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海の破局−太平洋の魚の放射能汚染が止まらない
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2320.html
Thu.2013.08.29 カレイドスコープ
マグロ、サケ、ニシン、アザラシ、シロクマ…。
おそらく誰かが報道管制をしいているのでしょう。日本のメディアでは、ほとんど報道されない海洋生物の異変。
太平洋の生物濃縮が私たちの食卓を、いっそう貧しいものにしようとしています。
しかし、これは、まだ序章に過ぎません。
太平洋の海洋生物に続々と異変が−日本だけが「われ関せず」
太平洋のクロマグロ(本マグロ)からセシウムが検出。
北米のベニザケが極度に減少。
ニシンの原因不明の大量出血。
アザラシ、アシカの大量死。
北極圏のシロクマにまで異変。
もうげっぷが出そうなほど、満腹です。
福島の放射能は北米西海岸でマグロ、サケ、ニシンを汚染しているのだろうか
Is Fukushima Radiation Contaminating Tuna, Salmon and Herring On the West Coast of North America?
(WashingtonsBlog 2013年8月26日)
1年以上前に、カリフォルニアの沖合で捕れた15尾のクロマグロ(本マグロ)を検査したところ、15尾すべてが福島第一原発由来のセシウムに汚染されていることがわかりました。
ウォールストリートジャーナル 2012年5月29日
「マグロは、それを包んで、世界最大の海を越えて運んできたのです」と、スタンフォード大学の海洋生態学者、ダニエル・マディガン(研究チームを率いている)が言った。
「当然、それには驚いたのですが、さらに計測してみたところ、全部にそれがあったので、さらに驚きました」。
「マグロを検査したところ、そのすべてにセシウム134およびセシウム137が、比較可能なレベルまで集っていることが分かったのです」と、海洋生物学者、ニコラス・フィッシャーが、ニューヨーク州のストーニー・ブルック大学(研究会チームの一員)で述べた。
クロマグロは回遊魚(下)なので、一年のうち、日本と北米の間を行ったり来たりして泳いでいます。
しかし、他の種類の魚はどうでしょう?
http://blog-imgs-62.fc2.com/k/a/l/kaleido11/news-graphics-2005-_607819a.gif
例えば、ベニザケ(紅鮭)などは、日本からアラスカ、カナダ、ワシントン州(西海岸)、オレゴン州(西海岸)への広い海域にまたがって、広く分布しています。
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AP通信は、カナダの西海岸、ブリティッシュ・コロンビア州の科学者たちと年配者(土地に長く住んでいる)たちが、ここのところ、急激にサケの数が減ったと言っていると報じています。
AP通信の抜粋
先月、カナダ漁業海洋省は、スキーナ川を遡上してくるサケが悲惨な状態になっていると話しました。
ブリティッシュ・コロンビア州の北岸エリア管理者であるメル・コティーク氏によれば、なぜ遡上してくるサケの数が、それほど減ってしまったのか、省の科学者たちも原因がわからないと言っているとのこと。
「サケは、いったん海に出て、そこで力をつけ、健康的になり、数も増えるのに、そうでないのは、海で何かが起こっているに違いないのです」とコティーク氏。
「ここ数年、こんな状況は見たことがありません。
この土地に長く住んでいる年長者たちにも訊いてみましたが、彼らも同じように答えています」と、州の北岸エリア担当のチーフ、ウィルフ・アダム氏は言う。
カナダのバンクーバーニュース1130によれば、アラスカとロシアのサケの価格が同時に暴落したということです。
バンクーバーニュース1130の抜粋
スキーナ川を北上していくるサケは少なくなった。
また、アラスカのブリストル湾での水揚げ高は、去年の30〜35%減となった。
ロシアの市場ではサケは限られたものになった。ロシアのすべてのサケ漁師は漁獲高が40%も減った。
ロシアの東海岸は日本側の海にー面しており、韓国より近いのです。
(※管理人:ロシアの魚市場で、サケの姿を見ることは少なくなった。では日本海も壊滅的に汚染されている? さて、どうでしょうか。そういう視点で読み進めてください)
アラスカのジュノー・エンパイア紙は、このように書いています。
ジュノー・エンパイア紙からの抜粋
この危険な物質が、海洋生物に付き添って、アラスカ方面に進んでいること懸念している。
世界の海流の流れは複雑である。
2つの表層流(南から上ってくる黒潮、北から下ってくる親潮)が、日本列島の沖合、北緯約40度の海のポイントで合流している。
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「ふくしま海洋科学館学習指導の手引き」から
この合流した海流は北太平洋の大きな流れを形成し、太平洋の東方へ進んでいる。
福島は北緯37度に位置している。
(※管理人:
ちょうど福島県沖の少し南が親潮と黒潮の合流ポイントになっている。この海域で放射性物質をたっぷりと含み、その海水が太平洋を渡る)
この流れは、数千マイルの彼方、アメリカ西海岸まで運ばれ、北米大陸の岸に突き当たって分流するようになる。
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北米大陸近くで分流したうちの一つの流れは、カナダのブリティッシュ・コロンビア州の沿岸や南東アラスカ方面へ海岸沿いに流れている。(上の図のとおり)
もう一つの流れは、カリフォルニア海流に姿を変えて、米国の西海岸に沿って南下している。(下の図)
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画像:気象庁
太平洋のサケの移動の形態も、こうした海流の流れを考えに入れるべきである。
簡潔に言えば、我々(アラスカの)のサケは、アラスカ海流に乗ってシトカ、ヤクタット、コディアックとアラスカ湾沿いを伝って、アラスカ半島、その先のアリューシャン列島を伝って、カーブを描くようにして北太平洋を移動しているということである。
この流れが、チヌーク(太平洋ザケ、太平洋の大型鱒)、銀ザケ、そしてベニザケのおおよその移動の形式である。
太平洋ザケとカラフトマスは、比較的、ホームグラウンドの川の近くにいるようです。
サケ類が太平洋をどれだけ遠くに移動するかはともかくとして、サケは福島第一原発からの放射性物質を含んだ海水の中を泳ぎ、自分たちの我が家である川や海に戻ってきて、そこで産卵しているのだ。
私たちは核廃棄物に接触することで、多くのガンを引き起こすことを知っている。
また、多くの人たちが、そのような核廃棄物に含まれているセシウム137やストロンチウム90のような放射性物質が、魚の骨と肉に蓄積されていくということを理解している。
アラスカのサケが、核廃棄物の放射性物質によって、徐々に汚染されていくことを懸念している。
こうした核廃棄物の放射性物質が、ありとあらやる天然資源に蓄積され、特に、そうした食べ物を摂取する人間への衝撃がどれほどのものか、心配になる。
科学者たちが、積極的にアラスカのサケをモニタリングし、調査・研究に取り組んでくれることを願っている。
同様に、カナダ放送協会は、サケが放射性プルーム(が降下した海洋)を移動していると報じています。
しかし、カナダの政府当局は魚を検査していません。
カナダ放送協会の報道から
http://www.cbc.ca/player/News/World/ID/2402715481/
(動画 本編の前にCM2本が流れます)
[受賞経験のある内科医であり予防健康学の専門家、エリカ・フランク博士]:
「天然のサケは、福島から出ている放射性プルームの中(海に降下して汚染された海水の中)を泳いで移動している。
その後、それらのサケは私たちの土地に戻ってきて、私たちはそれらを捕獲する」。
[CBCリポーター]:
「魚の放射能検査は、日本側に頼っている」。
CBCリポーターが言うように、アメリカの政府当局は、放射能に関して独自に魚の検査をしていないのです。
太平洋ニシンの場合は、さらに劇的です。この魚は、日本から南カリフォルニアまでのずっと広い範囲を回遊しています。
http://blog-imgs-62.fc2.com/k/a/l/kaleido11/20130828-8.jpg
カナダの生物学者が調べたところ、(調べた)すべての太平洋ニシンに出血した跡が見られたということです。
ENENewsの報告から。
バンクーバー24時間の記事
アレクサンドラ・モートン博士(Alexandra Morton: カナダ、アメリカの海洋資源を研究しているバンクーバーの著名な海洋生物学者)の報告から。
http://blog-imgs-62.fc2.com/k/a/l/kaleido11/20130828-9.jpg
もうひとつは「バンクーバー24時間のカバー。(ソース: アレクサンドラ・モートン)
http://blog-imgs-62.fc2.com/k/a/l/kaleido11/20130828-10.jpg
The Globe and Mail の8月13日の記事
独立系(企業などのスポンサーがついていない)の漁業科学者、アレクサンドラ・モートン博士は、出血を引き起こしている太平洋ニシンの「疾病」に懸念を持っている。
「二日前に、私は北バンクーバー島のマクニール港に近いマルコム島に行ったとき、100匹ほどの小さなニシンを見たのですが、それらはヒレから出血していることが分かりました。
それだけでなく、腹部、あご、目玉などからも出血が見られたのです。
それは100%です。
程度の差はあれ、出血の見られないニシンは一匹たりとも見つけることができなかったのです。
それらのニシンは、若いベニザケとともに群れを成していました」と博士は言う。
[サンニュース 8月12日]
モートン氏が、先週末、数百尾のニシンを取り出して調べたとき、どうやら魚の間に顕性感染(細菌やウイルスなどの病原体の感染を受け、感染症状が外に現れた状態)が広がっていることが分かった。
通常、ニシンは銀色をしているが、博士が調べたニシンには、目、尻尾、下腹部、エラ、顔などが出血によって赤い色で塗られたようになっていたという。
「今まで、これほどひどい姿の魚を見たことがない」とモートン氏は言う。
「6月、影響を受けた魚は東ジョンストン海峡で発見されて以来、アラート湾やマルコム島のソインツラ(Sointula)まで広がっています」とモートン氏。
[Canada.com 8月16日]
モートン氏は、ソインツラ付近で捕れた約100匹のニシンを調べた結果、すべてに出血の跡が見られたと言っている。
「それは、かなりショッキングな光景だった」とモートン氏。
それらのニシンは、小さなベニザケとともに群れを成して行動しており、大きな太平洋ザケや銀ザケに食べられている」。
これに関するカナダ政府の回答について各メディアは以下のように報じています。
8月11日の「バンクーバー24時間」の記事
モートン氏は、この問題について、カナダ漁業海洋省(FOC)が無視していると言っている。
FOCからの電子メールによれば、連邦当局は、2011年12月に、その海洋生物学者(モートン氏)に20〜30匹のニシンを送ってくれるように頼んでいたということである。
そのとき、FOCは、「(20〜30匹もあれば)研究所が疾病の臨床的徴候を捜し、かつ十分な診断法を提供するのに十分な量だから」と。
彼女は、言われるままにニシンを送ったものの、それ以後は、なしのつぶて。
これについて、FOCに何らかのコメントを返してほしいと要請したものの、タイムリミットの24時間経っても返答は一切なし。
8月16日の「Canada.com」の記事
カナダ漁業海洋省(FOC)は、「北バンクーバー島周辺のニシンには疾病が見られ、エラや腹部、目玉からの出血が見られる」という独立系の海洋生物学者(モートン氏)からの報告が確かなのか確認しようとしている。
水産海洋省(DFO)のサケ評価部のアーリーン・トンプキンス(女性職員)は、(モートン氏が言っている場所の近くの)ハーディー港の職員は出血しているニシンなど見つかっていないと言っている」と述べた。
「私たちは出血しているというサンプルを探そうとしたが、月曜日は濃霧だったため、うまくいかなかった」とトンプキンスは言っている。
「私たちは、他のどんな魚も次々と死んでいるという報告など受けていない」。
トンプキンスは、死んだ魚の写真は、モートン氏から提供されたものだと言っている。
これまでにも、北米西海岸に棲息している海洋生物の中には、不可解な病気が発症している他の多くの報告がありました。
例えばアザラシの死。アザラシの主な餌はニシンです。
アザラシは多くの異なる種類の餌を食べているでしょう。タコ、ヤリイカ、小さなサメ…。
しかし、アザラシの「ブレッド&バター(なくてはならない食べ物)」は、なんといってもニシン…です。
管理人(過去の記事から)
[Daily Mail 2011年12月]
アラスカ(太平洋側)に棲息しているワモンアザラシの死骸が数十頭、海岸に打ち上げられているのが発見された。
全身の毛は抜け、ヒレ、頭などから出血が見られる。
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写真はDaily Mailから。
[ロイター 2012年4月9日]
【アンカレジ(米アラスカ州)7日ロイター時事】米アラスカ州沖で謎の病気で死んだ多数のアザラシや、同じ病気に感染したセイウチが見つかっている問題で、米地質調査所(USGS)は6日、似た症状を示すホッキョクグマを発見したことを明らかにした。
USGSによると、同州最北端の町バロー近郊のボーフォート海地域に生息するホッキョクグマ9頭の体表に、斑点状の脱毛やじくじくした傷が見つかった。これは死んだアザラシや、感染が確認されたセイウチに見られた症状と似ている。
USGSアラスカ科学センター生物学部門の責任者トニー・デギャンジ氏によると、重症のアザラシやセイウチと違い、感染したホッキョクグマはその症状が出ている以外は健康のようだ。ホッキョクグマが死んだ例はないという。
同氏によると、9頭は生物学者が沿岸で定期的に行っている研究で捕獲し、サンプル調査をした33頭に含まれて いた。ホッキョクグマに斑点状の脱毛がみられたことはこれまでにもあった。しかし、捕獲したうち高い確率で症状が見られたほか、アザラシやセイウチと同時期であったために懸念が強まったという。
※管理人:
これらのニュースが出てくるたびに、福島第一原発由来の放射能が疑われてきましたが、いつも「因果関係は確かめられない」が科学者たちの回答です。
放射能の検査をするためのサンプルは山ほどあるのだから、せめてセシウムが検出されるかどうかの検査ぐらいやるべきです。簡単なことでしょう。
しかし、アラスカのアザラシやオットセイ、シロクマの病気の続報どころか、そうした情報は不気味なほど出てきません。
不思議なことに、同じ科学者連中は、太平洋の放射能汚染だけは認めざるを得なくなっているようです。
まずは、今でも隠し事ばかりしている彼らの脳みそにセシウムが蓄積されていないか検査することが先でしょう。
太平洋のニシンに重大な疾病が発症しているのだから、南カリフォルニアのありえないほどの数の孤児になったアシカの赤ちゃんが、彼らの主食であるニシン(病気の)に関係しているのかどうか訊いてみることが重要です。
(Experts look into sea lion die-off)
カリフォルニアで「孤児アシカ」が激増
飢餓および脱水状態にある子どものアシカ 約1,000頭 が、南カリフォルニアの海岸に打ち上げられている。
先週だけで240頭の子どものアシカが保護され、サンディエゴ郡からサンタバーバラ郡にかけて存在する5カ所のリハビリセンターに送られている。(ソース) (英語ソース)
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親から離れて衰弱した状態で発見される子どものアシカが、カリフォルニア州で激増している。
2013年の3ヵ月弱で、これまでの年の5倍〜10倍以上という激増ぶりだ。 保護されたアシカの子どもたち。
カリフォルニア州ラグナビーチの太平洋海洋哺乳類センター(Pacific Marine Mammal Center)にて。(ソース)
[こちらのソースでは1000頭を超す死体となっているが…]
南カリフォルニアでここ数週間の間に1000頭を越すアシカの子供の死体が打ち上げられていた件で、一部の報道では日本の東北地方からの漂流物による放射 能が原因では無いかとしていたが、 National Oceanic and Atmospheric Administration (NOAA) は調査を行った結果、アシカの大量死は餌不足が原因であるとする見解を発表した。
最終的には、どこに行き着くのかですって?
核のエキスパート(アーニー・ガンダーセン氏のこと:そのときのビデオ)が、日本で巨大地震と大津波が起こった4日後に言ったこと−−「私たちは、魚の放射能検査をするように要求すべきです」。
無謀な原子力政策の弁解者たちは、いまだに「低線量の放射能なら安全である」と主張しています。
しかし、科学者たちは、そうした主張の正体を(大嘘であると)徹底的に暴露したのです。
(※管理人:しかし、日本だけは、まだ「低線量被曝なら安全だ」と言っている学者が多数存在しています。日本は、そうしたインチキ学者が住みやすい唯一の国なのです)
私たちは、サケの個体数が減少しているすべての原因を、放射能のせいであると言っているわけではありません。
他の多くの要因があるかもしれないからです。
また、マグロは確かに日本から北米の方向に泳いでいるし、サケは何百、何千マイルも回遊しているものの、それぞれの個体として見た場合、サケもニシンも、そのすべてがアジアと北米、南米の間を泳いでいるということではありませんから。
(ここで終わり)
加害者が被害者づらする日本
3.11直後から、「心と心と国境を越えてつながっている」とマスメディアは、さまざまなキャンペーンを展開し、イベントをやってきました。
『24時間テレビ』を冠した特別番組では、おデブちゃんタレントが、本当にマラソンを完遂していると思っているのです。視聴者の多くは、途中、エアコンがガンガン効いたワゴンに乗って移動していることなど想像もしないのです。
こうなると、マスコミの洗脳にかけられている、というより常識が欠如している、と言わざるを得ない。
「心と心がつながっている」というマスコミの商売のための美辞麗句が、こと海洋汚染となると、どこかに吹き飛んでしまうのです。「心と心」などという抽象的な表現より、「世界の海はつながっている」のほうが、明確で分かりやすいでしょうに。
私は、2011年の3月中に、「放射能汚染の問題は、最終的には個々人の死生観の問題になる」と書いています。
いくらデータを出して事実を説いても、知りたくない人には迷惑な話でしょう。
しかし、書いてきたことは、すべて現実になってしまったのです。
さらに、何が起こるかも、おおよそ分かっています。
データはあればあるほどいいのですが、なくても構いません。
物理の最低限の知識があれば、そして、それを応用できれば、誰でも「日本の将来」が分かるはずです。
失望させたくないから書かない。みなさんは、私のように崖っぷちに立った時、かえって闘志モリモリ、ワクワクするようなヘンタイではないでしょうから。
しかし、残念なことに、これだけは言っておかなければならないと思います。命を守るために。
『福島第一原発から漏れ出る放射能汚染水による海洋汚染は防ぐことはできません』。
しかし、時間を遠くに追いやることはできると思います。
その間に、本当の原因である、福島第一原発の背後の山脈の土をすべて削り取ることです。
日本ならできるはずです。
どうも、自民党のアスペルガー閣僚、アスペルガー官僚たちでは期待できません。おそらく何を言っても無視するでしょう。
日本は法的にも原子力緊急事態宣言はまだ解除されていません。現在も非常事態のただ中にあるのです。
この非常事態に絶対に官邸を留守にできないはずの首相の安倍晋三、経済産業大臣の茂木敏充、環境大臣(兼原子力防災担当大臣)の石原伸晃らは、福島第一原発構内から太平洋を破滅させることが確定的となった海洋汚染の報を聞いても、長い夏休みをとってゴルフ三昧です。原発災害の責任者が官邸に、ただの一人もいないのです。
また、日本のマスコミも、それが世界的に見て、どれほど異常なことなのか理解できないのです。
第一、野田佳彦と細野豪志が自信ありげに宣言していた「冷温停止宣言」を撤回したのは、当の安倍晋三だったはず。
それが、信じられないくらいの長期休暇を堪能したと思ったら、国政に力を入れるどころか、放射能汚染水問題で、どうやら世界中から非難を浴びそうになっていることがわかると、早速、中東・アフリカにとんずら。
何をしに行ったかというと、「日本にとって死活的(に重要)な中東地域を訪問し、包括的な関係を強化していきたい」ということらしい。本当はただの外遊です。
彼がちょっとでも都合が悪いことが出てくると、すぐに国政などすっぽかして逃避する男であることは、国民がいやというほど思い知らされたのではなかったのか。
残念ながら、世界最大のサウジでも石油資源の枯渇が言われるようになってきています。
中東の石油は、それほど長くはもたないのです。だから、彼ら中東の王様たちは、危険な原発を砂漠に建てようとしているのです。自分たちの権力を維持するために。
そんな子供同然の日本の首相に、まだ淡い期待を寄せている漁業関係者もどうかしている。
「漁業者、遠のく復興「また風評被害広がるのか」」
さすが、風評被害の発信源、産経です。
彼らは被害者ではない、加害者なのです。
福島第一原発建設に賛成して、彼らの命の糧である漁業権を売り渡し、その金で御殿を建て、高級車を手に入れたときに「終わた」のです。
なんでも、福島の漁師の何人かは、漁に出られないと分かってから酒浸りだとか。
どこまで甘えているのか、福島の漁師たち。
世界は、もう「堪忍袋の緒が切れかかっている」のです。
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