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2013年09月17日 がんばれ福島原発!
事故から2年半が経過し、やっとタンクからの汚染水漏れが公表された。
現場では、タンクからの汚染水漏れは日常茶飯事だったが、採用されたタンクが陳腐なもので
漏れるのは当たり前というのが全員の一致した認識だったようだ。
公表前には、漏れる度にボルトの増し締めなどで対応してきたが、その対処も限界に来たという
ことらしい。
現場には、古くから原発で働いてきたベテラン作業員の姿が無く、経験の浅い作業員が主力と
なっている。
これは、被ばく線量が限界まで来ているという事だけではなく、あの過酷な現場で支払われる
賃金が大きな問題となっている。(除染作業の方が賃金が高く被ばくもしないので楽だという
理由が大半を締めている)
事故から9ヶ月で「冷温停止状態」という言葉を作り、「事故収束宣言」をしたことで、お金の
流れが、事故対応から除染へと大きく舵を切ってしまったことが原因だ。
その直後から、現場では「資材が足りない」という声が上がったが、元請を含め東電も口をそろえて
「何とかしのいでくれ!」だったそうだ。
こんな中で作られた汚染水タンクなど、品質が低いことは明らかだ。
次々とトラブルが発生する原発では、ベテラン作業員の姿が消えノウハウから来る現場対応は
もう期待出来ない・・・今まではこれに頼る所が大きかったのだが
また、指導員クラスもベテランの数が少なくやる事が多すぎて手が回らないというのが事実だ。
どうなってしまうのか???
現場を知らないあるいは経験の浅い人間による事故対応計画の立案から作業まで行う事になる。
とすると、軌道修正するステップを設けることが出来ない。
現場では、やってみないと判らないということになり、当然トラブルが多発する可能性が高くなる
という負の連鎖が続いて行く事になる。
お金を掛けることで、様々なトラブルは解消できると安部首相を筆頭に考えているのだろうが
そんな安易に考えられる状況ではない。
当然、お金は掛かるが、それ以上に人材の枯渇が大きな問題になっているのだ。
作業員の間では、諦めムードが蔓延している。
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