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「秋場龍一のねごと」ブログ
http://akiba1.blogspot.jp/2013/09/blog-post_6.html
これまで大型クレーンが倒れたら各メディアが一斉に報じ、警察が現場検証した。なのにフクイチは……
きのうの午前8時ごろに福島第一原発3号機建屋近くの大型クレーンのアームがバキンッと折れた。
なのに、メディアの第一報は夕方のテレビニュースだった(もっと早く報じたメディアがあったらごめん)。しかも、東京キー局で報じなかった局もある。新聞もすくなくとも、ぼくがけさ見た朝日新聞は報じてない。東京新聞はウェブ版で共同配信を載せていたのは見た。
いままで街中の建設現場などで、大型のクレーンが倒れたことは何度かあり、そのときはすべてのマスメディアが一斉に直ちに報じたはずだ。
そりゃそうだろう。あんなでかくて重いものが落ちれば、下敷きになった人は死ぬし傷つくし、建物は破壊されてしまうのだから、格好のニュースネタになる。
なのに、今回のフクイチで起きた超大型クレーン事故は、これまでの報道姿勢とは様相がちがう。
それに、こんな事故が起きれば、すぐに警察が現場に急行して、検証活動をしていた。
なのに、今回の事故には、そういう事故捜査をおこなったということが報じられていない。
この事故が有する深刻さは、これまで起きたクレーン事故をはるかに凌駕するだろう。
冗談じゃなく、あの長いアームが、4号機の使用済み燃料プールに落ちていたら、いまごろ日本中パニックで、東北・関東の住民は必死の様相で北へ西へと、逃げ出していたことだろう。日本どころか、世界中がパニックになったことはまちがない。
今回のこの事故へのメディアや警察の対応は、五輪招致決定のタイミングとリンクしているのではないか。
「いまこのタイミングで、フクイチが騒がれるのはまずい。ここは官民あげてシカトでいこう」という、暗黙的な諒解ができてのことではないだろうか。
そうまでしてオリンピックを東京で開催する必然性ってあるのかな。もし、あるとするならゼネコンとマスメディアくらいか……。
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