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大飯原発が定期検査入りで「原発ゼロ」も束の間、「F−6断層を活断層ではない」と結論付けの大茶番劇
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/448d7310994b5c9f8bd4db2e2ea8677a?fm=rss
2013年09月03日 暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜
またしてもひどい「茶番劇」である。
大飯原発3号機が本日(9/2)定期検査のため停止し、9/15には4号機も同じく定期検査入りで停止することにより、日本国内が再び「原発ゼロ」となる日が間近に迫っている。
しかし、それも束の間、これまで活断層か否かを巡って調査・議論が続けられてきた敷地内を南北に走る「F−6断層」について、原子力規制委がアッサリと「活断層ではない」と実質の結論付けをおこなったのである。
まさに”予定調和”の大八百長劇とはこのことであろう。
「活断層であれば再稼動は不可能」と問題提起しておきながら、定期検査入りで「原発ゼロ」となるや否や、実にアッサリと「活断層ではない」との方向性を出し、近く報告書をまとめて大飯再稼動を既成事実化したというのであるから、規制委ら”原子力ムラ”の連中は国民を愚弄していると断じてよいであろう。
以前のエントリーにて、規制委員会が「敦賀原発2号機の真下を走る断層を活断層と判断し、敦賀2号機を廃炉とする可能性が高まっている」という点について、「活断層問題以前に、国内最古のオンボロで放っておいても廃炉が濃厚な敦賀原発を”スケープゴート”(生贄)にして、敦賀以外の原発再稼動を正当化を画策しているのでは?」との指摘をしていたが、悪い予感が見事に的中した格好である。
即ち、大飯原発直下の活断層が認定されれば、日本国内の原発ゼロが実現されるはずであったが、原発利権ムラの連中は、そんなものは最初から阻止する魂胆であったということである。
以下のNHK記事にあるように、おおい町長や関電が「一歩前進」「至極当然」といった主旨のコメントを発しているが、今まさにフクシマで起きている惨状を一顧だにせず、のうのうと大飯再稼動をさせようというのであるから、このムラの連中は性根の部分から腐りきっていると断じてよいであろう。
まったく馬鹿馬鹿しいにも程がある話である。
(転載開始)
◆大飯原発3号機、定期検査で停止 15日には4号機も
朝日新聞デジタル 9月2日(月)23時26分配信
国内で唯一稼働中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)のうち、3号機が定期検査に入り、2日午後11時に出力がゼロになった。3日午前1時半ごろに原子炉が完全停止する見通し。15日には大飯4号機も定期検査のため停止し、国内の稼働原発は再びゼロとなる。
関電によると、大飯3号機で出力降下中に一時、炉心出力のばらつきを示す警報が鳴ったが、原子力規制委員会に報告し、保安規定に従って出力降下を続けた。
東京電力福島第一原発の事故後、大飯3号機は国の暫定的な安全基準と特別な監視態勢のもとで昨年7月1日、国内の原発で初めて再起動。4号機も同18日に起動した。
関電は今年7月、両機の定期検査後の再稼働に向けて、原子力規制委員会に新規制基準の適合審査を申請した。
◆大飯原発「活断層ではない」で一致
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130902/k10014223381000.html
9月2日 18時27分 NHKニュース
国内で唯一運転している福井県の大飯原子力発電所の断層を専門家が評価する原子力規制委員会の会議が開かれ、「活断層ではない」という見解で一致しました。
規制委員会が断層の調査をした原発のうち「活断層ではない」という見解で一致したのは、大飯原発が初めてです。
大飯原発では、敷地内を南北に走る「F−6」という断層が活断層かどうかを巡って、原子力規制委員会が専門家4人とともに調査を続けています。
2日、6回目の評価会議が開かれ、関西電力は「F−6断層やほかの断層は古い時代に動いたもので、活断層ではない」と説明しました。
専門家からは「断層がどう続くのかを確認できているのか」といった指摘が出たものの、「断層は最近動いた跡は見つからず、将来も動く可能性のある活断層ではない」という見解で一致しました。
規制委員会の島崎邦彦委員は「一定の方向性が出せたので、次回は報告書の案を議論したい」と述べ、近く報告書をまとめる考えを示しました。
規制委員会は、4か所の原発で断層を調査し、福井県の敦賀原発について2号機の真下を走る断層を活断層だと判断していますが、専門家が「活断層ではない」という見解で一致したのは大飯原発が初めてです。
大飯原発の2基について関西電力は、停止後の運転再開を目指し安全審査の申請をしていて、規制委員会は「活断層ではない」と判断した場合、審査に入ることになります。
○大飯原発の断層調査巡る経緯
原子力規制委員会は専門家と共に、去年2度、大飯原発で現地調査を行いましたが、専門家の間で、F−6断層が「活断層」か「地滑り」かで意見が分かれたため、関西電力に3号機近くに新たな溝を掘るよう指示していました。
F−6断層は、真上に原子炉を冷やす海水を取り込む重要な配管があると指摘され、活断層だと判断されると、3号機と4号機は停止を求められる可能性があります。
このため関西電力は、3号機の南側に長さおよそ70メートル深さおよそ40メートルの溝を掘ったうえで調査をし、ことし7月、「活断層ではない」という見解を改めて示していました。
原子力規制委員会は、大飯原発を含む全国6つの原発で、敷地内を走る断層が活断層かどうかを専門家と共に調査することになっていて、これまでに4つで調査を行っています。
このうち福井県にある日本原子力発電の敦賀原発について、規制委員会はことし5月、「2号機の真下を走る断層は活断層だ」という判断をし、2号機は運転できず廃炉になる可能性が出てきました。
これに対し日本原子力発電は「活断層ではない」という追加調査の結果を提出し、規制委員会は現在、対応を検討しています。
また、規制委員会は専門家と共に、青森県にある東通原発についてはことし2月、「敷地内の断層の多くが活断層の可能性が高い」とする報告書の案を示し、3日から2度目の調査に入るほか、福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」については、ことし7月に現地調査を行いました。
残る福井県の美浜原発と石川県の志賀原発については、調査の予定は決まっていません。
○おおい町長「一歩前進と安堵」
大飯原子力発電所の断層が「活断層ではない」という見解で一致したことついて、地元福井県おおい町の時岡忍町長は「専門家の議論をずっと注視してきたが、『活断層ではない』という見解を聞いて正直に安堵(あんど)している。運転再開に向けて一歩前進したと受け止めている」と述べました。
時岡町長は、大飯原発3号機が定期検査で停止することについて「福島第一原発の事故のあと全国で初めて運転を再開させ、去年の夏と冬の電力を供給できたことは地元としての責任を果たせたと思う。規制委員会は安全性を確認できしだい、大飯原発の運転再開を認めてほしい」と述べました。
○関西電力「引き続き真摯に」
福井県の大飯原発の断層について、原子力規制委員会の会議で「活断層ではない」という見解で一致したことについて、関西電力は「敷地内の断層が活断層ではないということをこれまで十分に説明してきた。新しい規制基準に基づく適合性の審査も含め、引き続き真摯(しんし)に対応していきたい」とコメントしています。
(転載終了)
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