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福島原発の労働実情
私の知合いが、1ヶ月前より福島にて仕事をしており、実際の状況を生で聞けたので報告します。
これを信用するかしないかは、読んだ方の受け方次第ですが当事者からの情報による事実を記載しております。
なお、この方が誰なのか、紹介してほしい。という回答については答えません。
なぜなら、この方は、独身であり、親に内緒でいっている方で、知ってほしくないとのことです。
これを条件に話を聞いております。
どの労働者もそうですが、実名をだして発表する＝殺される可能性がある。ということは理解しているみたいです。
●労働条件（インターネット応募より）
日当2万円の福島付近の軽い動労
アットホームな楽しい作業場
さらに住まい、食事付き
労働時間は4時間程度（現場監督者による）
●現実
日当20000円から管理費用として業者より5000円の給与天引き
・住まいと食事でさらに8000円引き（朝、昼「弁当」のみ）
・手取り7千円
●実働状況
※労働前に情報は漏らさない。さらには放射線等による病気や命の報償はしないと記載した書類にサインさせられた。
※原発事故の状況を1時間程度教えてくれるが、放射能は安全であり、1ヶ月もすれば体内から抜けるため、放射能のカウンターをもっていても、累積することはない。との安全であることを全面にした講座を受けた。
※労働時間は、5〜6時間
※休憩もエアコンなしの悪条件
※全員に線量計や放射線測定等のカウンターの支給はされていない。
※昼ご飯は原発敷地内の部屋や外で食事。このときはマスクを外している。
※自分の会社（労働）は、6次下請けであることがわかった。
※基本的に東電社員はおらず、すべての現場指揮は、外注業者の2次下請け業者
※国や東電等の視察が来るときだけ東電社員等が現場に来る。しかし、地図をもっており、案内して高レベル放射線区域にはいかない。風の向きを常に気にしているようで風向計を持って歩いている。
※毎日のように入れ替わりが激しく、名前を覚えれるような人数ではない。（ざっくり2000人程度仕事をしている）
※労働条件が実際の応募とあっていない旨を監督者につたえたら、辞めればいい。と簡単に言われる。
※労働者は、知っている範囲では19〜72歳という幅広の年齢
※放射線量が高い場所など詳しい情報は全く教えてくれない。
※労働者がたむろしているところでは、風俗嬢が2万円でポン引きしている。
※若い労働者から、気分がハイになる薬をあげるといわれた。どうも一部の作業員には当たり前のように使用されている。
※シート式の簡易線量計を靴下に貼付けて作業したが、１２日働いたところで、５０ミリシーベルトを超えていた。
※札幌や沖縄まで全国からきている。実際には仕事がなかったりお金が欲しい、さらには浮浪者であった方も多い。
※敷地から出るときはシャワーを浴びるがこれは汗を流すより放射性物質を落とすのがメインである。なお、シャワーを浴びてからセンサーをくぐり、警報が鳴る際はさらにシャワーを浴びたりする。
※敷地から出るときは作業者は、大勢いるため、毎日長蛇の列ができて30分は軽く並ぶ。
※雰囲気はけしてよくなく、作業員同士のいざこざが毎日ある。
※知り合った労働者の話では、知っているだけでも、7人の方が急性白血病又は心臓病で死亡していると聞いている。
※病気と放射性の因果関係について、現場監督に聞いても、そんなの確証がない！とっとと作業を続けろ！という状態であり、命より作業、作業より金、という印象。
※現在は、建物内には入ることは許されておらず作業は遠隔クレーンで実施。
※建物は原則現在立入禁止である。建物建築を実施している人は日当4万円程度もらっているとのこと。
※建屋内は、10シーベルトを超える部分が普通にある。
※計測器を持つ作業員は、4次下請けの作業員。ガイガーカウンターは5秒後に値が安定するが、そのときに１０シーベルトを超えた値を見た瞬間、ものすごく怖くなり死ぬと思うとのこと。
※作業は、モグラたたきのいたちごっこ。。。けして中心部（いわゆる格納容器）は触らず、見ず。周りの片付けやタンク増設、ホースの修理などばかり。
●東電や原発を進めた与党についてどう思う？
彼は、自分の意見を含め、他の作業員にも聞いてくれた結果を教えてくれました。
＊東電は運用者であって、原発を安全神話の元に進めたのは自民党であり、それに我々が投票していると思うと情けなくなった。今更知ってしまった自分が悪いんだと。。。
＊過酷な作業を推進している与党の党員は把握されていないと思う。これでも原発を推進する理由がわからない。
＊東電も表向きは、これでもきれい事をであり、マスコミが報道しているような内容は漏れた！とかいっているが、
現場はそれどころではない。マスコミも癒着して報道規制をかけているようにしか思えない。
＊与党が進めた原発であれば、与党を応援する人に来てもらい、原発の作業をしてもらいたい。
＊私は「●●●の党」に入れた。今回の参議院選挙で自民党が勝つとは作業者の中では誰もおもっていなかった。
また勝ってもらいたくなかった。
＊福島原発の作業は続くだろうが、これに群がるシロアリがたくさん居る。
＊これからの時代は除染作業が儲かる時代。この先かるく40年は食っていけるだろう。
●仕事を続けるのか？
少し頑張れば日当が5000円プラスになるため頑張る。さらには福島原発を何とかしたい。
●他にいいたいことがあるか？
＊とりあえず、福島原発から逃げてほしい。思っているより放射レベルが高い。現地入りして作業員にならないとわからない。
＊不明確なことが多すぎで、いかに国民に理解されていないのか。東電が隠しているのかがわかる。
＊表向きではいえないが、今回の事故はもう我々の手では何もできない。すでに白旗状態で正直逃げたい。と一部の社員がつぶやいている。
○本件については、いろんな意見があると思います。私は、怖い思いをしながらでも懸命に作業をされているかたにはすごいと思います。本当に感謝しております。
これは引用ではなく私の情報収集でできる範囲で得た実際の労働者からの聞き取りです。
冒頭にも書きましたが、信じるか信じないかは受け取り者次第です。 (写真3枚)
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阿修羅への記事投稿者です。
記事中では
＞私は、怖い思いをしながらでも懸命に作業をされているかたにはすごいと思います。本当に感謝しております。
と感想が述べられていますが、自分はこの見方はあまりに甘いと思います。数年、または5年程度でかなりの方が被曝被害により病気になるはずだからです。ブラック企業による社員潰しと言うおかしなことが行われていますが、同じような意味合いであり、東電により将来のテロ実行要員が作られていると思います。もちろん、現在まで作業員として働かれてきた方たちはそんなつもりはないでしょうが、将来、相当程度に体調が悪化したとき、そして、経済的にも行き詰った場合、テロをしてもいいと考えることはある意味自然でさえあります。それほど、今の東電の事故収束のやり方はおかしいと思います。
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