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立ち直ることも、よみがえることも出来ない町 《そこは未だにゴーストタウン》 CBSニュース(星の金貨プロジェクト) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/355.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 9 月 02 日 01:00:01: igsppGRN/E9PQ
 

立ち直ることも、よみがえることも出来ない町【 そこは未だにゴーストタウン 】
http://kobajun.chips.jp/?p=13535
2013年9月2日 星の金貨プロジェクト


福島が一体何に直面させられているか、その事を世界中の人々に理解してほしい



リンクコード : http://www.cbsnews.com/8301-18563_162-57600173/area-near-fukushima-remains-a-radiological-ghost-town/


アメリカCBSニュース 8月26日


2011年3月11日に襲った巨大地震と巨大津波がきっかけとなり、福島第一原発の3基の原子炉がメルトダウンを引き起こしたとき、福島第一原発からわずか3キロの場所で暮らしていた福島県大熊町の住人11,500人は、自らの命を守るために町を逃げ出さなければ亡くなりました。


事故発生から2年半近くが過ぎましたが、この町の住民は年10回以内、一回当たり5時間以内に制限され、町を訪問することを許されていますが、果たして再びこの町に住める日がやって来るのかどうか、疑問に思っています。
CBSニュースのセス・ドーンが現地からリポートします。


自宅が避難区域内にある場合、その場所で暮らしていた住民は防護スーツでその身を覆い、必要な機器を携行して検問所を通っていかなければなりません。
基本的にはかつての住民だけが避難区域内への立ち入りを許されるため、CBSニュースのスタッフはかつての大熊町の住民で悪化大川原明さんに同行をお願いすることにしました。


避難区域内に自宅がある被災者は一年間に10回以内、そして1回あたり5時間以内の滞在に限り、帰宅を許されています。
「私が住んでいたところは、とても美しい場所だったのです。」
大川原さんは自宅に向かう道すがら、こう語りました。
「その事を考えると、いたたまれない気持ちになります。」


建ててから50年が経つ彼の家の周囲の道路には雑草がはびこっていました。
唯一聞こえる音と言えば、昆虫の羽音、そしてCBSニュース・スタッフが携行している放射線の線量計が立てるカチカチという不気味な音だけでした。


災害発生から2年半近くが過ぎ、誰も住んでいないこの家の中には人の痕跡は無く、動物たちによって荒らされてしまっていました。
テーブルの上に災害が発生したその日、2011年3月11日付の新聞が載っていました。
「この家に配達された、最後の新聞です。」


大川原さんと彼の家族は、避難は数時間かそこらで終わるものと信じていました。
放射性物質により被ばくをしてしまった彼の3人のこどもの幼いころの写真が、居間の壁に掛かっていました。


「私は、福島が一体何に直面させられているか、その事を世界中の人々に理解してほしいのです。」
大川原さんが語りました。
「そして、未だに私たちがどれ程の苦しみの中にいるのかを。」
あまりに多くの思いが胸の中を去来し、彼はそれ以上、言葉を続けることが出来ませんでした。


地元のコインランドリーの機械の中には洗濯物が放置され、線路の上はもう何年も電車が通った形跡がありません。


福島第一原発から3キロの場所にある大熊町に放射性物質の雲が流れ込んできたとき、この町の11,500の人々は急いで町から逃げ出さなければなりませんでした。


大川原さんは未だに実現されない東京電力による家屋への補償、その補償内容の決定が出るまで待たされて続けています。
「もう怒りに支配されている段階は通り越してしまいました。これ以上怒って見せたところで、いったい何が変わるのでしょうか?」
大川原さんがこう話しました。
「もう諦めかけている自分がいる、そう感じています。」


大川原さんは大熊町に戻った際には、必ず先祖代々の墓に詣でることにしています。
彼自身はこの町に住んで6代目ということになります。
そして彼の代で、大熊町の住民としての歴史は絶えるかもしれないと考えています。


未だに275人の町民が仮設住宅暮らしを強いられています。
大川原さんはこれからその場所でずっと暮らすことのできる家、その家に家族で入ることを切望しています。


しかし東京電力が大川原さんに支払ったのは、除染作業員としての日当だけです。
大川原さんも、その他の6,300人の元住民が、汚染された土地の表面を削り取る作業に従事しています。


彼の自宅近くの路上には、削り取られた汚染土が詰まった黒い袋が、いくつもいくつも並べられています。


http://www.cbsnews.com/8301-18563_162-57600173/area-near-fukushima-remains-a-radiological-ghost-town/


 

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コメント
 
01. 2013年9月02日 11:11:09 : FaOZGZL9Vs
だから「死の街」なんだよね。

あの大臣に対する言葉狩りは、浜通り住人以外の国民に
みて見ぬふりをさせる意味では効果あったってことなのかも。


02. 2013年9月02日 19:21:17 : BEl0fM3Hz2
<福島原発事故>全住民避難7町村 要介護者が増加
毎日新聞 9月2日(月)15時0分配信

 東京電力福島第1原発事故で全住民が避難生活を送る福島県の7町村の要介護認定者数(今年4月末現在)が、震災前の1.46倍と、全国平均の1.12倍を大きく上回り、各都道府県平均よりも増加率が高いことが、厚生労働省の調査で分かった。地域でのつながりが分断されたことにより、気力が衰えたり、運動不足になったりするケースがあるといい、高齢の避難者が環境の変化に適応できない現状が浮き彫りとなった。

 原発20キロ圏内など放射線量が高く、全域または大半が避難区域に指定された双葉、浪江、大熊、富岡、楢葉の5町と、葛尾、飯舘の2村。厚労省が8月にまとめた調査結果では、要介護認定者数は原発事故前の2011年1月末が計2872人だったが、今年4月末には4186人。一部が避難区域の南相馬、田村市、川俣町、川内村を加えた計11市町村でも1.27倍と全国平均を上回っている。都道府県レベルで最も増加していたのは神奈川県の1.16倍だった。

 浪江町から避難し、避難先を計6回移動した林直身(なおみ)さん(85)は現在、福島県内のグループホームに入所。長男良治さん(64)の妻澄枝さん(63)によると、原発事故前は介護サービスを受けたこともなかったが、事故直後の11年3月、避難中に立ち寄った駐車場で、家族の車が分からず迷っていたのを見つけ「変だなと思った」という。

 症状はその後半年で悪化。避難所で徘徊(はいかい)したり、宿泊施設の部屋をトイレと間違えたりし、認知症と診断された。避難中という現状がよく理解できず、時折「田植えはまだか」「稲刈りは済んだか」と聞くという。

 これまで避難者を50人以上受け入れてきた福島市の特別養護老人ホーム「ロング・ライフ」の森重勝事務局長(72)によると、要介護者の大半は認知症という。環境の激変で、「近所付き合いが希薄になり、気持ちがふさぎがちになって症状は悪化してゆく」と指摘。さらに、認知症以外にも、孤独な仮設住宅暮らしで部屋に閉じこもりがちになり、運動不足から体力が衰え、介護が必要になるケースも目立つという。

 さらに、同施設への相談事例では、介護する家族がうつ病を発症するケースも。森事務局長は「もう故郷には戻れないのではと悲観的になり、家の中にこもってしまう悪循環も生じている。きめ細やかな支援が必要だ」と話している。【塚本恒】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130902-00000047-mai-soci


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