http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/169.html
Tweet |
汚染水が漏えいしていた東京電力福島第1原発の地上タンクの上には作業員の姿が見られた=20日午後5時14分、共同通信社ヘリから
2013.8.20 22:37
東京電力福島第1原発の地上タンク周辺で汚染水の水たまりが見つかった問題で、東電は20日、タンクからの漏洩(ろうえい)を認め、漏洩量は過去最大の約300トンに上るとの見解を示した。汚染水からはベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり8千万ベクレルと極めて高濃度で検出された。漏れた放射性物質量は24兆ベクレルと推定される。
原子力規制庁は19日に国際的な事故評価尺度で8段階のうち下から2番目の「レベル1」と暫定評価したが、レベルの引き上げを検討している。事故評価尺度では数十兆ベクレルの汚染はレベル2に該当するとされる。
東電は「タンク近くの側溝の放射性物質濃度が高くない。海への流出はない」との見解を示した。漏洩場所は不明で、汚染水は流れ続けているとみられる。
漏洩があったのは容量1千トンの地上タンク。内部の水位が約2.9メートル下がっていたことから、漏れ出た水量は約300トンと推定された。漏洩した水のうち約4トンは回収したが、長期間かけて漏れたとみられ、大半は周辺の土壌に染みこんだ可能性が高い。
タンクを取り巻くコンクリートせきの外側に土嚢(どのう)による壁を設けているが、土嚢外側の地表付近で最大1時間当たり96ミリシーベルトと非常に高い線量が計測された。東電は土嚢の設置のほか、漏洩が起きたタンク内に残った汚染水を別のタンクに移送して汚染拡大の防止対策を進めている。
第1原発敷地内の地上タンクからの漏洩は5回目。6月にも容量500トンのタンクから漏洩があった。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。