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不自然な台風の動きを奇貨として東電が汚染雨水を大量放出
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2013-09-17 陽光堂主人の読書日記
台風18号は懸念された通り、各地に大きな被害をもたらしました。最近は異常気象が頻発していますが、この台風も通常とは違う動き方をしています。
可笑しな点を幾つか挙げると、次のの通りです。
@ 台風から比較的離れていた近畿地方に雨雲が丸一日停滞した。
A 日本に近づくにつれ勢力を増し、そのまま愛知県豊橋市付近に上陸。
B 日本列島を縦断したにも拘らず勢力は余り衰えず、北海道から離れると共に温帯低気圧に変化。
C 各地で突風・竜巻が発生した。
いずれも気圧の変化などで説明できるのでしょうが、単なる自然現象として片付けてよいのでしょうか? 上陸したのに勢力が衰えなかった点は真に不自然で、外部からエネルギーを注入されたのでしょうか?
台風は海寄りに進んでいるので、温かい海水からエネルギーを得たのかも知れませんが、主要都市や原発付近を狙ったかのような進路で、人為的なものを感じます。HAARPで操作された疑いもあります。
京都や滋賀は水害に見舞われましたが、こんな大きな被害になるとは予想されていませんでした。特別警報のシステムが導入されて直ぐに適用された点も気になります。
福島第1原発の液状化も懸念されますが、雨水が溜まったという名目で、どさくさ紛れに汚染水を放出してしまったようです。FNNは、本日付で次のように報じています。
(http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00254041.html)
福島第1原発 規制庁の了解得ず地上タンク周辺のせきの雨水排水
台風18号による大雨にともない、東京電力は、原子力規制庁の了解を得ないまま、福島第1原発の地上タンク周辺のせきにたまった雨水を排水していたことがわかった。
8月に発覚した汚染水問題を受け、東京電力は、タンク周辺のせきに雨水などがたまった場合は、いったん別のタンクに回収したあと、放射性物質を検査し、基準を下回った段階で排水するマニュアルをまとめていた。
しかし、今回、せきの中の雨水が急速に増えたことから、マニュアル通りの手順を踏まず、原子力規制庁の了解を得ないまま、排水していたという。
これについて、東京電力は「緊急的な措置で、規制委員会には一方的に報告した」としている。
排水した雨水に含まれる放射性物質は基準値以下と報道されていますが、どれだけ排水したかは明らかではありません。恐らく大量に放出したのでしょう。規制委員会に事後報告で済ませた点も怪しく、タンク内の汚染水も一緒に排出された疑いがあります。
台風による雨で大量の水が海へ流れていますし、溜まり続ける汚染水は海に流すのが既定路線になっていますから、台風の襲来は絶好のチャンスで、これを逃す手はありません。東電が原子力規制庁の了解を得なかったのは阿吽の呼吸によるもので、規制庁の責任逃れを謀ったとしか思えません。
東電が小手先の対策しか講じないのは、捻出できる費用に限りがあるからです。営利企業だから当然で、破綻処理すればそうした制約から逃れることができます。政府が東電を破綻させないのは株主や債権者を守るためで、セオリー通り破綻処理すれば銀行や大企業が大きな損失を被ります。そうなれば役人も天下りできなくなります。
要するに政府は、既得権益層の利益を第一に考えているのです。政府が前面に出て汚染水対策を講ずれば血税が無制限に投入され、国民の負担は止めどなく大きくなります。
しかしそうしたカラクリを知らない多くの国民は、政府の「積極姿勢」を歓迎しています。東電を早急に破綻させるべきですが、自公民が議席の多数を占めている現状では到底無理です。下手をすると、この国は東電と心中することになるかも知れません。
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