http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/658.html
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130919-00000115-mai-bus_all
毎日新聞 9月19日(木)21時20分配信
東京電力は安倍晋三首相の指示を受け、福島第1原発5、6号機の廃炉や、廃炉費用の1兆円積み増しなど、これまで先送りしてきた課題に前向きに取り組む姿勢を示した。政府は廃炉指示に伴う追加支援について「全くの白紙。現時点では考えていない」(菅義偉官房長官)とするが、それでも東電が対応するのは、汚染水や廃炉対策への意気込みを示すことで、懸案の柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働に活路を開く狙いがあるとみられる。
東電は2011年5月、事故を起こした福島第1原発1〜4号機の廃炉を決めたが、設備面では再稼働が可能な5、6号機の取り扱いは「未定」としてきた。年内には廃炉を正式に決める方針だ。その後は、1〜4号機の廃炉を進めるための実証実験施設として活用する。
東電は経費削減などで、今後10年間で1兆円の廃炉費用を追加確保する考え。東電がこれまで廃炉費用として用意したのは約9600億円に限られており、汚染水問題でも巡回要員が当初十分に確保できず、貯蔵タンクの汚染水漏れの発見が遅れるなど「費用重視の姿勢が問題を悪化させた」(自民党議員)との批判が根強かった。廃炉費用の追加確保で費用の不安を払拭(ふっしょく)し、さらに貯蔵タンクにたまった汚染水の浄化も「14年度中」と期限を切って早期処理に向けた姿勢を示した。
廃炉を決めた場合に一度に発生する損失は、年内に行われる会計制度の見直しで、従来の約2000億円から数百億円規模に減る見込みで、決算への影響は軽減される。費用が電気料金に転嫁できるようになることも、思い切った判断の背景にありそうだ。
一方、東電が再稼働を目指す柏崎刈羽原発は、原子力規制委員会による安全審査の申請もできていない。新潟県の泉田裕彦知事の反発に汚染水問題も加わり、手続きの入り口で立ち往生している。こうした状況への危機感も、東電の背中を押したとみられる。【清水憲司、浜中慎哉】
関連記事
首相が“汚染水”現場を視察、5・6号機廃炉も要請(TBS) 再度「完全にブロックされているわけであります」
http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/907.html
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。