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終わりなき被爆との闘い〜被爆者と医師の68年〜 NHKスペシャル
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/808.html
投稿者 taked4700 日時 2013 年 8 月 07 日 19:28:17: 9XFNe/BiX575U
 

とてもいい内容でしたので、http://datazoo.jp/tv/NHK%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB/660569
を参考にそれを紹介します。


放射線は人の体を貫通すると、1000分の1ミリにも満たない傷を残し、がんなどの病気を引き起こすおそれがある。放射線を放つ原子爆弾が広島と長崎の上空で炸裂してから68年、そのときについた放射線の傷が原因とみられる骨髄異形成症候群(MDS)が被爆者を襲っている。

被爆者は原爆投下直後の急性障害や、10年後に猛威を振るった白血病など、症状に苦しめられてきた。広島・長崎の医師は研究を続け、放射線が人の体をむしばむメカニズムが明らかになり、異常を蓄積させて突然病気としてMDSが現れたことがわかった。

広島大学病院に、4か月前に白血球の異常が見つかった被爆者の女性が訪れ、骨髄から血液細胞を抜き取っての検査が行われた。すると多くの細胞ががん化していたことがわかり、骨髄異形成症候群(MDS)と診断された。

面談室で女性はMDSについての話を受け、根本的な治療法が無いことなどを聞き、抗がん剤を使って症状の進行を抑えることとなった。ここ数年MDSになる被爆者は増えているという。

猛威をふるい始めたMDS
白血病が収束してから40年後に猛威を振るい始めたMDSだが、長崎でも100人近くが治療を受けている。白血病を見続けてきた日本赤十字社 長崎原爆病院の院長の朝長万左男さんにとっても、MDS患者の増加は意外だったという。

朝長さんがMDSの研究に打ち込むきっかけとなったのが、長年原爆の悲惨さを伝える活動を続け5年前にMDSで亡くなった女性。女性は亡くなる1か月前、活動の中で体の異変について「原子爆弾が私の体の中にいる」と話していた。その言葉が心に突き刺さった朝長さんは、MDS患者のカルテを集め、被爆者の数を調べた。爆心地からの距離を調べた結果、浴びた線量が多いほど発症率が高くなることがわかった。

この日、朝長さんの元を研究のきっかけとなった女性の娘が訪れた。朝長さんは、感覚的に被爆者の女性のあのような言葉が出たのだろうと話した。
朝長さんの研究は、MDSを発症するメカニズムを解明し治療に結びつける段階に入った。これまでの白血病では23種類の染色体のうち2つに決まって異常が見られることが確認されていたが、MDSで亡くなった女性の染色体には、大量に不規則な異常が現れていた。詳しいメカニズムはまだわかっていない。朝長さんは、我々がギブアップして何もしないことはありえなく、医者の仕事としての根本がそこにあると話した。

原子爆弾が投下され、惨禍を生き抜いた被爆者たちを放射線による急性障害が襲った。医師はそれまでの医学の常識では考えられない症状を目の当たりにし、治療もできずその年だけで20万を超す人が亡くなった。しかし当初アメリカはそれらの事実を否定する発表をした。医師の土山秀夫さんは仲間とともに聞き取り調査を行い、亡くなった状況を資料に残した。その後アメリカはABCC(原爆障害調査委員会)を設立、被爆の影響を調べたが、治療は行われなかった。次第に被爆者に白血病が蔓延し始めた。

白血病治療のための本格的な研究
広島大学名誉教授の鎌田七男さんは、当時存在が確認されたばかりの染色体に注目し、白血病の解明に取り組み、白血病の被爆者の染色体に共通した傷があることを発見した。メカニズムの解明によって治療の道が開けた。

鎌田さんは現役を退いた後も昔からの患者のもとを訪れており、密着取材した。医師から骨髄検査の結果、染色体異常だと告げられMDSと診断された。鎌田さんは治療について「1回の時限爆弾であればいいんですけど、2つ目3つ目の時限爆弾がある。それをどう乗り越えていくか。心の不安はしっかり我々が受け止めなければならない。 」

最新技術に世界が注目
広島大学病院に新規の原発建設が進む東アジアの研究者が訪れた。大量の放射線が染色体を激しく傷つけることで起きる急性障害を学ぶのが目的となっている。白血病の研究などで培われた技術が応用されている。タイの研究者は「原子力災害はいつ起こるかわからないので備えが必要。」と話した。

急性障害を染色体分析の最新技術で克服
これまでの医学では発症を抑えられなかった急性障害。染色体分析の先端技術で克服しようという研究が始まっている。長崎大の中島さんはそれに取り組んでいる。人の細胞に放射線を浴びせると細胞死と呼ばれるアポトーシスが発生する。最近の研究でアポトーシスは染色体の傷に原因があると判明している。

現在放射線医学総合研究所ではアポトーシスに関する研究が進んでいる。 大量の穂車線をあてたマウスに 様々な物質を投与し、アポトーシスを抑制する効果があるものを調べている。その結果バナデートが浮上した。中島さんは「将来的に起こってはいけない人体の影響に対して責任を果たすのは科学の責任。」と話した。

広島大学病院が第二の白血病MDSでも最新技術を使った治療を研究しよう取り組んでおり、重度のMDS女性患者を取材した。女性の染色体の半分に異常があるが、はっきりとした傷は見当たらない。原田さんは遺伝子一つ一つを分析した結果、RUNXS1と呼ばれる遺伝子が異常を起こしていることが分かった。

原田さんの仮説ではRUNX1が少しずつ遺伝子を破壊し、60年といいう月日を経て全体に異常を起こすとしている。原田さんは「原爆被爆者の医療に少し貢献できた」と話している。

ノルウェー・オスロでの国際会議
ノルウェーのオスロでは核兵器断絶を求める国が集まる初めての国際会議が開かれ長崎原爆病院の院長が日本を代表して出席した。代表らに被爆者の染色体を見せて「放射線によって傷つけられた遺伝子は一生、白血病やがんで苦しめます。医師で言えば核は最悪の疫病。」と話した。

広島大学名誉教授 鎌田七男さん
広島大学名誉教授鎌田七男さんはこの日横浜の病院を訪ねた。爆心地近く近くで被爆し、様々な病気と戦ってきた女性患者を訪れた。この日は金婚式だった。終わりなき被曝との戦いが続いている。
***********************************

福島第一原発事故は広島原爆の何十倍もの放射性物質を日本の国土へ放出しました。その影響は確実に広島原発の数10倍以上でしょう。白血病のピークが10年後。それが30年程度で静まっても50年後にMDS。苦しみは止むことがない。

原発はさっさと廃炉にして、地熱発電に取り組むべき時ではないでしょうか。  

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コメント
 
01. 2013年8月07日 20:26:00 : ulCOxFypGs
どうしたんだ急にNHKさん。反原発側の応援放送じゃないか。

あれほどプルトニウムは飲んでも安全、食べて応援なんていってたマスコミ放送局がどういう風の吹き回しなのだ。
嵐か雷がきそうだ。


02. 2013年8月07日 20:54:02 : sAqRPbYChY
内部被曝の「な」の字も出て来なかった番組のように思います。内部被曝とむすびつく現在の◯島◯発事故との関連性を極力排除しようとしたヒロシマ・ナガサキ番組、原「爆」による外部被「爆」のみに特化した番組、「内部被曝」を隠蔽するための、周到に練られた日本「原子力帝国」放送協会の番組だったのでしょうか。

03. 2013年8月07日 21:23:26 : 0zU0OF5R6E
02さんに同意。
外部「被爆」のみが問題で、内部「被曝」は無視。
広島の「被爆」が、福島の「被曝」と同じものとの認識は示されず。
さすが犬HKという御用放送で、見終わったあと、これで終わり、と呆然としました。

04. 2013年8月07日 21:25:02 : yUfzv4hm0I
昨晩の放送を私もジックリと見ました。
DNA解析が出来ない時代に染色体の顕微鏡写真を丹念に観察し
染色体の傷・異常を見つけ出し、被爆者が白血病を発症した場合の染色体の特徴を
明らかにしていった。
放射線で切断されて傷ついた染色体には修復作用が働くのだが
間違った修復→切れた染色体が元の染色体に修復されて繋がるのではなく
別の染色体と繋がってしまう等々

原発推進派や放射性物質の汚染基準を簡単に考えて
現状問題なしと声高に主張する方々はこの事例をどの様に捉える?

放射線で外部被曝しても人の細胞は修復されるから問題なしと断言する方々は
この間違った染色体修復をどの様に捉える?

一般的な方々と被爆者が発症するMDSの検証も番組で丁寧に説明されていた。
発症率の違いは一般人と比較し20倍以上だった
爆心地距離からの発症率の比較等々そしてDNA解析→RUNXS1遺伝子の異常

昨年2012年7月28日TV放送されたTBSテレビ 報道特集
「知られざる放射線研究機関 ABCC/放影研」
60年以上研究している広島の本家本元である放影研の理事長が
放影研のデータでは内部被曝の評価が出来ないので今から内部被曝の研究する。
低線量被曝も研究すると発言していたので、今回のTV放送のような染色体や遺伝子解析を
今回の福島第一原発事故で避難や被害を受けた福島県民約200万人+近隣県等を含め
1000万人規模で調査する国家プロジェクトを実行すべきである。
国土強靭化計画200兆円の1/100の予算で可能だと思う。


05. 2013年8月07日 21:41:10 : 9pQGeEYT1Y
ここで見ることができます。
http://www.at-douga.com/?p=8455

06. p4rhfeEDdk 2013年8月07日 23:59:53 : lZxUxsLBAj1i. : QXkIvr99ZI
私は、NHK上層部への番組制作者のささやかな抵抗と受け止めた。

確かに、内部被爆や福島のことには、全く触れていなかったが、
放射線によって染色体が傷つき、病に至る過程を何度も繰り返していた。
外部被曝や内部被曝の区別は無く、単に放射線被曝として伝えていた。
放射線という言葉を何度も繰り返すことによって、容易に現在の福島原発事故のことを想像できた。
一見、番組は広島・長崎の原爆被害として構成されていたが、これからの福島のことも裏側で伝えたかったのではないだろうか。
そう思えてならない。


07. 2013年8月08日 08:32:10 : Qnol5AbpO6
動画

http://www.dailymotion.com/video/x12rfmv


08. 2013年8月08日 08:37:47 : Qnol5AbpO6
終わりなき被曝との闘い


被曝 !!

被曝 !!

被曝 !!


ノーモア 福島


09. 2013年8月08日 11:08:56 : 14CwDGISxk
フクシマの真実と内部被曝 (2013.7.21)

http://www.youtube.com/watch?v=dDWdVJFGOJE

奇形動植物
放射能、放射線
人体への影響
除染について
浜岡原発
核融合
まとめ


10. sschatz 2013年8月08日 14:51:37 : wcO4s2ERmPqkQ : 3Cf5mtsCsA
低線量被曝との関連は全く触れていないが、「(一般のがんや)白血病が収束してから40年後に猛威を振るい始めた」とうことから、低線量被曝の影響はいやでも垣間見えてくる。食べ物からの内部被曝も当然ながら関係しているだろう。
低線量被曝の影響はよくわからないとされているが、習慣性流産や不妊症の多発は疑われている。今回それらにMDSが加わることになるのか?

60年後、福島や関東一円でMDSが多発するという事態になっても、今の政府や東電の人間で生きている者はほとんどいないだろう。
もし彼らに誠実さがあるのなら、今のうちにできることとして、MDSのリスクがある福島一円の若年被曝者には、国費で自家骨髄保存をする程度の政策は進めるべきではないか?
もっとも、高濃度汚染水対策に国税を流用しようなんて発想では、ここまで知恵は回らんだろうが・・・。


11. 2013年8月09日 23:40:47 : xePEar6lwo
テレビ、まだ見てないんですが、記事を読むかぎりでは複雑な気持ちです。

名前が出てくる長崎の朝長さんという人、どこかで聞いたような…と思っていたのですが、思い出しました。内部被曝の影響についてはかなり否定的な人、という印象です。
福一事故から半年もたたない頃、矢ケ崎さん、朝長さん、唐木さんというメンバーでテレビ討論がありました。やはりんhkです。矢ケ崎さんが内部被曝の危険性を訴えようとしているのに対し、朝長さん、唐木さんは現状では心配ないという意見でした。
そういう記憶があるので、今回の番組の主旨は内部被曝に着目するということではないと思っています。

たとえば、記事冒頭の「放射線は人の体を貫通すると」という表現はガンマ線、中性子線にはあてはまってもアルファ線、ベータ線にはあてはまりません。アルファ線、ベータ線は体を貫通せず、体内ではごく短い距離で停止し、その小さな範囲でエネルギーを使い果たすため、体のその部分のエネルギー吸収密度が非常に大きくなる、というのが内部被曝の基本的な考え方です(零距離射撃に喩えられているのをときどき見ますが、あまりいい喩とは思えません)。
このへんは穿ちすぎかもしれません。

長崎、広島の大学をはじめとする放射線障害研究機関を見る目は、福一事故以降かなり厳しくなっていますが(少なくとも私は)、この番組はその「名誉回復」を試みるものではないか、とも思えます。

はじめに「複雑な気持ち」と書きました。「でも、こういう人たちが核兵器廃絶の国際運動で中心的な位置にいたりするんだよなぁ…」ということです。日本の反核平和運動とはなんだったんだろう、ということです。福一事故以降もやもやしていたことでもあります。考えていたことを少し書いてみます。
反核平和運動をすべて十把一絡げにすることはできませんし、個別に評価する知識も能力も私にはありません。それを承知であえて言わせてもらいます。
広島長崎への原爆投下後、一貫して核保有国が守り続けている「内部被曝否定論」にお墨付きを与えるという面も、日本の反核平和運動は持っていたのだと。「ほら、被爆国ニッポンの反核平和運動家も、内部被曝とかないって言ってるし」ということになれば反対もしづらいでしょう。
内部被曝の深刻な影響を認めれば核兵器の地位が戦術的にも戦争法規的にも疑われ、核の脅威による国際関係の均衡という政治・戦略が失効する。だから内部被曝の問題は政治・軍事の要でもあると、私は考えています。
核保有国からすれば、内部被曝否定論の証言者日本が反核平和主義でなければ困るわけです。
反核平和運動の動機そのものがそうだと主張する気は毛頭ありません。悲惨な被爆はもういやだ、というあたりまえの素朴な感情に根ざしたものだと思います。それが国際政治の中でうまく利用されてきたということです。

じっさいには内部被曝が危険であることを核保有国はよくわかっています。
マンハッタン計画の指揮官グローブス将軍は「原爆はこうしてつくられた」という手記を残していますが、これを読むと内部被曝の管理にきわめて神経質であったことがわかります。ヨーロッパ戦線でもドイツ軍による放射性物質攻撃に備えるよう詳細な指示を出しています。ドイツは原爆開発に成功しませんでしたが、開発途上で生成した人工放射性物質の存在を否定しきれなかったからです。
また、福一事故時、アメリカが指示した退避領域は日本政府が示したそれよりもはるかに広いものでした。空母は神経質なまでに念入りに除染され、艦隊はすばやく横須賀を出航しました。憶えている人も多いかと思います。
日本の放射線防護・医学は何やってるんだろう?第七艦隊付きの放射線管理者や軍医のほうがずっとマシなんじゃないか?私はそんな疑問すら抱きました。
戦後しばらくの間、日本側は被曝サンプルの提供に終始し、研究はアメリカで行われていたわけですから、むしろそれは当然なのかもしれません。

事故後、反核反原発を主張するものの、内部被曝を取り上げることに否定的な文化人などが前面に出てきました。今回の事故による内部被曝は国際基準で評価すればさほど危険視するほどのものではない、と。(彼らが言う国際基準は広島長崎の健康被害を外部被曝によるものとし、内部被曝を無視することによって作られたものです。)
まだ各地域の汚染状況もはっきりせず、今後の被曝予測はおろか現状の被曝すらわかっていなかった時期です。事故初期の被曝量はわかっていないということが時を経るにつれ明らかになってきたわけですが。
私には奇妙に思えてなりません。事故の影響がその程度のものなら、なぜ反核反原発なんだろう、と。
「内部被曝たいしたことない」論者は必ずしも政治的に右派というわけではなく、リベラルあるいは左派と目されてきた人も多いのですが、被曝の問題に関しては異口同音の趣を見せてくれます。
ぽぽぽぽ〜んと5重の安全が吹っ飛んだとき、日本の戦後を覆っていた欺瞞もあおられて、その下で繰り広げられる八百長レースを一瞬垣間見てしまった。そんな思いです。

こういう欺瞞の構造は戦後68年、周到に設計され、世代にわたって更新され、右から左まで、日常の生活・文化・常識と分かちがたく、私たちの中に幾重にも組み込まれているのではないでしょうか。
長崎はそういう事情を代表的に背負っている街とも見えます。
爆心の天主堂は戦後かなり早い時期に撤去されたのですが、これにまつわる事情を「西日本新聞」に馬場周二という人が書いています(ネット上で見たのですが、書かれたのはかなり前のもののように記憶しています)。市の方針が保存から撤去に一転した理由は結局わからずじまいですが、サンフランシスコ講和条約発効後4〜5年の時期でもあり、国際関係上、あるいは国連内での日本の待遇を取引材料に、一自治体には重すぎる判断を迫られたのではないかと想像しました。
長崎の天主堂は日本カトリック再興のシンボルであり、これを原爆で攻撃したということはアメリカにとっても衝撃的なことだったはずです。この記憶を消し去るために躍起になっていたことは想像に難くありません。
馬場さんは記事中で井上光晴の「地の群れ」という小説に触れています。小説では、カトリックの浦上、かつてこれを監視する役割をも担わされた部落、非カトリック市街地、それぞれの歴史的対立、さらに当時の在日朝鮮人も加えた社会構造と相互の侮蔑感情が描かれています。非被爆者による被爆者への差別がこれに重なります。(記憶違いあるかも)
占領軍統治はこれをうまく利用し、また日本人もこれに甘んじて乗った、というようなことも想像しました。

少し話が逸れますが、激動の幕末期、長崎の隠れキリシタンがフランス人神父によって「発見」されました。日本カトリックはこれを契機に再興かというと、ことはそうすんなりとは運びませんでした。幕府はカトリックを認めず、明治政府もこの方針を受け継いで苛烈な弾圧を行います。信徒は同じく隠れキリシタンの村があった山口に移送され、棄教を迫られ拷問にかけられます。「四番崩れ」と呼ばれる事件です。
イギリスなど外国からの抗議もあり明治に入ってからの弾圧は長くは続きませんでしたが、これに耐えた信徒たちが日本カトリック中興の祖となるわけです。
長崎は国際カトリックにとっても、おそらく栄光の地であり、バチカンも原爆投下後の扱いには苦慮したと思われます。
国際的な関心のもとで原爆忘却、とくにその核心をなす内部被曝忘却の動きが進められたのではないでしょうか。
「怒りの広島、祈りの長崎」と言われますが(ここ何年か聞かなくなったような気もします)、戦後国際戦略上の重要度の違いによるのかもしれません。その広島も何年か前に原爆祈念館の館長がアメリカ人になり、展示品の表現もやわらげるというようなニュースを見たおぼえがあります。核兵器は人類すべてにとっての問題であり、どこの国の人がなってもいいと思いますが、展示の内容が変わるとなれば怪しい話だと思いました。その後どうなっているのかは確認していませんが。
「怒りの広島」対策も主要目標に関しては、その頃すでに完了していたとも考えられます。

政治板にオリバー・ストーン監督が来日、8月6日、広島で講演とかいう記事が投稿されていました。紹介されている講演内容は特に毒にも薬にもならないと思いますが(なぜドイツと比較?歴史的条件が全く違うのに、という疑問はありますが)、そろそろ何回目かのアメリカ的正義の歴史の更新時期に入ったかな、という観点でしばらく眺めてみようと思います。一見、日韓、日中の摩擦に見える問題も含めて。

まとまりのつかないことを長々と書いてしまいました。政治も歴史も宗教もよくわからないのですが、今日は長崎原爆の日ということで、福一事故以来の思いも含めいろいろ考えてしまいました。福一事故以後、私の景色は変わりました。
ということでご容赦ください。
話が逸れたついでにもう一つ。
山口に佐々木小次郎の墓があるのはごぞんじでしょうか。上で書いた隠れキリシタン村の墓地にあるのだそうです。
小次郎自身がキリシタンだったかどうかはわかりませんが、恋人が信者だったとか。それで恋人の墓の隣だかに小次郎本体だか髪だかが葬られている。
かも。という話です。
以前、瀬戸内から山陰にかけて旅をしたとき、山口の長門という町の浜辺には楊貴妃の墓もありました。車窓から見ただけなので詳しく観察はできませんでしたが。そのときには小次郎の墓の話は知らなかったので確認はおあずけになっていますが、もしかしたら楊貴妃の墓と同程度の信憑性なのかもしれません。
ほんとにまとまりのない話になりました。すみません。


12. taked4700 2013年8月10日 10:10:45 : 9XFNe/BiX575U : DlWaj7BjVM
>>11

コメントどうもありがとうございました。

「八百長レース」ということは自分も感じています。非常に根深いですね。

今朝、というか、昨夜の0時過ぎにこの番組の再放送があり、それを何となく見ていたのですが、内部被ばくに起因する白血病の時、抗がん剤の効果は果たしてあるのかと疑問に思いました。


13. 2013年8月10日 16:40:03 : DjRSHqZcvQ
内部被ばく否定論、その政治宣伝に格好の人物として白羽の矢が立ったのが山下俊一なのでしょう。隠れキリシタンの子孫にして自らも被爆二世である事、長崎被爆後被ばく患者への献身的な治療に関わった永井隆の後輩になる事。

14. taked4700 2013年8月10日 18:33:42 : 9XFNe/BiX575U : Oj5sWku3Ic
>>13

山下氏については確かにその経歴に注目していました。いつ頃いわゆる白羽の矢がたったのか、もしよければお考えをお聞かせください。


15. Tetsu 2013年8月10日 21:49:33 : 3aEqu2E5h5XxM : o9zkh31Ux2
原爆を投下した国、枯葉剤を撒いた国、加害国は同じ国です。
60年以上たって、今も苦しんでいる人々がいる。
今、その国民は、人類に対する暴挙をどのように理解しているのでしょう。
他の国には、人類の細胞まで破壊して民族の将来を絶つ事をする国は無い。

アメリカ国民を、その様な、民族と定義して良いのでしょうか。


16. 108@チューペット 2014年4月15日 20:54:05 : po3yvhGtzyhrA : geroXZtGWG
私の祖母は福島第一から50キロぎりぎりに住んでいました。町が50キロの中と外で別れてしまうため、町主導での避難はせず、自主避難する人はしてくださいというのが町の判断でした。

そこの住んでいた祖母は、1年後の2012年の4月にMDSでなくなりました。
正確にはMDSに侵された体に心臓発作でしたが・・・。

原発にMDSが関連しれいるのかは定かではありませんが、
可能性はあるのではなかと疑っております。


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