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原発稼働ゼロの日を迎えて ー先ずは、安倍首相、田中委員長のいい加減発言の糾弾からー
http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/64169819.html
★孫崎享氏の視点ー<2013/09/16>★ :本音言いまっせー!
関西電力大飯原子力発電所の3号機が2日に停止したのに続き、
4号機が15日、定期検査のため運転を停止した。
国内で稼働する原発は1年2カ月ぶりにゼロとなる。
今後、大飯3・4号機を含む原発の再稼働には規制委の安全審査を受け、
地元自治体の同意を得る必要がある。現在、4電力6原発12基が
安全審査を申請している。
これから、原子力発電所の再稼働をどうするかの正念場を迎える。
民主党政権が原発の再稼働に踏み切った条件は、野田首相が
2011年12月16日の記者で、福島第1原発の1号機から4号機の
原子炉に ついて、
「原子炉はすべて“冷温停止”状態となり事故は収束した」と
大嘘をついたことから始まる。
まずこの大嘘が今、国民の前に明らかになっている。
一号機から四号機まで全く収束していない。
それだけではなくて、今後も新たな超深刻な危機を内蔵している。
@ 四号機の使用済み燃料は今極めて不安定な建屋にあるが、
この建屋は地震、台風等巨大震災の際には崩壊の可能性があり、
使用済み燃料同士が触れ合う状況になれば、燃料は制御なしの
再稼働し状況に入り、想像絶する大惨事になる
A 幾つかの炉心はその所在、活動状況すら確認されておらず、
支えていた鉄の部分、コンクリートを超え、地面にめり込んでいる状況が
想定され、その際には流れくる地下水に直接接し、汚染水垂れ流しは
全く解決されない。
いずれにせよ、福島原発事故は全く持って収束しない。
この中で、首相をはじめとする政府がどの様な認識をするかであるが、、
安倍晋三首相が国際オリンピック委員会(IOC)総会で
「状況はコントロールされている」、「汚染水の影響は原発の港湾内の
0・3平方キロメートル範囲内で、完全にブロックされている」などと
発言した。
更に危機的状況なのは、原子力規制委員会の田中俊一委員長の対応である。
原子力規制委員会の田中俊一委員長は、安倍首相が国際オリンピック委員会
総会で「状況はコントロールされている」などと発言したことに関連し、
「心配しなければいけないような状況でないことは、私もそう思っている」
とし、、規制委のこれまでの対応について「非常に良くやっていると思う」
と自賛する一方、「メディアもあまりピリピリしないで、よく見ていて
ほしい」と述べ、報道が不安をあおっていると主張した。
こうしたいい加減な判断を首相、原子力規制委員会委員長が行っている
ことへの追及はほとんどない。
原発再稼働については、政府の対応と共に、地元の反応が極めて重要で
あるが、容認の発言が続く。
15日時事は次の報道を行った。
「安全稼働は”十分可能”=大飯原発の実績強調−福井知事。原発活用は、
エネルギー資源に乏しい日本の重要かつ大きな課題」、
原発なしで日本が現下のエネルギー問題に対応できることは証明されて
きている。他しか茨城県だけで、再生エネルギーは原発一基分の発電を
している、
最も重要なのは地域住民の覚醒である、
もう原発関連の税等にたかる心理をやめよう。
原発事故が起これば現在の地に住めない。職を含め、全てが無になる。
今まで以上に国民の動きが重要になる。
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