http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/324.html
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除染に費用をかけるのはやめて、
避難する人たちへの補助金に充てるべきだ。
これが出来ない日本政府は旧ソ連より劣悪。
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福島の小児甲状腺がん悪化の一途、早急に対策を(エビデンスに基づく考察)
http://sakuradorf.dtiblog.com/blog-entry-429.html
第12回福島県民健康調査室の検討委員会が昨日開催された。今朝早く、福島県県民調査委員会のホームページを開いたがまだ掲載されてなかった。しかし、幸いなことにOurPlanet-TV(参考資料1、2)で文書ならびに会議の模様が放映された。
福島県検討委(8/20)報告で甲状腺癌的摘出手術により新たな確定者が5名出て総計18名となり、穿刺細胞診により癌の疑いとされたものの総勢は25名となり、合わせて43名が甲状腺がんもしくは疑いと診断されたことになる。
分かり易い表現にすれば次のようになる。穿刺細胞診による陽性診断者が44名であった。そのうち19名の甲状腺がん摘出手術が終了した。摘出された甲状腺の組織標本の病理検査の結果、18名は乳頭がんであることが確定し、1名は良性結節と診断された。この18名の乳頭がん確定者から、統計処理をすれば有意な結果になるであろうが、統計処理に関する言及はなかったようである。
残りの25名の診断者について手術予備群と見なすことができるが、今回までの診断精度は高く18/19≒95%である。
従って、残りの25名からは24名の、確定者が類推できるので42名のがん確定者が出ると想定される。
2年目の時点でチェルノブイリと比較できないほど大量発症したのにチェルノブイリは4年以降だからという理論は世界に通用しないのは自明である。
オーストラリアのカルディコット小児科医は計測できなかった被ばく量が多かったからと考えるのが自然の解釈であると見なしている。
今回は更に年少の事故時6歳(検査時8歳)の女児が悪性と診断された。この年代の子供が甲状腺がんになる確率は1000万人あたり、3人しかない。今回この年代の母数となった6歳から10歳の受診者数は50,421人だった。母数を1000万人に揃えると200対3である。この数字からだけからも異常な事態が起きていることが類推されよう。最も重点を置くべき統計処理をせずに、従来のチェルノブイリに較べて早すぎるというスタンスにいつまでもしがみつくべきではない。
非常に憂慮すべき事態であるのに、会議冒頭では国連科学委員会の委員が福島の子供はあまり被ばくしてないので心配はないというような話しがあり、真面目に聞く気にもなれなくなってしまった。
ヨウ素131の正確な実測資料がない以上(もしあるなら時間的、空間的な膨大な資料をまず公表しなければならない)何んヒトも外部被ばく量を正確に算出できない。
更に甲状腺への影響では内部被ばくの影響が何百倍も大きいのにこの面からの測定データもない以上、被ばく量の議論は時間の浪費に過ぎないであろう。
前回書いた郡山市の穿刺細胞診から陽性率が4割とも癌の疑いが出る率は例数が増えても16人から8人と50%もあり、非常に高率であり、憂慮すべき事態といえよう。
日本の未来を担う子供を絶対に守るんだという視点があれば、甲状腺がんに付随して起こる、リンパ節転移や肺転移を防ぐ視点に立った議論が盛り上がる筈なのに、個人保護とかの議論があり、視点がずれていると思った。
福島の子供検査を急ぐだけでなく、隣県も行い、その結果によっては関東、東北を、さらには全国規模の調査が必要になるかも知れない。
福島原発事故を起こした私達世代は、何もわからない子供達を守る責務を負っていると思う。その視点を欠く会議では未来の日本を守れないであろう。
参考資料(OurPlanet
1.Pdf文章
http://www.ourplanet-tv.org/files/20130820shiyo.pdf
2.報告会のTV中継画像
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1630
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