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<レベル3>田中委員長「お化け屋敷みたいに次から次といろんな事が起こりますよ。全ての責任を持ってこられても、これは限界があるんですよ」8/21(会見一部書き出し)
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2013-08-21(22:14) みんな楽しくHappy♡がいい♪
タンク汚染水漏れ レベル3に引き上げへ 規制委、評価見直し
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013082102000234.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
東京新聞 2013年8月21日 夕刊
東京電力福島第一原発のタンクから三百トン(東電の推計)の高濃度汚染水が漏れた問題で、
原子力規制委員会は21日の定例会で、
国際的な事故評価尺度で下から二番目のレベル1としていた暫定評価を、
レベル3に二段階引き上げる可能性があるとの見解を示した。
規制委は、汚染水にベータ線を出す放射性ストロンチウム90(法定基準は一リットル当たり30ベクレル)
などが一リットル当たり8000万ベクレルと、
放出が認められる濃度限度の数百万倍に達する極めて高い濃度であり、
三百トンの漏出量から数千テラベクレル規模(テラは一兆)の漏出があると推定。
規制委事務局は放射線の管理上、レベル3の重大な汚染に相当するとしている。
汚染水漏れが発覚した十九日の段階では、漏れた汚染水の量がはっきりしなかったため、
規制委は暫定的にレベル1と評価していた。
その後、東電が漏れた量を三百トンと推定したことから、評価を見直すことにした。
ただし、国際基準は通常の原発での事故を評価対象にしている。
すでに福島第一原発事故自体は最悪のレベル7と認定されており、
それに関連して起きた今回のタンク事故を個別に評価することが適切なのか、
基準を所管する国際原子力機関(IAEA)に確認するとしている。
国内でのレベル3事故は、1997年に起きた動力炉・核燃料開発事業団(当時)
東海アスファルト固化処理施設爆発事故がある。
国際評価尺度(INES)
原発など原子力施設で発生したトラブルの規模や深刻度を示す世界共通の物差し。
国際原子力機関(IAEA)などが設定した。レベル1〜3は「異常な事象」、
レベル4〜7は「事故」に区分。
評価基準は施設内の汚染度合いや安全設備の状態などで、
レベル2は相当量の汚染、安全設備の重大な欠陥などが該当し、
レベル3は数千テラベクレルの放射能の放出、安全設備が残されていない事故寸前の状態などが該当する。
最終的な判断は、IAEAに意見を聞く場合もあるが、各国の規制機関が評価する。
原子力規制委員会 定例記者会見 (平成25年8月21日)
http://www.youtube.com/watch?v=i2zg3lCBySA&feature=c4-overview&list=UU5_urTtPY2VjNc1YOI4rBCg
田中俊一委員長
文字起こし部分のYoutube↓(原子力規制委員会)
http://youtu.be/i2zg3lCBySA?t=3m52s
レベル3の意味
テレビ朝日村田:
分かりました、もうひとつだけ。
今日のこの議題の報告の中で、規制庁が試みに評価したものでレベル3、
数評価のレベル3という評価自体について、更田委員から疑問の声が出ています。
つまりレベル7の事故を超した施設で、
それが終わってレベル7という話ではないという表現をされましたけれども、
4:30
このレベル3という事自体を目にしたり聞くと、我々はそれを大変な事だと、
重大な異常事象だという形で報じてしまいますけれども、
これについて委員長はどういう受け止め方をするのが正しいのか教えて下さい。
田中委員長:
えーっと、INES(アイネス)の趣旨をどうとらえるか?という事かと思うんですが、
INESというのがIAEAで国際的な取り決めが出来たのは、
チェルノブイリみたいに国境をまたがるような事故が起きた時に、
「隣の国でなにが起きたか、どの程度の事故が起きたか分からない」
という事があると困るということもあって、
アイネスにレベル2以上は国際IAEAを通して加盟国にするように、
ま、そういう仕組みが出来あがったわけですね。
そこで一つの、レベルを決める時に判断が、一種の基準メルクマールみたいなのがあるんですよ。
だから今回のレベル3というのは、
あそこが非管理区域だとして、そこに出た放射能の量で評価すると、「その位になるかな」という事で、
多分レベル3って決めたんですよね。
ですから、そういうことなんですが、
更田さんが言うのは、
「もともとあそこは非管理区域だなんてないでしょ」ということなんですよ。
あの、暗に言うのは。
1F(福島第一)の敷地自体がもう全部汚染地域になってて、
「そういう意味で本当にそういう事が意味があるのか」という事を含めてもう少し…、
今だからそういう事でIAEAの方ともよく相談して、
どういう通報体制にしたら一番いいのかという事も含めて相談するという事になています。
ですから、レベル1とか2とか3というのは、そういう一種の、ま、基準ですね。
液体ならモリブデン救急のイクイバレントの量にするとか、
気体ならヨウ素131とか、
そういう事で決めているというふうに聞いていますけれども、
あの、そういう事かと思います。
文字起こし部分のYoutube↓(原子力規制委員会)
http://youtu.be/i2zg3lCBySA?t=12m9s
田中:
ま、宮島さんが何時もおっしゃるけれども、それも限度があると思います。
本当に事故調査をやるんだったらもっと大勢をつくりなおしてやらなければならないし、
今起こっている事態をどういうふうに認識して、そのリスクというか、
危険度を測ってどう対処するかっていう事を判断するための、
ま、活動ぐらいしか、こういう場合にはできないと思いますけどね。
1Fに対する管理体制
アクター宮島:
そこは私と全く意見が違うところで、
いわゆるそれであるならここの組織の設置法上も、
事故が起こったらその原因を調査したり、立ち入り調査権があったり、
権限に基づくところが動かずして何を守るんだ?という議論があって、
それについての組織・定員が足りないという事について、
私は以前から問題だという事は応援しているつもりなんですけれど、
基本的にこういう事態があったら、その11人で出来るのかどうかという事を含めて本当に問われているし、
それならば何ですか、対策官というようなえらい方もおられる訳ですから現場に出してもいいし、
要するに今現在も漏れ続けている訳なんですよね。
で、どこから漏れているかもわからない。
それをどこまでやるのかという議論もあるけど、
「じゃあ一体規制庁は何をしているんだ?」って言うと
結局、「東京電力まかせ」という事以外にないんじゃないかと。
その点についてはですね、率直に今おっしゃったことは
「組織・体制が無いから出来ない」と言う事でよろしいんですか?
田中:
いやそうじゃなくて、宮島さんがおっしゃる東京電力の出してくる資料データについて、
あの、一応それのどういうのを取るかという事については、いろいろと意見も言っていると思いますし、
それが不十分か充分かというところはあろうかと思いますけれども、
一応現段階でいろんな調査は進んでいると。
あ、その、どこから漏れているかとかどれ位出たのかという事について、
東京電力が、あー・・・、も出して、
いや、ま、実際は東京電力の人達がやっているんだけど、
私どもも一緒に現場ではそれを確認しているということですので、
あの、そこは、ま、その状況によるんだと思います。
「全部が全部独立してやれるか」と言ったらそうはいかないと思います。
宮島:
委員長は昔から「1Fは戦争だ」とおっしゃって、「水戦争」だとおっしゃっているわけですから、
やはりそういう、そこで戦争が勃発した時にどういう動きをするかという事については
やっぱり問われるものがあると。
現場の機動力において、なにをするべきかといえばですね、
東京から派遣するなりなんなりやるという姿勢は僕は今でも一緒だと思っています。
ちょっと話を変えますがそれからもうひとつ、これは事故が起こる前の話ですけれど、
そもそも、ようするに1Fに対する管理体制。
9人か8人だったのが今は10人になっていますけど、
これが今度レベル3という事になるのかもしれませんけど、国際的信用も含めて、
わずか10人ぐらいの人間でこれを見ているという事がですね、
田中委員長はこの職責にありましてね、
やはり本来1Fというのは、日本国としてどういう形であらま欲しい姿で監視すべきだと思っているのか、
それは予算的な問題もあると思うんですけど、
このままだったらさっきの質問のように次々と同じ事が起こって来た時、結局そこにかえってくるんですよね。
だから、やっぱり国民の代表として選ばれている訳ですから、
今の1Fの管理体制としてですね、
あらま欲しき姿ぐらいはおっしゃっていただいてもよろしいんじゃないでしょうか、そろそろ。
これ、次に必ず同じ事が起こるとわたくし思うものですから、
この問題は私は半年以上前からですね、しつこく申し上げているんですけど、
1Fをどうしたいとか、規制庁のトップとしてどう思われているのか?
それを伺いたい。
田中:
あの、監視体制を強めたら事故が、あ、ま、起きないかというと、
今、そういう状況でもないんですよね。
本当に予測・・・ん、ま、・・・わたしの言い方はあまり適切じゃないかもしれないけれども、
「お化け屋敷」みたいに次から次といろんな事が、ここでも申し上げましたけれども、
「いろいろ起こりますよ」と、
だからそれを、あのー、ま、フェイタルな重大な事故にならないようにどうやって防ぐのかという事を、
合わせてとにかくリスクを下げることをやっていかなければいけないんだということで、
そういう意味ではかなり踏み込んで、
規制委員会としては、規制庁としては踏み込んでやっているつもりなんですけれども、
えっと、全ての責任を持ってこられても、これは限界があるんですよ、ご存じのように。
だから、あのー、
おっしゃる「心」はよく分かります。
分かりますし、実際に1Fのことをきちっと出来ないようでは、
いろんなこれから他の事についても、あのー、先に進めないんだろうという事は、
前々から私は申し上げていますし、
あのー、最も重要な課題であることはずーっと悩、あのー、ん、ま、
私はここに来る前からそう思って増したけれども、あの、そういう、い、意識は変わらない。
だから今日も、そういう意味で、各委員ともそういう思いは持っていますので、
ま・・・ま、ヴ・・とにかくそういう気持ちを、う・・ん、く、組んでいただいて、
あのー、「引き続き応援していただく以外ないかなぁ」と思うんですが。
18:04
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