15. taked4700 2013年9月09日 13:48:36
: 9XFNe/BiX575U
: gnpfDNPD76
>>14>地下水が汚染すれば、植物によってすいあげられもするし、湧出した地下水で河川が汚染することもある。いずれ汚染はどこもかしこもとなる。 確かに、地下水を植物が吸い上げることはごく普通です。また地下水が湧出することもあります。 ただ、福島第一原発の今の状況、あくまでも今の状況ですが、これはある程度特殊性があるようなのです。 福島県内の地域名として、浜通り、中通、会津と言うものがありますが、これがその特殊性を反映したものです。 http://roadweb.web.fc2.com/html/fukushima.htm より引用します。 >3つの地域 >福島県は東に阿武隈高地、西に奥羽山脈が南北に走り、地理的に中通り、会津、浜通りの3つの地域に分けられます。 >中通り地方は阿武隈高地と奥羽山脈に挟まれた地域、会津地方は新潟県境に連なる越後山脈と奥羽山脈の間、浜通り地方は阿武隈高地の東側の太平洋の地域です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E6%AD%A6%E9%9A%88%E9%AB%98%E5%9C%B0 より引用します。
>阿武隈高地は、阿武隈川流域盆地(概ね国道4号沿線)から太平洋沿岸(国道6号沿線)を直結する河川に乏しいため、富士川流域や三遠南信(天竜川流域)や濃尾(木曽三川流域)や信越(信濃川流域)のような「内陸と沿岸が山地を越えて親密」とは逆に、内陸と沿岸の交流は浅い。 ということで、福島第一原発が立地している浜通りは、すぐ内陸側に阿武隈高地があり、これは宮城県南部から茨城県北部まで、福島県の沿岸部を南北に貫いているのです。つまり、福島第一原発の地下を流れている水は基本的にすべて阿武隈高地から太平洋へ流出する流れなのです。 もちろん、これは基本的にということであり、100%がそうであるとは言えまえん。しかし、ほぼ100%と言っていいレベルであるのは多分確かです。 ですから、太平洋へ流出する分にはほぼ関東地方や東北地方全体の地下水へ影響を与えることはないのです。心配は、下手に流出防止だといって止水壁を海岸沿いに造り、太平洋への流出を止めてしまうことです。こうすると、地下水の大きな流れが止まり、当然、その中を今度は温度循環とかまたは垂直方向の流れに沿ったりして、巡り巡って関東や東北全体の地下水汚染につながる可能性があります。 相当に深い観測井戸を掘り、地下水の動きをよく観察してから対策をうたないといけないと思います。 |