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「お手上げなんだ。助けてほしい」と首相は他国に頭を下げるべき!齋藤美奈子氏
http://ameblo.jp/takumiuna/entry-11601609439.html
August 28, 2013 KABASAWA YOUHEI BLOG
福島原発からの汚染水問題、問題の根本的解決に程遠い現在にあって世界メディアがこぞって危機的に伝えています。五輪招致してる場合なのか、再稼働の議論をすべきときなのかと思います。第一に汚染垂れ流しを何とかしてくれが国民多数の意見ではないでしょうか。
本日付けの東京新聞、本音のコラムで文芸評論家の斎藤美奈子氏が痛切に現状の政府対応を批判してます。
斎藤美奈子氏 本音のコラム
『壊れたトイレ』
先日、水洗いトイレにトイレットペーパーの芯を流すという失態をやらかした。あっと思ったときは後の祭り。20分ほど格闘するも、異物がつかえて水が流れない。次の手を思案しつつ思い出したのが「原発はトイレのないマンション」という言葉である。使用済み核燃料の最終処分場も決まらないまま稼働する原発を皮肉った表現だけれど「トイレがない」は実感に欠ける。怖いのは壊れたトイレだ。
レベル3(重大な異常事象)の認定が検討中の今の福島第一原発は壊れたトイレに近い。汚水が便器からあふれ出し、バケツを集めて次々ためるもバケツは破損。汚水は床にたまり、トイレの外に浸出し、このままだと家中の床はおろか玄関から外に出て隣家にも影響しかねぬ状況だ。
それなのに、この家の主は「家で五輪開こうぜ」とはしゃいでいる。私には壊れたトイレを放置して、友人をパーティに招こうとしているようにみえる。まともな友人なら「順番が違う」と思うだろう。
汚染水漏れは「五輪に直接関係しない」と語った猪瀬直樹東京都知事。同じく「影響はない」と述べた菅義偉官房長官。このセンスが事態を悪化させる。私は五輪を歓迎しない。「お手上げなんだ。助けてほしい」と首相は他国に頭を下げるべきなのだ。官邸のトイレにトイペの芯を流しに行きたい。
汚染水問題も勿論ですが、トイレなきマンションに関しても何ら解決策はない状況です。100万年管理が必要な核のゴミの処理方法すら決まってない。100万年後に言葉が通じるのか。地球があるのかという話です。いまの世代の電気の為に未来にゴミを押し付けるという倫理観こそが1番許されないと感じます。
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