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福島東電原発が惨憺たる状況に陥っていることが、もはや素人でも明らかになっている。大量の放射能汚染水垂れ流し一つとっても、目途が立っていない。廃炉への手立てとなると、お先は真っ暗だ。使用済み核燃料の処理となると、もはや雲を掴むような話しのレベルだ。日本は、どう転んでも54基の原発によって、亡びる運命にあるのであろう。
<核は偉大な自然の破壊者>
1昨日、埴生の宿のナツメの木に、実がなっているのを見つけた。無肥料・無農薬であるが、それでもしっかりと実を付けていた。細い枝を切り取ってみると、同じ枝の実にも大小がある。似ているが、そっくり同じものはない。人間の顔形と同様なのだ。中には虫がついて、既においしそうに食べられている実もある。1個のナツメの実でも、沢山の小さな虫たちにとって何日も生きられる。小鳥はそんな虫や実を食べて生きるのだろう。人間の独占物ではないのだ。
ナツメに限らない。隣の柿の木でも、同じような様子が見受けられる。これも無農薬の成果である。それにしても、自然は偉大である。太陽系の地球の偉大さといってもいい。季節ごとに、多くの動植物を育んでくれる力があるのである。人間の独占物ではない。生き物全てが共存できる環境にある。実にすばらしい。しかし、人間の一部に勘違いしている者たちがいる。生産を上げようとして、化学肥料や農薬を強要する輩だ。科学万能を信じる輩の最たるものが、地球を破壊する核に手を出している。大地と海洋と大気・生き物を抹殺する破壊者の核である。人間がコントロールできない核である。日本はこの悪循環にはまり込んで、身動きが取れなくなっている。
<東電福島は永遠に収束しない>
広島と長崎の被爆実態を隠し続けてきた占領軍と日本政府の不条理は、深刻かつ重大な戦争犯罪である。その先に「核の平和利用」という神話が作られた。過去を反省しない財閥や国家主義者らによって、原子力ムラが形成された。3・11巨大地震によって原発は破壊され、コントロールが効かなくなって炉心が溶けると言うメルトダウン、さらに抜け落ちるスルーへと突き進んでしまった。過去に例はない。
スリーマイルやチェルノブイリどころではないのだ。自民党の村上誠一郎議員は「このままでは永遠に収束しない」という本「福島原発の真実」(東信堂)をまとめて出版した。
2年以上も経て事態の深刻さが世界に流布、大騒ぎになっている。「東電では対応できない。政府が前面に出る」などという発言を、安倍は原発売り込み先でも繰り返している。茶番もいいところだ。それでも、狂気のナショナリスト・安倍内閣を批判しない議会と新聞テレビの日本なのである。
<嘘と隠ぺいに限界>
思えば3・11から2年半近く、政府と東電は嘘と隠ぺいを重ねてきた。それを批判出来ない新聞テレビだった。3・11から2カ月も経って、ようやくメルトダウンという驚愕すべき事実を公表した。炉心溶融がどういうことか、というわかりやすい説明は決してしない。科学的数値をひけらかして、人々を煙に巻いている。
東芝製の3号機は核爆発だというのに、現在に至っても政府も東電も「水素爆発」だと嘘をついている。新聞テレビも追随している。監視・批判は皆無の健康に生きるためには、首都圏から離れる必要がある。しかし、そうした対応はしない。反対に「東京でオリンピックだ」とわめいている政府・東京都である。現実を放棄しているナショナリズムの日本。亡国へとまっしぐらだ。さすがに、こうした嘘と隠ぺいも限界に近付いてきている。ドイツ人は即座に反応して、人類に警鐘を鳴らしている。それが世界へと波及している。
<核と共存できない地球の生き物>
安倍がいくら「原油は枯渇している。原発で」と中東で叫んでも、現地の住民が納得しない。トルコやインドでも反原発のうねりが拡大している。中国でも。当り前であろう。時代は21世紀なのだから。自然の猛威に対応できるような原発建設は無理である。そもそも地球の生き物は、核と共存することは出来ない。太陽・空気・風さえあれば、大地も海洋も元気に生き物を育んでくれる。人間は核に手を出してはならない。
<埼玉県内にウラン電池工場?>
先頃、埼玉県の事情通が不思議な情報を持ち込んできた。ホンダが県内に工場を建設した。この一部に秘密の場所を作った、というのである。しかも、それは?「ホンダとGMがウラン電池の実験工場を立ち上げたらしい。心配だ」という事情通の話である。デマであって欲しいのだが、どうやら本当かもしれないというのだ。地元住民は知っているのか。埼玉県は承知しているのだろうか。ウランは核の原料である。何でもありの亡国・日本なのか。確認しなければなるまい。
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52045186.html
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