東電原発タンク汚染水漏れ　「金かけずに作った」「長期間耐えられる構造ではない」　協力会社会長が証言
http://financegreenwatch.org/jp/?p=35204
8月 25th, 2013 　Finance GreenWatch

福島第１原発:汚染水流出　使い回しタンクから漏出　「金かけず作った」　協力会社会長が証言
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130825ddm041040112000c.html

地盤沈下が原因で移設されていたことが明らかになった東京電力福島第１原発の汚染水タンク。高濃度の放射性物質を含んだ汚染水約３００トンの漏出は、この移設が原因なのか−−。廃炉作業に参加している東電協力会社（福島県いわき市）の会長（７２）は毎日新聞の取材に「タンクは工期が短く、金もなるべくかけずに作った。長期間耐えられる構造ではない」と証言した。

同社は事故前から原発プラントの設計・保守などを東電から請け負い、同原発事故の復旧作業では汚染水を浄化して放射性物質を取り除く業務に携わっている。このため汚染水を貯留しているタンクを設置したゼネコンともやり取りがあり、内部事情に詳しい。

会長が東電幹部やゼネコン関係者から聞いた話では、今回水漏れを起こしたタンクは、設置工事の期間が短かった上、東電の財務事情から安上がりにすることが求められていた。タンクは組み立て式で、猛暑によってボルトや水漏れを防ぐパッキンの劣化が、通常より早まる可能性も指摘されていたという。

会長は「野ざらしで太陽光線が当たり、中の汚染水の温度は気温より高いはず。構造を考えれば水漏れは驚くことではなく、現場の感覚では織り込み済みの事態だ。現場の東電の技術スタッフも心配はしていた」と明かす。

現在、タンク内にあるのは原子炉を冷却した汚染水から放射性セシウムを除去した汚染水。今回のような事態が続くと住民感情が悪化しかねない。会長は「そうなれば廃炉作業への影響も出る。政府が前面に出た上で、早く敷地内への地下水の流入を防ぐ抜本的対策を講じるべきだ」と強調した。【袴田貴行】

コメント
01. 2013年8月25日 13:07:17 : 8NcqzHYN5c 協力会社会長が証言 ＞「長期間耐えられる構造ではない」と証言した。 ＞「現場の東電の技術スタッフも心配はしていた」と明かす。 貴重な証言です。 この証言により今のそしてこれから起きる３００基のタンクからの汚染水流出については、東電お得意の「想定外」と言う言い訳は使えず、刑事責任を問うことができるはずです。 これで刑事責任が問えなければ法治国家は終了しますので、皆さんは勝手に行動してください。
02. 2013年8月25日 13:34:14 : DnMKHAQt3w だいたいあのようなタンクは、水（放射能汚染水）のようなサラサラしたモノを貯蔵するような構造ではない。 ゴムパッキンなどは汚染水から放たれる強烈な放射線ですぐに劣化し使い物にならなくなるのは素人でもわかる。 無能な東京電力は即刻解体しろ！
03. 2013年8月25日 19:18:34 : BIgfJMRMNE ＞東電原発タンク汚染水漏れ　「金かけずに作った」「長期間耐えられる構造ではない」　協力会社会長が証言 欠陥品？これからも増え続けるであろう汚染水を長期間保存しておくのに、欠陥品で対応したって事か？
04. 2013年8月25日 22:38:32 : 0UXNPR6wyo 今の内にリークしておけばこの会長の責任はある程度回避できる。
05. 2013年8月25日 23:48:02 : VvNNgHrezU 事態の先送り、臭いものに蓋をして、その蓋が腐り、日本がボロボロやて。 バカの極み、時間が経つにつれて、事態が悪化する。 そのバカ自民や、ボケ安倍を選んだのも、アホな大多数の国民。 この国は、一回潰れかけたほうがエエ。じゃないと、本当の敵が理解できない。
06. 2013年8月25日 23:55:15 : ywlUh2tU2c >>03 東電の求める性能に沿って仕様が決定され製作されたのなら、それは欠陥品ではない。 欠陥品ではなく低性能の製品だったということだ。 すなわち、仮設程度の製品寿命が短いタンクだったということであり、そういうものを発注した東電の動機は、金をケチったか、すぐに収まるとタカをくくっていたか、若しくはその両方だろう。 しかし現実は容赦なく最悪の方向に転び、低性能品を用いたことがアダとなり、いまや収集がつかなくなってきた。 一番の欠陥は、東電幹部および政府の遅すぎる対応と甘い考えではなかろうか。
07. 2013年8月25日 23:55:41 : BRDcUt255k 想像するに、 東電の体質は 上位者の発言は絶対。 下からの意見、現場からの意見、外部からの意見を全く採り上げようとしない。 受け付けないどころか、不利益処分で返してくる。 外部の意見なら、経産省あたり以外は無視。 経営者は自社のエリート社員は日本の最高の才能を持った集団と見なし、 社員もそういう雰囲気を植え付けられてきた。 これが事故を起こした遠因でもあるし、 現在の事故収束のネックになっているように見える。 組み立て式のタンクがいずれ事故を起こすことは タンクメーカーも、工事をしたゼネコンも、東電の第一線の技術屋も みんなが知っていたし、懸念していたことだろう。 それを上に上げる回路がない 回路を遮断する構造がある。 そこから起きたこと。 東電の体質を抜本的に変えないと 同じようなことは今後も起きる。 現実的な解決策 福島第二原発の稼働を諦め そこに、恒久性のある貯層を作り、レベルの高いものから移送すること。 ここまで大きな事故を起こして 当事者能力を欠き それでも 柏崎再稼働、Ｆ-２再稼働、なんとか５号炉も６号炉もいずれ稼働させたい、 そんな思いがあるから、抜本策が採れないのだ。
08. 2013年8月26日 10:03:35 : ICDifRZ5LQ 周囲からロケット弾を撃ち込めば終わりだわな。これだけ標的が大きいと命中させるのは簡単だろう。ローテクで十分だ。 テロに対しても全く無防備。

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