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東京五輪もリニア開通も中止して汚染水対策に全力を注ぐべき
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2013-09-19 陽光堂主人の読書日記
東電は汚染水の実態を次々に明らかにしており、1年8カ月に亘って放射性物質を海に垂れ流していたことを認めました。「YOMIURI ONLINE」は、昨日付で次のように報じています。
(http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130917-OYT1T01024.htm)
汚染水、1年8か月間流出の可能性…東電発表
福島第一原子力発電所の貯蔵タンクから漏れた汚染水中の放射性物質が、雨水とともに約1年8か月間にわたって、周辺の地中や港湾外の海に流出し続けていた可能性があると、東京電力が明らかにした。
東電の説明では、2012年1月と2月に、2区画のタンクからの汚染水漏れを見つけ、漏水部分をふさぐ補修工事を行ったが、タンクを囲む汚染水の外部流出を防ぐせきの排水弁は当時から開きっぱなしにしていた。先月に300トンの汚染水漏れなどが見つかったタンクがある2区画とは別だった。
東電は15日、台風18号の接近に備えてせき内にたまった雨水を採取し、検査を実施。その結果、この計4区画のせき内の雨水には、ストロンチウムなどの放射性物質が1リットル当たり17万〜2400ベクレル含まれ、国の放出基準値(同30ベクレル)を大幅に上回っていた。東電は17日、「せき内に残っていた放射性物質が雨水と混ざり、排水弁を通じてせきの外に流出した可能性がある。外洋への流出も否定できない」と話した。 (下線は引用者による)
汚染水は溜まり続ける一方で、全てをタンク内に入れることはできませんから、排水弁を開きっぱなしにしていたわけです。「外洋への流出も否定できない」という言い草は丸で他人事のようで許し難いですが、東電一社では対応できないことは明らかです。
先日台風18号が襲来した際、約1130トン排出したと東電は発表していますが、事故以来2年半の間に大量の雨が降っていますから、トータルすれば莫大な量の汚染水が放出されたはずです。今回東電が認めたことで、その杜撰な対応振りが明らかとなりました。
今日、安倍は福島第1原発を視察し、放射能汚染水漏れへの対応状況を自ら確認するそうです。IOCでのプレゼンテーションで「完全にコントロールされている」と言い切ったことと矛盾していますが、それが嘘であることが明白となり、慌てて現地へ飛んでパフォーマンスすることにしたのです。安倍の一行が向かえば、現地での作業が中断されるのでいい迷惑です。
ドイツのキール海洋研究所は、汚染水問題が露呈する前からセシウム137が太平洋に拡散する様子をシミュレーションして公表しており、それによれば2014〜2015年頃には福島原発由来の放射性物質が米国西海岸に達するそうです。そうなったら大騒ぎになることでしょう。
米国などから「アベシンゾーは大嘘つきだ」と非難の大合唱が始まったら、東京五輪どころではなくなります。これ幸いとばかりに天文学的な賠償金を要求されることでしょう。東京五輪もリニアも中断して、国家挙げて福島原発事故被害拡大に全力を注ぐべきです。もちろんその前に東電を破綻処理すべきで、諸外国も納得する手順を踏む必要があります。
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