnews/int/201103/519126.html


・みなみ整形外科クリニックのホームページ
 http://minami-seikei.jp/qa.cfm


・新潟県立中央病院 
 http://www.cent-hosp.pref.niigata.jp/shinryou/houshasen/q&a2.html


・東京大学 教養学部/大学院総合文化研究科
 http://radphys4.c.u-tokyo.ac.jp/~torii/lecture/Torii-radiolect-dbs-No6.pdf


・ひまわりの種
 http://blog.goo.ne.jp/yi78042/e/0753e643211a4a1cf841e6a482333847


・風評に惑う前に禁煙を!(原土井病院)
 http://www.haradoi-hospital.com/sb/log/eid17.html


・放射線の影響VS生活習慣−計画的避難区域の放射線量とは(山村クリニック)
 http://www.yamamura-clinic.net/clinic_column/?p=161


・横浜市立大学大学院医学研究科教授(放射線医学)
 http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/houshasen/kouhou-teisei/kouhou-houshasen-new.pdf
 


日本保健物理学会
 ・http://radi-info.com/q-1534/index.html
 ・http://radi-info.com/key/syougai/
 ・http://radi-info.com/q-1416/index.html
 ・http://radi-info.com/index.html@p=3761.html
 ・http://radi-info.com/q-1243/index.html


一方、中国では東トルキスタンでの核実験の影響で、ウイグル人に対する民族ジェノサイドが行われているようです。

・新しい日本から
http://blog.livedoor.jp/tamaichikoku/archives/50206254.html


 

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コメント
 
01. 2013年9月21日 07:38:00 : pj0KXIvxBk
IAEAさえ認めるレベル7の原発事故。
そして、チェルノブイリ事故でさえなかった
膨大な汚染水と海洋への放出。

そういう事象を物理(物の理)であって、
心理(心の理)ではない。

なぜ、「騒動」とか「嫌がらせ」とか心の有り様に
放射性物質を置き換えられるのか?
「不安」「風評」もおなじ類いの言葉である。

笑っていれば被曝しないと言う学者に対して、
外国メディアが、じゃ、原発周辺で採取した汚染された
草花や昆虫は笑っていなかったから、汚染されたのか?
と詰問して、言葉に窮していた。

そんな、愚かなロジックである。
チェルノブイリ事故のその後を現地をみて歩けよ。
事故原発で棄てられた町や村が元通りになってるか?
現実とは決して心で解釈するものではなく、
目の前にあること以外の何ものでもない。


02. 2013年9月21日 07:45:17 : 4YKYPNs7P2
>(7)勉強が面倒
>(8)関わっても利益が無い
世の大半の『科学者』なる存在が今回の問題に対して基本的に無知無能であることを雄弁に語っている話だな。なお、これについては医者も同様のようだ

03. 2013年9月21日 07:54:00 : A4GQ7o9O02
放射能が安全だと言ってるやつらは自分がジルコニウムかウランとでも勘違いしてるんじゃないか?
とは、アーサーさんのおことばです。
物理学(科学至上主義)バカには、生物個体の微妙な個体差や生体内、細胞内での繊細な反応まで心が及ばないようです。品のない言葉を使ってしまった、すんません。

04. 2013年9月21日 07:54:35 : Y2bkRRrsZQ
>自分が福島に住んでいたら家族のためにどのように判断するのか考え抜いた

もうこのへんが机上の空想に耽る悪徳科学者ぽいね
いたらの仮定ではなく、だったら福島浜通り警戒区域内に住んで低線量被ばくの影響を
実証してみればいいじゃん。目の前に研究素材が転がってる、論より実践じゃ?
科学者にも立派な人はいるのは十分知ってるけれども、
どうやら原子力ムラ周辺の科学者という方々は、タテマエと本音のかい離が激しい
のには例外なしのようで。


05. 2013年9月21日 09:05:05 : HDwovAiKsc
 04さんまでのコメントに全て同感です。
 性懲りもなくカルトコメントを投稿し続ける4153の人間性と倫理観の欠如に唖然とします。

06. 2013年9月21日 09:48:26 : PNl0Cw2SJ2
今年5月に茨城県東海村の原子力実験施設で放射性物質漏れの事故があった。

警報が鳴っても警報機を止め、あろうことか換気扇を回して放射性物質を室外に放出していた。

同じ科学者でも、武田教授は民間企業で放射線を規制する法令を遵守しながら働いたから、事故当初から1msvという規制値にこだわる発言を続けた。

多くの科学者は人命と研究を切り離して考えているのではと思う。

歴史を振り返っても科学は多くの戦争兵器を生み出すことに利用され、民生品は軍事産業の転用です。

どれだけ綺麗ごとを並べても原子力技術は原爆の転用です。


07. 2013年9月21日 10:26:28 : SOPwrfGC4w
>>03
>物理学(科学至上主義)バカ

それは誤認だと思うよ。物理学と科学は指すものが違うという話はさておき、物理学
的に言えば放射線が細胞にダメージを与えるのが確実なのは明らかなわけで、「その
ダメージを喰らってもあるレベルまでは大丈夫」などという考えの部分は物理学
でもなんでもない。

今回の事故後に科学というものに対する不信が増大しているけれど、その不信を与えて
いるものは、「科学のふりをした似非科学」や「学術研究者や医者の肩書きを持った
人の非科学的発言」。真に科学的な発想からは、「大丈夫」などという言葉は発せ
られない。

真に科学的な発想からは、

・線量よりも土壌汚染の度合いを重視
・外部被曝よりも内部被曝の方が危険
・可能な限り汚染の少ないところに避難、可能な限り汚染の少ないものを摂取
・除染は無理

というような考えに至るとしか思えない。そうならないのは、様々な理由や事情から
科学的な考え方が出来ていないからだと思う。

実際のところ、様々な理由や事情といったしがらみの少ない海外の学者ほど、上記
のような考え方ができている。

「科学のふりをした似非科学」や「学術研究者や医者の肩書きを持った人の非科学的
発言」と真の科学を混同するのはやめよう。この事態を是正するのは真に科学的な
アプローチしかないわけで、クソ(似非科学や非科学)と一緒くたにして科学という
言葉の付くものを全否定している場合ではない。


08. 2013年9月21日 10:32:39 : 4GnRQ1DEFw
これって反対じゃねーの?
放射線の危険性を危惧する学者が言ったとしたらよくわかる。

つーか、放射線の専門家ってほとんど沈黙してるよね。


09. 2013年9月21日 10:41:26 : IL3lrOSfTw
>家族や友人、高校や大学の同窓生から「御用学者」と罵られた
そりゃ罵られるでしょう。放射能が安全という学者は決まって御用学者しかいません。

ただちに影響はない、と報道しながら、その隙に東電関係者はみんな逃げましたもん。
原発を知る人たちが一番先に逃げ出したのに、「放射能は安全」だなんて、どの口が言えるのでしょうw

保安院の福島原発出張員は地震の翌朝5時には、福島原発からトンズラ。
県内のバスは東電社員家族たちだけを乗せてソッコートンズラしました。
住民たちが避難する時はバスがなくて近県から手配するのにかなりの時間がかかって、多く被曝してしまいました。。
SPEEDIを隠蔽したのも、住民たちが情報を知れば渋滞してしまうからです。東電社員たちはSPEEDI情報を知っていたので、ちゃんと風上に逃げました。
バスを手配するのに手間取って取り残された住民たちは、知らずに風下に逃げて余計に被曝してしまいました。
▼東電社員と家族、避難民置き去りで逃げていた
http://ameblo.jp/nukfree/entry-10928541745.html
▼3月11日の震災発生直後、総務省消防庁は、福島県にいた群馬県の緊急消防援助隊に、福島第1原発半径20〜30キロ圏内付近の入院患者を搬送するよう打診した。そのとき、前橋市消防局司令長の戸丸典昭氏を現場の責任者とする緊急消防援助隊は、この要請を断った。
http://diamond.jp/articles/-/16543
米軍は軍関係者に福島第1原発から80km圏内への立ち入りを原則禁止。在日アメリカ大使館は原発80km圏内に居住するアメリカ人にたいして、圏外退避を勧告。
厚木基地の米軍も逃げています。http://saigaijyouhou.com/blog-entry-474.html

みんな自分たちだけ逃げ出して、住民には「放射能は安全だ」なんて。。殺人鬼としか思えませんね。


10. 2013年9月21日 10:57:38 : i7zdqvvKcM
>>04さん
私も同感です。

このブログ主さん、会員番号4153番は
安全だと言い切るのなら、実際にご自分がその場所に住み、水、食料すべてを地産地消し、その際に、学者さんらしく毎回の食材の線量、自分の体調データを取って、逐一ブログなりTwitterなりで、是非発信して頂きたい。

何年か、その経過を見させて頂いてから判断したいと思います。


余談ですが、かの地で復旧作業に携わっている国家公務員の方々は、赴任の際、女性や子供を同伴しないよう、口頭で伝達されているとも聞きます。推して知るべしです。


11. 2013年9月21日 11:04:46 : i7zdqvvKcM
>>10です。
↑失礼、呼び捨てはいけませんね。

×このブログ主さん、会員番号4153番は
○このブログ主さん、会員番号4153番さんは


12. 2013年9月21日 11:47:40 : wMKxwOtVzU
放射線がある程度安全といういわゆる御用学者とよばれる人を知っていますが、彼は学生時代に広島の原爆の惨状を実際に目の当たりにして放射線生物学を志したと本に書いています。
また、本人も放射線被曝で入院し,一度死にかけたとおっしゃってました。
まさに、本の虫の様に暮らしてられました。

13. 2013年9月21日 14:56:52 : MJZ9DDHW3A
☮☮2013年9月21日(土)17:00 広瀬隆氏講演会『福島・原発・憲法 今、私たちが知るべきこと』〖IWJ青森1〗
http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1

14. 2013年9月21日 15:01:05 : Pwt204h5bA
会員番号4153番さんのブログは、イソップ寓話「すぱいブドウ」ですね。


15. 2013年9月21日 16:49:35 : YZc2HGnTIY
 多摩散人です。

 ここに書かれた事とリンクされている資料は、良心ある社会的弱者である或る科学者の、愚かな大衆への抗議を封じ込めた、せめてものタイムカプセルなのでしょう。1〜14に代表される専門知識のない人たちの意見に反証を示すには、結局時間が経つのを待つしかない。そう考えてこの投稿をなさったのだろうと、私は勝手に考えています。

 今はまだ事故後2年半しか経っていません。事故後5年になった時、私はあなたがた本当の科学者の、愚かな迷信に冒された社会への、全面的な反撃を期待します。実は本当の科学者の98パーセントくらいが、今は何を言っても無駄と考えて、時を待っているのだと私は観察しています。

 科学者は科学的真実を知っていても、それが社会的に認められないこともある、ということは考えてみると仕方のないことかも知れません。誰も社会を科学的真実によって短い期間に正しく導く力など持っていないのです。「それでも地球は周っている」というガリレオの言葉は、当時は一部の科学者の間でしか信じられていなかったが、今では常識になっています。時間の経過と、その間に起きる事実の検証の積み重ねが、科学の正しさを証明するでしょう。

 私は山本太郎の「ぼくが心配していることが、いつか、あれは無駄な心配だったと皆が笑って思い出す時が来ればよいのだが」というのを聞いて、人柄はよいが実に愚かなことを言う人だと呆れました。この人は、自分が騙されて狼少年の役を演じさせられていることに、まったく気づいていないのです。しかし、私自身は科学者ではないので、科学的反論は出来ませんし、高度な専門知識を持たない大衆が太郎さんのような考えに同調するのは、仕方ないと思っています。

 私は自身は科学者ではないが、あるサークルを通じて、多くの専門家と知りあっていて、その人達およびその人達の周辺にいる専門家の大部分が、今の放射能騒ぎをまったく相手にしていないことを知っていました。今も知っています。また、私は、そういう放射能騒ぎを否定する私の意見を、誰はばかることなく自由に展開できる「場所」を持っていました。

 「阿修羅」も、それ自体は人口100人かそこらの閉ざされた「放射能ヒステリー病院の待合室」のようなものですが、そこへの投稿を通じて、「社会的発言」を行ってきた気分にもなれました。

 そろそろ素人である私の出番は終わり、プロの本当に科学的な説明が大衆に受け入れられる状況が近づいていると私は思います。今まで、科学的無知と正面から戦ってきた科学者が偉大であることはもちろんですが、沈黙してきた大部分の科学者は卑怯でも何でもありません。今は出来るだけ多くの資料を温存し、出来たら「阿修羅」のデータは全部保存して、反撃の時期に備えて下さい。


16. 2013年9月21日 17:32:22 : rmeKwXm37o
>>15さん、何が言いたいのですか! 「反撃の時期」って、誰が,何に対して、何故、その目指すものは?
直截的に論述したらどうですか!

17. 2013年9月21日 17:59:16 : knLmqjSFcw
15は、自分の文章表現に酔って、何を言っているのか自分自身もわからないのだろうよ。
まともに相手にしないほうがいいぞ。

18. 2013年9月21日 18:01:20 : YZc2HGnTIY
>16

 全部15に書いてありますよ。多摩散人。


19. 2013年9月21日 19:14:17 : fwFcMBiHqo
反原発の主張であれ原発容認の主張であれ、感情的に憎悪で対応するのではなく冷静に読み、相手の真意を汲み取る作業が大事じゃないかな?
申し訳ないが、とくに反原発、脱原発のオピニオンを持つ人たちは、なぜか、相手が原発容認だと即、「東電の回し者」「原子力村の工作員」というレッテルを貼って、ただただ汚いことばで罵倒することしか知らない。
これでは掲示板の機能はないだろ。ただの落書き板になってしまう。
もう少し、冷静な立場で他者のことばを聞く耳と目と頭をもってはどうだろう?
さて、
それをふまえてわたしはこの投稿を読ませていただいたが、まるっきり反対だ。
わたしには専門の放射線に関する知識は無い。
だけど、わたしの体験や実感からするといまの東京は非常に危険だ。
あれは福島の事故が起きてすぐのことだが、友人が東京にいるので心配になり、バイクで大阪から東京へ向かった。
当時は震災の影響で東京ではガソリンスタンドがほとんど休業しており、ついたとたん困り果ててしまった。
そして夕方になると突如、雨が降り始めた。わたしはすぐに用意してきた雨合羽を着て一時間ほど走り、とりあえず予約した旅館に辿りついた。
ところがである。
いままで体験したこともないだるさが全身を襲った。雨にすこし濡れたから風邪かなともおもったが、これまで何回もこのようなケースで風邪を引いたことがあるがまったく違う感覚だった。
わたしはベッドに横たわると三日ばかり死んだように眠った。とても気持ちのいい眠りだった。体中の力が失せて筋肉に力が入らない。そして鼻血がまるで水のように突然、とろとろと流れて床に落ちた。風邪のような症状は三日ほどでおさまったが原因不明の鼻血は一ヶ月ほど続いた。
わたしはこれは間違いなく東京で受けた雨のせいだと確信している。
学術的なことは知らない。また、知ったところでわたしの体験を説明できるものではない。わたしはわたしの体験と実感を信じる。
東京はやばいと。

その後、二度ほど東京へバイクで大阪から往復してみたが、そのたびに東京で体調を崩すことが多かった。
わたしは二十代に東京で十年ちかく暮らしたことがあるので水があわないわけじゃない。むしろ東京のほうが大阪より暮らしやすかった。それがどうにも身体がおかしくなる。

悪いことは言わない。東京からできるだけはやく逃げることだ。そうでないといずれたいへんなことが起きる。
風評被害だといわれようがわたしはこの考え方を変えるつもりはない。


20. 3流人 2013年9月21日 19:27:24 : XctgDAAL2QhHk : kPxgH9MS0E
>>15
多摩散人なる方が言いたいのは、もっと時間がたてば、放射能被害が、阿修羅に集まる人々の心配するほど大きなものではなかったことが、事実によって証明されるだろう、ということだろう。そして、そうなったとき、御用学者と評された人々が名誉を回復するだろう、というわけだろう。
しかし、その主張には、さまざまな疑問がある。
以下に列挙する。

@ 放射能の危険があるかないか分からないときは、「危険があるかもしれない」と呼びかけるべきである。
A 放射能の危険があるかないか分からないとき、「危険はない」と断言するのは、無責任な行為である。特に、「危険はない」と断言した者が、放射能をまき散らす側から金銭を受け取っていた場合は、道義的に許されない行為である。
B 水俣病の例を見るまでもなく、公害が発生したとき、多くの場合、いちはやく「危険はない」と宣伝する一連の学者たちがおり、それらの学者の多くは実は嘘つきであるとともに、その後、被害が拡大しても、なぜか罰は受けない。(これは実に憂慮すべきことである。)
C 時間がたって、実際に放射能被害が拡大しても、政府・マスコミは、それを隠す可能性がある。かつて、太平洋戦争における戦闘の敗北を政府が隠し続けたように。
D 「放射能は危険だ」と主張する学者の方が、実際には身を危険にさらしている。それは過去の原発反対派に対する弾圧・嫌がらせの歴史を見れば明らかである。「放射能は大丈夫」と主張する学者は、さほど危険な立場に身を置いているわけではない。
E 現実を見ると、放射能汚染に関して日本は国際的に苦しい立場に立たされつつある。もし、原発事故直後から、「放射能は危ない!」と警告する人々の声に耳を傾け、事故収束にもっと多くの力を入れていたら、汚染水ダダ漏れということにはならなかったであろう。その点で、いわゆる御用学者たちは既に日本の国際的評価を落としたことに一端の責任を持っている。

以上、阿修羅に集う賢者の方々の議論の材料になればと、私の所感を述べた次第である。


21. 2013年9月21日 19:33:35 : v60f0TwDTE
>>15

まずは研究者として、避難民に謝罪することか帰還への助力をすることなんでは?
(規制委員長の田中俊一は、原子力ムラと関係が深いようだが、事故後まず謝罪から
始めたそうで、この点に置いては研究者として専門家として扶持は持ってるご様子だが)

当世が異常なのはむしろ当たり前であって、原発事故と水素爆発で建屋が吹き飛ぶ
というほとんどの人が思わなかったことが発生したんだから。
なにを言い出すかと思えば受けた被害とか、
自分のことばかりでは人の共感は得られないし、まるで子供みたいな研究者が
いることが不思議ですよ。

年間20mSVを含む、100mSV/生涯 以下の低線量被曝には
大きく2つの説があって、今もずっと論争が続いてる現実のファクトがある。
仮に100mSV以下は安全なのだという立場をとるならば、その道の研究者なら
防護服もつけずに研究仲間を募ってコミュニティーを作り、
警戒区域内に実際にある期間、生活してみようと思わないんですかね。
そこで自らを研究対象に、あるいは(子供の)家族含めて身をもって
安全だという証明が出来るなら、これ以上の成果は無い。
2,3年そこに住んでピンピンして帰ってくれば、一般に対する訴求力も段違いであって、
論文書いて発表したら世界中で引用されまくりでしょうし、
彼らが日頃下げ墨んでいる危険厨なるものの存在を完全に否定できるでしょう。
”後方の安全地帯で”事故後に受けた誹謗の被害報告を列挙するよりも生産的かと。

何十年に一度かの好機は、わざわざ海外に出かけなくとも、都心からたった
250kmの場所にむこうから勝手にやって来た。この好機に飛びつかないで
”後方で”言い訳と屁理屈に終始してる様は、やはり一抹の不安があるんだな
ということになるし、避難民を差し置いて身に起きた被害の現状を訴える様は、
エゴにしか映らない。
あるいは今まで大した業績も上げれてないけれど、どこかにとって都合がよい
引用と転載だけで研究を仕上げて、お茶を濁してきたエア研究者のどちらか。

研究からプラグマティズムを抜いて、まだ言い訳と屁理屈こねてる暇が
あるなら、それが研究者の態度なのか?
悩むにしても、ジレンマを感じる方向が違うと思います。
日頃、拝金主義で非難されてるようなアメリカの研究者でもびっくりするような
ネットのみに生息する、空中戦に特化したような科学者というのは、
いかがなものなんですかね。


22. 2013年9月21日 19:49:15 : 7syTzXBjFM
>>20さん
>>0が提示してる医療関係は、特に@の点は考慮すべき点ですよね。
福島事故後、医者の見分け方の物差しの有力な一つを発見したような気がします(笑)


しかし、〜がいったとか、〜によるとの引用ではなくて、研究者ならば、
それも自分が低線量被ばく安全側のスタンスをとるなら、自分を一時ソースに
して研究材料にしようとは思わないのかなあ。
絶好の機会なんだと思うけれど。安全なら健康リスクはゼロ、
論文発表によるメリットは無数。
早野龍五グループは、住民をサンプルとしてるのはいただけないが、
ここで出てくる後方で何かいってる怪しげな教授に比べれば、
事故後に直ぐに実際に現地入りしてるので、賭けとしては悪くないサイコロの振り方かも。


23. 2013年9月21日 22:56:27 : MJZ9DDHW3A
2013/09/21 〖青森〗広瀬隆氏講演会「福島・原発・憲法 今、私たちが知るべきこと」

 2013年9月21日(土)17時より、青森市のねぶたの家ワ・ラッセにおいて広瀬隆氏講演会「福島・原発・憲法 今、私たちが知るべきこと」が行われた。

□主催 青森県保険医協会
□詳細 広瀬隆氏講演会 福島・原発・憲法 今、私達が知るべきこと(なくそう原発・核燃、あおもりネットワーク)

※掲載期間終了後は、会員限定記事となります。


※配信状況により、録画に欠けがあります。なにとぞご了承ください。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/102508


24. 2013年9月21日 23:41:25 : xePEar6lwo
ネット上の自称肩書はあてにならないので、ブログにとりあげられている人がホンモノの「科学者」(ホンモノの「科学者」とは何か、という問題もありますが、それはひとまずおくとして)かどうかはわかりませんが、
「分子生物学と細胞生物学の知識が必要で、実験動物を使った解析の経験があり、疫学調査のデータを読む力がある私…」とあることから、一応、その筋の人という前提を措いておきます。

と書き出して、各論のためもう一度投稿記事を読み直したのですが、どうにもひっかかる。
門外漢の私が言うのは僭越かもしれませんが、この人はほんとに「科学者」あるいは「研究者」なのだろうか?
放射線生物学をわずかなりともかじって「あの放射線量で健康被害が起きるとは考えにくいよね」という言葉がすんなり出てくるものなのか?
1本の放射線が貫くことによって、分子生物学的に著しい反応が起こり、細胞生物学的にさまざまな細胞器官障害が起こるということはもはや「常識」と言っていい事柄ではないだろうか。
その障害がどのように克服され、組織や器官、体全体といった上位のシステムに波及することが食い止められているのか、という疑問ならば了解できる。
あるいは「常識」そのものを疑うことも、科学者の態度としては納得できる。
しかし、そのようなことについての言及はなされていない。
「疫学調査のデータを読む力」についても疑問を感じる。その「力」がどのような要素からなり、どのように適用されるかについての説明がない。
そんなことを語る文脈ではない、と言ってしまえばそれまでの話かもしれない。
しかし、自然界の具体物を対象とする理系の人間ならば、実験事実や理論、論証の具体的な一端を語らずにおれないのでは?という気が私などにはする。
そう思って読むと用語の使い方も少し気になってくる。
「実験動物を使った解析」という言いまわしは、この世界では普通に使われるものなのだろうか?生物関係の論文をさほど読んだわけではないが「実験動物を使った○○の動態解析」という言い方なら見かけるように思う。このあたりは業界のスラングなのかもしれない。
そして「小出尊師」。いかに論敵とはいえ科学者がこういう形容で相手を論難するものだろうか?理論や事実でなく人格イメージの操作に頼った時点で、科学者としての自らのプライドは傷つかないだろうか?

なによりも気になるのは科学者としての探求心。「福島の状況が過去の文献に照らしあわせてどの危険性に相当するのか」もさることながら、今、目の前にある現象については気にならないのだろうか?
この人の専門が何なのかはわからないが、身近の動物や植物、時間が許せば福島の動植物が、細胞レベル、分子レベルに至るまで健全に保たれているかどうか、調べてみたいとは思わないのだろうか?
時間とお金の制約もあるだろうから、論文になるほど緻密に、とは思わない。論文引用で他人を説得する余裕があるなら、自らの観察・考察を提示したいと思わないのだろうか。
あるいはもし疫学に近いところにいるならば、セラフィールドやチェルノブイリの疫学がどこでこじれ、どう推移したか、調査デザインからサンプリング、統計解析に至るまで考察してみたいと思わないのだろうか?
他人を説得したくなるほどの関心があるならば、眼前に広がる現象についての探求心に居ても立ってもいられなくなる。それが科学者の本領ではないのだろうか。たとえマッドサイエンティストの謗りを受けようと。

いろいろ考えこみながら、この文章は「科学者」本人が書いたものだろうか?という疑念が拭えない。

以上、生物系については素人で、その方面の論文は少しばかり読んでみたことがある程度の私の感想です。
投稿記事のブログそのものは読んだことがないので全貌を知らず、単なる誤解にもとづくところも多いかもしれません。
投稿者「会員番号4153番」さんには、こういう個人の思いが強く関わるものについては、他人のブログの丸投げではなく「会員番号4153番」さん自身の見解あるいは引用意図も付け加えていただければと思います。
<参考リンク>についても、それがなぜ参考になると考えたか、一言ほしいところです。

ともあれ、放射線影響の問題については冷静な言論が成り立ちにくい状況があるのでしょうね。
これは、記事の人の立場だけでなく、逆の立場にいる人々についても言えるのではないでしょうか。放射線の危険性を訴えるブログが、記事の人が書いているのと同様のやりかたで閉鎖に追い込まれた、というようなこともネット上で何回か聞き及んでいます。


25. 2013年9月21日 23:59:15 : xePEar6lwo
>>24
記事の人が「教育者」としての立場を重視しているなら、
眼前の平凡に見える世界の一歩向こうには、はるかな未知の世界が広がっている
ということを学生たちに呼びかけるのも大事なことではないかと思います。

26. 2013年9月22日 00:43:34 : 9ullRFWew6
知人に放射線関連の研究者がいますが、その方は”全く今の状況は問題ない、食べ物なんて気にする方がストレスだ”と平気でいて、実際何でも食べていました。研究所では”放射性物質が人体に及ぼす影響”や”放射性物質が環境に及ぼす影響”は研究としてつながっていないのだそうです。別の研究者は福島に行ってデータを取っていて、福島では何も起きないと言います。そしてこの方も何でも食べています。”実際福島では甲状腺の問題が起きている””東京の土壌汚染は一万ベクレルの所がある、今も汚染は流れ出ているetc”と言うと、”その東京の値は酷い”とは言うものの、”でも何も起きない、科学に絶対はないが”との意見でした。研究者には、自分が見いだすデータとそれが人体へどう影響するのかを結びつける回路が無いのではないか?一体どういう思考回路なのか?何のための研究なのか?と不思議でたまりません。

27. 2013年9月22日 01:02:24 : rwgORSmgTI
>>13殿ありがとう
今見終わりましたが内容のある講演でした。
一人でも多くの方がご覧になることを希望します。

☮☮2013年9月21日(土)17:00 広瀬隆氏講演会『福島・原発・憲法 今、私たちが知るべきこと』〖IWJ青森1〗
http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1


28. 2013年9月22日 01:16:55 : asjr5pRlIE
千葉・市原のコスモ石油製油所火災では燃焼したのは劣化ウランである。

実は、ハイオクガソリンの添加物はMTBTではなくて

  「劣化ウラン」

ではないだろうか?だから大量に存在し、放射能無害論の根拠と成った?

  電磁推進機研究者談  

PS.私は、善い人間で在ろうと思った事は、一度も無い!

   私は紳士だ!ネットに書き込む紳士だ!


29. 函館の犬。 2013年9月22日 06:51:33 : bhbAK3m6MJQx2 : xPG8gfvDHE
厚生労働省の研究報告の資料によると、タバコを1日1.5箱を吸う喫煙者の放射性物質の被ばく量は、年80ミリシーベルトにも及びます。
放射性物質のポロ二ウムは、タバコに含まれ、吸いこまれたポロ二ウムは気管支分岐部に集中的に沈着し、α線による内部被ばくを引き起こします。
ニコチンやタールなどの有害物質を除去するタバコのフィルターでも、放射性物質のポロ二ウムは除去できず、ほとんど全部97%がフィルターを通過するとされています。
突然国がこのような資料をだしてきた背景はわかりませんが、何か隠しきれないことがおこってるのでしょう。
α線を出すポロ二ウムは内部被ばくに限定されますが、喫煙者の癌をフクイチの爆発と関連づけないような伏線かもしれません。

30. 2013年9月22日 08:09:26 : H0VBjBGOMA
2個が1つに繋がった桃http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/170.html
4153がこれを食べないのはおかしい。
毎日どこ産の水や米や野菜や魚介類や肉を食べているのだ?4153は全部福島産を食べていないとおかしい。
4153は福島沖の魚を食べているのか?「汚染水は300平方メートル内でブロックされている」から4153が食べないのはおかしい。

4153はどこに住んでいるのか?福島原発近くではないのだろうが4153が福島原発近くに住んでないのはおかしい。

10年間で放射能汚染被害で亡くなる被害者がたくさん出るが、4153に騙された被害者を4153が賠償しないのはおかしい。チェルノブイリのデータから4年後ぐらいからしぼうしゃが増えることがわかるが、福島原発の爆発はプルトニウム原発原発であった為に猛毒のプルトニウムがまかれてしまったし、放射性物質の総放出量はチェルノブイリ以上だ。爆発した原発の数もチェルノブイリ以上で実際はレベル7以上の一番上の位置だ。

福島原発事故は奇跡的に風向きに助けられただけだ。

太平洋の海岸にあり、風向きが陸から海、西から東だから爆発した超猛毒毒ケムリが陸にいかなかったのだ。

超猛毒毒ケムリは絶対に出てはならない燃料棒や原子炉の中身だ。

超猛毒毒ケムリが奇跡で海に行ったからと言って何を悪用しているのだ4153は。

ついでに書くが爆発で福島沖に出たはずの超猛毒毒ケムリは風向きにより海から南に向かったから北関東や南関東にホットスポットを作ったのだろ。
一般的に西は静岡まで薄く積もったと言われて当時静岡のお茶っ葉の線量が上がっただろ。原発推進派が「お茶は薄めるから大丈夫」などというくそ屁理屈を出してただろ。
薄める薄めないの問題ではなく、

原発安全サギでプルトニウム原発爆発により本来有りもしない放射線量が上がった、放射性物質がばらまかれたのが問題なのだ。

あまり発電しないで放射能を発生し生活の危険を増し危険がゆえに余計な経費ばかりかかって、事故でさらに余計に経費をかけて国の財政に無駄にダメージを与えた。

そして税金と電気代からなる原発マネーがくそみたいな屁理屈を作る原発関係者責任者や4153に渡り、原発責任者には日本か海外逃亡したやつがいるぐらいだ。

原発事故収束作業の人件費部分や
廃炉の人件費部分には
既に原発マネーをもらっている原発関係者責任者と4153をあてるべきだ。


31. 2013年9月22日 08:13:52 : YEE4Sl8Pas
発電なんかで放射能などは発生しないのが普通だ。原発だけだ。

原発が核兵器の自爆と似た結果になった。


32. 2013年9月22日 08:25:53 : C9Ny8G1k3M
日本の国はこうなんだろう。日本人がやったことだ。

日本という国はるつぼの中で

  >>。ヨ誰かを悪者にしなければ気が済まない」気持ち>> の虜になって

抑えも見境もなくなり、いじめを集団的に実行するように愚かなことを繰り返す。

これを群集心理のなせる業と言ったところで、世の中を良くする薬にもならなければ、解決も改善も是正にも何の力にさえならないことだ。

どうして日本人はこのように育ってしまうんだろうか。誰もイジメなど教えていないのに。明らかに時と場合によって人間性のレベルが低下して非人間的とも言える行動を取るようになる時がある。もちろん、人間性ということであれば人類に共通することではある。

思想を各自が実行する世の中が人間社会だ。

るつぼの中の人間が時、場所、所および立場によってそれぞれ、同じ事象について主張しているといえども、それは異なる思想が実行されて反映されるに過ぎないことである。このような結果になるのが当たり前の思想を無意識に実行する世の中が今の日本だ。

人間性の教育が重要視され、道徳教育が重要だと多くの日本人が仮に連呼して教育政策を策定する場合などであっても、日本の思想は雑多であり、規範とされる経典および外典の多くは邪宗の邪義がほとんどである。

何でもカンでも道徳を形式的に万全に行おうとも、破邪顕正により思想の取捨選択が正しく行われない限り、道徳教育とは名ばかりで実は無知によるの邪な教育を施すことになることが思い計られるべきであろう。

るつぼの中は常に因果倶時である。法華誹謗の罪により日本国および日本人がこのような状態になっていることには当然の報いがあり、真実に目を背けて生きている罰が当たっているだけのことだ。

邪宗派の真言宗、曹洞宗、浄土宗および浄土真宗、天台宗、日蓮宗、時宗の各宗派の全ての悪僧どもは、速やかに仏説に従い、邪義を捨て去れ。


33. 2013年9月22日 10:21:26 : 9ByjquP1ME
奇形の動植物ができたのが、放射能のせいでないという証拠がない限り、信用できる説ではないですね。放射能で奇形ができたという例ならチェルノブイリほかで十分証明されているわけで、福島は例外というのなら証拠をみせてほしいです。
市井の無学な老婆にも納得できるような説明がほしいものです。

34. 2013年9月22日 11:52:27 : f0gy3fy4XM
ロサンゼルスの大地震の時倒壊した高速道路を評して「日本の高速道路は構造が違うから大丈夫」と言っていたが阪神大震災で日本の高速は倒壊した。そして曰く想定外の地震だったそうだ。チェルノブイリの事故を評して「日本の原発は構造が違うから大丈夫だ」と言っていたが福島の原発はメルトダウンした。曰く千年に一度の大津波だったそうだがその千年は本当かどうか怪しい。日本の学者や政府の「大丈夫」はどうも嘘くさいんだよね。放射能被害についても「チェルノブイリでは有るそうだが日本人は強いから大丈夫」とか言うのかね。

35. 反放射脳派 2013年9月22日 13:00:09 : yij3J5TETFgZc : qexYLQ1gok
>>20さん

@ 放射能の危険があるかないか分からないときは、「危険があるかもしれない」と呼びかけるべきである

現在の放射能の危険はたばこや酒よりはるかに低いレベル。避難、仮設暮らし、過度の心配のほうが癌の危険が高い。だから良心的な科学者は「危険があるかもしれない」なんていわない。

A特に、「危険はない」と断言した者が、放射能をまき散らす側から金銭を受け取っていた場合は、道義的に許されない行為である。

山下先生も中川先生も原子力村から金をもらっていませんよ。調べてみた?

B 水俣病の例を見るまでもなく、公害が発生したとき、多くの場合、いちはやく「危険はない」と宣伝する一連の学者たちがおり、それらの学者の多くは実は嘘つきであるとともに、その後、被害が拡大しても、なぜか罰は受けない。(これは実に憂慮すべきことである。)

これは一理あるが、その水俣病の研究をとことんやった第一人者の西村肇先生は
こんかいの原発事故はチェルノブイリにくらべどんなに大きく見積もっても1000
分の1レベルと言われていました。この論文読んだ?

D 「放射能は危険だ」と主張する学者の方が、実際には身を危険にさらしている。それは過去の原発反対派に対する弾圧・嫌がらせの歴史を見れば明らかである。「放射能は大丈夫」と主張する学者は、さほど危険な立場に身を置いているわけではない

過去にをいてはその通り。しかし現在では「放射能は過度に心配する必要はない」
という学者はあなたがたのような「反放射能派」からたたかれ、危険な目にあって
いますよね。

E 現実を見ると、放射能汚染に関して日本は国際的に苦しい立場に立たされつつある。もし、原発事故直後から、「放射能は危ない!」と警告する人々の声に耳を傾け、事故収束にもっと多くの力を入れていたら、汚染水ダダ漏れということにはならなかったであろう。その点で、いわゆる御用学者たちは既に日本の国際的評価を落としたことに一端の責任を持っている

この意見があなたの(阿修羅の)知的レベルを表していますね。
山下先生や中川先生が「心配ない」と言われていたのは原発処理とは無関係。
過度の心配や避難がストレスとなって健康被害を起こす。それは実際の放射能
被害よりはるかに大きいことがチェルノブイリの研究ではっきりしているからです。事故収束を迅速にやるなんて当たり前ですが彼らには専門外だから何も
発言できないのですよ。それは東電や政府のせきにんでしょう。?わかりますか?


36. 2013年9月22日 13:19:12 : Q82AFi3rQM

この記事はなんでしょうか。

 「ききみみズキン」さんてかたも、体よく4153氏に利用されてますね。
 4153氏の発表される記事はその内容も引用の仕方も原子力発電擁護の
 旗印が鮮明で、結構なことですが、これだけ内容が薄っぺらだとはた
 で見ていて心配になります。
  
  引用されている元記事をお書きになった「科学者」とのかたは実在
 するのでしょうか。実在するのだとすれば非常に子供っぽいかたです
 ね。ま、「笑っているひとに放射能の影響はない」との発言を公にす
 ることができるような存在が「科学者」の中にはおられますから、不
 思議とも思わないが、...。


  4153氏ってなんか悪い宗教に引きずり込まれてんじゃないの?



37. 2013年9月22日 14:03:44 : vmOMaOUogE
放射能騒動、そうどう?

ああ、それは大変、大変、先生さまご苦労様です。

今も事故の処理最中ですけど。


38. 2013年9月22日 16:02:26 : imLIsdo9ho
2013/03/07 「子ども・被災者支援法が進まないのは官僚機構のせい」 みどりの風・谷岡代表に訊く〜谷岡郁子議員インタビュー

〖政治が動く秋─特別公開中〗 会員以外の方へ動画も文字起こしも9月24日まで公開!

※全文文字起こしを掲載しました(6月12日)

 2013年3月7日(木)15時40分から、東京都千代田区の参議院で、みどりの風代表の谷岡郁子(たにおかくにこ)代表が、岩上安身のインタビューに応えた。 谷岡氏は、TPPを巡って立場が反対の、みんなの党との連携について、「公に意見をバトルさせる場を作って、新しい政治の形を示したい」と希望を語った。また、原発事故子ども・被災者支援法が具体的に進まないのは、「全党・全会派が賛成して作られた法律を、国家官僚が無視しているからだ」と、官僚機構を痛烈に批判した。

 谷岡氏は、みんなの党と連携したことについて「物事の判断は、10かゼロかではない。みんなの党とは、脱原発や消費税など、考えが一致する部分が多くある。逆に新自由主義については、まったく合わない。連携する際、協定書には意見が違う点をはっきり書いた。合わないところを明確にして、議論を深めていきたい。また、双方が合意できるものは、共同で政府に対して提言もできるだろう。政策協定は、他の党にも持ちかけている。今は、野党同士で喧嘩している場合ではない。昔の政治家のように裏で握手して物事を進めるのではなく、他の政党も呼び込んで、さまざまな選択肢をオープンに示していきたい」と語り、「今までの永田町政治を変えたいという思いは、一致できる」と強調した。

 原発事故子ども・被災者支援法については、「被災者が、主権者として扱われているか。子どもが外で遊べない。子どもから、子どもらしさを取り上げるほど、残酷なことがあるのか。逃げることも、留まることも、戻ることも支援されるべき。基本になるのは、個人の自己決定権だ」と説明し、原発事故被害の補償責任は国にある、という視点を示した。

 また、原発事故子ども・被災者支援法の基本方針が定まらず、具体的な施策が実行されていないことについて、谷岡氏は「全党・全会派が賛成して作られた法律を、国家官僚が無視している」と痛烈に批判。補正予算委員会で、安倍総理や麻生財務大臣と直接やりあって認めてもらい、東日本大震災復興特別会計の、6000億円積んである予備費を使うと、総理がおっしゃった」と話し、突破口が見えつつある、とした。

 TPPについては、「アメリカを動かしているのは、軍産共同体や多国籍企業だ。国を超越する存在が、自分たちに都合の良い働きアリや、消費者を作ろうとしている」と分析。「然るべき情報を与えられれば、日本の国民は正しく判断できると信じる」とした。

 復興予算奪還プロジェクトに関しては、「役所や産業界の復興ではなく、被災者の生活や人生の再建を行なわなくては。本予算は、具体的な修正をしていきたい」とし、「安倍総理から、原発事故は収束していない、という言質を得たことを、この予算奪還に繫げていきたい」と述べた。〖IWJテキストスタッフ・柴崎/奥松〗

―― 以下、全文書き起こし ――

岩上「皆さん、こんにちは。ジャーナリストの岩上安身です。私は今、参議院にお邪魔しております。これから、みどりの風代表の谷岡郁子議員にお話をうかがいたいと思います。谷岡先生よろしくお願いします」

谷岡「よろしくお願いします」

岩上「お久しぶりです。遅くなりましたが代表就任おめでとうございます。

 以前『みどりの風のすべて』ということで、みどりの風共同代表の4人の皆さんに集まって頂いて、お話をおうかがいしました。(※)しかし最近になって、みどりの風は『女性議員が全員平等で共同代表である』という体制から、谷岡先生が代表になるという体制に移られました。どうしてこのような体勢に変わられたのか、その理由を教えて頂けますでしょうか?」

(※)2012/09/04 「みどりの風」のすべて〜新党への期待と課題〜(IWJより)

 

谷岡「『共同代表』という体制にはすごく良い面が多く、私達はそれで満足をしていたのですが。12月末に政党にする時に、亀井静香さんや、それから平山誠さんが入ってこられ、そういう状況の中で『公党であるならば、責任の所在や、分担責任が明確になるような形の党にしないと駄目だ』という話になり、私が一番年長でしたので『お前が年長なのだからやれ』という話になり、それに対して、皆『異存はない』という話になって『はい。やります』ということで私が代表になることになりました」

岩上「なるほど、わかりました。それから、もう一つ『みんなの党と連携をする』という話題があります。そして、みどりの風の共同代表のお一人であった行田邦子議員が、みんなの党に移ることになりました。

 しかし『みんなの党と連帯すると言っても、政策の部分が一致するのか』という疑問があります。とりわけ、TPPについて、みんなの党はTPPには賛成ですが、みどりの風はTPPには反対、新自由主義に反対をされています。これほど最も包括的に『社会の広範に渡る政策において一致点がない両党が提携できるのか』ということと『どうしてこういう経緯になったのか』ということについて、少しお話しをおうかがいしたいのですが」

谷岡「この問題は、やはり行田さん自身の政治家としての今後を考えた上での判断だと思います。本人も『悩んだ』と言っていました」

岩上「『みんなの党の渡辺喜美代表が、行田さんを一本釣りして口説いた。みどりの党から引き抜いていった』と報じられていますが、これは間違いないのでしょうか」

谷岡「間違いないと思います。ですから、率直に認めたいのは、総合力としての政策の素晴らしさや、仲間の良さという事を別にして……支持率や規模を含むのかもしれませんが……総合力という魅力の点で『みどりの風がみんなの党に勝てなかった部分がある』と、私は素直に思っています。

 しかし、例えば『シーズン途中で選手を引きぬいた野球チームが、今後も野球業界で存在していけるのか』と言えばそれはないと思います。しかし、なぜか日本のルールが生まれる政治の世界では、そういう『ルール無視』ということが当たり前になっています」

岩上「国会は立法府ですし、ルールを決めるところですから、ルール無視はいけませんね」

谷岡「そうなのですが、自分達自身にはルールがありません。ですから、私が渡辺代表に率直に申し上げたのは『これは18歳の新人のドラフトの問題ではないんです。もし、私になにかあれば、みどりの党の代表代行として代表になる人の話しです。これはレッドカードと同じ行為ではありませんか?』とお伝えしました。それから『結党以来仲間として頑張ってきた、私達の大切な同志を失うのは困ります』というお話もさせて頂きました。

 ただ『最終的には個人の判断』ということも、尊重すべきですから『どういうふうに、この問題を建設的な関係に変えていくことができるのか?』という話し合いを持ち、そして、その結果から出てきたのが『政策的な連携』ということだったと思います。

 一つ、ここで申し上げたいのは『私達は、いつも100対0で物事を言っているのか』ということを指摘しておきたいと思います。例えば、この消費税について『賛成』なのか『反対』なのかと言えば、今の消費税の上げ方に対してみどりの風は反対です。しかし『それなら未来永劫、消費税を上げなくて良いのか』と言いますと『そこは考えなければならない』という話になります。

 それから、例えば『消費税に他の流用への穴が開いている』という問題については、絶対に認めがたいと思っています。そして『他の金融関係など、もっと税金が取れるところを放っておいて、庶民増税という事をやっていこう』としていることもそうですし、これは福祉の問題にも関わってきますから問題です。しかし、最近の補正予算の問題で、私達は凄く悩んだ結果、賛成をしました」(※)

(※)安倍内閣が提出した緊急経済対策を含む2012年度補正予算が26日の参院本会議で自公両党や日本維新の会などの賛成多数で可決し、成立した。採決では、賛成117票、反対116票の1票差だった。民主、みんな、生活、社民の4党は、公共事業費の削減などを盛り込んだ補正予算案の修正案を共同提出したが、否決された。 (朝日新聞 補正予算、1票差で可決 参院本会議、維新なども賛成)

岩上「そうですね。一票の差でした。あの場面では、みどりの風がキャスティングボード握っていたと思います」

谷岡「あの場面で賛成をした、その一つの理由として『景気の発揚という、国民の期待があるこのタイミングを逸してはいけない」という事がありました。

 もう一つの理由は、それ以上に大切な事なのですが。この補正予算の審議(※)の中で『「子ども・被災者生活支援法」(※)にかかる経費を、今、用意されている復興特会の予備費6000億の中から出します』と、はっきり安倍総理が言ったという事です。

(※)参議院予算委員会(補正予算審議):2013年02月19日 谷岡代表 YOUTUBE映像2 (みどりの風活動記録より)

(※)〖子ども・被災者生活支援法〗:「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律」(平成二十四年六月二十七日法律第四十八号)のこと。

 (目的)

第一条  この法律は、平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故(以下「東京電力原子力事故」という。)により放出された放射性物質が広く拡散していること、当該放射性物質による放射線が人の健康に及ぼす危険について科学的に十分に解明されていないこと等のため、一定の基準以上の放射線量が計測される地域に居住し、又は居住していた者及び政府による避難に係る指示により避難を余儀なくされている者並びにこれらの者に準ずる者(以下「被災者」という。)が、健康上の不安を抱え、生活上の負担を強いられており、その支援の必要性が生じていること及び当該支援に関し特に子どもへの配慮が求められていることに鑑み、子どもに特に配慮して行う被災者の生活支援等に関する施策(以下「被災者生活支援等施策」という。)の基本となる事項を定めることにより、被災者の生活を守り支えるための被災者生活支援等施策を推進し、もって被災者の不安の解消及び安定した生活の実現に寄与することを目的とする。(電子政府の窓口イーカブより)

 それから、もう一つは、補正予算の根本的な慣行の問題として指摘した事について『そこについて来年度から直していく』という事が、はっきり確認できました。ですから『時間を与えましょう』という事で賛成をしました。これはどういう事かと言いますと、物事の判断は10対0ではなく、6対4であったり、7対3であったり、場合によっては、5.5対4.5という事もあるという事です。

 『どうして、行田さんはみんなの党に行く事を考えるんだろう』と、私達も最初はとても戸惑いました。その中で『行田さんが、そのように魅力を感じるのであれば、私達も話し合ってみようか』と。そして『連携できるところがあるのか話し合ってみよう。脱原発という事については、みんなの党も同じだ』という話になりました。

 そして『今の消費税のこの形はおかしい』、『三党合意はおかしい』、『国会のやり方は余りに古臭い』そして『官僚の天下りとか、官僚本位というのは違う』という事。それから『皆が、それぞれ自分自身になる事ができて、自由度の高い社会にしなければならない』という部分では、みんなの党と全て意見が合うという事がわかりました。

 ただ、みんなの党が賛成をしている『新自由主義』については、みどりの風が考える『日本の自然や人々との付き合い方を含めて、このありようの良さ』という物を崩す可能性がありますので『新自由主義を私達は絶対受け入れられない』という事はベースの問題としてありました。そして『そこは最後まで意見が絶対に合わない』と初めからわかっていました。

 今、協定書がほぼでき上がっているのですが。『私達(みどりの風とみんなの党)は、こういうところでは意見が違います』という事をはっきり書きました。そして、その上で『だから議論を深めよう』、『国民の前でオープンに議論をしよう』という事で、具体的には『共催でシンポジウムなどをしよう』と。ですから、今『みどりの風vs.みんなの党で、TPP、是か非か』という事で大ボクシング大会を繰り広げたいと思っているところです」

岩上「谷岡さんの繰り出すパンチは強そうですね (笑)」

谷岡「それは、向こうは向こうで選手を選べば良い事ですから。そして、双方が合意をして『懸案事項や留意事項だ』と考える事については、共同で政府に対して提言する事もできますし、意見が一致しないところについては『ここは違う』という事も、明快にする事ができます」

岩上「国民に対して『選択肢をこういうふうに提示します』という事も含めて、という事ですね」

谷岡「はい、もっと深い選択肢を改めて示していきたいと思っています。ですから、皆さんにも協力して頂きたいと思っております。そのシンポジウムをネットで流し、しっかり国民の皆さんに見守ってもらうような議論をしっかりして、国民的な議論を深める事を共同でするという事です。『そういう事を一緒にやろう』という話し合いを含めた連帯です。

 それから、よく私達が陥りがちなのは、TPPの慎重派ばかりが集まり、そして賛成派ばかりが集まって、お互いに『そうだ。そうだ』と言っています。しかし『もっと、議論を深めるためには、他にやるべき事があるのではないか。そういう事を含めて考えましょう』と。そういう意味での連携の方向に今向かっています。しかし、これは『一緒になる』というような話では全くありません」

岩上「では、これは『連携していった果てに一緒になる』というような話ではない、という事ですね」

谷岡「それはありません。むしろ、私達が話合い始める事によって『そこに他の人達も入ってきてくれると良いな』という感じです」

岩上「ということは、この『公開の議論の場という連携の場に、与党も野党も含めて呼びこもう』と思っているという事でしょうか」

谷岡「最初は一対一で議論します。しかし、私達は政策協定を他の党にも呼びかけ始めています。3分の2を衆院で持ってしまった大与党が誕生しました。そして、ある意味で、先祖返りの公共土木事業、それから原発推進、果ては、憲法改正で自衛隊を小国防軍にしていくという、こういう状況を見ていた時に、今、野党がやはり喧嘩している場合ではないと感じています。

 ですから『どこでも一緒にやれる』という、共同のプラットフォームを作っていかなければいけないと思いますし、お互いの個性の明確化『ここが違うんだ』という事を、はっきりさせていく事によって、国民の選択肢や、その連携という物のフレームを作っていかなければいけないと思っています。

 これは、かつての『誰かと誰かが両手で握手をして』という、裏で決まるようなの世界ではなく、表で国民が選択していけるような世界を作っていかなければいけないと思っています。そういう意味も含めて渡辺さんとも話し合っています。

 それから、今までの永田町には、日本の料亭政治の中心人物であった、田中角栄や様々なプレイヤーがいました。しかし、私達は料亭で行われる会合の裏で握手をすることによって、政策がどういうふうに決まったのかよくわからないという、こういう物を表に出して、国民から見える形にしたいと思っています。

 そして、一つ私が感じた事は、そういう『21世紀の党でありたい』という事に関しては、両方共が一致できる点だと思っています。しかし、そこはお互いに切磋琢磨して、時には、それこそグローブはめて、というルールの元で殴りあいながら、そして、きちんとしたマッチをしながら話を進めていきたいと思っています」

岩上「政界が格闘技界になりそうで面白いですね。でも、前向きな話だと思います」

谷岡「今、格闘技の話が出てきましたが、私は至学館大学の学長をしていまして、そこで、レスリングの吉田沙保里選手や、小原日登美選手、そして姉妹である、伊調千春選手、伊調馨選手を育ててきました」

岩上「はい」

谷岡「そして、オリンピックからレスリングが競技種目からなくなるという最大の問題を、私はどこに見ているかと言いますと。古代オリンピックの一番大事な事は、そもそも、喧嘩の道具であり、戦闘その物であった取っ組み合いであったものを、ルール化し、ルールがあるところできちんと競う事によって、スポーツにし、それが平和主義、オリンピズムの言わば原点であり、象徴であったというその問題点だと思います」

岩上「『野蛮の文明化』という事ですね」

谷岡「ですから『ルール感を持って殴り合う』という事をしないで、なにか数の力や、お金の力で、それこそ談合のような事をしてしまうところに問題があったのだと思っています。これは、三党合意にも言えと思います。ですから、私は政治の世界でも、ルール感を持ったところで正々堂々と論戦で殴り合う、スポーツのフェアプレイの世界に近づける必要があると思います」

岩上「その道を切り開くには、谷岡さんは本当に適任だと思います。(笑)

しかし、もう1点『みんなの党と連携をしていく』という中で、考え方が根本的に違うのは、憲法の問題だと思うのですが。憲法の問題については、どのように考えていらっしゃるのでしょうか?」

谷岡「憲法は、元々『国民主権』とか言いながらも『実際の実権は政府の手の中にある』という状態です。そして、その政府が国民に対してやりたい放題しないようにするための『権力を縛る装置だと』私達はそんなふうに考えています。

 ですから、上からの『憲法改正』などと言うことは基本的にありえないと思っています。まして、今、衆院が『違憲状態』と言われている中で『違憲議員達が変える憲法はありえないだろう』と私達は思っています。しかし、その一方で『未来永劫、一語一句変えてはいけない』と

は思っていません。しかし、それは民主主義の成熟と共に、国民主権の確立と共に下からの国民の意志として出てくる物でなければならないと思っています。

 ですから、私達が言っている事は『まず、憲法改正云々を言うためには、シングルイシューの国民投票を制度としてきちんと導入すべきだ』という事です。そして『それに対して、真摯に応える制度を作るべきだ』と。

 例えば、私が議員になってから関わった問題の中で、一番困ったのは臓器移植の問題でした『人間の死をどう見なすか』という問題です。これは宗教の問題であり、そして、その人の死生観という物が関わっている問題でもあります。私は、これは政治が決める事ができる問題ではないと思いました。『いくら、私達が国民の代表だと言っても、その人が「いつ死ぬ」という事を私達決められない』と思っています。例えば、そういう問題や、後は、死刑の問題。そして、今は原発の問題があります。こういう問題こそ、まずシングルイシューで国民の投票をして、その過程において、国民が主権者意識に目覚め、そして自らの主権の行使という事について目覚めた時に、初めて『憲法改正』というのは可能になる問題ではないか、というのが、私達の考え方です」

岩上「なるほど、わかりました。前段のインタビューが長くなりましたが。実は今、311から、2年になろうとしています。そして、IWJでは311のスペシャル番組を幾つか作っています。

 そして、311から2年が経過し、幾つかのサブテーマが絞り込まれてきましたので、その一つ一つのテーマを、きちんと絞り込んでお話を伺いたいと思います。

 谷岡先生に、是非、お話を伺いたいと思っているのは『子ども・被災者生活支援法』についてです。非常に素晴らしい内容の画期的な法律を作られたと思いました。また、そのように言われました。しかし、これが何か棚晒しのようになっていて、法律に体力が付けられていない、予算が付けられていない、というような状態になっているのではないかと思います。

 そして、同じように、お金に関わる事なのですが。『復興予算』(※)というものが作られました。ところが、この復興予算の流用が非常に目立つようになりました。この問題が浮上した時に『復興予算奪還プロジェクト』というものを立ちあげるという発表がありました。(※)その中心的役割を、谷岡先生が果たされていらっしゃいますので、今日は311の特集として、この二つについてお話を伺いたいと思います。

 まず『子ども・被災者生活支援法』なのですが、この法律には画期的な点が幾つかあると思います。その点を、谷岡先生ご自身からお話して頂きたいのですが」

(※)〖復興予算〗東日本大震災の復興に使う政府予算。国は震災から5年で19兆円を投じる方針で、そのうち1兆円は被災地以外の防災対策に使える全国防災対策費とした。財源のうち10・5兆円は所得税、住民税に上乗せする復興増税で賄われる。2013年から25年間は所得税に税額の2・1%分、14年6月から10年間は住民税に毎年1千円が上乗せされる。( 2012-10-25 朝日新聞 朝刊 横浜 1地方 )(kotobanku.jp 朝日新聞掲載「キーワード」の解説より)

(※)2012/10/24 復興予算奪還プロジェクトチーム 発足記者会見
冒頭の挨拶で、みどりの風の谷岡郁子共同代表が、「今回、復興予算奪還プロジェクトチームを有志で発足し、ここに17名が集まった。復興予算の流用は非常識、不公正である。この会は、復興予算の流用問題に疑問を唱え、もっとも被災者のためになる方法を検討していく。現在、復興予算の流用は合法になってしまった。しかし、それを合法化してしまった原因と責任は、自分たち議員にある。被災者のため、被災者に予算を奪い返すために、このプロジェクトチームを立ち上げた」と要旨を述べた。(IWJより)

谷岡「この法律は『国と国民との関係性』がテーマの法律です。はっきり言いますと『彼らは主権者として扱われているのか』という事を、被災した方々を見ていてつくづく感じました。

 例えば、津波で被災された方々の事情や、気持ちを考慮せずに『あなたはあそこの仮設住宅に行って下さい』という事がお起りました。それから、原発の問題では『ここは放射線量が高いから逃げて下さい。ここは放射線量が低いので逃げなくても大丈夫です』と、単純に国から指示を受けました。しかし、その中には、子供も、お爺ちゃんも、お婆ちゃんもいます。お爺ちゃんや、お婆ちゃんは『線量が高くてもここで余生を送りたい』と、思っている人もいます。

 しかし、子供やその親は『こんな線量の高いところで、感受性の高い子供を生活させるなんてとんでもない』と思っている人もいます。それを、一律に年間20ミリシーベルトで『あなたは逃げる人。あなたは支援される人。あなたは支援されない人』と区切ってしまう、こういう主権者の意志には問題があると思います。そして『個人個人の主権者が持っている自己決定権は、どうなっているんだ』と思いました。ですから、まずこの法律を作ろうと思った時に、最初にやらなければいけないと思った事は『主権者としての地位を被災者の皆さんにお返ししたい』という事でした。

 そして、もう一つは『子供に子供らしさを戻してあげたい』という事でした。なぜなら、家の外に非常に不自然な放射能がたくさんある環境の中で、子供達は外で遊べない状態でしたから。

 私達、みどりの風は、本当に『野山で子供達が駆けまわる日本というものを目指して作ろう』と思い結成しました。『子供が野山を走っている時にみどりの風になる。その笑い声が風の音だ』という、そんな願いを込めてみどりの風を作りました。

 その子供達が家の中に閉じ込められて、花や葉っぱ、虫やカエルも触る事ができない状況にいる。しかし、子供は何にでも興味がありますから、探検をしたいと思っている。子供は何にでも触りたいと思っている。しかし、現状では『行くな。触るな』という事を言わなければならない状況下に子供達がいます。これは『子供らしくあるな』という事に他ならないと思います」

岩上「そうですね」

谷岡「この2年間に亘って、子供らしさを取り上げられている子供達がいる。そして、その子供達の子供時代というものが、そういう状況下の中で過ぎ去ってしまう。『子供から、子供らしさを取り上げるほど残酷な事があるのか』という思いの中で『何とか子供達に子供らしさを返す、その出発点になる法律が作れないか』という、この二つの命題が私の中にはありました。

 ですから、まず『自己決定権がある』という事を主張しました。これは、自分の環境についての情報をしっかりと与えられ、選択肢を与えられている事。そして、その人の意志によって、ある一定の線量レベルのところは逃げる事も、又、そしてそこに留まる事も支援されるという事です。

 例えば、いつか線量が下がった時には戻って来る事も支援される事。出て行く人や、戻っていく人には、学校や、仕事、住居といったそういう基本的な国としてのサービスを求める事ができる事。そして、留まる事を決意した人達には、その人の健康というものをどうやって守っていくのかという事。除染やモニタリング、そして健康診断といったものをしっかり作っていかなければいけないだろうという事で、どの方向についても、その元になるものは『個人の自己決定権である』というところに重きを置きました。

 そして、もう一つの大きなポイントというのは、特に子供の場合は『医療費』です。どのような病気であっても、そして、それが『放射能由来である』という事が証明されていなくても、国が『全く関係がない』という事を証明しない限りは、医療費の面倒を国が見る事になるという事」

岩上「『国に立証責任がある』という事ですね」

谷岡「そうです。水俣やエイズ、そしてB型肝炎やアスベスト問題では、常に長い裁判を多くの犠牲者を出しながら戦ってきました。そして、その犠牲者の側が因果関係を立証しないと国は責任を認めませんし、支援もしてきませんでした。この構造を変えるためには『立証責任は国側にあり、その方の健康被害が放射能とは全く関係ない事を立証しなければいけない』としない限り人々は救われません。

 そこで、私達が考えたのは『この放射能と、それによる生活の激変によってもたらされた病気というのは、甲状腺癌以外にも数多くある』という事でした。

 例えば『鬱が酷くなる』という事があります。しかし、これは元々の病気が悪化したものかもしれません。例えば、子供が家の中でゴロゴロして、スナック菓子食べながら、テレビゲームばかりをしている事によって肥満体質になり、糖尿病になる。これは全部、その生活が激変した結果、放射能が環境の中にある結果の問題なわけです。こういう物も含めて考えなければならにあと思っています。

 それから、避難生活の厳しさの中で、医療をしっかり受けることができなくて、悪化したような病気もたくさんあると思います。そういう事をきちんと見ていかないといけないのではないかと思っています。なぜならば、原発政策を誘導してきた『国の責任』というものがあるからです。

 ですから『国の責任は二つある』と、私達は規定しました。一つは、基本的な人権。国民主権者を守る、国の責任としての憲法上の責任。

 もう一つは、この原発政策というものを主導してきた社会的道義的責任。『その両方の責任というものを、国はしっかり果たすべきである』という事を書きました」

岩上「この法律が成立して、法の趣旨を聞いた時に『本当に素晴らしい』と思いました。その一つとして『それぞれの選択に任せる』(※)という事があげられると思います。

(※)子ども・被災者生活支援法:基本理念(第2条関係) 1被災者生活支援等施策は、被災者一人一人が支援対象地域における居住、他の地域への移動及び移動前の地域への帰還についての選択を自らの意思によって行うことができるよう、被 災者がそのいずれを選択した場合であっても適切に支援するものでなければならないこと。

 私は、311以降、福島の方々の今後に心を痛めながら取材していく中で『福島の方達の一人一人の多様な選択をそのままに記録していこう』という事で『百人百話』(※)というインタビューシリーズを作りました。これはまだ作り続けています。百人の、その方達の生い立ちから、今までを聞いていくというシリーズです。

 (※)百人百話 故郷にとどまる、故郷を離れる。それぞれの選択

 そのインタビューの中で、多くの方は『福島に留まるのか』、『それとも出て行くのか』、という選択に悩み、そして『放射能をどの程度危険なもの捉えるのか』、『安全と捕らえるのか』という事で悩んでいらっしゃいました。そういう中で、不幸な事に、その意見が異なる為に家族間や友人の間で意見の対立が起きていました。

 しかし、おっしゃられたように『十分な情報が与えられ』そして『それぞれがそれぞれの選択をして』、そして、それに対して『他方を選んだ者が不利益を被る事がないように協力をする』という事は、とても大切だと思います。福島に留まる人にも支援をし、そして出て行く人にも支援をする。こういうことを、この国のリーダーである人達にしてもらえないだろうか、と思っていたところ、こういう事を考えてくださる方々が立法府にいらっしゃって、この立派な法律ができました。本当に素晴らしい事だと思います。

 そして、福島の原発事故の放射線の影響によって生まれた病気に関しても『国に立証責任があるんだ』(※)と書かれてあります。これは、先程の憲法の概念と深く関わってくる事だと思います。国が勝手な事をして、国が国民を統治するという形ではなく、国民の側が国の責任をきちんと問う事ができるシステムにならなければいけないという事ですよね。これは本当に重要な事だと思います。

(※)子ども・被災者生活支援法(放射線による健康への影響に関する調査、医療の提供等)
第十三条三項。 国は、被災者たる子ども及び妊婦が医療(東京電力原子力事故に係る放射線による被ばくに起因しない負傷又は疾病に係る医療を除いたものをいう。)を受けたときに負担すべき費用についてその負担を減免するために必要な施策その他被災者への医療の提供に係る必要な施策を講ずるものとする。

 しかし、問題は『これがどのように具体的に被災者の状況を改善していく事ができるのか』という事だと思います」

谷岡「そうですね。これは、他の地域でもたくさん他の問題が出てきていると思います。とりわけ、今は『国と国民の関係』という問題が象徴的ですから、そういう問題を取り上げて、私達はかなりラディカル(急進的)な法律を作りました。その『ラディカルさ』というものが、今、困難を抱えている要因になっているかもしれない、と思うところもあります。しかし、後悔はしていません。

 そして、この要因については大きく二つあると思います。一つは、これは統治を国がしてきた考え方と完璧にぶつかってしまうという事です。要するに『所得税は、国税として国民から直接取るけれども、全てのサービスは、県や、自治体を通じて間接的にしかしません』というのが、これまでの国の統治の方法です。ですから、実質の現場に住民は存在しますが、国民は不在という現状です。

 復興庁は『県がこう言うから、自治体にお任せして』と言い。そして、自治体の意見は『我々はこうして県に聞くのが筋だし、県は自治体に聞くのが筋だから、それを無視して住民の皆さんが望まれる事をすることは一切できない』と言う。『住民の意見を聞く』と言った場合、その地区の自治会長さんだとか、役所の方に聞くのですが、大概が60歳以上の男性なんです。そうすると、30代、40代のお母さん達の声はほぼ反映されません。

 ですから、まず一つの問題として、この法律ができてから私が官僚の皆さんと喧嘩をしているのは『国税だけ直接取っておいて、サービスは全部間接的にしかできないというのはどういう事なのか』という事です。

 言わば、本当に基本的な人権だとか、国民の基本的な文化とか、健康や命の権利というものを守る場合に、それに対して、場合によれば、自治体や県がそれに反抗するような事をやってきた場合『国は国民に対して責任を持つ』という概念を持つしかないのではないかと思います。何でも『自治事務だ』とか『そのお金は付けてありますから私達には責任はありません』と言って、そういう責任を避けて来たんです。

 そうすると、福島県にしても、それから自治体にしても、地方交付税は人口で計算をしますから人口が減ると困ります。そうすると、人が避難していくような問題に対しては、全力で抵抗をして来る。そうすると、いつまで経ってもその人達は救われない事になってしまいます。

 ですから、まず大事な事は、これは被災者の皆さんにも申し上げている事なのですが。『私達は住民である前に国民だ、という事をしっかり言ってください』とお願いしています。これは『住民として助けてもらいたい』と言っているのではなく『国民として、国に支援を求めているんだ』という事です。この『国民対国の直接関係という事を言って下さい』とお願いしています。

 その間に挟まる事によって『自分達の責任を常に回避してきた、官僚達に直接の責任があるという事を、私達も働きかけますが、国民の皆さんの方もそこをしっかりと強調して、私は住民として言っているわけではない。国民として言っているんだという事を言って下さい』とお願いしています。そこを、やはり運動として働きかけて行く必要があると思っています」

岩上「国に『責任取れ』と、直接向かって言うという事でしょうか?」

谷岡「『国が』と、全部直接書いてあります。例えば、医療の問題で言いますと、福島の県民に関しては福島県に基金が積んであります。しかし、福島県から引っ越してしまえば、その人達には一切何もない事になっています。不安があっても、健康診断が無料で受けられないという状況です。

 しかし、放射性プルームは県境などを考えてくれませんし、放射性物質は色々なところに飛んでしまったわけです。『これはどうするの?』という問題があります。その問題を、県に留める事によって国は責任を回避している、という構造があります。一つは、その構造が大問題なんだ、という事です。ですから、これが一つの進まない理由になっています。

 二つ目は、予算の問題です。この予算も突破口を作ってしまうと、そういう今の問題を含めて色々な問題が国にかかってくるのを避けたいわけです。ですから、予算を付けてこなかったという問題がありました」

岩上「これは、補正予算の中でお金がつかなかったという事なのでしょうか?」

谷岡「1円もついていません」

岩上「『1円もつかなかった』のに『1円もつかなかったものが通った」というのは驚くべき事だとおもうですが。この法律に『お金がつかなかった』という事は、この法律は現実に対する実行力みたいな物を持ち得ない、という事なのでしょうか?」

谷岡「現実問題ではそうなります。それから、これはおかしな事なのですが。この法律は、実は参議院で先に提出された法案であり、そして、全党・全会派が共同で提出をしています。こんな法律は憲政史上これまでありません。これはいつ解散があり、選挙があるかわからないような衆院ではまず起こり得な事です。参議院だからこそ出せた法律でした。それと同時に、全会派、全党が賛成をして、国会の衆議院・参議院の全議員が賛成して作られた法律です。

 しかし『誰一人反対する人がいない法律を国家官僚達は無視をし続けてきている』というこの事実があります。この事で、日本がいかに官僚の権力が強い国か、という事を率直に表しています。ですから、まず、皆さんにはこの事実に気が付いて頂きたいと思っています」

岩上「なるほど。国会軽視も甚だしいですね」

谷岡「国会軽視もあります。そして、この法律に賛成をした議員の中には、安倍総理も、麻生(太郎)さん、そして、その前総理の野田(佳彦)さんや、城島(光力)さんも含まれています。ですから、全国の国会議員が賛成し、それから総理や大臣達も賛成をしてできた法律というものは、言ってみれば『政治の意思』というものがそこにあるという事ですよね。その『政治の意思』を『官僚は行政の意思で無視する事ができる』という事を、証明してしまったのが、今の事態なわけです」

岩上「例えば、国会議員が、官僚が補正予算の案を作ってきた時に『これはおかしいだろう』と言って、差し戻し、あるいは、国会で議論し『そういう事を積み上げる中で、全ての議員が賛成し、超党派で賛成したこの法律は尊重されるべきだ。だから予算をつけるべきだろう』という事は言えなかったのでしょうか?」

谷岡「皆、頑張って言ってきました。本当に、この法案と直接関わった人は数多くおりますが、その人達はずっと言ってきました。それにも拘わらず、予算がつく事はありませんでした。どこで誰が止めたのか、どういう形で大臣達が官僚の手の平に乗って掃除をされてしまったのか、その詳しい経緯はわかりません。少なくとも、民主党政権の時は、私が民主党を出てからも仲間がたくさんいましたし、大臣も、その必要性がわかっていました。しかし、それができなかったんです」

岩上「民主党の時にはできなかった」

谷岡「そして、自民党政権になってもできませんでした。しかし、今回、補正予算の委員会にテレビが入り、私が総理や麻生財務大臣と直接やり合い、その必要性を認めて頂きましたので、今、官僚大慌てです」

岩上「なるほど」

谷岡「なぜなら『谷岡さんの言っていることが、具体的にどういう事なのかを聞いてきちんとやれ』というふうに、総理も財務大臣もおっしゃったからです」

岩上「そうならない限りは駄目だった、動かなかったという事でしょうか?」

谷岡「動かなかったと思います。私は元々民主党にいた議員です。しかし、残念な事にそれだけの政治的リーダーシップを、民主党の野田さんも大臣達も持っていませんでした。むしろ、今の安倍さんや麻生さんとは、考え方が違う事が山程ありますが、少なくともこの問題については小さな突破口ができつつあります。

 しかも、財源は、復興特別会計に6000億円が積んである、福島等の復興などに使う予備費です。『これを使ってくれ』と、私は明確に補正の予算委員会の中で指摘し『その財源を使います』という事を、安倍さんがおっしゃりました。これは、国会の場で大臣が言明して議事録に残っています。これは総理が言った事ですから、ここで初めて無視ができなくなりました。そういう意味では、野田さんなどは官僚答弁をお読みになるだけで、全く答えて頂けませんでした」

岩上「野田さんに対しては、そういう意味では『失望が深かった』という事でしょうか?」

谷岡「深かったですね」

岩上「これは補正予算を巡る議論ですが。先程の冒頭で『補正予算でみどりの風が賛成するかしないかという事が、大変大きな決定権を持っていた』とお話しました。参議院は『ねじれ国会』と言われており、一票の差でこの補正予算が決まりました。しかし『子ども・被災者生活支援法』に予算を付けるという事に、安倍総理が言明する事がなければ、反対をされていた可能もあるのでしょうか?」

谷岡「『子ども・被災者生活支援法』に予算がつかなければ、反対をしていました」

岩上「もしかしたら、その圧力が大きかった可能もありますよね」

谷岡「この補正予算案には問題がたくさんありますから、私達は悩みに悩みました。『国民の血税をこういうふうに使うのか』という事が、この補正予算案の中にはたくさん入っていましたから。ただ、あそこで反対をしても、まず予算を衆院が優越するという事。そして、今その衆院において3分の2を自公が握っているという事。しかし、これは国民の意志の結果そうなったわけですから、私達は受け入れざるをえないという、そういう状況の中で、参議院で否決をしても4〜5時間遅らせるだけでした。

 そこで一旦戻って、両院協議会を開くのか、それとも衆議院に差し戻すのかと話し合いました。しかし、どちらにしろ、色々な手続きをしても、4〜5時間しか変わらない状況でした。その間に、官僚達は待機をし、結局、その晩遅く帰るという事で超過勤務手当がその分付いただけという事になってしまいます。

 それでも反対をすれば『真っ直ぐ通さなかった』、『戦わずして城を明け渡さなかった』という事は言えるかもしれません。しかしそれは、はっきり言って政治家の自己満足でしかありませんし、これは庶民にとってはたいした問題ではありません。

 ですから『4〜5時間遅らせるためだけに反対をするのか』。それともここで『本当に被災者の皆さん達がこの間ずっと叫ばれてきて、そして、その突破口を開ける事ができなかったこの光が見えた部分を、きちんとコンプリート(完了)するために、ある意味で自公民に「恩を売る」ために、恩を売ってでもそれをするために賛成票を投じるのか』という事を、私達は党内で議論し『この突破口を取ろう』という決意をしました」

岩上「『名を捨てて実を取る』という事ですね」

谷岡「ですから、補正予算案が通ってから、この部屋に、総理以下、皆さんが行列になってこられ、マスコミの方もいらっしゃいました。そこへ総理が入ってくるなり『ありがとうございました』と握手した後『みどりの風の宿題をしっかりやります』と、はっきりとおっしゃられました。その『宿題』というのは、正にこの『子ども・被災者生活支援法』予算の事です。

 甲状腺癌だけではなく、甲状腺の機能障害や異常は血液検査をしないとわかりません。そして、以前から『血液検査をしなければならない』と言われてきましたし、その他の健康問題を考えることも必要です。ですから、今こういう問題を復興庁や環境省と相談し始めています。

 それから、高速道路の料金の問題についても話合っています。例えば、避難している母親や子供のところへ、お父さんが週末に行く時に高速道路を使う時、あるいは、割りと線量が高いところにいる家族が週末に、外へ出て、例えば、二泊三日で帰ってくる時に高速道路を使うなどといった、そういう事に高速道路の無料化という形で使ってもらえれば、子供達を野山で遊ばせてあげる事ができますよね。

 そうするためには、そういう具体的な事をいくつか出すという事をしています。後は、本当に二重生活で母子避難をしている、生活が苦しい方々のために何ができるのかという問題を具体的に話し始めています」

岩上「なるほど。私は、先日、秋田県に避難をしている女性の取材をしました。お子さんが2人いらっしゃって、長男は高校生で『仲間と離れたくない』と言って福島県にいます。そして、次男だけを連れて秋田県に避難されています。物凄く心が引き裂かれる思いで避難をされています。

 そういう状況下で、福島県にいる長男は甲状腺の検査を受ける事ができたのですが、秋田県に避難をしているお母さんと次男に、福島県は『あなた達は県外にいるから検査を受ける事ができません』と言い、甲状腺の検査をさせてもらえませんでした。

 そこで、お母さんと次男は、秋田県で自費で甲状腺の検査を受けました。そしたら、お母さんと次男、そして長男にも甲状腺に異常が見つかりました。この心が引き裂かれている状態だけでも可哀想なのに、全員に甲状腺の異常が見つかり『子供の事が心配でならない』と言って、

気丈なお母さんが涙するわけです。そして、更に『あなたは福島の外にいる人間だからと、冷たい扱いを受ける』という事を聞いて、居たたまれない気持ちになりました。何重にも傷つき、かつ、生活をする上でも負担を負っていらっしゃいます。

 本来ならば、こういう『子ども・被災者生活支援法』のような精神が、行政の全てに貫かれないといけないのではないかと思うのですが」

谷岡「恥ずかしい事ですよね。本当に、国会議員として、政治家として、凄く恥ずかしいと思います。そして、今盛んに言われている『教育改革』、『道徳教育』と言う前に、直接自分の部下である、官僚達の道徳教育をきちんとしてほしいと思います。私は、次の予算委員会で、是非、その問題を取り上げたいと思っています。本当に『官僚の規範意識だとか、道徳観はどうなっているんだ』と」

岩上「本当にそうだと思います。『国民にのみ道徳を強いて、高級官僚だけは全く道徳から縛られていないかのような振る舞いは何だ』という事ですよね」

谷岡「ありえない事だと思います。ですから、私は安倍総理が『基本的人権』や、『基本的な共通の価値観を持っている国々』という事をおっしゃる度に血圧が上がるんです」

岩上「(笑)血圧が上がるんですか。大丈夫ですか?」

谷岡「血圧が上がります。私は低血圧ですから、それでちょうど良いぐらいなのですが。それでも、自分の中で血圧が上がるの感じます。『何が基本的人権だ』と思うんです」

岩上「『基本的人権の制限』という事が書き込まれている自民党の憲法草案というものがあります。もし、夏の参院選で自公が圧勝という事になれば、96条の改正・改憲がしやすくなるとも言われています。しかし、極端な事を言いますと、衆院・参院で改憲が進んでいく可能性もあります。

 その時に、今、谷岡先生が言われた『全ての基礎は国民主権』という事や、『民主主義』という事。そして『基本的人権の尊重』という事。あるいは『憲法が政府を制約する』という事。『国民が政府を制約する』という事。こういう近代の立憲主義を全否定している議員が、自民党にはたくさんいます。『立憲主義も、天賦人権説も、基本的人権も、西洋から押し付けられた物で、我が国の伝統や国柄には相応しくない』などという人達がたくさんいます。

 そうしますと、今お話になっている、全ての事が基盤から崩れかねないと思います。そこを非常に私は懸念をしているのですが、先生はどのように考えていらっしゃいますでしょうか? 7月の参院選には、谷岡先生も関わるわけですよね」

谷岡「本当にそうだと思います。もし、これでそういうものが全て否定されるような事があれば、私は若者に『国を出よう』と言わざるを得なくなるのではないか、というふうに思っています。

 私の娘がよく言うのは『お母さんが議員で頑張っている間は、私もある種の希望を持たなければいけないのかなと思う。でも、もしそうでなかったら、私はどこへ行こうかな』と、トイレに世界地図を貼って眺めてしまうぐらいなんです。ですから『国民を大事にしない国家は栄える資格はありません』という事だと思います」

岩上「なるほど」

谷岡「それから、世襲議員の皆さん方は、まるで江戸時代の殿様や藩主であるかのような、そんな感覚すらあるのではないか、と思います」

岩上「『特権意識』みたいなものでしょうか?」

谷岡「そうですね。『特権意識』あるいは『支配者意識』に近いものだと思います」

岩上「一般の国民を、自分達よりも一段下のセカンドシチズンと見做すような、そういう目線という事でしょうか?」

谷岡「ですから、今の『教育』なるものを見ても『統治しやすい国民』、『国家にとって都合の良い国民のための道徳や規範意識』といったものばかりがあるような気がします。

 『自分でよく観察し』、『自分の中に固有の規範意識を持ち』、『自由な一人の自立した人間として、社会と調和しながら幸せになっていく』という、そういう私が今まで教育者としてイメージしてきたような、個人の教育とは全く対極にあるものを言っているような気がしてならないんです。私は『良い子の教育と、都合の良い子の教育は違うのではないか』と、ずっと言ってきたのですが、どうも都合の良い子を求めているような気がします」

岩上「そうですね。『良い子の教育』であれば、そう悪くはないと思います。しかし、国家にとっての都合の良い子、又、国家にとって都合の良い子を大量生産し、それを鋳型にはめて、たくさん作らなければいけないという事が、国家にとって緊急の課題になる場合は戦争が前提になっていると思います。

 昨年の9月をピークに、尖閣諸島の問題が大変クローズアップされました。しかし、これは、政治的に煽ってきた部分が非常に大きかったと思います。石原(慎太郎)さんの発言から始まり、その背景にはアメリカの思惑がありました。アメリカが日中間の対立を煽り、それを利用しつつ、日本側が少し出過ぎると、安倍さんバッシングをとも思えるような記事を書き、日本を良いように翻弄しながら兵器を売り、しかし、自分達は戦争に巻き込まれないようにするというとても巧妙な操作を日本に対して仕掛けてきているのではないか、と思えて仕方がないんです。

その間に、着々と、今おっしゃるような『都合の良い国民』が作られる体勢が進んでいっているのではないか、と凄く危惧しています。この対外的なアメリカとの関係、中国との関係、それから日本国内の、まるで『かつて来た道』を行こうとしているかのような、この動きついては、どのようにお考えでしょうか?」

谷岡「アメリカが『誰の物なのか』という事が、この20〜30年の間に物凄く大きく変わってしまったのではないかと思います。かつて、アメリカは自由な国民達のものでした。しかし、それが、いわゆる『1%対99%』という問題に象徴されるような状況が起きて、今、アメリカの政府を動かしているのは、アメリカの国民ではなく、やはり今おっしゃった、軍産複合体であり、多国籍企業だと思います。

 それから、多国籍企業というものはどの国に対しても、実は愛国心を持っていません。言わば、多国籍企業が、自らの『儲け』というもの中心にして、人間の問題や命の問題、あるいは、環境問題、あるいは、固有のそれぞれの文化の問題、国民性の問題に対して『こんな物は関係ない』、『我々の利益の邪魔だ』と言い、そこで作られたものが、実はTPPなのではないかという気がします。

 ですから、その全ての企業の利益の観点から見ますと、その国固有の制度や、その国固有の環境を守ったり、命を守ったりする制度を、全部『非関税障壁』と括ってしまい、その企業の利益を邪魔すればそれを訴える事ができ、そして賠償金払わせる事ができるというシステムを作っていくという事に関して、私はTPPはそういう意味においても『究極だ』と思っています。

 そして、今、戦争をしたい人達が、尖閣諸島でしている事や、それから、ほとんどの国民・庶民が『原発は要らない。他のものでも電気を作る事ができる』と言っているのに、あえて『原発を売らなければいけない』という部分もそうだと思っています。

 原発にしても『日立が作っている』、『東芝が作っている』と言っても、日立は、確かGEと提携しているわけですし、東芝は、ウエスチングハウスと提携しています。これは全て多国籍企業です。『多国籍企業』という名の、言わば国を超越しようとする存在が、ある意味、自分達に都合の良い働きで蟻や、自分達に逆らわない消費者達を作ろうとしていて、その構造ができ上がりつつあるという感じを受け取っています。

 ですから、私達は、よく『アメリカが』と言いますが、それは多国籍企業が主にアメリカの企業だからだと思います」

岩上「そうですね。先程『かつて来た道』と申し上げました。国民が都合の良い国民にされて、そして『都合よく使われる』という意味において、都合の良い兵士にされてしまうかもしれない可能性があると思います。

 しかし、その国民を都合よく使っている主体が、今まではアメリカでしたが今は変わっているのかもしれません。もしかしたら、日本の国家権力ではなく、日本の国家権力はその下にあるのかもしれません。しかし、その日本国家の下にある官僚機構が非常に勝手な振る舞いをしています。そして、その真の支配者は『多国籍企業』あるいは『多国籍の資本』になっているのかもしれない、という事ですね」

谷岡「ですから、TPPについての情報を持っているのは多国籍企業なんです」

岩上「その通りです」

谷岡「アメリカの通商委員会の委員長の、ワイデン上院議員などは『上院にも、全くTPPの中身がわからない』と文句を言っています。ですから『TPPはアメリカの意志なのか』という事を考えた時に、アメリカでは外交問題などは議会の意志が強いのですが、その議会の上院議員が『自分達には情報がない』と言っていることを考えれば『アメリカの意志とすら言えないのではないか』という思いが、私の中にあります。そして、アメリカの上院議員が『自分達には情報がない』と言っていますが、日本でも全く同じ状況が起こっています。

 先程『復興予算』の問題が出ましたが。復興予算で一番驚愕した事は、いわゆる、多国籍企業でもあるような、日本産の大企業の工場を作る事などにお金が使われていて、地元の商店街や、地元の漁業組合などの工場を作る、というお金が一桁少ないという事です」

岩上「実際、地元で働く人、地元の商店で買い物をする人、つまり、暮らしを共にしている人達は多いのに、ほんの一握りの企業に予算がついていきます。しかも、復興予算というのは、あくまで被災地を復興させる為のお金であるはずなのに、地域が違うところや、業態にしても、被災地と何の関係もないところに予算がついてしまいました。どうして、こんな事が起きたのでしょうか?そして、いつ国会議員の方々はこの事に気づかれたのでしょうか?」

谷岡「これは三党合意なんです。自公民の三党合意という事については、私達は『消費税の問題があった』と思っています。しかしその前に、この復興の特別会計を作る時の三党合意がありました。ですが、最初に民主党政府案で作っていた復興予算は、被災地以外では使えない事が決まっていました」

岩上「なるほど」

谷岡「それが、三党合意によって変化したんです」

岩上「という事は、これは自公の意志だったという事でしょうか。自公が『被災地以外では使えないという縛りを解け』と、民主党に言ったという事でしょうか。あの時は今とは違い、民主党が政権を取っていました。そして、自公に協力を求めていました。野田さんは、非常に自民党に秋波を送るというような状態にありました。その時の交換条件として『この復興予算の使い道の縛りを取れ』と言ったのでしょうか」

谷岡「多分、そういう事なのだと思います。どうして『多分』と言うかと言いますと、冒頭にお話しましたように、密室の行われる、いわゆる談合というより、ごく一部の党内の意志を無視した人達の談合である、三党合意で決まり下りてくるという、そういう構造になったわけです。その時に、私達は『政権交代は意味が無かった』と思いました。正に、それを廃するはずの民主党政権がそこへ行ってしまったわけですから。

 そして、そういう事が行われ復興予算の流用の穴が開いてしまいました。ですから、そこで『被災地以外にも使える』という間接的な理由を作ってしまったのだと思います。間接的な理由などは、作ろうと思えばいくらでも作るわけですから。頭の良い官僚達は、ありとあらゆる、その間接的な理由を考え出し、蓋を開けてみればそっちが主になってしまっていた。『主客転倒していた』という事になったわけです。その全く同じ文言が、消費税の三党談合にも入ったわけです」

岩上「これは、本来ならば『社会保障に』という話でした。使途を制限していたわけですよね」

谷岡「ところが、今の法案には、全くその同じ文言が復興予算と同じように入れられていて、消費税も流用ができるようになっています。これが私達が消費税に反対する大きな理由です。本当に国民の皆さんが安心をして、たくさんの老後の蓄えを持っていなくても『大丈夫だ』と思えるような状況になっているのならば、私達も消費税の増税を考えないわけではありません。しかし、これには明らかに流用ができるようになっています。それが、三党合意だったんです」

岩上「これも、民主党の元々の案では、一応『社会保障のために』という事だったわけですよね。これも先程と同じ構造で、これを成立させるために自公に媚を売らなくてはいけなかった、そして、自公側から民主党に『こういう条件を飲め』という事になった。

 しかし、この構図は多くの国民は理解していないと思います。その後に成立した安倍政権は、世論調査では『支持率70%』と言っています。しかし『国民のための政治』とは違う事をしているという気がします」

谷岡「『三党合意』というもので、ある意味、民主党政権がそれまでの自公のやり方、自民党、公明党の手法に擦り寄ったわけです。そこで、民主党は決定的に自民党と一緒になる事によって、この三党合意なる物で国民を裏切ったという構図があります。あの時、あれほど多くの議員が反対をして『党が割れた』という理由がそこにあります。

 そして、秋になって復興予算の問題が出てきました。しかしこれは、皆が薄々感じていた問題でした。そして、復興予算の流用が出てくる事によって、それが益々、私達としては確信が持てる状況になりました。

 今朝も、『消費税を上げる』という事で勉強会をしていたのですが。財務省は、この企業減税がなされるという状況の中で税収が減るという、来年度の予算を試算して出しています。ですから『わざわざ、自分の収入が減る事を、せっせとやる財務省って何なの?』という質問をしました。そして『なぜそういう事ができるのか』と言えば、消費税で増えるものを当てにしているからです」

岩上「法人税はこれまでも減らされてきました。そして、1989年に消費税ができてから、2009

年までに220兆の消費税の増収がありました。そして、それと同じぐらいの金額の法人税が減税され、そこに充当されていったという構図になっています」

谷岡「ですから、今『大企業が200数十兆円の内部留保を持っている』と言われているのは、正に消費税の増収分が大企業の内部留保になった事を表しています」

岩上「このお金を『国民の生活や投資など他に回してくれ』と言いたくなるのですが」

谷岡「あるいは、復興予算や被災者に回してくれればと思います」

岩上「大企業にはお金がありますが、国は金がないと言っています。そして、国民も懐は寂しいと言っています。この問題は指摘をされ続けているのに、一向に改善される気配がありません。むしろ、これが加速していけば、更に、この大企業の内部留保が増えていき、トリクルダウン(※)は起きずに、株主は吸い上げられていくだけですよね」

(※)トリクルダウン効果:トリクルダウン効果とは、大型公共投資や税の優遇などを通じて大企業や高所得層の経済活動を活性化させ、社会全体の経済規模の拡大によってえられた富のしずくが高所得層から中所得層に、さらに中所得層から低所得層に流れ落ち、結果として社会全体の利益となるという考え方である。
 第二次大戦後の日本では、政府主導の開発政策の実施によってトリクルダウンの効果はあったという説もあるが、経済構造が複雑化している現代では社会の格差は拡大し続けていることから、この考え方の有効性は疑問視されている。(恵泉女学園大学 恵泉ディクショナリー 谷本 寿男 2012年11月19日)

谷岡「ですから、そこのところが多国籍企業の問題なのだと思います。国内という事で考えて、昔ながらの国内的な状況で考えればトリクルダウンは起きます。しかし、今、トリクルダウンが起こるところは、海外の人件費が安いところに工場を作るという形で全く違うところにトリクルダウンが起き、それによって、益々日本は競争力を失う、という形になっています。日本人が一生懸命汗をかいて出したものを、結局、その大企業は別のところに投資をする、という形になり日本に返ってこない、というこの構図が続いているわけです」

岩上「これは、間接的な取材ですのでお名前も出せないのですが。ある日本の輸出大企業のトップクラスの方が『TPPを、おやりになるならどうぞ。しかし、我々の企業は、世界的なグルーバルな企業だから生き残れますが、日本の国民が働く労働環境はなくなりますよ』という事を言っています。TPPに入っても、その企業はどこからかでも製造をして輸出していく拠点がありますから、日本以外で製品を作ると。資本も移動できるし、現地の人間を採用すれば良いだけだと。

 『ただし、日本の中で多くの雇用を生み出したり、日本の経済と社会を支えるという事はできなくなる。そして日本から工場はなくなる』という事を言ったと聞きました。こういう話を複数聞いています。これは大変な事ですし、国民国家の終焉を指しているのではないかと思うのですが」

谷岡「それが多国籍企業なるものの本質ではないでしょうか」

岩上「でも、一体どうしたら良いのでしょうか?」

谷岡「ですから、みどりの風というのは、そういうTPPという事ではなく、そして、今の世代の一人勝ちだとか、お金だけを価値観とするという事ではなく、やはり、もっと地域として、人間として、文化として健やかな状況を作るというところに、基本的な価値転換をし、そして政治の転換もしていかなければならないのだと思います」

岩上「TPPへの参加を止められると思いますか?この3月中旬ぐらいにも『安倍総理はTPP交渉参加を表明する』という話が出ております。一旦交渉参加をしてしまえば、そう簡単には抜ける事ができるものではないとも言われています。TPPは秘密交渉ですから『その秘密を知った後は出る事ができない』という話になると思います。

 例えが悪いのですが、ぼったくりバーに入って『何の問題もなく出てこられる』と楽観的に言っている状態だと思うのですが。これをどうやって食い止めたら良いのでしょうか?」

谷岡「難しい話だと思います。ただ、私達に言える事は『計算できない未来なんかないんだという事を、信じるしかない』という事です。そして、日本の国民が『しかるべき情報を与えられれば、しかるべき判断ができる国民である』と信じるしかないと思います。その為に、発信をし続け、訴え続けていくしかないんだろうと思います」

岩上「私達は、TPPの問題が菅政権で突如浮上してから『これは大変な事だ』と思い、ずっと追い続けて、民主党の『TPPを慎重に考える会』でも、メディアも誰もいない時から中継をしてきました。今、IWJにはTPP関連の番組の総本数が200本超えています。それから、TPP特集を作っています。『これだけやっているのになあ』と言いながら、中々浸透しないという状況に、本当に歯痒い思いをして来ました。ただ、ここへ来て『本当に身に迫ってきた』と思う人が増えてきたような気がしています。

 谷岡先生もTwitterで発信されながら、他の人達の発信もお読みになられていると思います。TPPという言葉、あるいは『TPPはこういうものだ』という事を色々な人が書いています。そして、皆、非常に的を得た事を書いていますし、しかも詳しくなっています。『ISD条項だけではなく米韓FTAを見ろ』とか、『ラチェット条項』、あるいは 『スナップバック』とか、こういう事がわかる人がすごく増えて拡散していっている、という事を感じるのですが。

 そういう非常に、慎ましい情報の拡散しか今は期待ができないのかもしれませんが。この手の情報の拡散、浸透という事に関して、希望を持たれていらっしゃいますか?それとも、歯がゆい思いをされていらっしゃるのでしょうか?」

谷岡「両方ですね。片一方では、何かそこにも階層と言いますか、情報の格差ができてしまっているように感じています。そして、求める人達には非常に高い質の情報が入っていく一方で、その何というのでしょうか『関係ないや』と安易に言っている、本当は関係している人々。こういう人々が、やはりこの事に関して、どんどん面倒くさく感じるようになってきている感じがします。そして、この二極化の構造という事がやはりあるのかな、という思いがあります。そういう中で、大メディア、既存のメディアというものが流す情報が、本当に質が低下している、という構造になってしまっていると思います」

岩上「『なってきた』のではなく『初めからそうだった』という気もしますが」

谷岡「私がTPPに反対をするのは、これが『人類の叡智の伝統に完全に反している』と思う事があるからです。その一つは『人類の知識は全員の物だ』、『全ての世代の物だ』という単純な発想が、ソクラテスやプラトン、そして孔子の時代からありました。

 そして、そういう形で大学が創られ、そこに図書館という形で知識を保管し『次の世代に伝達する』という形で、教師や学生が生まれてきました。そして、そこに留学生なども受け入れて、世界中に広がっていき『パテント』だとか『知的財産』だとか言わなくても、こういう事が今まで行われてきました。

 その結果、山中さんのIPS細胞なども生まれています。しかし、これは130年以上前に、津田梅子さんが、その元になる研究を実はアメリカの大学でしています」(※)

(※)1889年、東部の女子大、ブリンマー大学に入学した梅子は、生物学を学び、楽しい学生生活を過ごしました。また、指導教官のモーガン教授が後にノーベル生理学・医学賞を受けた論文の前書きに、「この論文が書けたのは津田梅子のおかげである」と書いたほど、必要とされました。しかし、1892年には教授の引き留めを振り切って帰国します。それは、明治政府に対する恩の意識と同時に、日本で自分はすべきことがあるという意識からだったのです。(YOMIURI ONLINE【1】津田梅子とアメリカ―「女子英学塾」創設の背景より)

岩上「そうなんですか?」

谷岡「その長いケーブルの元に突破口が生まれています。その最後の一滴を、山中さんの発見で加え、IPS細胞を使って何かをなした企業が『この大きな池の中の最後の一滴を加えたから、数十年間自分の物だ』というのはおかしい事ですよね」

岩上「おかしいですね」

谷岡「明らかにおかしいんです。例えば、大きなアメリカの会社が『白雪姫を作った』と言っていますが、そのキャラクターが出てくるのはドイツの民話があったからです。それならば『アンデルセンの家族に「人魚姫」のパテントを払っているんですか?』という事になります。それなのに、元になる物に、最終的にある加工したら、それが『全て自分達の物だ』と言ってしまう。

 『過去の叡智』というものは、全て前の世代までの様々な努力の結果を、自分達が引き継いでいるから次の世代にも無償で与える事ができるものです。あるいは、その特許だとか、知的財産権を主張したとしても『それを抑制的にする』という事が、世界中の普遍的な伝統であったはずなんです。これを、今、覆してきているのが、いわゆる遺伝子組み換えをしたりするような会社です」

岩上「モンサントのような会社のことですね。『知的財産権の保護強化』というのは、題目だけを聞くと立派に聞こえるのですが、よくよく見ると、情報空間において、かつ、地表を自分達がいかに専有するかという事に全力をあげているように思います。本来は、先住民が住んでいた土地を『我々は文明人だから、我々が発見したんだから』と言って略奪し、そして所有権を打ち立てて、土地の所有権を確立してしまい、土地を登記してしまうという事をやり続けて、地表に略奪する土地がなくなってしまいました。

 ですから、情報空間、知的財産の世界、あるいは、伝統や知識と言った、皆が共有してきたものに手を伸ばし始めました。土地を例にしますと『入会地』や『公有地』に当たる物を、私的所有してきた事と同じように、皆が共有してきた『共通の知』という物を、今度は自分達で独占的に専有する事を始めようとしています。これは『帝国主義的な領土分割のような話ではないか』と思うのですが」

谷岡「例えば、ある種の楕円形みたいな形が登録されたとします。『楕円形』などというのは、人類が今までどこの文化でも持ってきたものですよね。ですから『それがどうして、たまたま、この楕円形を登録した人の物になるの?』という事だと思います。

 ですから、そういう意味において、人類が皆で共通して作ってきた『知識の入会地』。これを急に『自分の物だ』と、誰かが旗か何か立てた途端に宣言できる、という事をしてしまえば、人類の文明の知的進歩は止まります。

 私は、やはり大学人として長い間生きてきた中で、大学はそういう意味では知識を普遍的なものとして、全世代や全人類に開き続けるというそういう構造を持ったものですから、そういう仕事の誇りにしてきました。ですから、その人間にとって、数十年とか、100年とか、知的財産権がどこかの誰かに所属してしまうというような事は、もう全く考えられない気違い沙汰にしか思えないわけです。私が最初に『TPP反対』と言い出した理由はそういう事なんです」

岩上「なるほど。これは本当に重要な事だと思います。TPPという、一つの条約だけではなく、この新自由主義の、今ある形や情報空間、そして知識、それから、サイバー空間まで全部を含めたところに広がる、帝国主義的な野望と言えば、大げさに聞こえるかもしれませんが、本当に19世紀の帝国主義が可愛く見えるぐらいの野心だと思います。その試みに、一番核心をついたご批判さなっているのではないかと思います」

谷岡「そして、そういう事を私達が考え始めるようになったのは、311がきっかけだった部分が凄く大きいと思います。皆、薄々と気がついていたのだと思います。原発の安全神話にも薄々と気がついていたし『使用済み核燃料をどうするんだ』と事にも薄々気がついていた。

 そして『どうもこの新自由主義はおかしい。格差社会もおかしい』と、薄々と気がついていた。しかし、その『被災者』という形で、人々が難民化し、その人々が全く基本的人権というものも守られない状況になり、そして、国がそれをそっちのけにして、別の人達の為に官僚達が働いている構造が余りにも露骨に見えてしまった、という事が、それまでは、まだそれを『そうじゃないんだ』と思いたかった人達も、そう思わざるを得ない状況になってしまった。

 しかし、そこで『311が起きた』という事で、日本の国民的な覚醒が起きたと思います。ですから、このTPPが、他の国に比べて日本でこれほど大きなテーマになってきているのも、そういう事なのだと思います。

 しかし、それを日本の国民がこれだけ大きなテーマにしているという事は、やはり、このTPPの問題も、311でこれだけの犠牲を払い、311の被災者達、この私達の同胞や仲間の事を見て気がついている、という事が凄く大きいと思います。そして、やはり、そこを絶対に風化させないという事を、していかないといけないのだと思います」

岩上「もしそうであれば、冒頭の話に少し戻るのですが。みどりの風が『TPPには賛成である』と言っている、みんなの党と『手を結ぶ』という事に非常に違和感を感じるのですが」

谷岡「『手を結ぶ』という事は、皆さんそういうものだと思っていると思います。しかし、政治は議論の場ですから『きちんと土俵に乗って議論をするための構造を作るための提携や、連携もあります』という事を、私達は言いたいだけなんです」

岩上「なるほど。先程の話しに戻ってしまいますが『議論のバトルができる場を作るんだ』という話ですね」

谷岡「ですから、例えば、三党合意のような形ではない『フェアな議論のバトルの場というものを作る事も、私は連携として必要なのではないか」と思っています」

岩上「でも、行田さんを取られてしまったのですから、みんなの党から『川田さんをちょうだいよ』という事はできなかったんですか? (笑)」

谷岡「(笑)実は、渡辺さんに言いました」

岩上「言ったんですか?『どっちかというとうちに近いんじゃない』のと」

谷岡「渡辺さんが『それは、川田さんの問題だから』と言われたので、私も『そうだ』と思い、そこでその話は終わったのですが」

岩上「『川田さんはどうして、みんなの党にいるの?』と言っている人が凄く多いのですが」

谷岡「行田さんの事もそう思われている方が多いと思います。行田さんは、新自由主義には反対をしていますから」

岩上「不思議ですね。しかし、色々な事情があるのだとは思いますが」

谷岡「ですから『誤解は、色々な過程の中ではされても仕方がない』と、私達も思っています。しかし、私達が政策協定を今申し出ているのは、みんなの党だけではありません。たまたま、みんなの党が一番最初だっただけです。

 又、反対に、そういう政策での意見が異なるところと、いくつかある政策の中から『ここは一緒にできる』と、協定の最大公約数になる物を結んでいく事ができれば、他の野党も入ってこられる可能性が高くなると思っています。そうする事によって、このまま行けば、自公が何やりだすかわからないような状況を止める事ができるだろうと思っています。今の最大の問題はそこです。しかし、TPPや他の問題が小さい問題だ、などと言っているつもりはありません。

 ここで考えなければいけない事は、やはり野党がバラバラになるような構造というものはもっと望ましくないという事です。そして、やはりフェアにきちんと建設的に議論をし、議論の中から知恵を生み出すという事なのだと思います。その構造を作らない限りは、どこまでいっても、ただの選挙の延長上のバトルグラウンドにしか議場はなりません。私は、選挙は『合戦だ』と思っています。しかし、議場は建設的に議論をし、知恵を創りだす場でなければならないとも思っています。

 その知恵を一緒に創る事ができる相手は、同じ足場に立ってなくても良いし、同じ考え方をする人達でなくて良い。むしろ、そうでない人達と、きちんと話し合う事が新たな知を生み出す可能性になる、というふうに私自身は思っています」

岩上「『みどりの風は生活の党と近い関係ではなかったのか』と思ってらっしゃる方が多いと思います。この協議の場は生活の党との間にも生まれるのでしょうか?」

谷岡「これから作って行けると思います。しかし、生活の党ですと、ほとんどバトルにはならないのではないかと思っています」

岩上「それ程、差がないという事でしょうか?」

谷岡「生活の党が主張している事は、それ程、みどりの風と大きな差があるようには私には見えません。もちろん、物事に対してのアプローチの仕方やスタイルは違うと思います」

岩上「話は変わりますが『復興予算奪還プロジェクト』(※)についてお聞きしたと思います。この奪還プロジェクトが立ち上がりましたが、どの程度成果が上がっているのでしょうか。そして、何をどういうふうに、これからされようとしてらっしゃるのでしょうか。この事についてお話頂ければ嬉しいのですが」

(※)2012/10/24 復興予算奪還プロジェクトチーム 発足記者会見
2012年10月24日(水)12時より、東京都千代田区の衆議院第一議員会館で、「復興予算奪還プロジェクトチーム 発足記者会見」が行われた。東日本大震災の復興予算が、被災地以外に流用されている問題に批判が集まる中、みどりの風が中心となり、党派を超えた議員による、復興予算奪還プロジェクトチームが発足して、会見を行った。

谷岡「『復興予算奪還プロジェクト』は、選挙前に、選挙が迫ってきている状況の中で、私達は復興地の大臣のところまで報告書を持って行きました。『もっと被災者個人や被災者の生活の再建を助けなければいけない』と。いわゆる、間接的にインフラを作るだとか、例えば、そういう東京の会社が持っていってしまうような構造ではなく、要するに役所の復興であり、業界の再建だったりするわけです。それで私達は、『被災者の生活の復興や人生の再建をしなければならない』、『そちら側に復興予算を回さなければいけない』という事で、具体的に書き込んだ報告書を現地の復興大臣に持って行きました。

 そして、それが一定の歯止めにはなってきていると思います。しかし、これは継続して見ていかなければいけませんし、今、野党の中でも、みんなの党も含めて『本予算の修正の協議には早くから入ろう』という話が始まっているところです。

 それから、私達は今回の本予算で、前の野党が出してきたような、全てを削るような事ではなく、もっと具体的に『これを削って、こっちへ』というような形の修正をしていかなければいけないと思っています。

 そして、みどりの風としては、特に復興予算、又は『子ども・被災者生活支援法』に掛かるような予算に『こういう削ったところから入れてくれ』というような提案をきちんとしていきたいと思っています。そして、そういうものが、まとめて野党の修正案になるべきだと思っています」

岩上「このプロジェクトは超党派で選挙前に動き出しました。そして、この選挙が終わっています。今このプロジェクトは稼働しているのでしょうか?

又、超党派の議員達の中には落選された方もいます。ですから、そのプロジェクトに参加されている議員が増えているのか減っているのか、そして、動きはどうなのかという事をお聞きしたいのですが」

谷岡「これは、一番大きなポイントなのですが。選挙後、このプロジェクトの主力となり、参加をしていた議員はかなり減りましたが、今のこの状態でも続けられると思っています。しかし、実際には、予算委員会云々や私達の党の運営などでかなり忙しい事は確かです。

 ただ、これは、今おっしゃられたように、被災者の皆さんやその周りにいる人達を含めて、ある種の協力体制を作る事によって続けてく事ができる可能性があると思います。今、岩上さんとお話をしていて、何とかそういう事をもう一度具体的に立ちあげていく、という可能性を考えていきたいと思いました。

 それから、子供被災者支援の一番大きな原動力は被災者自身です。やはり、被災者の皆さんが頑張ってくださった事が大きかったと思います。彼等が、この2年間でいかにスピーチが上手になったかという、この事を考えると本当に胸が痛くなります。これは本当に本気で訴えられてきたからだと思います。

 そういう意味において、やはり被災者達の原動力というものは本当に大きいと思います。これを、政治の側がどういうふうに繋いでいくのかという事、そして、そこで力を貸して頂けるような構造や枠組みを作る事ができるのかという事を、真剣に模索していきたいと思います」

岩上「311から2年になろうとしています。本当に、ここが節目ではないかと思います。本当は、収束をしていないのに『収束!』という、キャンペーンが浸透し、そして、この後、福島原発事故の問題がフェードアウトしていくような状態にあると思います。少なくとも、国民の意識からフェードアウトしていくような方向に行ってしまいかねない状況にあると思います。そして、そういう方向に持っていきたい人達や勢力の力を物凄く強く感じます」

谷岡「安倍さんには言いたい事が山程あります。しかし、私が本会議させて頂いた『事故は収束していますか?』という質問事に対して『個人的には収束していない』と答えてくれました。あれは大きかったと思います。それから、あそこで官僚の答弁を読み上げるだけではなく『個人的には事故は収束していないと思う』と言ってくれた事が、ある意味でこれからの私達の足がかり、あるいは、手がかりになっていく可能性があると思います」

岩上「証言が取れたという事ですね」

谷岡「この事は凄く大きいと思います。そこだけは評価したいですね」

岩上「なるほど。一つ一つ積み上げながら、是非、被災者の為の政治を取り戻して頂けたらというふうに思います」

谷岡「ありがとうございます」

岩上「今日はどうもありがとうございました。ご視聴して下さった、皆さん、長時間ありがとうございました。谷岡先生、どうもありがとうございました」

〖文字起こし・@sekilalazowie, 校正・Jade〗

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/64386


39. 2013年9月22日 16:41:13 : 2cIUw2Wa0Y
>初めて見た原発事故のパニックから「誰かを悪者にしなければ気が済まない」
>気持ちがマスコミやネットを通じて増幅し、政府や東電社員を罵倒し、
>科学技術に対する憎悪さえ渦巻いていたあの頃は、
>インフルエンザ騒動と同じ「振り返ると理解不能な日々」でした。
>エセ正義の科学者達など、妙に嬉々としていた方もいましたけど。

まったく、その通りだ
日々虐げられている連中もこの時ばかりと
薄っぺらい正義感を振りかざし、
政府や東電、原発推進派等の権力がある連中にくってかかり

相手が反撃できにくい状況にあるため、さらにつけあがり
ヒステリックに叫び続けていた

相手にするのもアホらしいよな
よくわかるぞ


40. 2013年9月22日 17:17:40 : Ih6TDCFygM

38.さんよ

こんなにだら長いコメントなど、誰も読まないばかりか、中に出てくる人物の印象まで貶めているのが分からないのかな?

そんなに重要な内容なら、労を惜しまず、要約してからリンクするなりするのが、読む側への配慮だろうに。

単に、スゴい事実を知らせたい‥のだとしたら、これじゃむしろ逆効果。(笑)


41. 2013年9月22日 17:56:47 : xePEar6lwo
>>26
「放射線関連」といっても幅が広いですからね。
放射線計測自体に関心がある物理系(あるいは電子、情報系)の研究者なら、生物への影響に無関心というのはありうると思います。
生物学は物理系の分野から見ればまったく異質の体系でしょうから。
そういう場合でも放射線取扱の規則は知っているので、100ミリシーベルトでがん相対死亡率0.5%増加という定規を機械的にあてはめて判断するとかあるのではないでしょうか。

42. 2013年9月22日 17:59:35 : xePEar6lwo
>>29
年80ミリシーベルトとはすごい値ですが、「厚生労働省の研究報告の資料」とは正式のものですか? 正式だとするといつごろ出たものですか?

「年80ミリシーベルトのポロニウム云々」について昨年、共産党の紙智子議員が厚労省の資料によるものとして質問主意書を提出しています。
政府答弁は「医学的知見が十分でない」というものでした。
紙議員、誰かにうまく乗せられたのでは?という気もします。同時に年80ミリシーベルトというのがどういう線量なのか、この時代にこの議員は知らないのだろうかと不思議に思いました。 年80ミリシーベルトなら肺がんの原因のほとんどはこれで説明できることになるのですが。
共産党の吉井議員などは原子炉の安全性について鋭い質問をしているだけに、少し残念です。

歴史的な経緯を言うと、「たばこポロニウム年80ミリシーベルト」説は1960年代はじめ、E.F.ラドフォードらアメリカ空軍の研究者たちによって出されました。
当時、アメリカでは核実験などによる放射性降下物の分布、核種分析、体内摂取量の調査研究が原子力委員会主導で行われていました。
調査によって子供の歯にストロンチウム90が蓄積していることなどもわかってきたのですが、それからしばらくして、成人喫煙者の歯からポロニウム210が検出されました。
たばこ1本あたり8〜32ミリベクレル含まれるウラン系列核種(のうち鉛210:何段階かの短半減期崩壊を経てポロニウム210になる)が気管支分岐部で凝縮・沈着して微小ホット「スポット」を作る、という想定のもとで計算された結果が年80ミリシーベルトというものです。
適用された計算方法は、タンプリンらによるホットパーティクル説と同じですが、不溶性固体粒を想定するホットパーティクル説と異なり、沈着過程、滞留時間の想定によって計算結果が非常に大きく異なってきます。
ラドフォードはその後アメリカでの放射線影響評価に大きな影響力を持つことになりますが(中川保雄「放射線被曝の歴史」)、この説自体は公式の政策には採用されませんでした。アメリカ環境保護庁などはタバコ中ポロニウムによる肺がん死亡率は全肺がん中の2%程度としています。
とはいうものの、この説はその後も時々浮上してきます。よく読むと「昔、こういう説があった」というものですが、その部分が省略されて宣伝されることも多いようです。
最近だと2009年のアメリカ科学史学会誌に、アメリカの若手科学史家レゴがアンチタバコキャンペーンの一環としてこの説を紹介しています。


ところで、なぜたばこにポロニウムが含まれているのでしょうか?
一般論を言えば土壌には必ずウラン系列元素が含まれている以上、地球上で生育するすべてのものにポロニウムが含まれているのですが、もう一つ理由があります。
ニューディール政策以降、アメリカでは大量の化学肥料が使われるようになりましたが、リン肥料としてはリン酸塩鉱物が使われます。
リン酸塩鉱物の生成のしかたには大きく分けて水成性と火成性の二通りあり、アメリカのものは水成性です。水成性のリン酸塩鉱物はその分子構造の中にウランを抱えこんでいることが多く、アメリカ産リン酸塩鉱物もかなり高濃度(といっても他の地質に比べれば、ですが)のウランを含んでいます。20世紀にはリン酸塩鉱物から核燃料用ウランを抽出するプラントがいくつもありました。
こういうリン酸塩鉱物を直接、あるいはこれから作られるリン酸(肥料用途のリン酸中にはかなりのウラン系列が残っている)経由のリン酸塩肥料を畑に撒いていたわけです。
たばこだけでなく、ほぼすべての農産物のウラン濃度、ポロニウム濃度が上がっていたはずです。
抜本的な対策としてはリン酸塩肥料中のウラン規制が考えられるわけですが、今に至るもこのような規制を行っている国はありません。
ちなみに、アメリカはリン酸塩鉱物を戦略物資に指定しており、現在、他国への輸出はしていません。このため日本はリン酸塩肥料を主に中国から輸入しています。中国産のリン酸塩鉱物は火成性であり、ウラン濃度は低いものと考えられます。ただし、中国以外からの輸入もかなりあり、すべてについてそうとは言いきれません。
日本はリン資源に乏しいため、都市排水からのリン回収も考えられていましたが、首都圏が放射能汚染された今、それが可能かどうかも気になります。


43. 2013年9月22日 18:02:44 : xePEar6lwo
>>42続き

ウランの話になったついでに、少しおまけを。
先にも書いたように、土壌中にウラン系列が含まれているのはふつうのことです。
日本だと50ベクレル/kg前後といったところでしょう。ただし、地域、地質によって多少異なり、花崗岩質の西日本では50ベクレル/kg、安山岩質の関東ローム層が広がる地域ではこれよりも低目、30ベクレル/kgといったところではないでしょうか。これも局地的な自然・人工地質によってかなり変わるはずです。
田畑に近いところでこれより多めならばリン酸塩肥料の使用履歴をまず念頭に置いてみるべきかと思います。
また火山地域ではかなり特異な傾向を示し、たとえば桜島火山の噴煙はかなりのポロニウムを含んでいます。ポロニウムは沸点が低いのでマグマ中から蒸発しやすいということのようです。


ポロニウムについても少し。
ポロニウム210はウラン系列の核種で、微量ながら自然環境に常に存在するものですが、単純に天然のものと言いきれない面がいくつかあります。
一つは上に書いたように、ウラン濃度の高い自然物を地表で使用した場合、当然ポロニウム濃度も高くなります。
もう一つは完全に人工的に作られる場合です。
ビスマスに中性子を照射するとポロニウム210ができます。
昔はこうして作られたポロニウムが原爆の起爆材(中性子源)として使われたようです。ポロニウムとベリリウムを接近させるとポロニウムの発するアルファ線によってベリリウムが中性子を放出するからです。
イランの核開発が疑われたときも、ビスマス照射実験が証拠の一つとして取り上げられていました(イラン側は放射性同位元素を用いた熱発電機用と説明)。
ビスマスが原子炉の冷却材として用いられる場合もあり、ソ連では原子力潜水艦に採用されていたようです。1968年のノーヴェンバー級原潜事故は冷却材ビスマスの硬化によるものとされています。
ビスマスを冷却材として用いれば、核燃料から発生する中性子によってポロニウムが大量に生成するわけです。
昔、アメリカがポロニウムの検出に熱心だったのはこのへんに理由の一端があるのかもしれません。


44. 3流人 2013年9月22日 18:15:00 : XctgDAAL2QhHk : 8kTdYeGHlc
>>35
私のコメントに対する有益なご指摘に感謝申し上げる。
しかし、いまだ私の疑念は払拭されたとは言い難いため、その疑念について述べる次第である。
ただ、現在、仕事が非常に忙しくなっているので、数日に分けて書かせていただく。

「現在の放射能の危険はたばこや酒よりはるかに低いレベル。」というご指摘に対して。

上記のような意見は確かに聞いているが、それとは反対の意見も聞いている。
「現在の放射能の危険」については、科学者の間でも意見が分かれているというのが事実ではないか。


45. 2013年9月22日 19:24:04 : AkWUbV3fVM
御用学者と言われる人たちが、今、沈黙しているのは、3.11前に散々、
原発は、爆発しない、というデマを何十年にもわたって地元の人々にながし続け
原発マネーを受け取り続けたから、今更、自分たちの言うことが、正しいと言われても到底信じてもらえないことを知っているからだ。
私たちは、死んでも、2度とだまされない。福島の人々の苦しみを思ったら2度とだまされてはいけないと思う。

もし、今の状態がなんともないというのならなぜ、3.11前に原発は爆発するかもしれないが、放射能が外に出ても安全ということを言わなかったのだろうか。
いまさら、それは間違っていた、と言われても到底信じられない。

推進派の御用学者たちが、何をくどくど言い訳しているのかさっぱりわからない。


46. 2013年9月22日 19:30:02 : xePEar6lwo
訂正

>>41
「100ミリシーベルトでがん相対死亡率0.5%増加」

「100ミリシーベルトでがん死亡率0.55%増加」


47. 2013年9月22日 19:41:48 : hHFKNqK0Mc
>>35
100mSV以下の低線量被ばくに対して真っ向から否定したいなら
さっさと警察が立ってる内側に入ってしばらく住んでみろ。
原発事故と被ばく・健康問題を切り離したいのは、100mSV以上の
被ばくがやはり作業員に健康的な影響が出るからだろ。彼らが働いてる
その直ぐ外ならば安全というのなら、実際に研究者が自分と家族で住んで
実証してみてくれ。

>>44
100mSV以下にも、防護の観点からもLNT理論を適用するべきなのは
やはり研究者が自分と家族を、1Fの外20km圏内のベルト地帯に
”実験的移住”をしようと行動を起こさないのを見ても明らかのようですね。


48. 2013年9月22日 19:51:03 : hHFKNqK0Mc
読売新聞は外部被ばく(低線量)に関して、CT(一回に受ける放射線量は9mSV)を
受けるのと同じように安全だとぬかすが、CTやX線検査を受ける際に
医師から体がだるくなったり、気分が悪くなったりする可能性があるかもしれない
と注意を受ける=影響はある、のは無視する。
年間20mSVとというのは外部被ばくであってもかなりの量なのは間違いないだろう。

9月12日付 福島の除染計画 「1ミリ・シーベルト」への拘りを捨てたい
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130911-OYT1T01412.htm
人間は宇宙や大地から放射線を浴びて生活している。病院のCT検査では、
1回の被曝線量が約8ミリ・シーベルトになることがある。
 専門家は、広島と長崎の被爆者に対する追跡調査の結果、積算線量が100ミリ・
シーベルト以下の被曝では、がんとの因果関係は認められていないと指摘する。

やはり読売はIPS森口で、今後の健康医療記事に関して責任は持たないと
宣言した、誤報だったんだ。


49. 2013年9月22日 20:20:48 : 1klpFo6IsU
こんな言いわけ通じるわけないじゃん。
殺人や障害の幇助でしょ。
関係する学者一回自由契約にすべきだと思う。本当に。
医者も同じで、被害でないとかほざいてた、無能な医者は投獄すべき。最悪でも廃業させて、医療現場も自由化すべき。

効果の薄い薬とか検査しすぎ。


50. 函館の犬。 2013年9月22日 21:39:24 : bhbAK3m6MJQx2 : xPG8gfvDHE
42様へ。『タバコ煙中のポロニウムの含有量とその測定法に関する研究の報告』(平成24年度厚生労働科学特別研究事業)「国立保健医療科学院 生活環境研究部 欅田尚樹」氏の報告書を参照させていただきました。ネットで全ページ読めますのでご覧になってください。

51. 2013年9月22日 21:47:51 : YZc2HGnTIY
>20 3流人さんへ
 多摩散人です。

>@ 放射能の危険があるかないか分からないときは、「危険があるかもしれない」と呼びかけるべきである。

 一般論過ぎて議論しにくいが、Aの議論の中で自然に議論の対象になるだろう。

>A 放射能の危険があるかないか分からないとき、「危険はない」と断言するのは、無責任な行為である。

 私たちが一応知っている専門家で、放射能の危険はないなどと断言した人がいるのか。いるというなら、その名前と、その断言を含む発言を紹介してもらいたい。具体例に即してでなければ、議論しても意味がない。忙しいのはお互い様、時間が掛かるのは一向に構わない。


52. 2013年9月22日 22:53:58 : xePEar6lwo
>>50
ありがとうです。
ざっと目を通したところ、この研究では被曝線量の評価まではやっていないようですが…

飲食品全般による被曝量は年間0.98ミリシーベルトとされています。
たばこによる被曝量が年間80ミリシーベルトとすると、肺がんの原因と対策は明らかにされたも同然。リン酸塩肥料のウラン濃度規制によって解決されるわけで、とても明るいニュースということになるのですが。


53. 2013年9月22日 23:06:02 : xePEar6lwo
>>52
「飲食品全般による被曝量」

正確には「飲食品全般由来の自然放射性物質による内部被曝量」です。
主な自然放射性物質は魚介類など海産物由来とされています。


54. 2013年9月23日 00:15:06 : f0gy3fy4XM
まあ100mSv/年にしてしまえば国は「おまえら避難なんかしてないでさっさと戻れ。かってに移住している者は自費でやれ」と言って補償から逃れることができるわな。これで学者さんの研究費も降りてくるとかいろいろ良いこともあるだろうね。でも安全だというなら霞ヶ関や国会は率先して年間100mSvの地域に移動してお国のために頑張るべきだとか提言していただけないですかね学者様。

55. 2013年9月23日 00:48:58 : 7Ief77Kipg
投稿者 会員番号4153番
15. 2013年9月21日 16:49:35 : YZc2HGnTIY  多摩散人です。

会員番号4153番 丸分かりの忘八もんの工作員さんもっと正直に本音を書けばいいだろう。
多摩散人どうした。
いつものチョロ書きでサーと逃げないのですかあんたにしては長文になってるね。

勝手に作り上げた仮想人格者の妄想捏造書き込みに近いのでは。
ご苦労さん今までかかって考えた結果がこれなんですね。
なぜか権威付けの定番提灯持ち灯台の黒門黒レンガが少ないね。

優秀な人材なら世界的な学会にもご出席されるはずなのにこんな内容で恥ずかしくないのかね。

ぼうはち【亡八/忘八】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/202417/m0u/
仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌(てい)の八つの徳目のすべてを失った者。

実は皆様にお支払いして頂いている世界一高い電気利用金の中に我ら科学者のための学術研究費というか無駄なお金も大量に含まれています。
一応科研費という名目ですが大変ルーズです。
チョコチョコと論文風に仕上げれば別に研究成果が出なくてもいいしおこずかいにもなります。

電気料金 総原価方式で検索して下さい仕組みが簡単に分かります。

このアカハラ学術業界は見え貼る君が多いのでお付き合いも大変なんです。
例えばトヨタとか電力会社の寄付で研究所も建てて頂いております。
絶対に足を向けては寝られません。
どうかご理解のほど重ねて重ねて重ねて宜しくお願いいたします。

おまけにこれから大学校もバタバタ潰れそうですから教授枠や助教授枠の取り合いで近い将来どうなるか心配で心配で心配でー夜も寝られません。
どういう基準か知りませんが筋子(すじこ)の人は出身大学校や大学院無関係でどんどん教授や助教授で送り込まれてきますのでトコロテンになり少しずつ弾き飛ばされています。
現在いわゆる有名大学校に所属している教授や助教授連中の経歴を見て下さい。
今ではものすごく酷いことになっています。
この程度で専門分野を教えているのか、、、という方が沢山たくさんおられます。
一般人はコネが無ければ就職も出来ないのにアルバイトまでして学費を払っている学生さんが可哀そうすぎます。
例えば何たら賞をもらわれたキンキンキラキラ教授の経歴をご覧下さい。
今時有りえないようなシンデレラ親父の豪華絢爛な経歴になっていて大変不思議に思います。

こんな状態で正直に書けばあるいは発言したらどうなるか。
余程のアホや馬鹿でも結果は予測出来ます。
現在の大学という白い巨塔の様は昔からこうだったみたいで進歩は無いようです。
後は野となれ山となれでわしゃ知らん。
阿修羅訪問者の皆様何を期待されるのですか。
くさい臭いは元から絶たなきゃ駄目と言われてるでしょう。

このような状態でもあえて警鐘を鳴らされている教授は大変立派かつ貴重で尊敬に値する方です。
なかなか真似出来ませんがしかし人様の命がかかっているという現実があります。
矛盾ですが術が分かりません。
日本あるいは国外の皆様からの援護射撃があれば状況は徐々に改善されると思います。
大変はがゆいです。

だから
投稿者 会員番号4153番 や
15. 2013年9月21日 16:49:35 : YZc2HGnTIY  多摩散人です。
のように多分知っているはずなのにこんな事を 兵器で各 黄地外 が出てくるんでしょう。

誰でも分かるくらいの世界的な注目の的で隠せないのにね。
誰が結果責任を取るんでしょうかね。
彼等は責任問題がかかってくれば簡単にこの国を捨てるでしょうね。
盗電の重役連中が既に逃げたように。
怨の一文字が血縁者及び関係者ご一同様に末長く係ってこない事をお祈りいたします。
合掌。

というような嘘か本当か知らないが愚痴話を酒の席で聞いた方の話を聞きました。

ところで多摩散人さんお友達か仲間か同僚か何かしらんが臭い芝居は止めたほうがいい。
この線で引っ張ろうという意図がもろに出ている。
以前も他の板で同じような展開に持ち込んで工作員が出てきたが失敗しているよ。
従って懸命に考えて今回トライしていることも誰でも分かる。
お迎えが近いんだろうあまり無理しなさんな。
白けるだけの猿芝居は止めたほうがA4。
あんたの務めは単に食べて応援飲んで応援吸い込んで応援あるのみとにかく頑張れ。
世のため人のためだなるべく早くワープしたらどうだろう。


57. けろりん 2013年9月23日 02:51:06 : xfW5FN1G6ouU2 : Flir8T1hCQ


>立派だなあ
>卑怯だなあ


>>卑怯者は嫌い


そうかい・・・?
立派だなあ



58. けろりん 2013年9月23日 03:06:42 : xfW5FN1G6ouU2 : Flir8T1hCQ

>私は自身は科学者ではないが、あるサークルを通じて、多くの専門家と知りあっていて、その人達およびその人達の周辺にいる専門家の大部分が、今の放射能騒ぎをまったく相手にしていないことを知っていました。今も知っています。


・・・
どこの田舎の、だれそれだ?・・・多摩散人とやら・・?
会わせてくれ・・・その「多くの専門家」と呼んでいるモノらに

ガリレオが、どうしたんだ・・・?
時の権力中枢が、「 放射能はコントロ〜ルされている 」
『 それでも、低線量は危険だ 』と
ロシアの田舎の医者でさえ・・3万人以上もの臨床診断の
現場医療者の、プロが警告を発する・・・。


ガリレオが、泣くゼ・・・・
千葉のお姉ちゃん乳搾り大好きそうな・・・

多摩散人とやら・・・???
会わせてくれ・・・その「多くの専門家」と呼んでいるモノらに



59. 2013年9月23日 03:12:29 : xePEar6lwo
>>50>>52
追加
たばこ1日1箱で年間0.1ミリシーベルトということですね。

年間80ミリシーベルトではないようです。


60. けろりん 2013年9月23日 03:41:05 : xfW5FN1G6ouU2 : Y82La9FjjP


>千葉のお姉ちゃん乳搾り・・ができそうな、
県立病院では、すでに早期の甲状腺嚢胞摘出手術待ちが・・200人を超えている
早過ぎるんだな・・まだ、2年半しか継っていないこの時期に・・
出産現場でさえ・・けっこうな胎児異常の水面下での極端な増加が見られる・・・

フクシマ、仙台辺りの、地元居住者からの 生の声が届く・・・

ベラル〜シでは、結果が顕現し出したのは、5〜6年後からだ・・
急激な若年層の甲状腺疾病も沈下した放物曲線との入れ替わりのごとくに、
かの地では、いまや中高年層の甲状腺ガン患者が急上昇しだしている・・・

・・・晩発性・時間差アタックのような、悪夢の再来だ・・。
まるで、バレーボールだ・・・。


千葉のお姉ちゃんの乳絞りをヤッテいるやつには
伺い知れん・・・ハナシだろうよ・・・


ガリレオでさえ、宣う・・・
『事件は現場で起こっている・・』
『被害者は現場で怒っている・・』



乳絞りの大センセ・・・多摩の三ちゃん・・・?



61. けろりん 2013年9月23日 04:33:01 : xfW5FN1G6ouU2 : Y82La9FjjP


この日本の狭い国土にゲンパツ立地が倍増したのが、イケイケどんどんのバブル期で、アメリカはスリーマイル事故から抑制体制に入って行ったが・・そこから、1995年を境に、日米ガン罹患率が逆転した。アメリカでは徐々に減少傾向へと推移していったが、日本では急激な増加が始った・・・。

”悪性新生物”という新生物の名を冠した『 放射性核種 』。

サル回しに回され続ける、サル百姓が宣う・・・
「 歳 とったらガンになりまんねん・・・」
「タバコ吸うとガンになりまっせ・・・」


アメリカのゲンパツ施設200km周辺の、乳がん罹患率は、他地域の2倍だ。ゲンパツは、ちょろちょろちょろちょろ、放射性核種を撒き散らす・・・世界的なガンの急激な増加は、”悪性新生物”という新生物の名を冠した『 放射性核種=DNA損傷放射性核種の内爆 』。

真綿で首を絞めるような・・・水面下で始り出す、
慢性ぶらぶら・原因無き疾病と異常胎児・・・・
「因果カンケイは、ありまへんわ・・・」
「さいでっか・・???」

「 歳 とったら、しょうがおへんな・・・」
「 ガリレオも言ってまっせ・・・それでも、ゲンパツは安全・・」

逆でしたかな・・・乳搾りの、お父三ちゃん・・・?


立派だなあ
ご立派でんなぁ?



62. 2013年9月23日 04:40:45 : aiMZAOJQqY
この会員番号4153番は、非常識な投稿を繰り返し叩かれまくって、
カルト板に逃亡したと思っていたが、また出てきたな。

でもたちまちサンドバッグ、フルボッコ状態だ。
みんな汚染問題でストレスが溜まっているからね。

汚染の心配がないというのなら、福島原発の近くに少なくとも1-2年住んで、
地元の農作物や水産物を食って、安全性を証明してもらわないと、誰も信じないよ。

空家だらけ、家賃なんてタダ同然だぞ。
汚染がひどくて売れない農水産物を譲ってもらえば、食費もかからない。

本当に安全なら、身をもって証明する人が出て来てもよさそうなものだが、
誰一人として福島の汚染地帯に移住しないのはなぜかな?


63. 2013年9月23日 04:59:11 : YZc2HGnTIY
>58 さんへ。
 多摩散人です。
 
>会わせてくれ・・・その「多くの専門家」と呼んでいるモノらに

 ご期待には沿えないが、我々「庶民」が放射能のことを質問するのにいちばん会いやすい専門家と言えば、かかり付けの医者と学校の理科の先生でしょうね。これは私はいつも言っています。一度質問してみるとよい。健康な人でも、「風を引いたらしい」なんて嘘を言って、「放射能の影響でしょうか」なんてね。

 あとは、どこの土地でも農業や漁業、林業などやっている人はいるものです。郊外や港などに行って、その辺で実際に働いている人に道を聞いたりして、ついでに「この辺では放射能の影響はあるんですか」なんて直接聞いてみるとよいですよ。木下黄太などが呼んでいるジャパ行き外国人学者などより参考になるかも。


64. 2013年9月23日 05:20:21 : YZc2HGnTIY
>63 追加。多摩散人です。

 あっ、酪農を忘れてた。千葉のマザー牧場などに行って、牛のそばで働いているネエチャンに、「最近、乳の出具合はどうですか」なんてね。


65. 2013年9月23日 05:51:03 : ewx9ei7dbU
いい内容だと思います。そろそろこの辺のところを考えましょうよ。それにしても洗脳の効果のすごいこと。

67. 2013年9月23日 07:08:58 : CzmZZ4Rfqe
都内にお住いの消化器外科医のようだが、この医師は信頼できそうだ。
http://twilog.org/Chooemon92

そもそも患者の健康を第一に考えるならば、
何事も抑制側にバイアスをかけ危険を訴えるほうに立つものだろ。
タバコは危険で放射線も危険というならまだしも
タバコは危険で放射線は安全とか、そういうヤブ医者に限って
高価な機材を買った投下資金回収の為に、ガン患者に年に何回もCT受けさすんだ。
あとは放射線専門の医者も、慶応のある先生のごく一部を除けば、
殆どがヤブ。自分の食い扶持が無くなることを極力恐れている。

『放射線に対する考え』は、その医師がヤブか優秀かを見分ける
大きな根拠の一つになるだろう。


68. ポチじゃない☆ 2013年9月23日 07:24:47 : zwrPz9e4x35cc : 8fvRDAdblE
63>

知っているとは思うが・・・
放射線の専門家は、武田氏、小出氏の他は、すべて原子力村の住人なので、原子力村の不利益になることは言わないよ。
放射線技師はレントゲンの職人なので、空中に漂う放射能物質、あるいは、職人中の放射線物質に関する放射線に言及できる立場には無いよ。
唯一、妊婦さんをレントゲンの検査は出来ない事を指摘することしか出来ないよね。


69. 2013年9月23日 07:29:37 : 8fvRDAdblE
68の
『空中に漂う放射能物質、あるいは、職人中の放射線物質に』は、
『空中に漂う放射能物質、あるいは、食品中の放射線物質に』に訂正してください。


71. 2013年9月23日 08:12:54 : E2ISCJfxQc
>>70
だから量の問題なんだろう。
100とか20とかで線引きするつう。

>専門家は、抑制側にバイアスをかけているからこそ、
>「微量の放射能など安全です」という本音を発信しなくなったのだよ。

だったらそれでいいじゃないか、そのまま口をつぐんでいればよい。
つべこべお前みたいに言い訳がましいことぬかさないよりましだ。


72. 2013年9月23日 08:17:53 : 8fvRDAdblE
>70

ごめんなさい。
『空中に漂う放射能物質』は、
『環境の放射能物質』
にしてください。

ただ、外部被爆と、内部被爆の説明をしたかっただけですが、わからない人がいるようですから。。。


73. iyaoはアラシ 2013年9月23日 08:17:57 : hqyPtIIR7Pwyk : krhAA6zlRY
>>56

おい、阿修羅で公式にアラシ認定されているiyao!

「卑怯者は嫌い」という別人格に成り済まして

コソコソと阿修羅にカキコするオマエが一番卑怯者じゃねーかよ?(爆笑)

成り済ましを批判しているオマエが他人に成り済ましてどーするの?

「あいつ馬鹿だよな」と言ってるオマエが一番馬鹿じゃねーかよ?(爆笑)


消えろ


74. 2013年9月23日 08:23:16 : 8fvRDAdblE
>>63

> ご期待には沿えないが、我々「庶民」が放射能のことを質問するのにいちばん会いやすい専門家と言えば、かかり付けの医者と学校の理科の先生でしょうね。これは私はいつも言っています。一度質問してみるとよい。健康な人でも、「風を引いたらしい」なんて嘘を言って、「放射能の影響でしょうか」なんてね。

医者、あるいは、理科の先生は、妊婦は0.1mSvのレントゲン検査は出来ないのに、1mSv/yearの場所になぜ妊婦がいるのか、もっというと、福島県に若い女性と子供がいることを、安全とする理由を説明することは出来ないと思うね。


76. 2013年9月23日 09:03:00 : xQUGSpq4Uw
最初に貼られてる『<参考リンク> 病院関係』はちょっと避けた方がよさそうである。
東大病院も一度行ってかかってみればわかるだろうが、なにか有機的な医者というよりも
無機質な権威に診てもらってるような気分になる確率は高いだろうな。

2013/06/08 講演 西尾正道氏(北海道がんセンター 名誉院長)
https://www.youtube.com/watch?v=x82gFW2ls58
西尾正道・北海道がんセンター院長 - 東洋経済オンライン
福島原発事故における被ばく対策の問題・現況を憂う
http://toyokeizai.net/articles/-/7278
内部被ばくの影響は10年後、必ずでてくる
http://www.zaikaisapporo.co.jp/kigyou/intervew/99.shtml

近藤誠
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E8%97%A4%E8%AA%A0
『放射線被ばくCT検査でがんになる』亜紀書房 2011


77. 2013年9月23日 09:12:44 : YZc2HGnTIY
>74 さんへ。
 多摩散人です。

 だからぁ、最初から決めつけないで、一度尋ねてみたらと言っているんです。その結果をここに書いてくれれば、みんなの参考になるんですよ。

>68 さんへ。

>放射線の専門家は、武田氏、小出氏の他は、すべて原子力村の住人なので、原子力村の不利益になることは言わないよ。

 ウーム、そこまで断定されると、私も反論に窮する。

 では、私が63に列挙した、町医者、学校の理科の先生、農業、漁業、林業、酪農などの従事者などはどうですか。「すべて原子力村の住人」ですか。そうなると、そこら中「原子力村の住人」ですね。


78. iyaoはアラシ 2013年9月23日 09:26:30 : hqyPtIIR7Pwyk : krhAA6zlRY
>>75

オマエが「正々堂々」だったことは一度もない

常に自分がiyaoであることを隠して投稿している

その証拠に、自分のコテハンを「iyao」にはしない

自分の正体は隠して他人を批判する

オマエが一番卑怯者だろ?

オマエが本当に「正々堂々」だというのなら

コテハンを「iyao」にしてみろ、チキンにくせに


その上、「動的ID」批判していたオマエのIDがコロコロ変わってるぞ?

同じことが俺にも起きていることを説明したとき、オマエは理解できなかったな?

やっと今、俺が書いていたことの意味が初めて理解できただろ?

大馬鹿

オマエに、オマエ自身が書いた言葉を送ろう

こんなハンドルネームはどうですか?→ 「動的IDで良かった」

アラシは消えろ


79. 2013年9月23日 09:30:36 : a23gFtPUD6
>健康な人でも、「風を引いたらしい」なんて嘘を言って、
>「放射能の影響でしょうか」なんてね。

こいつ頭おかしいのかと精神科に通院を勧められるような質問するものか
放射能は安全だってFIXされた結論から想定したそんな質問を投げかけても意味は無い。

婉曲的控えめにいって、例えば質問はこうだろ、
「先生は検査でMRIとCTではどちらに優位性が認められるとお考えですか?」
そこできっと先生は色々と症状や病源に合わせていろいろと解説してくれるだろう。
いうまでもないが、風邪引いた段階で聞くようなことではない。
その先はガンに一度なってしまえば、オプションは真剣さを帯びて
たかが検査であれ、自動的に質問はより厳選されていく。
その時にCT検査しましょうと勧めてくる医者はヤブだわな。


80. 2013年9月23日 09:41:55 : YZc2HGnTIY
>79さんへ。
 多摩散人です。

質問の仕方は一例を挙げたまで。私は素人なので、風邪しか思いつかなかった。
もちろん、あなたの医学知識のレベルに合った質問をしてくれればよいです。


81. 2013年9月23日 09:47:30 : 8fvRDAdblE
>>77


>だからぁ、最初から決めつけないで、一度尋ねてみたらと言っているんです。その結果をここに書いてくれれば、みんなの参考になるんですよ。

何を質問するのですか?
いってることは、妊婦の人のレントゲン検査はだめで、福島原発の放射線は20mSv/年は良い、と言う行政のダブルスタンダードのことで、理論的に説明できないことだね。
これが説明できる人がいるのなら、出してもらおうか?


>では、私が63に列挙した、町医者、学校の理科の先生、農業、漁業、林業、酪農などの従事者などはどうですか。「すべて原子力村の住人」ですか。そうなると、そこら中「原子力村の住人」ですね。

その人たちは、明らかに放射線の専門家じゃないですね。


82. 2013年9月23日 09:58:53 : i37fD8kRRc
>>科学者が放射能騒動に関わらなかった理由

そりゃ、答えは簡単だ!

知識人として、それ以上に職業人として無責任であり、モラルが欠落しているからだ。

「所詮カネでしょ!?」とのたまった出鱈目春樹委員長の一言に全てが集約されている。

原始暴力村のお抱え科学者は言うに及ばず、途中から発言内容をひん曲げたメンゲレ俊一の例を挙げるまでもなく医者も同じことで、、悪魔に魂を売る輩なんぞいくらでもいるし、むしろそういう手合いのほうが多いくらいだ...

卑近な例を挙げるなら、女子小中学生に子宮頸癌ワクチンを打ちまくった校医なぞ、その際たるもののうちの一つだと思うが...

畢竟、似非知識人が化けの皮をはがされて右往左往させられたのが今回の原発騒動だったということ。

おかげさまで、東京大学教授というものが、実は頭狂大学凶授だったという事実をお勉強させてもらった。

信じる者は(足元を)すくわれる!、ということだね...


83. けろりん 2013年9月23日 10:24:02 : xfW5FN1G6ouU2 : rKqb9CLfGs

専門家が・・・・・

『かかり付けの医者と学校の理科の先生』
『牛のそばで働いているネエチャン』

・・・・だとぉ???
・・・・多摩散人の乳絞り・・・???
嗤わせに登場してるのか・・?・・・おんどれは

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『 千葉大学医学部付属病院 』
>千葉大学医学部付属病院について調べた結果を、ここで披露したまえ。
デマだと、ぬかす側の、それはシゴトだ・・・
ごりっぱな『デマを妄信する馬鹿は嫌い』とやらの
・・・おまえ
>>66「プロフィールなどを調べて脅迫をしています。」
どこぞの、どなたの”プロフィール”・・・だ?
”プロフィール”の意味を解って書いているのか?


1950年代以降からの世界的な、< ガン罹患率の急上昇 >の真因はなんだ???

かかりつけの「お医者さん」と
おしえられつけの「理科のセンセ」に
聞くのか・・・???


おまえら、漫才をしに・・・登場してきてるのか・・???


ガリレオが、墓場から宣う・・・
『 嗤わせないでくれ・・・ぼくら 』


84. けろりん 2013年9月23日 10:31:35 : xfW5FN1G6ouU2 : rKqb9CLfGs


より多くの その”専門家” とは・・・
『かかり付けの医者』と
『学校の理科の先生』
だとよ・・・・・


まさか・・・と思うような
その内容は・・・どうだ?

『かかり付けの医者』と
『学校の理科の先生』
『かかり付けの医者』と
『学校の理科の先生』
『かかり付けの医者』と
『学校の理科の先生』

・・・・・?????
サークルや会合で知り合う・・ハズだわな・・?

『かかり付けの医者』と
『学校の理科の先生』
『かかり付けの医者』と
『学校の理科の先生』
『かかり付けの医者』と
『学校の理科の先生』


ははははははははははははは

ホントに、嗤わせよる・・
というよりも、
ビックリさせよる・・・・



85. けろりん 2013年9月23日 11:02:27 : xfW5FN1G6ouU2 : rKqb9CLfGs


ハハハハハハ


ホントにな・・・
おハナシにも、何もならん・・・


”世も末だな・・・”
とは、このコトだ



86. 2013年9月23日 11:23:35 : C9Ny8G1k3M
>>85. けろりん 2013年9月23日 11:02:27 : xfW5FN1G6ouU2 : rKqb9CLfGs

馬鹿戯論よ、お前は認識ないかもしれないが、お前は狂っているぞ。

もう阿修羅に来るなよ。人間だれでも往生際を大切にしなければならない。

馬鹿ケロンよ、これ以上この世に恥辱を残すのは止めろ。

[削除理由]:一括削除のため個々の削除理由を明記せず

87. 2013年9月23日 11:29:58 : yLe170fVic
池田信夫 @ikedanob
この匿名記事がまだ話題になって7600以上RTされてるが、要するに
「他人はいくら迷惑してもかまわない。私は腰抜けです」といってるわけだろ。
|科学者が放射能騒動に関わらなかった理由 - ブログ版ききみみずきん
- Yahoo!ブログ ow.ly/p6BmE

ふーん、このおっさんも今になってこの話題か・・・


88. けろりん 2013年9月23日 13:24:16 : xfW5FN1G6ouU2 : rKqb9CLfGs

>もう阿修羅に来るなよ。


チミはここの管理人かい???
ドコのどなたさまだ・・・???
>>>86.C9Ny8G1k3M ・・・の、おまえのコトだぞ、聞いているのは。


どいらのどなたさまだ・・・???

プロフィ〜ル話題ついでに、
キミ・・・キミの専門はなんだ?
職業は、何に従事している・・・?
>>>86.C9Ny8G1k3M ・・のキミ。


程度やレベルが、ほぼ、それだけで解るんだよ・・
その人間の世界観や、洗脳され『深度レベル』というものがな・・・

因みに・・・年収は、どのくらいだ・・・?
えらく、お高いところから、サイト主にお替わりになって、だな・・
モノ申しているようだが・・・
>>>>>86.C9Ny8G1k3M ・・のキミ。

きっと、
スゴイんだろうな、?? >>86.C9Ny8G1k3M


おしえてくれ



89. 2013年9月23日 13:27:47 : TPB6aJIxcQ
>>80. 2013年9月23日 09:41:55 : YZc2HGnTIY
>79さんへ。
 多摩散人です。
>質問の仕方は一例を挙げたまで。私は素人なので、風邪しか思いつかなかった。

貴殿は追及されると「知らない」「知識が無い」・・で逃げるけど
何に関して詳しいの?(普通”知らない”なんて書いたら学習する
ものだけど・・ )
ご自分の詳しい分野から論議を始めたらどうなの!


90. けろりん 2013年9月23日 13:40:03 : xfW5FN1G6ouU2 : rKqb9CLfGs


>馬鹿戯論
>狂っている
>馬鹿ケロン
>恥辱を残す

・・・・・・・・
まともな文章を綴る能力を身に付けてから
出て来たら、どうだ・・?
巷でよく言われている・・・キミ・・・
>86.C9Ny8G1k3M ・・のキミは、
ネット引きこもりの世界の、お上大本営利権洗脳され種族で、
日の丸フリフリ右翼ごっこの、おイヌおサルさん
保身いっぱい夢いっぱいの、ちゃらこい”ネトウヨ”さんか???
けっこう、ホンキの生真面目投稿のようだが・・・?
いかんせん、まともな文章が、書けないようだな・・・???
<文章力>というのは、後学の為に老婆心ながら、おせっかい享受しておいてやろう・・


<文章力>=<読書量>
・・・・解ったか?

たまには、本でも読む事だ・・・


職業はなんだ・・・???
普段は、どんなシゴトをしているんだ・・?
>>>86.C9Ny8G1k3M ・・のキミ。



91. 2013年9月23日 18:28:56 : xePEar6lwo
>>29
函館の犬さん

国自体は

>タバコを1日1.5箱を吸う喫煙者の放射性物質の被ばく量は、年80ミリシーベルトにも及びます。

とは言いませんが、こういうガセネタに乗せられて国会質問した議員は現実にいるわけです。
ガセネタがどういう経路でその国会議員に伝わったか、その国会議員がどういう意思決定過程を経て国会質問することになったか、私にはわかりませんが、複雑な裏があるようにも思えます。
国の答弁はこの情報に否定的ですが、そこまでチェックする人は少なく、結果として「タバコ被曝量年80ミリシーベルト」が独り歩きすることになりました。
そして、「たばこに比べればそこらの放射線などモノの数ではない」という類の発言を陰に支えることになるでしょう。
こう考えると、


>突然国がこのような資料をだしてきた背景はわかりませんが、何か隠しきれないことがおこってるのでしょう。
>α線を出すポロ二ウムは内部被ばくに限定されますが、喫煙者の癌をフクイチの爆発と関連づけないような伏線かもしれません。

ということなのかもしれませんね。
陰鬱な時代になったものです。
いや、時代はずっと陰鬱で、そのことにようやく気づいた私が愚か者というだけのことかもしれませんが。


93. 2013年9月23日 18:39:10 : nwgDof5pzk
>>51 ">A 放射能の危険があるかないか分からないとき、「危険はない」と断言するのは、無責任な行為である。

 私たちが一応知っている専門家で、放射能の危険はないなどと断言した人がいるのか。いるというなら、その名前と、その断言を含む発言を紹介してもらいたい。具体例に即してでなければ、議論しても意味がない。忙しいのはお互い様、時間が掛かるのは一向に構わない。"

あまり有名な方ではないし、専門家でもないのかもしれませんが、1例としてどうですか?

福島原発に関する長崎大学の山下俊一教授の発言まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2130473627496976501
告発された医師山下俊一 その発言記録
http://daysjapanblog.up.d.seesaa.net/daysjapanblog/image/P18-35_tokushuu_seki_02-1.jpg?d=a4


94. iyaoはアラシ 2013年9月23日 19:09:42 : hqyPtIIR7Pwyk : krhAA6zlRY
>>92
>アラシ認定されてから、「iyao」のハンドルネームでははじかれるのだよ。

じゃあ、なおさらダメじゃねーかよ(爆笑)

オマエは、iyao本人としては阿修羅から投稿拒否されてるんだろ?

そういうとき、iyaoというコテハンを使わずに投稿すると成り済まし行為になるのわかってるか?

iyao本人としては投稿できないから、別人という設定で投稿すれば成り済ましだろ?

たとえそのとき、自分がiyaoだと名乗ったとしても、

コテハンiyaoとしての投稿は拒否されているんだから、

そうでない投稿はすべて、投稿拒否を避けるための成り済まし行為になるよな?

だから、オマエが阿修羅に、コテハンiyao以外で投稿すれば自動的に「成り済まし」だろ?

つまり、アラシ認定者の投稿はすべて自動的に「成り済まし」なんだよ?

オマエこそが正真正銘の成り済ましじゃねーかよ?

成り済ましと呼ばれたくなかったらコテハンiyaoとして投稿しろよ?

できないんだったら成り済まし投稿なんかしないで消えろ

どこが、「正々堂々」なんだよ?

オマエの投稿すべてが、投稿拒否を避けるための卑怯な成り済ましだろーが

ビビリでチキンだから、Twitterの本アカiyao1も復活できない卑怯者

常に、無数のサブアカを駆使して他人を攻撃しているのはオマエ自身だろうが、ボケ

チキンじゃないんだったら、iyao1を復活させて証明しろ

卑怯者のオマエにはできないだろ?

口だけ番長は消えろ


95. 2013年9月23日 19:25:22 : 3PJAqRzx3M
>>93
この山下も論文ではまったく反対のことを書いている。
だから問題になっている。

96. 2013年9月23日 19:28:11 : draDQ99TcY
Jun Makino @jun_makino
http://blogs.yahoo.co.jp/bloom_komichi/66459413.html
科学者が放射能騒動に関わらなかった理由

Jun Makino @jun_makino
なんかすごいね。 間違いと過小評価をたれながしたから信用を失った、というのは完全になかったことになっている。

Jun Makino @jun_makino
私の当時からの見方は
http://jun-makino.sakura.ne.jp/articles/future_sc/note103.html#rdocsect191
… ここ に書いた通り。


自称頭のいい人達の忘却力には頭がさがります

(http://uni.2ch.net/test/read.cgi/lifeline/1377162102/365 )


97. 2013年9月23日 19:36:01 : draDQ99TcY
BB-45 @BB45_Colorado
http://blogs.yahoo.co.jp/bloom_komichi/66459413.html 科学者が放射能騒動に関わらなかった理由
↑こんな典型的なヘイトスピーチに立脚した論理もどきに飛びついて自己の正当化を主張した時点で、そんな学者は、さっさと隠居して後身に身を譲るしかないね。
BB-45 BB45_Colorado
@BB45_Colorado まぁ、弾圧発言と同様に、底が割れるというものだ。

(http://uni.2ch.net/test/read.cgi/lifeline/1377162102/370 )


98. 3流人 2013年9月23日 20:30:22 : XctgDAAL2QhHk : iGR6saklxY
>>35さん

ご指摘に対する疑念の続きを述べる。

>「山下先生も中川先生も原子力村から金をもらっていませんよ。」
まず私が山下氏や中川氏を名指ししたわけではないことを指摘しておきたい。
また、「放射能をまき散らす側から金銭を受け取っていた場合は」と、仮定を立てて、原則論をのべていることを理解していただきたい。
引き続き、私の疑問に思っている点について述べる。
いわゆる原子力村からの金銭の流れに、透明性は保証されているだろうか?
警察ですら裏金作りをしていたとの報道が流れる昨今である。
私は、電力会社等、いわゆる原子力村に関わる資金の流れに関して、非常に厳しい監査が入る制度の構築がなされることを期待する。

また別の話になるが、「原発作業員」への報酬のピンハネが起こらないような制度の構築も急ぐべきである。
東電を解体し、国が「原発作業員」を直接雇用し、かつ報酬ももっと上げるべきだと考えている。


100. 2013年9月23日 20:39:03 : wLyeKfsPu2
〖緊急投稿〗
□「国会の良識」とまで言われた法律が、官僚によって骨抜きに
(文責・岩上安身)

 「原発事故子ども・被災者支援法」のパブコメの締切が9月23日(月)に迫っています。当初、実施期間は2週間とされましたが、抗議の声が集中し、復興庁は10日間の延長を決定。延長されたのは評価できますが、骨抜きのまま閣議決定される恐れが指摘されています。

 「原発事故子ども・被災者支援法」(以下、子ども被災者支援法)とは何か。福島原発事故後、被曝の影響を心配し、政府が定めた避難区域外から自主的に避難する市民が後を絶たず、残る者、避難する者の間で対立が生まれ、コミュニティが分断される事態が起きました。


 そんな中、被災者支援を行ってきた市民団体や弁護士が中心となり、国会議員と協力して生まれたのが、「子ども被災者支援法」。同法は、2012年6月21日、全会派・全国会議員の賛成のもと、国会で採択された議員立法です。

 支援法の「目的」には、「放射線が人の健康に及ぼす危険については科学的に十分解明されていない」ことを前提に、被災者が自らの意思で「居住」「避難」「帰還」の選択ができるよう、国が支援を行うと明記されています。

 しかし、支援法は理念や枠組みのみが規定されている、いわゆる「プログラム法」であり、支援対象地域の範囲や支援の具体的計画などを含む「基本方針」を政府が定めなければ、この法律を運用することができません。

 基本方針を策定するにあたって国は、被災者の声を聞くための公聴会を開くことが義務づけられていますが、復興庁はヒアリングの場を一度も設けないまま、今年3月、一方的に「被災者支援施策パッケージ」を発表。その内容は、同法の主旨から逸れていると批判が相次ぎました。

 そして6月に起きたのが、復興庁元幹部による「ツィッター暴言問題」。基本方針の取りまとめに当っていた水野靖久元参事官が、市民団体が主催した集会での被災住民の声に対し、「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席」とツィート。復興庁が謝罪する事態に発展。

 そのほか、水野氏のツィート問題によって、復興庁を始めとする関係省庁は、支援対象範囲の線引きを参院選後まで先送りすることで合意していたことが発覚。政府が基本方針の策定を棚上げしてきたことが明るみとなりました。

 そして8月21日、1年以上も支援法に基づく基本方針を定めないことは違法であると、原発事故被災者19人が国を提訴。提訴後の記者会見には、部屋に入りきらないほどの報道陣がつめかけました。記者会見の記事はこちらをお読み下さい。↓

・2013/08/22 「支援法を一年以上も放置している政府は異常」原告19人が国を提訴 〜原発事故被災者による記者会見

 直後の8月30日、復興庁は突然、これまで放置してきた「基本方針案」を発表。しかし、その中身は3月の「支援パッケージ」を踏襲したものがほとんどで、短いパブコメ期間についても市民らは猛反発。緊急記者会見が開かれました。

〖関連記事〗
・2013/08/30 「『放置』が『骨抜き』になっただけ」復興庁に異議あり! 〜記者会見 「原発事故子ども・被災者支援法」基本方針案に被災者の声を

 被災者支援を続けてきたSAFLANの大城誠弁護士は記者会見の場で、「1年以上も放置した挙句、骨抜きの基本方針案を出してきた。歓迎のコメントを出せる心境ではない」と語り、「こんな基本方針ならない方がいい」と憤る自主避難者もいたほど。

 被災者や支援者、議員、弁護士らは、復興庁に対し強く抗議。全国各地での公聴会開催や基本方針案の抜本的見直し、パブコメ期間の延長を求めました。これに対し政府は、パブコメの締切を10日間延長しましたが、方針案の見直しには応じず「撤回はしない」と回答しています。

 復興庁が示した基本方針案の最大の問題は、被災者の声に耳を傾ける責任を放棄し、「放射線の影響については科学的に十分に解明されていない」という同法の理念を無視して、一方的に支援対象地域を福島県33市町村に限定したこと。

 基本方針案で示されている施策の中身も、全施策120のうち87の施策が「支援パッケージ」と全く同じもので、残りの26についても、大半は「子ども被災者支援法」が最も重要だと位置づけている「避難の権利」を保障するものではない、と批判の声が相次いでいます。

 9月23日にパブコメは締切られますが、「原発事故子ども・被災者支援法」の基本方針案をめぐる問題点について、FoE Japanの満田夏花氏に寄稿していただきました。以下、ぜひご覧いただければと思います。(岩上安身)

―――――――――――――――――――――――――

〖特別寄稿〗
被害者支援の第一歩だったはずなのに… ホネぬきにされる「原発事故子ども・被災者支援法」法の理念無視、被災者の声不在…復興庁の基本方針案

 「原発事故子ども・被災者支援法」――。

 原発事故被害者の救済と権利回復のための第一歩となるはずだったこの法律が、ホネぬきにされようとしています。

 8月30日、復興庁は、「原発事故子ども・被災者生活支援法」実施のための基本方針案を発表しました。当初、9月13日まで、わずか2週間のパブリック・コメント(一般からの意見聴取、以下パブコメ)にかけるとしていましたが、高まる抗議の声に10日間延長しました(締切9月23日)。


 「子ども・被災者支援法」は、2012年6月22日、全国会議員の賛成のもとに制定されて以来、1年2か月もの間、「塩漬け」状態になっていました。背景には、避難を阻み、帰還を進めたい福島県と国の思惑があります。今年、8月22日には、原発事故被害者19人が国を相手取って、同法の実施を求め、提訴を行いました。そのわずか8日後、復興庁は、度重なる被災者や市民団体からの要請に一切答えることなく、基本方針案を公表。被災者・市民の意見が実質的に反映されていないこと、法の理念とは程遠いこと、既存の施策の貼り合わせであることなど、問題の多いものとなっています。形だけのパブコメを行い、このまま閣議決定することを許してはなりません。

◆「原発事故子ども・被災者支援法」とは◆
 20mSv撤回運動、自主的避難の賠償問題、避難区域設定…。福島原発事故後、被ばくの影響を過小評価し、住民を福島に縛り付けようとする政府と市民の攻防は一進一退を続けました。いかに市民が声をあげようと住民が切実な被ばくの問題を訴えようと、政府は動きませんでした。そんな中、心ある国会議員と市民、弁護士グループの力で、原発被害者のいのちと暮らしを守るための立法が進められました。これが「原発事故子ども・被災者支援法」です。

 2012年6月21日、全会派・全国会議員の賛成のもと、国会で採択されました。第一条の「目的」に「放射性物質による放射線が人の健康に及ぼす危険について科学的に十分解明されていない」と明記。これに鑑みて、「居住」「避難」「帰還」の選択を被災者が自らの意思で行うことができるよう、国が支援を行うことになっています。具体的には、医療の支援、移動の支援、移動先における住宅の確保、学習等の支援、就業の支援、保養などです(第五条)。

 また、特に子ども(胎児含む)の健康影響の未然防止、健康診断および医療費減免などが盛り込まれています(第十三条)。

◆「基本方針」で実施を担保/鍵にぎる「支援対象地域」◆
 「子ども・被災者支援法」は、いわゆる「プログラム法」であり、理念や枠組みのみを規定したものです。

 政府は、支援対象地域の範囲や被災者生活支援計画などを含む「基本方針」を定め、その過程で、被災者の声を反映していくと規定されています(第五条)。支援の範囲は、いままでの政府指示の避難区域よりも広い地域を「支援対象地域」として指定し(第八条第一項参照)、そこで生活する被災者、そこから避難した被災者の双方に対する支援を規定しています。いままで、市民団体や弁護士グループ、心ある専門家は、国際基準や国内法令が、公衆の被ばく限度を年1mSvを基準としていることを踏まえ、少なくとも追加被ばく量年1mSv以上の場所を支援対象地域に含めるべきだと要請してきました。


http://iwj.co.jp/wj/open/wp-content/uploads/2013/09/e9e0f4b907312ab2e1ee11d9ea7c93d1-300x96.png

◆法の理念を無視した復興庁の基本方針案◆
 ところが復興庁の基本方針案は、このような法の理念を無視しています。

 基本方針案の「I.基本的方向」には、「放射線による健康不安を感じている被災者や、それに伴い生活上の負担が生じている被災者に対し、本基本方針に基づく、支援を着実に推進し、被災者が安心して生活することができるようにする」としていますが、放射線被ばくの影響は「不安」だけで片付けられるものではありません。子ども被災者支援法を特徴づける下記の目的や理念は無視されてしまっています。

・放出された放射性物質が広く拡散していること、当該放射性物質による放射線が人の健康に及ぼす危険について科学的に十分に解明されていないこと(第一条)
・健康被害を未然に防止する観点から放射線量の低減及び健康管理に万全を期すること(第二条)

◆「線量基準」を放棄/「支援対象地域」は狭すぎる上に、支援内容ほとんどなし◆
 「支援対象地域」は福島県内33市町村としています。子ども・被災者支援法の規定を無視して、線量を基準にしていません。あまりに狭すぎる上、これに対応した具体的施策はほとんどなく(※1)、意味がありません。

※1−復興庁は、支援対象地域向けの施策として、1)子ども元気復活交付金(原発事故の影響により人口が流出している地域において、全天候型運動施設等の整備や、プレイリーダーの養成などのソフト事業の実施を支援)、2)公営住宅の入居の円滑化、3)高速道路の無料化――としています。しかし、2)に関しては、家賃補助もなければ、優先入居もなく、既存の公営住宅法の適用のみです。3)は、すでに今年の3月に打ち出された施策です。福島県の中通り、浜通りプラス宮城県の丸森からの母子避難者が対象と限定的です。さらに、「準支援対象地域」が設定されていますが、これは既存の政策それぞれの適用地域を呼び換えただけのものです。

 施策の中身を見ると、全施策120のうち87の施策が、今年3月15日に公表された被災者支援パッケージと全く同じで、既存の施策の寄せ集めになっています。また支援パッケージには入っていなかった施策でも、少なくとも7施策が以前からある施策。残りの26施策も、大半は除染と健康不安の解消に関わるもので、最も重要な「避難の権利」を保障する避難者支援策は全くありません。

 福島県県民健康管理調査の問題点については手つかずです。多くの専門家や市民は、甲状腺癌や生活習慣病のみをターゲットとした現在の福島県県民健康管理調査の見直しを求めてきました。ニーズが高かった県外における健康対応については、「有識者会合を設置して検討」とするにとどまっています。

◆市民にできること◆
 この大問題の基本方針案は、「一定の線量以上」の地域を支援対象地域に指定するという第八条から逸脱しています。政府は、「一定の線量」を決める際には、年1mSvにすべきという世論の圧力をかわすため、「一定の基準」を定めず、うやむやにするという腹です。

 また、被災者の声が実質的には何一つ反映されていません。このこと自体、被災者の意見を反映するとした法の規定に違反します(第十四条)。わずか24日間のパブコメ期間中、説明会は福島県で1回、東京で1回。全国に避難している原発被害者は、このこと自体知ることができない人がほとんどでしょう。できればお住まいの自治体に、わが県(または市)で、基本方針に関する「公聴会」を実施してほしいという要請を国に挙げもらいましょう。

 また、ぜひパブコメを出しましょう!まわりの人にも広めてください。

基本方針をめぐるQ&A(パブコメ提出情報も入っています)
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-ae5a.html

原発事故子ども・被災者支援法をめぐるアクションや最新情報、パブコメ情報は、随時「避難の権利」ブログで紹介していますので、ご参照ください。(満田夏花/FoE Japan)

〖関連情報〗
※岩上安身ツイートより
重要! 復興庁は住民参加の公聴会を一度も開かず、その代替としてパブコメを募集すると。パブコメは非常に重要です。〖福島〗「公聴会を開催して、もっと被災者の声を聞け!」 〜被災者生活支援等施策の推進に関する基本的な方針(案)の説明会

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/101099

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/102395


101. 3流人 2013年9月23日 20:39:10 : XctgDAAL2QhHk : iGR6saklxY
>>35さん
さらに、ご指摘に対する疑念の続きを述べる。

>その水俣病の研究をとことんやった第一人者の西村肇先生は
>こんかいの原発事故はチェルノブイリにくらべどんなに大きく見積もっても1000
>分の1レベルと言われていました。この論文読んだ?


論文は読んでいないが、西村氏の出した結論については聞いている。
しかし、その結論に異を唱える人がいるということも聞いている。
つまり、現実には、今回の原発事故がどのような被害を及ぼすかについての結論は、まだ出ていないということである。
また、西村氏は、あなたの言うように水俣病に関しては有意義な研究を行った人物かもしれない。しかし、その人が原発事故に関しても正しい結論を出すという保証はない。

続きは、明日以降、述べる。


102. 3流人 2013年9月23日 21:02:36 : XctgDAAL2QhHk : iGR6saklxY
>>51
多摩散人さんへ。

>私たちが一応知っている専門家で、放射能の危険はないなどと断言した人がいるの>か。いるというなら、その名前と、その断言を含む発言を紹介してもらいたい。具>体例に即してでなければ、議論しても意味がない。忙しいのはお互い様、時間が掛>かるのは一向に構わない。

大変有名な例だが、山下俊一氏が、講演会において「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」と断言したのは、その典型的な一例だと考える。(すでに他の方も指摘しているようだが。)
なお、山下氏は、相手によって自分の言い分を少しずつ変える癖を持っているようである。
以下、参考
http://ex-skf-jp.blogspot.jp/2011/08/blog-post_9917.html
http://www.radiationexposuresociety.com/archives/2649

私は、山下氏は「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」と断言すべきではなかったと考える。


103. iyaoは卑怯なアラシ 2013年9月23日 22:19:49 : T4NBLWZIjmy32 : krhAA6zlRY
>>99

零点

>1 管理人が卑怯だから、「iyao」のハンドルネームでは打てないのだよ。

馬鹿、オマエが荒らしたからだろ?

管理人がオマエを投稿拒否にしたのが気に入らないだけだろ?

それだけの理由なのにもっともらしい言い訳を書くオマエが一番卑怯者だろ?


>2 阿修羅原発板のパージ自体が不正なのだよ。

オマエさ、Twitterからアカウント凍結され、togetterからブロックされ、あらゆるネットサービスで

ゴミのように扱われているくせに、なんで阿修羅のアラシ認定が不正なんだよ?

どう考えても正当だろ? どこもかしこも「iyaoお断り」じゃねーかよ?


>一時、IPではじかれていると疑った時期のみ、「山下派」と別人のふりをして投稿をしたことはあるが、

成り済まし自白してるじゃん? 何が「成り済まさん」だ?(爆笑)


>それ以外は本人だとわかるように打っている。

「iyao」というコテハンを拒否したということは、そのコテハンで投稿している

オマエ自身の投稿ならば、そのコテハンを使っていない場合の投稿も含めて

すべてを拒否しているという意味なのわかってる?

だから、オマエがiyaoというコテハンを使っていない場合も当然投稿禁止なんだよ?

そのとき、iyaoというコテハンを使わずに阿修羅にオマエが投稿するということは、

iyaoというコテハンを使っていた者がiyaoではない者として不正に阿修羅に侵入して

投稿しているということになるんだよ? それを「成り済まし」というの知ってるか?

たとえば、2ちゃんねるでもしたらばでもブログのコメント欄でも

オマエと同じことをしたら、「成り済まし」と呼ばれるのわかってるのか?

その上、iyao本人とわかるようにすれば、明らかに「成り済まし」の投稿だろ?

オマエって、そのへんのルールというかリテラシーの知識がゼロだよね、まったく


>だいたい、リンク資料の大部分が私の作った資料だ。

それ全部粗大ゴミ


>「iyaoはアラシ」=「自身満々」 帰納法がどうとかこうとかに拘泥し、英語が多少できるのが自慢。

「iyaoはアラシ」=「自身満々」だと即刻証明しろ

俺(iyaoはアラシ)が、「帰納法」という言葉を使ったコメントを即刻貼れ

俺(iyaoはアラシ)が、「英語が多少できるのが自慢」だと書いたコメント即刻貼れ

逃げるな、卑怯者


>システム上「iyao」のハンドルネームでは投稿できないのに、それをやらないから成り済ましだと、わけのわからないいちゃもんをほざく馬鹿である。

iyaoというコテハンを使っているオマエ自身が投稿禁止であって

そのオマエが、iyaoというコテハンを使わずに阿修羅に侵入し投稿したら

iyao以外の別人に成り済ました行為になるというのはネットの一般常識だ

それを知らない無知丸出しなオマエは超絶馬鹿だな(爆笑)

 
>馬鹿につける薬はない。あったら、ノーベル賞だ。

たしかに、iyaoにつける薬なんてないよな、よくわかってるじゃないか(爆笑)


Twitterもtogetterも自分のせいで追い出されたくせに、全部人のせいにしてウソと言い訳ばかり

結局、オマエが一番の卑怯者だ、消えろチンカス


106. 2013年9月23日 23:48:11 : NPpjwjVY1k
>15. 2013年9月21日 16:49:35 : YZc2HGnTIY
>多摩散人です。
>1〜14に代表される専門知識のない人たちの意見に反証を示すには、結局時間が経つのを待つしかない。
★反証を示すのに時間がかかるのは、おまえも自称科学者も、自称専門家も誰一人として、判断できるデータや、基準を持っていない=放射能の問題はだれもわからない。ということだ。このことを自分で言っているのに気づいてないバカだということだよな。

>今はまだ事故後2年半しか経っていません。事故後5年になった時、私はあなたがた本当の科学者の、愚かな迷信に冒された社会への、全面的な反撃を期待します。
★その時に、死んでしまったり、死にそうになっていたら手の打ちようがないじゃないか。やっぱり放射能で死ぬんだね。良かったね。と大喜びして、科学者様に感謝するのか?そんなバカがどこにいる?

>高度な専門知識を持たない大衆が太郎さんのような考えに同調するのは、仕方ないと思っています。
★東大放射脳はいつも利口ぶってるが、専門知識ってなんななのか説明してみろよ。放射能被曝して、100%大丈夫だから保証するとなぜ言わないんだ?
★なぜ、おまえらはふくいちへ行って、被曝作業をしないんだ?

>私は自身は科学者ではないが、あるサークルを通じて、多くの専門家と知りあっていて、その人達およびその人達の周辺にいる専門家の大部分が、今の放射能騒ぎをまったく相手にしていないことを知っていました。
●その高名な、科学者様は、なんで、原子炉被曝作業をしないの?なぜ、ふくいちから逃げ回っているの?
副島孝彦が、2年前に、福島は安全だ、福島に放射能ホテルを造るって言ってたけど、完全に逃げてしまったよ。おまえが造って見せろよ。

>今は出来るだけ多くの資料を温存し、出来たら「阿修羅」のデータは全部保存して、反撃の時期に備えて下さい。
●その条件は、放射能汚染した地域から、逃げ出してだろ?枝野みたいに、シンガポールへ逃げてるんだろ?


107. iyaoは卑怯なアラシ 2013年9月23日 23:48:37 : T4NBLWZIjmy32 : krhAA6zlRY
>>105

iyaoは常に零点

漢字が読めないのか?

馬鹿丸出しだな

もう一度よく読め 正確に回答しろ

「俺」の後にわざわざ、俺のコテハン「iyaoはアラシ」と書いてコメントを

特定しているのにゼロ回答じゃねーか

姑息なごまかしはするな、逃げるな、卑怯者


>「iyaoはアラシ」=「自身満々」 帰納法がどうとかこうとかに拘泥し、英語が多少できるのが自慢。
「iyaoはアラシ」=「自身満々」だと即刻証明しろ
俺(iyaoはアラシ)が、「帰納法」という言葉を使ったコメントを即刻貼れ
俺(iyaoはアラシ)が、「英語が多少できるのが自慢」だと書いたコメント即刻貼れ


108. 2013年9月24日 00:00:45 : NPpjwjVY1k
>投稿者 会員番号4153番
>この部分は私の体験を書きます。
>(7)微量の放射線が健康被害を起こす可能性が低いことを淀みなく説明するには、
・分子生物学と細胞生物学の知識が必要で、
・実験動物を使った解析の経験があり、
・疫学調査のデータを読む力がある私でも、
・様々な分野の研究者から情報を集め、
・最近の論文なども目を通して勉強する必要がありました。
・また、福島の状況が過去の文献に照らしあわせてどの危険性に相当するのかを判断するためには、様々な観測データに目を通す必要もありました。

●この方は、典型的な利口ぶったバカですね。
これだけでわかるわけがない。
原爆、放射能が出来、数々の放射能事故が起きてから、100年も経ってないのに、わかるわけがない。
●第五福竜丸で被曝した人だって、半年で亡くなった人もいれば、数十年後にがんになった人もいる。白血病の人もいれば、免疫不全による糖尿病、肝臓病で亡くなった人もいる。
●疫学データなんて、数百万人を50年以上、厳しく管理した条件下で、死ぬまで、データを取らなければならない。
●すなわち、数百万人の人体実験を行わなければならないということだよ。こんなことが許されるわけがない。


109. 2013年9月24日 00:02:47 : jnaGcYEN5I
>>> 104. 卑怯者は嫌い

>>>山下俊一氏は専門家なので、全ての発言は正しく、根拠がある。

理由が、「専門家」だから? もう、爆笑よ!!! 専門家で危険を訴えている人もいますが・・・。
他に理由はないんですかぁ〜〜〜?

>>>放射脳が大騒ぎしなければ、さほどの健康被害を与えないのも事実である。

へぇ〜、大騒ぎしなければ健康被害が出ないんだ? ずいぶん科学的だね(爆)


110. 2013年9月24日 00:58:06 : OINmcgiYS2
どうも人知を越える知恵をお持ちらしい超仙人こと多摩散人さんこれ勿論知ってる罠。

輸入禁止を行なった主な国々
http://matome.naver.jp/odai/2130205872470941701
アメリカ 出典 FDAが福島県など4県からの乳製品などの検査なし留置手続を開始(米国) - ジェトロ
【規制内容】
福島県、群馬県、茨城県および栃木県からの牛乳、乳製品、果物および野菜類の輸入を禁止しています。

その他の国々で一杯のてんこ盛り。

食い物も満足に安心して喰えないような国でどうしてオリンピックが出来るのか、、、アホでも簡単に分かる。

911や311でドカーンとやって893丸出しのジャパンハンドラーズ御一同さまがこんなことしてるぞ。
おい超仙人こと多摩散人さん、、、どうすんの。
進駐軍アメ公の日本大使館に国旗もってデモでもかけるか。
デモするんなら書き込んで予告してからからぜひ勝手にやってくれ。

ところで何時までコネコネ チマチマ 四の五と屁理屈捏ねてるんだ。
なぜ日本人が輸入規制された食材を食べにゃならんのか説明してくれ。
これの方が大事だろうが。

丸太で超有名な731部隊の山下がどーしたこーしたなんぞ阿修羅の誰でも知ってる罠。
恍惚のボケ老人でも説明くらいは出来るはず。
あんたのつまらんワンパターンでガキ丸だしの幼稚な工作活動は大失敗だよ。

ところで超仙人こと多摩散人さん相手に餌やっている何処かの馬鹿垂れ(あるいは自作自演)こいつは獣道の住人だ。
102. 3流人 2013年9月23日 21:02:36 : XctgDAAL2QhHk : iGR6saklxY
人間に非ず畜生の外道だ、、、お前も同類か。
違うならやめとけ、、、原発村原住民への餌やりは国際的に禁止です。
あまりにも人としての限度を超えているからいずれ一斉に野犬狩りでも始まるんでは。
国外移動や移住や国籍の取得など全面禁止更に国外追放などになるかも鴨葱?。
世界的に注目の的英イ米仏のサイコロの目がどちらに転ぶかだ罠。

丸太 731部隊
http://ja.wikipedia.org/wiki/731%E9%83%A8%E9%9A%8A
三千人以上を生きたまま人体実験して殺した731部隊が免罪され、厚生省や医学界の頂点に収まった
http://ameblo.jp/sunamerio/entry-11498664616.html


111. 2013年9月24日 05:53:07 : YZc2HGnTIY
>93さんへ。 >102さんへ。
 多摩散人です。

 93さんの出してくれたリンクを見ると、山下教授のありとあらゆる発言が網羅されているが、それらを次から次へと論じる力は私にはない。また、その背景、つまりいつどこで誰を相手にどういう文脈で発言したかまで調べて議論はとても出来ない。

 102さん(3流人さん)の意見は、論点が一点(100ミリシーベルトの問題)に絞られていて、私でも何とか付いて行けそうだ(行けないかも)。リンクされた記事も、科学的には分からないことが多いが、何とか読むだけは読んだ。加えて、102さんの方が言わば本レス、93さんは横レスなので、横レスは相手にしないという訳ではないが、とりあえず102さんとやりとりしたい。この一点は93さんの出した問題点の中にも入っているしね。私も専門外なので、本当に基礎しか議論できませんよ。

私の大本の質問は、

>私たちが一応知っている専門家で、放射能の危険はないなどと断言した人がいるのか。いるというなら、その名前と、その断言を含む発言を紹介してもらいたい。(51 多摩散人)

ですよね。そこで、3流人さんに質問です。

1.山下俊一先生が、その発言の中で、どのように「放射能の危険はない」と発言しているのか。

2.大いに議論が飛躍するが、あなたが

>私は、山下氏は「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」と断言すべきではなかったと考える。(102 3流人)

というのは何故なのか。以上です。


114. 2013年9月24日 19:39:01 : Y2bkRRrsZQ
短縮リンクは踏むなよ。
アクセスログ取ってるところが多い。

118. 3流人 2013年9月24日 23:56:00 : XctgDAAL2QhHk : UlsONRBmPM
>>35さん

>>35における下記のコメントについて。

D 「放射能は危険だ」と主張する学者の方が、実際には身を危険にさらしている。それは過去の原発反対派に対する弾圧・嫌がらせの歴史を見れば明らかである。「放射能は大丈夫」と主張する学者は、さほど危険な立場に身を置いているわけではない

過去にをいてはその通り。しかし現在では「放射能は過度に心配する必要はない」
という学者はあなたがたのような「反放射能派」からたたかれ、危険な目にあって
いますよね。

上記のようにあなたは言うが、この板の元記事「放射能は大丈夫派」の学者が受けた被害(というのか、非難というのか、あるいは受けた側から言えば嫌がらせというのか)の内容は、それほど「危険」なものではないように思われる。
それは、たとえば「放射能が怖いから給食は拒否して、お弁当にします。」と言って、それを実行している「放射能が怖い派」のお母さんたちが受ける被害(というのか、非難というのか、あるいは受けた側から言えば嫌がらせというのか)と、同程度のものではないか?
「放射能怖い派」のお母さんたちは、めげずに自分の主張を発信し、実行にも移している。
それなのに、元記事にあるように、科学者たちの方はすっかりめげてしまって議論に関わることもしないというのは、極めて妙な話ではないか?
ひょっとすると、ほかに理由があるのではないか?

続きは、明日、書く。
また、35以外にも、私の疑念へのコメントが散見される。
これらについての私の考えは、改めて述べる。


120. 3流人 2013年9月25日 00:59:50 : XctgDAAL2QhHk : UlsONRBmPM
>>111さん

たしか、私が示した山下俊一氏への疑念に対するご指摘が、ほかにもあったように思うが、今見ると見当たらない。
そこで>>111の多摩散人氏のコメントにのみ、返答申し上げる。
なお、多摩散人氏は、「100ミリシーベルトの問題」と言われているが、私が述べたのは、「1時間あたり100マイクロシーベルト」の話である。(関連はある。)

1.山下俊一先生が、その発言の中で、どのように「放射能の危険はない」と発言しているのか。

山下氏が、「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」と断言したのは、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーによる講演会(2011年3月)において。
下記の福島県のホームページで動画を見ることができる。(質疑応答の方。)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23695
「100マイクロシーベルト/hを超さなければ全く健康に影響を及ぼしません。」と断言している。


2.大いに議論が飛躍するが、あなたが

>私は、山下氏は「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」と断言すべきではなかったと考える。(102 3流人)

というのは何故なのか。

上記の講演のあと、実は山下氏は「100マイクロシーベルト/h」を「10マイクロシーベルト/h」へと修正している。(これは、福島県のホームページにも記載されている。)
私には、専門家である山下氏がこのような単純な間違いをするとは思われない。
山下氏は、何か事情(意図・目的)があって、最初「100マイクロシーベルト/h」と言い、これを、あとになって別の事情(意図・目的)のために「10マイクロシーベルト/h」に変えたのではないか。あるいは、何か一つの意図のために、わざと最初に100、あとになって10と述べたのではないか。(この点だけでも、山下氏に対する私の信頼は大いに揺らぐ。)

http://ex-skf-jp.blogspot.jp/2011/08/blog-post_9917.htmlに載っているドイツの雑誌のインタビューでは、
記者に「どこまでが安全なのか。どこからが安全でないのか。」と尋ねられたとき、山下氏は
「そういう答えはありません。『100mSvまでなら100パーセント安全なんですか?』と尋ねられたら、科学者としてこう答えるしかないのです。『わかりません』と。」
と答えている。
「こちらはいわゆる100ミリシーベルト問題だが、数値ではなく、「どこまでが安全なのか。どこからが安全でないのか。」という問いに、「科学者としては『わからない』と答えるしかない」と述べていることに注目していただきたい。
と言うことは、山下氏は、本来ならば「わからない」と答えるべきところを、そしてドイツの雑誌記者には実際にそう答えたにもかかわらず、福島県民に向かっては、「全く健康に影響を及ぼしません。」と断言してしまったのである。
これは講演を聞きに来ていた福島県民に対して、極めて不誠実だったと、私は考える。そして、その後の様々な問題に(私から見れば悪い)影響を与えた。
以上を第一の理由として、山下氏は「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」と断言すべきではなかったと、私は考える。
他にも理由があるが、長くなるので、割愛する。
万が一要請があれば、もしくは、私自身が述べたくなったら、また別の機会に述べることとする。


122. 3流人 2013年9月25日 09:03:07 : XctgDAAL2QhHk : kEa0BNW9IY
>>121
私のコメントについてのご指摘に感謝する。
>>すでに私が解説をしている。
あなたは、その解説の中で、以下のように述べている。

@
>資料としてあげられている「ブログ主自体が馬鹿」なだけだ。

私は、ブログ主の意見ではなく、山下氏自身の発言の食い違いを問題にしている。


次に、あなたは以下のように発言している。

一部の言葉を切り取って、何の影響もないと発言した印象を与えているが、影響が非常に小さいことを、100ミリあたり5人のガン患者増加程度だと、ちゃんと解説している。なお、問題となっている二本松の年間被曝積算量は、1.44ミリシーベルトにしか過ぎない。100ミリでも大丈夫なのだから、こんな低線量でごたごた騒ぐ必要などないと、懇切丁寧に説明しただけである。

「こんな低線量でごたごた騒ぐ必要などない」とのことだが、これには別の科学者から異論が出されていることは、あなたもご存じのことと思う。
たとえばhttp://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323760504578586901615144558.htmlには
「この問題は50年前から議論されており、今後半世紀にわたって議論され続けるだろう。というのも、3つの学派が存在するからだ。まず、低線量被ばくは健康に有益だとする説。次が、フランス学士院に代表される、低線量被ばくのリスクはいっさいないとする一派だ。3つめが、リスクは、「しきい値なし直線仮説」(注参照)で考えられているレベルよりもはるかに高いとする説である。」
という国連科学委議長の発言がある。私の言う「異論」とは、この3つめの説のことである。

私が、山下氏を信用できないと感じる理由の一つとして、他の科学者の意見を福島県民に紹介することなく、自己の考えを確定的な真実であるかのごとくに述べている点にある。しかも、彼は、他の場所では別のことを発言している。たとえば以下のように。(>>93さんの提示したリンクによる。)
「Q「今まで、あなたは安全安全と言ってきたが、5年後10年後に子供たちの健康に影響があったらあなたは責任を取れますか?YesかNoで答えてください」
A「将来のことは誰も予測できない。その質問に答えるには福島県民全員に協力してもらって何十年にもわたる疫学調査が必要。だから、その質問への答えはNoである。」
つまり、山下氏は、誰も予測のできないこと(と彼自身が言っている)、何十年にもわたる疫学調査をしなければわからないはずのこと(と彼自身が言っている)を、「既にわかっていて、健康には全く問題がない。」と発言してしまったのである。これは非常に不誠実な行為だと私には思える。


123. 2013年9月25日 13:38:21 : D5n18OEa32
>>122さん
>上記のようにあなたは言うが、この板の元記事「放射能は大丈夫派」の学者が受けた被害
>(というのか、非難というのか、あるいは受けた側から言えば嫌がらせというのか)の内容は、
>それほど「危険」なものではないように思われる。

その通り。
決してやられた、やったの対称性はそこには無い。
阿修羅で可変IDの勧めもそこにある(笑)
原子力PAをわざわざ阿修羅の管理人さんがリンクしてくれてるのだから、
彼らがやってきたことを、ブログの主含めて放射脳だの尊師だのぞんざいな
言葉を発してるやつらは一度読めといいたいですな。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323760504578586901615144558.html
の記事はためになりました。議論は決して終わったものでもなく、未だ現在進行形で続いて
るの指摘はただしい。そうであるのだから発災直後から、主にNHKの深夜ラジオが発信する
のをキャッチしていましたけれど、繰り返し繰り返し、太平洋を飛行機で渡った時の外部被ばく
量と比較するとか、屋外に何十時間たち続けたときの比較だとか、今回の海洋汚染水でも
海水を何百リットルも飲んだ時と比較するとか、100mSV議論の片方を切って捨てたような
報道の仕方そのものが間違いだった。

LNT理論を100mSV以下に適用可能なのかそれとも不可なのかが、
原発問題の鍵を握るといっても間違いないでしょう。
(「不可とする」といったガバナンス的社会学的な切り捨て方はそれこそ科学的ではない)
もしここが完全否定可能なら原発はやってもいいと個人的には考えるけれども。
だから安全を吹聴する側ならば、一度今回の事故を機に3km圏内、20km圏内
に計画的移住しろと思うわけで
((エートスのバックアップで出来たような遊園地ダークツーリズム計画では無くて))

しかしながら金銭的なものではなく、ガンの発生原因に複雑にからまった
医療と健康問題にかかわる問題なので、これからも議論は続くでしょう、
そこを推進者側は社会学的なサイコロジーの問題として転嫁させている。
けれども本質は100mSV以下の被ばく問題であることは変わりようがない。

ここに登場する住人の健康が気になる今日この頃。
『原発20キロ圏内に生きる男 - Alone in the Zone』
https://www.youtube.com/watch?v=llM9MIM_9U4
正直に生きたい気持ちが、自分らでは決してやってみせることはない
放射能研究者に利用されないことを祈る。


126. 3流人 2013年9月26日 00:13:41 : XctgDAAL2QhHk : KIXlxLUCZ6
>>123
私へのコメントに感謝する。
>議論は決して終わったものでもなく、未だ現在進行形で続いてるの指摘はただしい。

この点に全く同意する。
ところが、この板の元スレでは、「原発事故から2年経って、多くの人が癌や奇形をデマと理解してきたこの頃」と述べている。
極めておかしい。

>>125
私へのコメントに感謝する。
まず、私は現在の日本の状態が「チェルノブイリ並みだ」と断言しているのではないことを指摘しておきたい。
かと言って、「チェルノブイリ並みではない」と断言しているわけでもない。
私は、それはまだわからないと考えている。まずチェルノブイリと福島では、事故の状況が異なり、放射能の漏れ方も違う。
ただ、今だに放射能漏れが続いている福島の今後は、非常に危険ではないか? と考えている。
あなたが引用した「低線量被ばくによるがんの発症リスクが、絶対的な意味でどのくらい高いのか、という問いに答えるのは難しい。線量が低ければ低いほど、不確実性が増す。リスクはないと言う一部の専門家と違い、われわれは、あると考えてはいるが」という文言は、「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」と矛盾する。
山下氏は、福島県民に向かって、まず「低線量被ばくによるがんの発症リスクが、絶対的な意味でどのくらい高いのか、という問いに答えるのは難しい。線量が低ければ低いほど、不確実性が増す。リスクはないと言う一部の専門家と違い、われわれは、あると考えてはいる」と述べるべきであった。
その後に、そして、その後に、「しかし、私の考えでは、今、現在の状況で極度に危険というわけではない。」とでも述べればよかったのだ。
付言すると、2011年3月の時点では、「今、現在の状況で極度に危険というわけではない。」でよかったとしても、低線量被爆が長く続く場合、危険性があると主張している学者がいることも述べるべきであったろう。
さらに言えば、(値が低いとはいえ)長期に渡る被爆を回避するために非難したいと考える人たちへの配慮も必要だったろう。
しかし、そうした配慮は、山下氏の福島県民への発言には認められない。


127. 3流人 2013年9月26日 00:52:26 : XctgDAAL2QhHk : QXwD5arlr2
>>35

引き続き、35さんの意見への疑念を述べる。
私は、20で次のように述べた。
E 現実を見ると、放射能汚染に関して日本は国際的に苦しい立場に立たされつつある。もし、原発事故直後から、「放射能は危ない!」と警告する人々の声に耳を傾け、事故収束にもっと多くの力を入れていたら、汚染水ダダ漏れということにはならなかったであろう。その点で、いわゆる御用学者たちは既に日本の国際的評価を落としたことに一端の責任を持っている。

それに対して、あなたは次のような指摘を行った。

この意見があなたの(阿修羅の)知的レベルを表していますね。
山下先生や中川先生が「心配ない」と言われていたのは原発処理とは無関係。
過度の心配や避難がストレスとなって健康被害を起こす。それは実際の放射能
被害よりはるかに大きいことがチェルノブイリの研究ではっきりしているからです。事故収束を迅速にやるなんて当たり前ですが彼らには専門外だから何も
発言できないのですよ。それは東電や政府のせきにんでしょう。?わかりますか?

まず、私の知的レベルへの御批判に感謝する。
今後少しでも知的レベルが上がるよう心掛けるつもりである。
事故後に多く現れた「放射能は大丈夫」と述べた学者の発言は、果たしてその後の事故処理と「無関係」だと言えるだろうか。
私が感じている福島の原発事故後の日本社会全体の流れは、以下のごときものである。

「事故発生」→「政府・地方自治体などが、大したことはないと言いたがっているように見えるなあ」→「おや? 多くの学者も、大したことはないと言いまくっているぞ」→「東電もそれに安心してか、事故収束に本腰を入れていないのではないか?」→「え? タンクから汚染水が漏れた?」→「タンクが予算をけちった安物だったとの報道あり」→「反原発でも何でもないIAEAからでさえ、厳しい指摘を受けただと?」→「日本への評価は落ちるばかりではないか?」

もし、当初から学者が放射能の危険性を強く指摘していたら(少なくとも、たとえ低線量でも放射能は危険だという説があることを、しっかり述べていたら)、どうだったであろか。私は、以下のようであればよかったと思う。
「事故発生」→「政府・地方自治体は、放射能には十分注意すべきだと言明(避難する人・残る人、双方への支援を強化)」→「学者も、わからないことはわからないと言明しつつ、決して軽い問題ではないことを主張」→「東電は、こうした意見を受け、営利追求は放棄し、全力を事故処理に傾注」(もしくは、東電は解体、国が事故処理専門機関として生まれ変わらせる)(さらに言えば、事故処理に関して国際的な助力を受ける)→「少なくとも、汚染水を保管するのにも、もっとマシなタンクを採用したであろう」→「少なくとも、各国の日本への批判は、今ほどではなかっただろう」

決して無関係ではない。

35さんの「それは東電や政府のせきにんでしょう。?」というご指摘については、賛同する。ただし、もし全ての学者が「放射能は安全です」と言い続けたら、東電・政府は、本気で収束作業に取り組まないのではないか? 「放射能は危ない」という声があればこそ、今後の事故収束作業も進むのではないか?
IAEAが日本政府に厳しい声をあげたのは、なぜか。放射能を危険だと認識しているからではないのか?

それから、私が20で述べた「C 時間がたって、実際に放射能被害が拡大しても、政府・マスコミは、それを隠す可能性がある。かつて、太平洋戦争における戦闘の敗北を政府が隠し続けたように。」については、あなたは異論はないのだろうか。

私は、この点を非常に心配している。
と言っても、35さんは、あのあとこの板にはおいでになっていないようなので、他の方に尋ねるのもいいかもしれない。
改めて書く。

実際に放射能被害が拡大しても、政府・マスコミは、それを隠すのではないか?


129. 35 2013年9月26日 23:06:33 : 0RMIrfEpOif0M : 3Fx2NUsa9v
>>流人さん

35です。すべての質問に回答する時間はありません。上のほうで多摩散人さんとかの文章を読めばわかることでしょうし。

35さんの「それは東電や政府のせきにんでしょう。?」というご指摘については、賛同する。ただし、もし全ての学者が「放射能は安全です」と言い続けたら、東電・政府は、本気で収束作業に取り組まないのではないか? 「放射能は危ない」という声があればこそ、今後の事故収束作業も進むのではないか?
IAEAが日本政府に厳しい声をあげたのは、なぜか。放射能を危険だと認識しているからではないのか

どうですかね?東電腐ってますから、変わらないんではないですか?
それよりも、私が言いたいのは低線量被ばくの問題と原発の問題を切り離して
ほしい。それが第一です。放射能こわい=反原発=東電憎い=政府は嘘つき
この思考回路を断ち切って、それぞれを別個に考えてみてください。
もうあの事故から2年半ですよ。そろそろ冷静になってほしい。

事故の後、すべての科学者が「どんなに低線量でも被爆は危険、将来癌になる可能性を否定できない。みんな逃げなさい。」なんていったらどうなってましたか?日本中うつ病患者だらけ。福島の子供たちはみんなノイローゼ。わたしも今仕事できる状態ではなかったでしょう。あの時いち早く福島入りした専門家がいたから多くの人たちがいま暮らしていける。

それは流人さんの心にはとどかなかったけれど、救われた人も多いのですよ。
それは洗脳ではない。分からない人にはわからないのだ、と思うけど。


130. 3流人 2013年9月27日 00:44:32 : XctgDAAL2QhHk : 7mKbaOMjZM
>>129
私へのコメントに感謝する。

>どうですかね?東電腐ってますから、変わらないんではないですか?

ここから先は水掛け論になるのかもしれない。
しかし、今、私の思うところを書いておくと、「変わりにくい東電を変える」もしくは「企業としての東電を解体する」ためにも、「放射能の危険性(その可能性)」を重視すべきだと考える。

思うに、あなたと私の意見が食いちがうのは、事故後の政府の声明やマスコミの報道などに対する感じ方の違いに起因するのではないかと思われる。
あなたは、「まだ分かりもしない放射能の危険性を大声で述べ立てるのは変ではないか?」と苦々しく感じたのではないか?
私は、「まだ分かりもしないのに、安全だ安全だと宣伝するのは変ではないか?」と苦々しく感じていた。

>すべての科学者が「どんなに低線量でも被爆は危険、将来癌になる可能性を否定できない。みんな逃げなさい。」なんていったらどうなってましたか?

私のコメントを見ればわかっていただけると思うが、私は、全ての科学者が「どんなに低線量でも被爆は危険、将来癌になる可能性を否定できない。みんな逃げなさい」と言えばよかった、と考えているわけではない。
「どんなに低線量でも被爆は危険」というのも、私から見ると、「わからないことを確定的に言っている」という間違いを犯しているからである。
私としては、事故のすぐあとの場合、科学者は(たとえば、その科学者が低線量被爆の被害をごくわずかだと考えていたとしても)、このように言えばよかった、と考えている。
「私の考えでは、現段階で緊急に避難が必要なほど放射能が捲き散らかされているとは言えません。ですから、皆さん、まずは落ち着いて下さい。しかし、学者の中には、たとえ線量が低くても健康に害を及ぼすと言っている人たちもいます。低線量被爆の問題は、現代の科学では完全にわかっていないというのが、現実です。したがって、避難したいと考える住民の方もおられるでしょう。私も、一国民として、そうした方がスムーズに避難できるよう、声を上げていくつもりです。また、避難せずに故郷で暮らし続けたいという方もいらっしゃるでしょう。そうした方には、私の専門家としての知見から、適切なアドバイスを差し上げたいと思います。」

むやみに「安全だ、安全だ」と押しつけるのは、かえってそれを聞いた人に不安を抱かせるのではないか?
これは、今からでも遅くはないが、一種の「避難する権利」と「それを助成する行政システム」を、かなり広い地域に適用した方がよい、と考える。

>放射能こわい=反原発=東電憎い=政府は嘘つき
この思考回路を断ち切って、それぞれを別個に考えてみてください。

アドバイスに感謝する。私も、「それぞれを別個に」考えた場合、どのような判断が生まれるのか、私なりに試してみるつもりである。

>もうあの事故から2年半ですよ。そろそろ冷静になってほしい。
2年半たったのに、事故は収束する様子はなく、むしろ事態は深刻化している。
もちろん冷静であるべきだが、福島(さらにその周辺)に暮らす人々にとって、避難するべきかどうかという問題は、今後いっそう大きなものになるのではないか?

もし、被害が大きくなってしまった場合、放射能安全論を振りまいた学者たちに、責任の一端があるとする私の考えは、今も変わっていない。ただし、それは法的な責任というよりも、道義的な責任とでも言うべきものかもしれない。

最後に、この元記事で問題になっている「今回の被曝量は少ない、などと言っていた専門家が、事故後数か月後にはマスコミには出なくなってしまった」ことの理由について、私の思うところを書いておく。
それは、(この元記事で述べられていることとはちがって)、
最初は「大したことはない」と断言していた学者も、その後、「いや、自分が考えていたよりも、ずっと危険な状態なのかもしれない。軽々に安全だ、安全だと述べるのは、科学者として正しくない」と考えたからではないか?

そして、私の頭から消えない最も大きな疑問は、相変わらず、「実際に放射能被害が拡大しても、政府・マスコミは、それを隠すのではないか?」というものである。

さて、この数日、投稿を繰り返してきたが、いよいよ仕事に追い詰められてきた。昨日・今日、多摩散人さんがおいでにならなかったのは残念だが、私の方は投稿をする時間的余裕がなくなってきた。
「書き逃げ」のように見えて、はなはだ申し訳ないが、しばらく阿修羅への投稿はお休みとなる。
私の疑念にコメントを下さった方々に、感謝を申し上げておく。ありがとう。


131. 2013年9月27日 02:28:51 : 5jdUq7oydU
>130 3流人さんへ。
 多摩散人です。

 せっかく情報を頂きながら、それを踏まえた議論をあなたと出来ず、申し訳ありません。物事を議論する時は、考える時間が必要なので、こういう結果は、或る意味で仕方ありません。

 私は、問題を二点に分けることを考えていました。

 一つは、山下俊一先生が、どういう場で、誰を相手に、いつ、どういう発言をしたか。反原発派の言い方を借りれば、山下先生は嘘を言ったかどうか。

 もう一つは、放射能の危険性とはどういうことか。さらに、ある物質や現象が人間にとって危険であるとはどういうことか。特に、その危険であるものの量と危険性の大きさの関係について、そしてその危険性の大きさをいかに表現するべきかについて。

 私は、明らかに後者の方が重要と考えて、少しずつ資料を集め始めたばかりです。これは決して無駄にせず、私の将来の議論に生かします。あなたのハンドルネームは忘れません。ハンドルネームのない人は、何とかアドレスとか言うものは、覚えきれません。変わったり、取り換えたりすることも出来るらしいし。取りあえず、いったん、お別れのご挨拶まで。


132. 2013年9月27日 02:36:23 : 5jdUq7oydU
>131 追加。多摩散人です。

言わずもがなですが、この投稿は、

『科学者が放射能騒動に関わらなかった理由(ブログ版ききみみずきん)』

で、多摩散人と3流人さんは、単なる二コメンターに過ぎません。3流人さんがいったん休場し、私は考え中としても、議論はいくらでも出来るはずです。関係なく続けて下さい。


134. ねぎ玉 2013年9月28日 20:08:17 : MZ4My4/5b1FrA : sdHdzVozVs
デマだのエセだの尊師だのとさんざん莫迦にしておいて、それでいて相手方には冷静さを強要するというのは、どれだけ傲慢な人なのかと思いますね。恐らくこういう元記事のブログ主のような人とは、まともな議論は望めないのではないでしょうか。

135. 2013年9月30日 23:26:12 : XXhldHt4HI
金を出したスポンサー様が喜ぶデーターを提出するのが科学者様の汚仕事?

プルトニウムは重くて飛ばない。
プルトニウムは飲んでも安全。

中川右介さんが指南?!: 年間20mSv暫定被曝基準値、文科省折衝 の切り込みどころ
://togetter.com/li/139915


ご都合で基準値を変更されても、人間側は変わっちゃいませんね。

放射線被曝量

安全基準
://shimonagaya.com/radiation.htm



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