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参院選で隠蔽!トリチウム20兆〜40兆ベクレル海洋流出
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2013.08.02 カレイドスコープ
とうとう、自民党、経済産業省、環境省、文部科学省、東電が隠しに隠してきたことが明るみに出てきました。
それは、トリチウムという形のない悪魔です。
トリチウム数十兆ベクレル流出か 福島第1原発の汚染水
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013080201002099.html
(共同通信 2013年8月2日 20時)
福島第1原発の汚染水が海に流出している問題で、東京電力は2日、2011年5月以降に汚染水に含まれて流出した放射性物質のトリチウムの量が20兆〜40兆ベクレルに上るとの試算を明らかにした。原子力規制委員会で開かれた汚染水対策を検討する作業部会に報告した。
東電は、体内に蓄積しやすく健康影響が懸念される放射性ストロンチウムも流出総量を今後試算するとともに、原発周辺海域での魚介類への影響調査を始める。
『トリチウムの脅威が私たちの生活を二度変えようとしている』の記事で、東電が自ら出してきた資料だけを使って、少なくとも、今年の5月下旬に、天文学的な量のセシウム、ストロンチウム、トリチウムが海洋流出していることを東電は把握していたものの、(おそらく)資源エネルギー庁あたりから圧力をかけられて国民に発表しないようにしてきたことを証明しました。
(下の図表)
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元国連職員の松村昭雄さんのブログにあるように、6月18日付ニューヨークタイムズ紙の田淵広子記者による記事「福島原発近くの地下水に高レベルの放射性ストロンチウムが検出」は、TEPCOが福島第一原子力発電所で許容レベルをはるかに超えたストロンチウム90とトリチウムを検出していたことを警鐘しているのですから、確実に国と、自民党が国民に隠したことは間違いのないことです。
著名な原子力専門家のゴードン・エドワーズ博士(Canadian Coalition for Nuclear Responsibility理事長)がトリチウムとストロンチウム90の恐ろしい影響について説明してくれています。
2011年の段階で、4号機の破滅的事態を予測し、緊急に国際的な評価チームを作るべきだと主張した高名な核物理学者です。
■トリチウムは水と同じ。水から水を除染することはできない
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放射線の説明
2011年の福島第一原発災害時に、数百種の異なるタイプの放射性物質が環境に放出されました。
他の全ての物質と同様に放射性物質は原子からできています。
ところが放射性物質の原子は不安定で、私達の普段の生活の周りにある、安定しているほとんどの物質の原子とは異なります。
不安定原子は特に危険です。
安定した原子は変化しません。永久に同じです。しかし放射性原子は、原子放射線と呼ばれる炸裂する次原子榴散弾弾子を放出しながら、突然に激しく壊変します。
放射能活動の単位は「1ベクレル」、放射性原子の秒毎の壊変(崩壊)を意味します。1000ベクレルとは毎秒1000の壊変が起きている、または毎時3,500,000の壊変が起きていることを意味します。
生細胞は壊変する原子が出す、次原子投射物の通過により傷つけられたり殺されたりします。それはおそらく3つのタイプ、アルファ、ベータ、ガンマと呼ばれる放射物のひとつです。
ガンマ放射はエックス線のようなものですが更に強力なものです。これは人間の体の中を貫通することができます。ベータ放射は全く異なるもので、これ は線ではなく荷電粒子で、軟かな組織を数ミリメーター進めるだけです。
アルファ放射も荷電粒子から成っていますが、これらの粒子はもっと大きく、ベータ放 射よりも透過性は低いのです。
アルファ粒子の重さはベータ粒子の約7000倍です。アルファ粒子は紙一枚または貴方の手の表面にある死んでいる皮膚層でも止めることができます。
それでは放射能の危険とは何なのでしょう?
放射能の危険性
体外で主な危険は貫通するガンマ放射線です。手、足、生殖腺など、体のある部位は特に大量の照射を受けるかもしれませんが、外部のガンマ線は「全身放射線照射」を起こすことがありえるのです。
人が知らないうちに、汚染された空気を呼吸したり、水を飲んだり、食物を食べたりして、一度体内に放射性物質が入ると、この放射性原子は体内で壊変 します。
そのように吸引されたり摂取された放射性物質は「体内放出体」と呼ばれ、ガンマ線、ベータ粒子、アルファ粒子は体内で放出されて体内の細胞に直接 の損傷を与えます。
時折、損傷を受けた細胞は何年もあとになってがん腫になることがあります。もし生殖細胞が損傷されると、子供や孫に有害な影響のでるこ とがあります。
数十年にわたり注意深く行われた調査が、体内のアルファ放射は体内のベータまたはガンマ放射より、エネルギー単位当たり約20倍多くの生物学的損傷 をあたえる、ということを明らかにしています。
言い換えると、体内アルファ放射を受けた一定の人々は、体内ベータもしくはガンマ放射を受けた一定の人々に 比較すると、癌や遺伝的欠陥ケースの起る可能性が20倍多くある、ということです。(この係数は「生物効果比」または「RBE」と呼ばれます)
調査は更に、体内ベータ放射は類似するエネルギーのガンマ放射よりもより損傷を与えることを示しています。このようなケースではRBEは2ないし3以上あり、ベータ粒子がガンマ線の2ないし3倍の生物学的損傷を与えることを意味しています。
トリチウムとストロンチウム90は何をするか?
トリチウム(放射性水素に与えられてる名称)とストロンチウム90、下記に記す二つは、ベータ放射性物質です。
これらはガンマ線を放つことはほとん どないので、主に体内障害です。
水は全ての生き物にとって不可欠なものなので、トリチウムとストロンチウム90に汚染された水は、その水を飲むどんな生物 生命体の中にも活発に吸収されます。
ストロンチウム90は。骨や歯の形成に重要で牛乳の主要な栄養分であるカルシウムと化学的に類似しています。
ですから、ストロンチウム90が体内に 入ると、体はそれを骨や歯、また乳児にすぐに渡される母乳の中に躍起になって貯めようとします。
ストロンチウム90はおよそ30年の半減期(放射性原子の ちょうど半分が崩壊するために必要とされる時間)なので、大人であろうと乳児であろうと、ベータ放射物が何十年も汚染された人の体の骨と骨髄を照射し続け るものであると考えるのは容易です。
この絶え間ない放射性被爆は骨癌と白血病(血液の癌)のリスクを増加します。
悪いことに、ストロンチウム90の放射性原子は崩壊する時、イットリウム90(別のベータ放射性物質)に変化します。
イットリウム90はカルシウム とは化学的には似ていません。
人体は、イットリウム90を生殖損傷が起こされる性腺を含む、体の内部の他の器官の方へと動きまわします。
トリチウムは放射性であるということを除けば、普通の水素と化学的に同じです。
水素は、DNA分子を含む全ての有機分子の基本的な素材のひとつで す。
人体に吸収された放射性トリチウムのいくつかはさらに大きな有機分子の一部として「有機的化合物」になります。
トリチウムの慢性被爆の長期的な医学的 影響はまだよく解明されておらず、科学的論争のもととなったままです。
トリチウムの危険についての不確かさは、飲料水中のトリチウムの、いわゆる「許容」される濃度についての激しい論争により、強調されています。
こ の、ジャパンタイムズ紙の記事では、福島の汚染された地下水がトリチウム濃度「一リットル当たり500,000ベクレル」、日本の’基準’1 リットル当たり60,000ベクレルの8.3倍とあります。
しかしカナダでは、飲料水中のトリチウムの基準は1リットル当たり7,000ベクレルで、最近 のオンタリオ飲料水諮問委員会(ODWAC)報告では、この基準を更に1リットル当たり20ベクレルまで大幅に減らすべきであると結論付ける、科学的根拠 を出しています。
ですから、福島の地下水のトリチウムレベルは日本の基準の8.3倍かもしれませんが、現存するカナダの基準の70倍、そしてODWAC科学諮問委員会の申請した基準より25000倍高いということです。
原子放射線の基準について驚くべきことは、基準といわれるものが現実にはいかに非基準であるかということです。
その理由は単純です。
原子放射線にさらされる安全レベルなどというものはないのですから、これら全ての基準は独断的な任意のものなのです。
そして、福島の汚染水には、TEPCOや日本政府に言及されてもいない、その殆どはベータ放射物とアルファ放射物である、何十もの他の放射性物質が含まれていることを、心に留めておかなければなりません。
つまり、トリチウムについては、なす術がないということなのです。
『汚染水の海洋放出 ガンを誘発するトリチウム汚染の恐怖』で、ヘレン・カルディコット博士は、トリチウムには紛れもなく発がん性があることを強く警告しています。
お二人の世界的権威が共通して言っていることは、「廃炉が完了するまでの50〜60年は、海洋に汚染水を垂れ流し続けるだろう」ということです。
彼らは、とても優しい人々です。
私なら、「半永久的に福島第一原発の地底から放射性物質が海に流れ続けるでしょう」と言います。廃炉にはできないし、メルトスルーした核燃料は機械を使っても見ることさえできないのですから。
■政治家の皮をかぶった凶悪犯罪者たち
とにかく、東電が参院選の翌日の定例記者会見で出してきた下の資料が示していることは、東電が2012年12月中旬から、ぴたりと海洋に流出している放射性物質の測定を中止し、自民党は参院選が終るまで東電に発表させないようにしてきたことが限りなく疑われるということです。(画像クリックで拡大)
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実際は、2012年12月の衆院選後も、同じように海洋にセシウム、ストロンチウム、トリチウムが流出していたのです。
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第19代環境大臣、原子力防災担当特命担当大臣を拝命したはずの石原伸晃は、相変わらず「知見を持っていないのでコメントは控えます」と暢気なことを言っているのです。
今年3月には、1号機、2号機、3号機、共用プールの4つが同時に電源喪失、あわやタイムリミットか、というところで電源が復旧したときも、まったくひとごとのように「分らない」を繰り返しいた世紀のバカ男です。
以来、逃げ回っているのか、マスコミも、この親子揃ってのデクノボーたちを取り上げるのを断念したようです。
この顔に、麻生太郎という男の醜さがよく現われている
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「ナチスの手口に学んだからどうか」(香港から届いたフラッシュ動画をどうぞ)と発言して、国内外から猛烈な批判を浴びている麻生太郎。
報道陣に囲まれると、いきなり、釈明文を読み上げ、発言を撤回したものの、「真意」を「真摯」と読み違え、相変わらず絶望的なIQの低さを世界中に露呈しています。
この男がたった一枚の紙切れで形だけの謝罪を行い、そのままG20の会合に出るというのです。
確実に、各国の代表者から氷より冷たい侮蔑の視線を浴びることでしょう。
麻生太郎は、つまりは、安部内閣の面々は知っていたにも関わらず、福島第一原発からの大量の放射性物質の海洋流出など存在しないことにして、国民をアベノミクスなどという空虚なおまじないで騙し続けて不正な選挙で快勝した自民党の議員たちの素晴らしい騙しの手口に学んだらどうか、と言ったのですから彼は正しいのです。
自民党は、この事実を国民に隠してきた…間違いのないことです。
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