http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/636.html
Tweet |
弱腰民主党、菅直人元首相に対して年金掛け金未払い問題でもやった見殺しを繰り返すのか
http://www.asyura2.com/13/senkyo151/msg/526.html
投稿者 taked4700 日時 2013 年 7 月 25 日 17:11:06: 9XFNe/BiX575U
政局記事のように思えてしまうかもしれませんが、2004年菅直人氏への年金未納濡れ衣事件の陰にはプルサーマルがあったという記事。
http://www.jcp.or.jp/tokusyu/genpatsu/2004_0420.html
2004年4月20日「しんぶん赤旗」
主張
プルサーマル
危険増大する計画は中止を
関西電力は、福井県高浜原発3、4号機でプルサーマル計画を二〇〇七年度から実施するために、プルサーマル用燃料の発注を決めました。 九州電力も佐賀県玄海原発で〇八年度に実施する意向を表明するなど、電力各社は、国民の批判で中断していたプルサーマル計画の再開に動きだしています。
政府が「エネルギー基本計画」(〇三年十月)で、「プルサーマルを着実に推進する」としたことに後押しされたものです。
安全願う世論への挑戦
プルサーマルは、原発の使用済み核燃料を再処理して抽出したプルトニウムを、ウランとの混合酸化物燃料(MOX燃料)にして軽水炉型原発で燃やすものです。プルトニウムは、放射能がウランの約二十万倍と強く、原子炉で燃やすことで、体内摂取したときの危険が大きいアルファ線や透過力の強いガンマ線、中性子線が格段に増えます。このため、原子炉内の放射性物質が外部に放出される過酷事故の場合に与える被害は、ウラン燃料の場合よりも著しく大きくなります。
そもそも再処理の段階から、強い放射線による作業者の被ばくや臨界管理の困難など危険を伴います。使用済みMOX燃料の処理はさらに危険なものであり、安全な処理・処分の見通しはたっていません。
政府の原子力政策は、使用済み核燃料をすべて再処理して、取り出したプルトニウムを核燃料として利用するというプルトニウム循環方式を基本としています。既に七千?以上の使用済み核燃料が海外再処理に送られ、三十三?のプルトニウムが回収されています。
しかし、プルトニウム利用の本命とされた高速増殖炉の開発が、一九九五年の「もんじゅ」事故で頓挫したため、プルトニウムの利用見通しがなくなりました。プルトニウムは核兵器に容易に転用できる物質であり、大量の余剰プルトニウムを持つことは国際的に許されません。このため、プルトニウム利用の主役として九七年に浮上したのがプルサーマルです。まさに、安全性や処理・処分について十分な検討のない場当たり的な計画にほかなりません。
政府、電力会社は当初、東京電力、関西電力で九九年から先行実施する計画でした。これが中断したのは、安全優先を求める国民世論が高まったからです。
一九九九年のJCOの臨界事故によって、原発の「安全神話」が崩れ、二〇〇一年に新潟県刈羽村で行われた住民投票では、プルサーマル反対が多数を占めました。〇二年には東電の原発損傷隠しも重なり、福島県、新潟県は、プルサーマルの事前了解を白紙撤回しました。
高浜原発では、関電が発注したMOX燃料のデータねつ造が一九九九年に発覚しました。今回発注する燃料が信頼できるのか、検証するための情報公開がないことに、住民の不安が募っています。
プルサーマル計画は、国民の疑問や批判を無視し、プルトニウム循環に固執してきた政府の原子力政策の破たんをごまかすものです。その再開は、安全を求める国民の世論と運動への重大な挑戦です。
循環方式からの転換を
欧米の主要国のほとんどは、経済性や技術的困難もありプルトニウム循環方式から撤退しました。福島県も、「一旦、立ち止まり…国民に問うべき」だと提言しています。
プルサーマル計画を中止し、プルトニウム循環方式を軸とした原子力政策を根本的に転換すべきです。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。