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福島原発・吉田元所長の遺志は全く受け継がれていない!
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2013.08/21 ハイヒール女の痛快日記
はじめまして!東京ルミックスです。
秋新作のハイヒールがズラリ並び心が踊る?!
今年、7月に亡くなった福島原発の吉田元所長に、ジャーナリストの門田隆将氏が昨年7月に、単独インタビューをしている。その時の模様を語っていた。「ここで食い止めなければ事故の規模はどのくらいになったのか」と最初に質問すると、
吉田氏は「チェルノブイリの10倍です」と答えた。
吉田氏は現場の最高責任者として首相官邸や本社との対立を恐れずに指揮を執り続けた。東電本社が「首相の了解が得られていない」として海水注入の中止を命じたのに対し、
吉田氏はこの指示を無視して注水を継続し被害の拡大を防いだ。
事故当時、原子力安全委員会の委員長だった斑目春樹氏も門田氏に、吉田氏が対応していなければ、日本は北海道、人の住めない東北・関東、そして西日本に3分割されるような事態に陥っていたと話したという。
命令を無視して注水を続けた吉田氏がいなければ、東京は人が住めないような場所になっていたのだ。
死者に鞭打つ積もりは全くないが、吉田氏は当然のことをしたのではないだろうか?日本人全員の命が掛かっている前代未聞の事故現場の責任者だ。しかも、その事故を起こしたのは自分が勤務している東電である。
東電本社がが何を言おうと現場責任者は、自分の持っている知識や経験を傾注してその事故を止めるのは当然である。それほどまでの危険水域だったのだ。
そこで、あたふた躊躇などしていては日本消滅じゃん!
震災前、吉田氏本人が津波対策に消極的だったことが政府の事故調査委員会の報告書で明らかにされている。彼本人も原発事故原因の一端を担っていたのだ。
ある種、贖罪の意味もあったのだと思う。
確かに大手企業や官庁などピラミッド型の組織のところでは、上司の命令を無視して実行するのは難しいとは思う。でも敢えて言いたい。戦争末期には自分は敵前逃亡をし、部下を玉砕させた将校がいたとも聞く。
原発事故現場も戦争そのものだ。
吉田氏じゃなければもっと悲惨な状況になったのは間違いないであろう。彼のリーダーシップや人格的には立派だと思うが、これが彼の仕事であり現場を預かる者の責任だ。
最悪の状況は脱したとはいえ、福島原発では今も危険な作業が続いている。吉田氏の遺志は本当に受け継がれているのだろうか?現実に大量の放射能汚染水を国民に嘘をつき流し続けていたのだ。この事実には驚愕する。
最後に、当時の東電幹部の現在を書き留めておく。
◎勝俣恒久会長→日本原子力発電の社外取締役に再任(現在家族と共に海外在住)
◎清水正孝社長→関連会社・富士石油の社外取締役に天下り(現在家族と共に海外在住)
◎武井優副社長→関連会社・アラビア石油の社外監査役に天下り(現在家族と共に海外在住)
◎宮本史昭常務→関連会社・日本フィールドエンジニアリングの社長に天下り(現在家族と共に海外在住)
◎木村滋取締役→関連会社・電気事業連合会の副会長に再任(現在家族と共に海外在住)
◎藤原万喜夫監査役→関連会社・関電工の社外監査役に再任(現在家族と共に海外在住)
未必の故意での殺人罪で起訴されるべき人間がのうのうと、いいポジションを得て暮らしている。まさしく敵前逃亡である。国の責任は?彼ら東電の責任は?
日本という法治国家で許されるべき行為なのであろうか?
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