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2013/9/4 晴耕雨読
中川 均氏のツイートより。
汚染水は1年で15万d出るのだから、当面1年に1個の15万dプールを造成するのが良い。
もちろん溶接した鋼鉄製の箱にコンクリートを張った50年は耐久性のあるものが条件だ。
難しい技術ではない。
そう高価でもない。
要するに早くやれということだ。
数年後は「水ぶっかけ方式」から脱却すべきだ。
林氏:メルトスルーした事故炉のデブリ(炉心溶融生成部)の回収と隔離には現状に於いては全く道筋が見えておらず、デブリを隔離完了した時点から本格的な廃炉処理が開始されるのです。廃炉完了は想定でありますが約半世紀を要するものと思われます。
東電の発表では半減期250日の放射性銀が海洋に流出しているとのことですが、デブリでは今も核分裂反応が進行しているということの証明でしょうか。
デブリは冷却水に沈下しており、高温化をまぬがれているのではないのですか。
教えて下さい。
林氏:今回の事故の国会事故調報告書の解析と提言を送付します。→http://t.co/wUCLFbRix1 核燃料は放射性同位体であり、崩壊熱を発生しながら同位元素としての崩壊が継続します。故に冷却しなければ数千度で融解する事になります。
林氏:デブリ(炉心溶融生成物)となり全てをスルーする事になります。再臨界(核分裂連鎖反応)は起きておらず、冷却不全によるデブリ化が起きたのです。当該事故はメルダウン(炉心溶融)となり、一部はメルトスルー(炉心抜け)していると推定されております。
林氏:使用済み燃料では無く、核燃料自体の崩壊熱によるデブリ化が起きたのです。使用済み核燃料も同様に全て燃料プールで冷却水により冷却保管されており、現在保管量は15000トンに達しており、全ての原発の燃料プールで保管中なのです。
林氏:欧米諸国は燃料プール保管の危険性を指摘しており、なんらかの要因で冷却水が喪失した場合のデブリ化と放射線汚染が懸念されております。
林氏:追申 デブリは冷却固体化していても強烈な放射線を長時間放射しており、福一事故の廃炉の現状は原子炉建屋内に入る事はできません。その為にデブリの回収と隔離保管への道筋が見えず苦慮しております。想定では現状の冷却除染循環を5年は継続する必要あります。
詳細な説明に感謝します。
いろいろ分かりましたが核分裂と溶融の違いが分かりません。
溶融したデブリがヨウ素、セシウム、ストロンチウム、トリチウム、銀などの様々な核種を、なぜ含むのですか。
大量の中性子線が当たって核分裂が起きなければ多様な核種は生成されないのでは?
林氏:原子炉に於ける核分裂連鎖反応は軽水(炉水)による中性子の減速効果により、核分裂が連鎖的に起きる構造になっております。溶融は放射性同位元素の集合体である核燃料は崩壊過程で放射線と崩壊熱を発する特性があり、冷却を放棄すると数千度まで温度上昇を招きます。
ということは、原発というものは軽水によって制御された核分裂の連続的な発生を基本としており、そこで得た熱を発電に利用しているわけです。
ではその核分裂によって発生したセシウム、ストロン、ヨウ素などの核種はどこに蓄積されていくかというと、それは燃料棒の中ですか?
林氏:燃料棒は燃料集合体の保護の役割をになっており、操業開始時には燃料集合体から隔離されており、停止時には再セットされます。故に燃料集合体(使用済み燃料)蓄積されます。燃料棒は(PWR)は上から装着、(BWR)は下部から装着、非常停止時は自動で瞬時に装着されます。
ということは使用済み燃料はエンブティなものではなく、逆にセシウム、ストロン、トリチウムなどあらゆる放射性核種がぎっしり詰まった恐怖の集合体なわけですね。
溶融でジルコニウム被覆が溶けて、デブリにはそれらの核種が溢れているというわけですね。
状況が1つ判明しました。
林氏:その通りです。使用済み燃料は再処理してプルトニュームを抽出後は放射性廃棄物として処分の対象となり、プルトニュームはMOX燃料に加工し通常の原子炉により、プルサーマルで消費されます。 第二は高速増殖炉での消費です。核燃料サイクル事業の根幹です。
そのことは可能性としては成立するにしても、実際は3号機の異常な爆発を見てもMOX燃料なんてもう使えません。
もんじゅが正常に稼働する可能性なんて、もう誰も信じていないでしょう。
つまり根幹がすでに崩壊しているわけです。
それを認めた上で、別の解決策を考えなくては。
現在1万5千dもの保管量に達している使用済み燃料が、すべて「絶対的要冷却物質」であることが恐怖です。
絶対ということは不確かな存在である人類には困難なことであり、どんな人為的または自然災害があるとも知れません。
保管期間も長すぎ。
いっそ1カ所に集積徹底管理も是か
林氏:バックエンド事業では乾式金属キャスクでの隔離保管が策定され、一部ではありますが研究開発での保管実績がありますが、到底全量保管は不可能な現状です。併せて再処理施設の建設は暗礁に乗り上げており、高速増殖炉も同様な状況であり、核燃料サイクル事業は破綻に向かいつつ。。
林氏:余談ですが、事故当初アメリカは全ての日本国内のアメリカ人に対し避難勧告を出した経緯があり、4号機燃料プールの破壊を考慮しての事だったのです。如何に燃料プールの冷却保管を欧米諸国が危険視しているかの証拠です。
圧倒的高線量の格納容器の中に入り、その底部の水中に沈んでいる強烈なデブリを回収することは可能でしょうか。
スリーマイル島では溶融燃料を回収したようですが、その方法が想像できません。
ハイテクロボもなかったはずですし。
それでも回収し隔離する以外に収束はないわけです。
林氏:デブリ3個の所在は想定しか無い現状であり、メルトダウンからメルトスルーの移行の経緯は格納容器、圧力容器(原子炉)はスルーしている事は確実です。当初の海水放射で固体化している事が証明しており、想定2号機のデブリは地下水脈中迄落下していると思われます。
林氏:スリーマイル島はメルトダウンであり、当該事故との比較は無意味です。地下水の干渉で汚染水が日量400トン増加が継続しており、氷壁により地下水を遮断の上、迂回する事を検討中です。成否は不確実であり、政府、東電は1000億の工事費を算定しております。
林氏:成功後想定5年以上は冷却除染循環を継続し、その後にデブリを回収並びに隔離する事になります。史上初の廃炉処理は全てが暗中模索の連鎖となります。第一ステップは地下水遮断し、海洋汚染を阻止する事です。国際支援を受け入れる決断が望ましい事当然な事と思われます。
林氏:当該事故サイトは阿武隈山系の末端に位置しており、地下水脈は浅く、原子炉建屋下を通過して海洋に放出されており、建設当初から問題が指摘されておりました。今回それが証明された形になったのです。東電は既に実質国営化企業であり、故に総理は国家プロジェクトを宣言しました。
2号機のデブリは格納容器の下部のコンクリートを浸食中で、まだ容器内にとどまっているものと思っていましたが、すでに地下水脈まで降下しているとなると重大事態ですね。
高濃度汚染水はトレンチの外に溢れて発生するのではなく、格納容器の地下でデブリが地下水を浴びて発生と?
林氏:メルトスルーした事故炉のデブリ(炉心溶融生成部)の回収と隔離には現状に於いては全く道筋が見えておらず、デブリを隔離完了した時点から本格的な廃炉処理が開始されるのです。廃炉完了は想定でありますが約半世紀を要するものと思われます。
林氏:原子力委員会も暗にみとめておりますが、全て想定です。 地下水脈は山側から原子炉下を通り、岸壁の海底で放射しており、メルトスルーで地下水脈と原子炉建屋躯体に井戸化が推定され、汚染水の増加日量400トンが継続していると思われます。
林氏:政府は建設費用と維持費で約1000億の予算を計上の上、氷壁による地下水遮断と地下水脈迂回を決断しております。ゼネコン(鹿島)の提案です。成否は不確実であり、複案も検討の様です。東京電力の地下水調査資料→http://9oo.jp/oDEW35
つまり2号機のデブリがすでに地下水脈に触れているため、凍土の壁を造ってそれに触れさせないことと、山側に井戸を掘って地下水を減らそうとしているわけですね。
やっと対策の意味が見えてきました。
しかし2号機のデブリ、格納容器の外に出ているとは世界もびっくりでしょう。
確かに成否は不確実ですね。
2号機の建て屋は互層部近くに達しているし、3号機は互層部の中心まで達しています。
そうなると深い地下水が汚染され、海の沖合で湧出という可能性もあります。
ここは思い切って山側に50mを超える地下遮水壁を構築すべきかと思います。
抜本策の1つ
林氏:メルトスルーは世界史上初の事故であり、欧米諸国は当然考慮しており、メルトスルーの可能性を当初から警告しておりました。政府、原子力委はその可能性を認めて降りませんが、安倍総理の国策で対処の決断は地下水干渉を政府内部で認めたものと解釈しております。
林氏:スリーマイル島はメルトダウンであり、当該事故との比較は無意味です。地下水の干渉で汚染水が日量400トン増加が継続しており、氷壁により地下水を遮断の上、迂回する事を検討中です。成否は不確実であり、政府、東電は1000億の工事費を算定しております。
メルトダウンという言葉が両方に使われているので、同質の溶融と思っていましたが、スリーマイル島のメルトはずっと軽症ということでしょうか。
少なくとも炉心にとどまっていて、水をかけなくても問題はないという状況だったわけですね。
氷壁を造っても、デブリ自体はそのままです まず地下水の流入を阻止するとして、その冷却除染循環が5年以上続けば、放射線量は格段に落ちてくるのでしょうか。
それもまた期待値の範囲なのでしょうか。
半減期が30年近い核種が多いようなので、たぶん200年ぐらいは継続が必要な気もします。
デブリの回収に到達したいです はい。
実質国営企業で結構ですし、国家プロジェクトでどんどん手を打っていくのが正しいと思います。
もう東電の責任とか言っている場合ではありません。
同時に海洋のストロンチウム濃度や拡散シミュレーションも隠すことなく発表していかなくてはいけません。
被曝回避が重要です。
林氏:国際非難は日ごと厳しくなってきており、海洋汚染は相当のものです。海底調査では海底にホットスポットが確認されております。欧米諸国は日本国民の無関心に驚愕の態であります。
海底のホットスポット分布図が必要です。
また拡散シミュレーションも要ります。
汚染された魚介類の継続的な検査と公表、場合によっては漁獲禁止と市場流通の禁止、消費者への警告、漁民への補償と、絶対すべきことが山積しており、各省庁が連携して対応するしかありません。
林氏:テレビ見ましたがある部署による海底調査のドキュメントでした。当然ご指摘の件は承知していると思われ、敢えてテレビ報道に公開したとしか思えません。何度も言いますが、政府は全てを掌握しており、事故処理の経緯の軟着陸(対外的な追求)を模索しているものと思われるのです。
林氏:再稼動に大きく影響する事は明らかであり、政権の継続に危機感と電気事業連合会の今後は再稼動に全てが掛っており、政府、関係省庁は当然苦慮しております。海洋汚染に対する国際的批判は政権の 命取りになる可能性がある事は明白です。
確かに成否は不確実ですね。
2号機の建て屋は互層部近くに達しているし、3号機は互層部の中心まで達しています。
そうなると深い地下水が汚染され、海の沖合で湧出という可能性もあります。
ここは思い切って山側に50mを超える地下遮水壁を構築すべきかと思います。
抜本策の1つトリチウムは対応不可能だとしても、それ以外の核種は回収できるはず。
特にストロンチウムとプルトニウムは早急に回収しなくてはいけない。
ほとんどの核種を回収した上で耐久プールに保管すべきだ。
ストロンやプルトを回収するフィルターや触媒装置はすでにあるはずだ。
一刻も早く回収工場の稼働を。
汚染水が毎日400dも海に出ているのは、トレンチの先端から溢れているのではなく、建て屋に侵入した地下水(侵入はできない)が溶融燃料に触れたわけでもなく、実に2号機の建て屋より下に降下した溶融燃料が地層を下降し、地下水脈に触れて発生したものだ。
覚悟を決めて対策しなくてはいけない。
安倍首相の汚染水対策には脆弱な粗製タンクからどんどん漏れている実態に対処していない。
すぐに頑丈な耐久プールを造らなければいけない。
海洋に毎日400dも漏れている汚染水から国民の命と健康を守る手立てが入っていない。
もう警報を発令すべき段階であるはずだ。
世界はそこを最重視している。
*林正一氏https://twitter.com/xqpfs029
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