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原発汚染水問題が危機的状況の中、首相官邸による出荷制限指示にも拘らず継続される「食べて応援」の愚
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2013年08月11日 暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜
またもやトンでもない事実が判明した。
本ブログでも度々取り上げてきたように、フクシマ原発については、高濃度汚染水が海にダダ漏れという深刻な事態となっているが、これを食い止める有効な手段もないまま、福島近海の汚染が日々拡大する一方という悲惨な状況である。
小生の知る限り、新聞・テレビではまったく報道されていない故、小生も本日ようやく気づいたのであるが、このフクシマ原発の状況を受け、首相官邸では、この7月初旬より繰り返し福島県(佐藤雄平知事宛)に対して、福島県産の数多くの食材の出荷制限指示を出していたのである。
同出荷制限の指示内容については、以下に一部転載した「首相官邸」公式HPにてご確認いただけるかと思うが、7/5より8/9にかけて福島県産の食材について、実に細かに指示がなされているのである。
具体的に最新(8/9付)の出荷制限指示内容をみてみると、非結球性葉菜類・結球性葉菜類・カブ・うめ・ゆずに始まり、しし肉・きじ肉・熊肉に至るまで、地域別に細かくその出荷を制限する内容である。
「ようやく日本の政府も良心に目覚めて、マトモな方向に動き出したか」
そのように安心したいところであるが、安心するのはまったくの間違いである。
各省庁の動向をみてみると、まるでこの首相官邸による出荷制限指示など存在しないかのように、以前と変わらず「食べて応援キャンペーン」を大々的に継続する始末である。
農水省は公式HPに堂々と「食べて応援しよう!」と謳い、消費者庁も7/12に首都圏(川崎市)にて、園田内閣府大臣政務官、阿部川崎市長、福島県関係者(農産物流通課)出席の下、「食べて応援しよう!」と題した消費者フォーラムを堂々と開催する始末である。
7/12、「消費者フォーラム」特売会の模様(川崎市)
※参考「消費者庁公式HP」 http://www.caa.go.jp/eat/eat_forum.html
さらに直近の動向をみても、以下の産経新聞記事にあるように、「ミスピーチキャンペーン」と称して荒川区役所前で福島県産の桃の即売会・無料配布を実施し、「東日本大震災の風評被害の対策として、福島産の果物の品質の良さや安全性、そして震災以前からの変わらぬ美味しさ」を訴える始末である。
「食べて応援キャンペーン」もここまで来れば、政府・官僚・大手マスゴミと地元・福島県の”原発マフィア”佐藤雄平知事らの合作による立派な犯罪行為であると断じてよいであろう。
早い話、総理官邸は福島県食材の出荷制限を指示しているが、それはあくまで”ポーズ”であり、その実は汚染食材の拡散を防止するどころか、「風評被害」と称して、国を挙げて「日本国民の総内部被曝」という非人道的極まりない”棄民政策”を着実に推進しているのである。
「何故、政府は放射能汚染した食材の流通を黙認・奨励するのか?」
それは以前のエントリーにて何度もコメントしてきたとおり、全国的に”食の汚染”を拡散されるという”棄民行為”において、国家権力が真に目的としているのが「全国民を広く内部被曝させること」だからである。
即ち、「1億総内部被曝」を断行することにより原発由来の放射線被曝による健康被害を有耶無耶にせんとしているということである。
それは将来発生する健康被害を”希釈化”し、今後、数多く引き起こされるであろう健康被害による損害賠償訴訟において、天文学的な数字になるであろうその賠償額を限りなく低減させることを企図したものである。
実に酷い話である。
また、先の参院選にて見事当選を果たし、早速に糞マスゴミや糞新潮などから総叩きに遭い始めている山本太郎議員が口にしていたように、国が定める食の安全基準値とされる「1キロ当たり100ベクレル」という数値は「原発においてドラム缶に入れて厳重に管理し、搬出後もコンクリートや土で外に漏れ出さないよう管理が必要な低レベル放射性廃棄物」と同水準レベルである。
早い話、放射性廃棄物同然のモノが平然と日本全土に流通し、普通に国民の食卓に並んでいるということである。
フクシマ原発の汚染水問題が危機的状況の中、首相官邸による出荷制限指示にも拘らず、依然として「食べて応援キャンペーン」が当然のように継続されているが、その結果、我々国民に待ち受けているのは「目も当てられない惨状」であろう。
フクシマ原発以降、「日本の未来予想図」は”真っ黒”なままである。
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