えへへへ。ちょっとカッコＥかと思って。　

シュミレーションプログラムはプログラムの作りと入力条件次第でいかなる望む結果も確実に出せるので、それを防止するためには実証試験との突合せは不可欠である。
メルトダウンによりコンクリート侵食の研究などでも、実証試験とコンピュータシュミレーションモデルとの整合性の検証を行っているのである。

つまり今行おうとえしてるストレステストなるもは信頼性はまったく無い茶番テストである。（「安全」が出るようにプログラムが作られていると断定して良い）

直下型M7〜9、震度7以上、
2058ガル（柏崎刈羽3号機）〜4022ガル（岩手・宮城内陸地震の最大加速度）
か、それ以上の過酷な条件でテストすべき。
震源が海底で陸地から遠く離れた東日本大震災でさえ、
最大値は宮城県栗原市築館の2933ガル。
上記は実際に記録された数値なのだから、
これらの値以上を想定して当然だ。
想定外を想定するならば、4022ガル以上を想定すべきである。

しかし上の条件では周囲にどんな補強をしても原子炉は高い確率で壊れる。
もともとアメリカで設計されたので厳しい耐震設計などなく、
名目上は500ガル程度で設計製造されているということになっているだけだから
仮に3000ガルの揺れでも来れば一瞬で壊れてもおかしくない。
製造当時に低い耐震基準で製造され、しかも脆化や小さな無数の亀裂の発生など、
劣化、老朽化した原子炉圧力容器やそれにつながる配管の周辺をいくら耐震補強したところで
上の想像を絶する激しい揺れに耐えられるとは思えない。

電源喪失ということに限って言えば、
原発につながる高圧電線の鉄塔がどこかひとつ倒れてもアウトだ。
鉄塔のすべてが震度７に耐えられなければならないし、
岩手宮城内陸地震のように山そのものが陥没してなくなるような地震が発生すればもうどうすることもできない。

ストレステストは、再稼働の免罪符を与えることを目的とし、
現状の状態で耐えられるとする値を最大条件、想定値として与えるので全く意味がないし、
仮に上のような厳しい条件を与えたところで、実際の災害では、
誰もが思いもしなかった、上の数値を上回る新たな想定外の事態が必ず、100％起こる。

今回のフクイチ原発事故は冷却材喪失事故という指摘。

冷却材の喪失って何のことじゃ？って調べてみたら、配管の破断などで冷却水が抜けてしまうこと。
その対策に、最後の砦として緊急炉心冷却装置（ECCS)というのを取り付けてあるのだけれど、
これが、平成１５年の自民党政権時代に取り外されていたんだよね。
当時の首相は小泉氏。　証人喚問ですだよ。