http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/300.html
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「福島原発事故の汚染水流出問題により、福島沖を中心に太平洋の危険度は高まるばかり」「太平洋の魚を安心して食べられる日は、もう10世代先までない」「沿岸魚については、魚種にもよるが、すでに食べると危ない魚が青森沖から房総沖まで回遊している」「2年半分のセシウムが海底に蓄積され、ストロンチウムが魚の骨に含有されている」「トリチウムは水素の一種なので水の構成元素になって蒸発し雨になって落下。水や地上の食べ物に含まれ、人体に入り、内部被曝の恐れ」
上記に取り上げた内容は以下のゲンダイ記事にて指摘されている内容であるが、もはや福島近海のみならず、東日本沿岸部から太平洋まで海洋汚染が深刻化し、海産物が致命的に汚染されていることは自明であろう。放射性物質が海水中を浮遊し、広く拡散していることは勿論、海底にもかなりの量が蓄積されているため、「回遊魚」も「底物」(カレイ・ヒラメ、貝類等)もアウトである。
もう一点つけ加えると、「食物連鎖」による「生体凝縮」のため、上位捕食者たる大型魚の体内にて、放射性物質がより高濃度に凝縮されている点に注意が必要であろう。さらに、分子構造が水素と類似しているトリチウムについては、汚染水処理システムでも除去が困難であり、これが大量に海に流出すれば、所謂「自然界の水の循環システム」にて、やがては雨となって大地に降下する故、海産物ばかりか「除染して安全」とされている農地で生産した農作物も汚染されるとの指摘も、改めて認識すべきものである。(ちなみに、トリチウムについては、フクシマ原発事故云々以前から”グレーなまま”とされてきた問題である)
兎にも角にも、フクシマ原発事故および今回の汚染水漏れ問題により、日本近海〜太平洋に至るまで海産物は広く放射能に汚染され、もはやこれを食すことと内部被曝リスクを切り離して論じることはできないであろう。即ち、「食の壊滅」である。原発がひとたび大事故を起こせば、どれだけ甚大な悪影響が生じるかを目の当たりにして尚、「原発再稼動」を唱える声が止まないことに対し、改めて強い憤りを感じる次第である。
(転載開始)
◆汚染水流出 「マグロの中おち」「小魚のカラ揚げ」は大丈夫か
2013年8月27日 ゲンダイネット
食文化も壊滅する/(C)日刊ゲンダイ
福島原発事故の汚染水流出問題は、どんどん波紋を広げている。相馬双葉漁業協同組合をはじめ、次々に試験操業を中止することを決めた。実際、福島沖を中心に太平洋の危険度は高まるばかりだ。どんな魚がヤバイのか。日刊ゲンダイ本紙は専門家に聞き、別表にまとめた。
「回遊魚のカツオ、マグロなどの太平洋産は避けた方が無難です。加工品のカツオ節も不安ですね。太平洋の魚を安心して食べられる日は、もう10世代先までありませんよ。沿岸魚については、魚種にもよりますが、すでに食べると危ない魚が青森沖から房総沖まで、泳いでいると考えた方がいいでしょう」(NPO法人「食品と暮らしの安全基金」代表の小若順一氏)
「消費者問題研究所」の垣田達哉代表もこう言う。「事故から2年半が経ち、セシウムが海底にたまってきたため、これまでは、ヒラメやカレイが最も危険とされた。でも、汚染水流出でコウナゴなど浅い海で泳ぐ魚も同様に注意が必要です。なかでもストロンチウムは、魚の骨につくため、干物やイワシなど小魚のカラ揚げ、マグロの中おちなど心配です」
不安なのは、これまでほとんど測定されてこなかったトリチウムの影響だ。高濃度汚染水が大量に流れ出すとかなりヤバイらしい。前出の小若氏は続ける。「トリチウムは水素の一種なので、水の構成元素になって蒸発し、雨になって落ちる。水や地上の食べ物に含まれるのです。人体に入り、内部被曝(ひばく)すると発がん率も高くなる。とても危険です」海だけでなく、日本の資源が汚染される。
【危険度の高い魚】
コウナゴ
イシガレイ
アイナメ
ヒラメ
アナゴ
スズキ
アサリ
アンコウ
サケ
マグロ
カツオ
イワシ
(転載終了)
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/d9319614bfa9020fd2452c9f9a8681fa
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