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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/45209.html
2013年8月31日午前7時03分
関西電力は30日、大飯原発3号機(福井県おおい町、加圧水型軽水炉、出力118万キロワット)が2日深夜に定期検査に入ると発表した。3日未明に原子炉を停止する。大飯4号機(同)は15日に定検入りする予定。国内では大飯3、4号機しか営業運転していないため、2基が定検に入れば、国内は再び「稼働原発ゼロ」の状態に戻る。
東京電力福島第1原発事故の影響により、国内の原発は昨年5月までに全て停止した。福島事故の検証結果を踏まえた暫定的な安全基準に基づき大飯3、4号機は昨年7月に再稼働したが、原子力規制委員会は暫定基準でほかの原発の再稼働を判断する手続きを取らず、運転しているのは2基だけという状態が続いている。
大飯3号機は2日午後5時ごろから出力を下げ始め、同11時ごろに発電を停止する予定。
定検では、中性子を浴びることによる原子炉容器の劣化状況を確認するため容器内に入れてある照射試験片を取り出す。大飯3号機では3回目。2次系配管813カ所で肉厚測定や目視検査を行い、減肉傾向がみられる部分など4カ所を耐食性に優れたステンレス鋼製に取り換える。
7月に施行された新規制基準に対応する工事も実施する。津波襲来などの自然現象を把握するため、放水口周辺に監視カメラを設置。原子炉が緊急停止できない事態が起きた場合に、原子炉の出力を抑制させる信号を発信する設備も取り付ける。
通常の定検は営業運転と同じように送電できる1カ月間の調整運転を含め、4カ月程度。しかし定検後に再稼働できるかが不透明なため、燃料集合体を何体交換するかや、定検期間は未定としている。
関電は大飯3、4号機と高浜3、4号機について新基準への適合を確認する安全審査を規制委に申請しているが、断層調査が継続中であることなどを理由に審査は後回しにされ、先行きは見えていない。
電力需給が厳しくなる夏場のピークは乗り越えたが、再び需要が高まる冬までに関電の原発が再稼働できるかは不透明。関電は「安全審査をできるだけ早く始めてもらい、1日でも早く再稼働させたい」としている。
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