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Natureのeditorial: 核の過誤:福島クライシスを研究し鎮静させるために日本は国際的援助を依頼すべきである
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/483.html
投稿者 ニューロドクター乱夢 日時 2013 年 9 月 10 日 00:52:35: wyCbfwX.95FPw
 

Natureのeditorial: 核の過誤:福島クライシスを研究し鎮静させるために日本は国際的援助を依頼すべきである

http://marugametorao.wordpress.com/ ニューロドクター乱夢随想録

http://www.nature.com/news/nuclear-error-1.13667
Nuclear error
Japan should bring in international help to study and mitigate the Fukushima crisis.
(核の過誤:福島クライシスを研究し鎮静させるために日本は国際的援助を依頼すべきである)

新潟大学医学部の小野寺理先生のfacebookから情報を得ました。貴重な情報をありがとうございます。

Nature Editorial編集委員の福島原発からの汚染水漏洩への日本政府および東電の対応についてのコメント(内田樹研究室から引用)

http://blog.tatsuru.com/2013/09/06_1112.php
Natureから
9月3日のNature のEditorialに福島原発からの汚染水漏洩への日本政府および東電の対応について、つよい不信感を表明する編集委員からのコメントが掲載された。
自然科学のジャーナルが一国の政府の政策についてここまできびしい言葉を連ねるのは例外的なことである。
東電と安倍政府がどれほど国際社会から信頼されていないか、私たちは知らされていない。
この『ネイチャー』の記事もこれまでの海外メディアの原発報道同様、日本のマスメディアからはほぼ組織的に無視されている。
汚染水の漏洩で海洋汚染が今も進行しているとき、世界の科学者の知恵を結集して対応策を講ずべきときに、日本政府は五輪招致と米軍のシリア攻撃への「理解をしめす」ことの方が優先順位の高い課題だと信じている。
五輪招致を成功させたければ、まず事故処理について日本政府は最大限の努力をもって取り組んでいるということを国際社会に理解してもらうのが筋だろう。
だが、招致委員長は「東京と福島は250キロも離れているので、心配ありません」という驚くべき発言を昨日ブエノスアイレスで行った。
海外の科学者たちが「福島の事故は対岸の火事ではない。私たち自身に切迫した問題だ」という危機意識を持って国際的な支援を申し出ているときに、東京の人間が「福島の事故は250キロ離れた『対岸の火事』ですから、五輪開催に心配ありません」と言い放っているのである。
怒りを通り越して、悲しみを感じる。

英語を読むのが面倒という読者のために『ネイチャー』の記事の抄訳を試みた。

破壊された福島の原子力発電所から漏洩している放射性物質を含んだ流出水は、1986年ウクライナでのチェルノブイリ・メルトダウン以後世界最大の原子力事故の終わりがまだ見通せないことをはっきりと思い出させた。
2011年3月に福島原発に被害を与えた地震と津波の後、この地域を除染するための努力は今後長期にわたるものとなり、技術的にも困難であり、かつとほうもない費用を要するものであることが明らかとなった。
そして今またこの仕事が原発のオーナー、東京電力にはもう担いきれないものであることがあらわになったのである。
日本政府は9月3日、東電から除染作業を引き継ぐ意向を示したが、介入は遅きに失した。
事故から2年半、東電は福島の三基の破壊された原子炉内の核燃料の保護措置についての問題の本質と深刻さを認識していないことを繰り返し露呈してきた。
毎日およそ40万リットルの水がロッドの過熱を防ぐために原子炉心に注水されている。汚染された水が原子炉基礎部に漏水し、コンクリートの裂け目を通じて地下水と近隣の海水に拡がっていることを東電が認めたのはごく最近になってからである。
東電以外の機関による放射能被曝の測定は難しく、私たちが懸念するのは、この放射能洩れが人間の健康、環境および食物の安全性にどのような影響をもたらすことになるのかが不明だということである。
問題はそれにとどまらない。使用済みの冷却水を保存している1000の貯蔵庫があり、これらは浄化システムによる処理を経ているにもかかわらずトリチウムやその他の有害な放射性核種を含んでいる。漏洩はこのシステムがいつ爆発するかわからない時限爆弾(laxly guarded time bomb)だということを明らかにした。
ゴムで封印されたパイプや貯蔵タンクが漏水を引き起こすことは誰でも知っていることである。東電が漏水を検知する定期点検を信頼していたというのは無責任とは言わぬまでも不注意のそしりは免れ得ない。(careless, if not irresponsible)
(・・・)
政府の過去の対応と情報政策から判断する限り、日本政府も、東電と同じく、この状況を制御し、パブリックに対して情報を開示する能力がもうないのではないかという疑念を抱かせる。(Given the government's past actions and information policies, one might doubt whether it would be any more competent than TEPCO at managing the situation and communicating it to the public)
週明けに、漏水しているタンク付近の放射線量は最初に報告された数値の18倍であることがわかった。漏水は当初ただの「異常」とされたが、のちに真性の危機(a genuine crisis)であることがわかったのである。
日本は国際的な専門家に支援のための助言を求めるべきときを迎えている。米国、ロシア、フランス、英国などは核エンジニアリング、除染および放射線の健康被害についてのノウハウを持っており、日本の役に立つはずである。
国際的な研究と除染のための連携はモニタリングと危機管理の有用性と有効性についての粉々に打ち砕かれた信頼(shattered public trust)を回復するための一助となるであろう。
漏水が最も大きな影響を及ぼすのは福島沖とそこから拡がる太平洋への影響である。この影響については精密なモニターがなされなければならない。
日米の科学者によって2010年と2011年に行われたアセスメントでは二つの重大な問題が答えられぬまま残った。どれだけの放射能が海洋に浸入しているのか?原発事故以後長い時間が経ったにも拘わらずいくつかの種において高いレベルの放射能が検知されているわけだが、問題の地域の魚介類の消費がいつ可能になるのか?漏水によって、これらの問いへの答えることが喫緊の課題となっている。
(・・・)
安倍晋三首相と彼の政府は科学研究支援を約束した。彼らには情報を集め、それを共有することを通じて世界中の研究者を激励し、支援する義務がある。チェルノブイリでは科学者たちは原発事故後に何が起きるかについて研究する機会を逸した。福島ではせめてそれだけでも成し遂げたい。(引用終了)

 

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コメント
 
01. 2013年9月10日 05:51:50 : VowCgjqMmU
首相が 世界に対して ふくいちを速やかに
処置することを約束してしまった以上
他国への応援依頼は それ相応の相手からの
条件を満たす必要がある
汚染水の処理や地下水の処置 使用済み核燃料
及び 溶融した核燃料の回収 建造物の解体など
とそれら汚染物の処理 作業中の被曝の防止策
指揮系統の変更から扱いやすい作業員への編成
もはや 日本ではなくなり ふくいちという出稼ぎ
する者のための小国になってしまうと思う
現状がうまくいっていない理由は やることを
やっていないからなので 自国で出来ることを
他国にお願いしたら 今まで貯めてきたものを
使い果たし 借金しか残らない社会になる

02. 2013年9月10日 11:02:06 : 7XNofPIkkU
破滅の道を、突き進んでいると言うことは、そこに、人智を超えた力が働いていると言うことかもしれない。

03. 2013年9月10日 11:12:45 : T4uRL2XSVg
同様にお金のことを考えていました。
よく国際的支援を要請せよ、というが、これは日本が引き起こした
事件で、諸外国が協力すべき義務も責任もありません。
こちらの事情で他国の人々に危険な業務を依頼するならば
依頼を受ける側の立場が強く、料金もそれに沿ったものとなります。
生産性のない事業に何十年も費用を支払い続けることになります。
日本は貧困国になるかもしれません

04. 2013年9月10日 12:26:48 : XgZ6cDwn0o
『対岸の火事』かあ。完全に棄ててるな。
暗黒の人体実験エリアでもあるふくいち周辺を、廃炉城下町エデンとしてスケープゴートにするだけでは済まないだろう。
白人のように徹底した排除を行えないのも日本の特徴だ。
なんだかんだ言っても、日本全国、ふくいちとは絆で結ばれちゃうんだな。
日本はすでに加害国であり、生きることを必要としない自爆テロ国家でもある。 構図は同じでも、広島・長崎の原爆程度で、済むとは思えない。

金について言えば、福一を設計・製造・施工したGE・東芝・日立・鹿島建設は製造物責任があるはずだが、金を出すこともなく、名前だけ出して、作業は下請けに丸投げで人員を出すわけでもなく、税金で焼け太りしている。
貧富の格差が激しくなるのは間違いない。マフィアにとことん吸い取られちまう。
貧困国と言っても、金はあるところにはあるんだな。
破滅といっても、マフィアが破滅するわけではない。将来的な廃炉ビジネスの展開を見据えて、福一から海外の企業をシャットアウトし、廃炉技術の蓄積に励んでいる。
バカを見るのは、貧困と病苦に冒された大多数の国民だ。

『日本は「原爆加害国」になったと断ず』
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-1249.html
「原爆被害国の日本は原爆被害を利用するという国策のもとに、原爆加害国のアメリカと利害を一致させてきた。なぜ利害が一致したかといえば、日本が『原子力国家』としての第一歩を踏み出したからである。この場合の『原子力国家』とは、核分裂の軍事的応用である原子爆弾を開発したアメリカという文字通りの原子力国家ではなく、核分裂の軍事的応用の結果としての原子爆弾の効果(影響)を国策としてアメリカと共同して調査研究できたという意味である。このような日本国は言葉をかえていえば、『原爆加害国』である。つまり、日本は広島、長崎の原爆以前も侵略国家であった。そして原爆以後も日本は加害国家であったということである」 「次のことを強調したい。占領下の原爆調査の中心は、妊産婦と新しく生まれてくる乳幼児、成長していく子どもたちの徹底した調査であった。女性と子供が最も調査対象になったのである」


05. 2013年9月11日 04:48:02 : T4uRL2XSVg
東北を切り捨てましたよね
五輪招致は、資金も人員も機械も有限なのに、
それを東京に集中するという宣言ですから

思うに80年代まで充分太らせ、その後中間層を貧困層に突き落とし
富裕層大企業に資金を集める、階層的な切り捨てが行われ
次に放射能汚染で生産性のない東北を切り捨てた

五輪招致決定後、NHKをはじめ各放送局がニュースとして
露骨な株の買い煽り宣伝を流しているのが気がかりです
仕上げにかかったのではないか
7年以内に日本の息の根が絶たれる気がする


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