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【原発】 どこまでやっても犯罪ではないのか?
http://takedanet.com/2013/08/post_3b9c.html
平成25年8月20日 武田邦彦(中部大学)
東電がタンクに貯めた汚染水の管理をサボり、大量(300トンも)の汚染水(放射性ストロンチウム8000万ベクレル)が漏れたと発表した。報道が事実とすると総量で24兆ベクレルになり、とんでもない量だ。
このまま土または海を汚染するのは間違いない。汚染水の漏洩はこれで4回目で、今後も続くだろう。
ところで、原発事故ですら「不可抗力」とは言えない上に、放射性物質の拡散防止、汚染された土壌の除染、回収、被曝した人への補償、生活を破壊したことに責任、そして今回の汚染水の漏洩・・・どこまで日本を破壊しても、法令を破っても、記者会見では記者が「教えてください」、「ありがとうございました」と言い、政府も東電に「福島原発は東電のもの」という態度をくずさず、電気代の値上げを認めようとしている。
新聞や政府ばかりではない。専門家、東大教授、はては芸能人まで原発事故を小さく見せようと必死だ。最後の頼りの司法もうごかない。
でも、これはあまりにもハッキリした犯罪だ。人の生活を破壊し、日本列島や太平洋を汚染し、食材を食べられないようにして、それでも平然としている。
すぐ、犯罪として逮捕しなければならない。これほどの巨悪を法令の隙間をぬって言い訳するのなら、裁判員裁判制度などいらないではないか。汚染水を漏らした責任者を直ちに逮捕すれば少しは自分たちがやっている事が犯罪であることを知るだろうし、電力の人も「原発の恐ろしさ、経営リスク」というものを知るだろう。
人に被害を与えても罰せられないということになると(お金の補償だけですむ。お金は電気代を上げれば良い)、原発を再開するべきかの冷静な議論ができなくなる。
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