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ナトリウム工学研究施設の立柱式でボルトを締める原子力機構の辻倉敦賀本部長(左)=6日、福井県敦賀市白木
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/44673.html
2013年8月7日午前8時16分
日本原子力研究開発機構は6日、高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市白木)に関連する「ナトリウム工学研究施設」の立柱式をもんじゅ近くの建設現場で行い、建物工事を本格的に始めた。冷却材のナトリウムを扱う技術を高めるための施設で来年度の運用開始を目指す。
県が進めているエネルギー研究開発拠点化計画の一環。2009年度に計画され、東京電力福島第1原発事故の影響で一時中断したが、今年4月に着工した。鉄骨3階建て、建築面積は約700平方メートル。ナトリウム約6トンを保有し、循環させる配管やタンクなどの試験設備を整備する。事業費は約18億円。
立柱式には文部科学省、県関係者や白木区民ら約30人が出席した。原子力機構の辻倉米蔵敦賀本部長は「もんじゅを進める上で非常に重要な成果が期待される」とあいさつ。基礎部分に高さ11メートルの最初の支柱が立てられ、辻倉氏らがボルトを締めた。
建物は来春完成し、来年中には試験設備を据え付ける。「もんじゅの安全・安定運転の支援」を目的とし、過酷事故で炉心の燃料が溶けて原子炉圧力容器を貫通する「メルトスルー」が起きた場合のナトリウムとコンクリートの反応を調べるほか、超音波を使ってナトリウム中の失った部品などを可視化する研究も進める。
もんじゅをめぐっては多数の機器の点検漏れで原子力規制委員会が5月末、事実上の運転禁止命令を出した。文科省は同機構の組織を見直すため、8日に改革案の基本方針を取りまとめる。
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