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<海洋汚染>「一応気になるので確認しますが、 選挙が終わった翌日に出てきたのはどういうことでしょうか?」テレビ朝日松井記者7/22東京電力記者会見(動画&文字起こし)
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2013-07-24(10:35) みんな楽しくHappy♡がいい♪
2013年7月22日月曜日
東京電力記者会見
テレビ朝日松井記者の質問
松井:
テレビ朝日の松井です。資料を沢山ありがとうございます。
いま尾野さんが沢山読んでいただいた最後の
「海側地下水および海水中放射性物質濃度上昇問題の現状と対策」の4枚綴りの紙なんですが、
この2枚めの(5)そこの2ポツめなんですが、
「・港湾内の海水は」というところなんですが、
尾野さん今読み飛ばされたんですが、ちょっとここから3行ほどもう一度読んでいただけますか。
尾野:え、2ポツ目の上3行ですか?
松井:はい。
尾野:
港湾内の海水は、1‑4 号機取水路北側でトリチウム濃度が 2,300Bq/Lまで上昇していると。
護岸からの降雨などによるフォールアウトの流出や地下水の流出の可能性があります。
松井:
はい、ありがとうございます。
先ほどその地下水の流出というところを読まれなかったので、
尾野:あ、失礼しました。
松井:
それでこれ大量に付けて、結論としては今後も検討するという事なんですが、
以前から東京電力は「海側には漏れているかどうか分からない、検討する」という事だったんですけど、
今大変恐縮なんで、読んでもらったところに限ってのみは、
ここはもともと規制庁が厳しく指定しているパートなんですが、この部分は。
2300のところは。
これは認めるという事ですね?
尾野:
えっと、そうです。
それから資料で言いますと(4)というところで、えー、書いてございますけれども、
一通り読ませていただきますと、
当該エリアの地下水水位の変動を見ると、
潮位変動や降雨等の影響を受けて変動している様子が見られることから、
開渠内の海水と行き来していると考えられる
と書いてございまして、2ページめの一番上ですが、
これらのことから、
本年5月以降にNo.1 観測孔で確認された汚染を含む地下水の開渠内との行き来が考えられる
ということでこのように、
いわゆるNo.1 エリアに付きましてもそうした可能性について考えた上で対処していくという事を
明確に述べてございます。
松井:
今日福島県の漁連に説明に行かれたようなんですが、どういった内容の説明をなさったんでしょうか?
漁業組合長は「ショックを受けた」というコメントを残していらっしゃるようなんですが。
尾野:
えー、個別のご説明の要請に付きまして、私はまだ聞き及んでおらないところがありますが、
えー、こうした内容でございますので、
関係する所につきましては本日並行してご説明をさせていただいておるところでございます。
で、まず大事なところとして、3つほどあろうかと思っております。
一つはNo.1 エリアというふうに呼ばせて頂きますが、
ここの地下水が汚染しているというふうな状況につきましては、
私ども、これまでのデータからは明確にあるというふうにご説明もしてきましたし、
そこにあるという事でございます。
しからば、ここにある汚れというのが何をしなければいけないかというと、
ま、海の方に、前面の開渠(かいきょ)ですね、開渠の側に、えーー、移動しているかどうか。
という事について状況を踏まえて慎重に判断する必要があったと言う事で確認をしていくと、
まずそれが一つです。
そのうえで、しからば今そこにある地下水の汚染というのは、要は上限があって、
過去に漏れて、一定量の上限があるようなものが拡散しているというふうにみてとるのか、
未だにそこに沢山追加されて汚染が増えているような状況にあるのか。
という事の見極めをすることも非常に大事だというふうに考えております。
で、今ほど説明させていただいている通り、
現状取られているデータからはそこのNo.1エリアに関しては、
過去に汚染したものの影響を強く受けているような要素というものがデータ的には見て取れると
いうふうに思ってございます。
ただし、それで安心しきって枝トレンチであったり、本館トレンチの方の対処を行っていきますと、
万一そちらの側から、えーー……
レベルとしては今見えてない程度のものであったけれどもなにか継続するというような事がありますと、
非常に大きなリスクを残すことになりますので、
そこに追加されるものを、リスクを防いで行くというような対策を取っていく必要があるという事で、
まずその点を明らかにしたうえで対処を取っていくという事を明確にいたしました。
で、そうした事の上でもうひとつは、開渠という所の場所というのは、1〜4号機の前面にあります。
ある意味港の奥で、袋小路になっているような、少し大きいですが場所でございます。
入口のところはシルトフェンスで閉じてございますので、
これは、全くシルトフェンスというものが水を通さない、
あるいは潮流を全く阻害するというものではありませんが、
ある程度制限しているという事も、これもまた事実でございますので、
開渠の状況と港の中の状況に違いがあるのだろうか?ということをみていく。
それから港と港の外をつなぐ境界領域、
こういったところで影響が見て取れるのであろうかという事を見ていく、
さらにその外側に影響が及んでいくかどうかという事を見ていくという事で、
実際に定量的な評価をしていくという事は非常に難しいわけですが、
これまで積み上げてきたモニタリングのデータを踏まえてみた時に、
港湾外に影響が及んでいるのかいないのかというところについて、
現状取れているデータからどのような事が言えるかという事を明確にしていくという事が
大事なことと考えてございます。
そのような観点で縷々(るる)申し上げさせていただきましたが、
1号機4号機前面、特にNO1エリアという所の地下水は汚れているというふうにございましたが、
その関係で開渠の部分については影響を受けているというふうにわたくしどもはみてございますが、
港湾内それから港口付近、それから沖合というデータを見ていきますと、
現実に影響が見て取れる部分というのは、この開渠のところというのが明確でございまして、
外に行くに従って、ほとんど影響がみられていないというような状況もあるという事でございますので、
そういうことも併せてお伝えさせていただきました。
いずれにしましても大変ご心配をかける内容でございまして、
「申し訳ない」というふうに思ってございます。
わたくしども…あのー、
汚染物質を外に出さないという事のために努力するという事を目標としておりましたが、
こう言った状況でございますのでその点については、えー、申し訳なく思っております。
で、その上で、えー、だからこそ、
対策の方、こちらに付きましてしっかりと取っていきたいという事で進めてございます。
松井:
すみません、質問には手短に答えていただきたいんですが、
資料Gに始めて地下水位を。
私が先週3回聞いて全く出していただけなかったものがようやく出てきたんですが、
その他にもいろいろグラフを見ると大量にデータを管理なさっている事が分かったんですけれど、
これたとえば先週の段階ではこの数字というのは、全く発表なくかけらも教えていただけなかったんですが、
これどうして今日になってこれだけ大量に一気に出てくるんですか?
尾野:
まずあの、十分意を尽くした説明が出来てなかった事に関しては申し訳なく思っています。
で、その上で本日につきましては、これまでの状況というのを整理したうえで、
しっかりとご説明していく必要があるというふうに思いまして、
取りまとまったところでお話をさせていただきました。
松井:
先週は少なくても記者会見では全く教えていただけなかったんですが、
たとえば担当官庁の規制庁などにはこの水位は連絡していた、報告していたんですか?
尾野:
えー、まず規制庁との関係から申し上げますと、
たとえば資料のFのようなトレンドですね、こういったデータというのは、私どもとしては、えー、
木曜日に規制庁殿にご紹介させていただいているところでございます。
松井:F、あ・・これですか
尾野:ええ、FやGですね。FやGの情報につきましてご紹介させていただいている状況です。
松井:木曜日、これは昼間ですよね?規制庁に行かれたのは。
尾野:そうかとおもいます。
松井:
そうすると木曜日の夕方の段階で私は質問をしていますが、
小野さん自身が全くお答えにならなかったんですけど、
その日規制庁にはこういうデータを報告しているにもかかわらず、
記者会見では「データがあることも分からない」とか
そういう事をおっしゃったように私は記憶しているんですが、
これはどういうことなんでしょうか?
尾野:
まず、あの〜、
ご説明という所でいをつくせていなかったところは申し訳ないと思います。
それで、えーー、松井さんから何度もご説明いただいていたと、あ、
ご質問いただいたということは承知してございます。
えー…、水曜日だったかと思いますが、
「データが存在するかしないのかという事についてこの場で答えて下さい」という事でご質問いただきまして、
えーー、会見の終了間際に確認されたところとして、
「存在しておるようである」というところで回答させていただいたかと思います。
えー、わたくし自身がこのデータを承知したのは木曜日ということでございます。
木曜の夕方につきましては、
「データはございますが精査したうえでご説明させていただきたい」と申し上げておりましたが、
いずれにしましても
こうしたデータは全体の状況なども含めてよく確認したうえで、えー、ご説明する必要がある
というふうに思いまして、このような対応をとらせていただきました。
松井:
金曜日にも聞いているんですけれど、尾野さんではないんですが。
それでも答えていただけなかったのは、今の話から行くと辻褄が合わないんですが。
尾野:
金曜日の時点においても、これらのデータについての確認作業を行っておりましたので、
えー、そういう意味から行きますと本日、えー、ご説明させていただいたという流れになってございます。
松井:
あの、何故今日になったんですか?
要は、私はたまたま先週聞いただけであって、他の記者の方は前の週、その前の週からも聞いています。
何度聞いても答えていただけなくて、
そして、開けて今日になって、こんなに大量に出てきたんですが、
この週末なにかあったんですか?
尾野:
特にそういう事ではございませんが、
ひと月分のデータという事をしっかり整理してご説明しなければいけないという事
そうしないと、なかなか断片的なデータを、えー、これまで出しているという状況は、
十分なご説明になっておらないというふうに私も感じておりました。
いずれにしましてもひと月という所も踏まえた上で、全体として我々が今考えているところ、
それを踏まえて何をしなければならないと思っているのかという事をご説明するという事で
準備をしまして本日出させていただいたという事です。
松井:
一応気になるので確認しますが、
選挙が終わった翌日に出てきたのはどういうことでしょうか?
尾野:これは全く関係はございません。
松井:
あれだけ先週、水木金と聞いても、ビックリするようなお答えの仕方で
「答えられない」とおっしゃっていたんですが、
あけて月曜日になると一気にこんなに大量に出てくるのは違和感を感じるんですが
尾野:
今回出させていただいているデータというのは、かなりデータとして沢山ございますけれども、
えー、そうは申しましても、これまで、えーー、
ある意味断片的に出させていただいているデータというのも多ございます。
そういうことも含めた上で、全体を統一的に説明させていただいたということでございます。
松井:
今のは詭弁でして、水位に関しては1回も発表がなかったというふうに、
今泉さんも認めていらっしゃいますので、
水位に関してはこれまで全く出ていませんでした。
尾野:あ、それはいいです
松井:
それで今、ようやく出てきた水位が、1.1〜1.3で
だいたいOPで1.8から2.25mという数字が出てきました。
そうするとすぐそばの港湾面よりも約2m高いということですよね?
尾野:そうですね。
松井:港はOPゼロと考えてよろしいですよね?
尾野:ほぼそのように考えていただいて、
松井:
そうすると一番直近の1.1に関しては、
僅か距離5mのところで、水位差が2mもあるという事になりますよね。
そうしますと何が言いたいかというと、
これは地層の専門家の方にも聞いているんですが、
これだけで2mの差があると、これは間違いなく海へ流れてしまうと。
水圧の関係で。
しかも、「すぐに海へ流れるんではなくて、地底を通って流れていく」というふうに、
これは非常に基本的な事だというふうに聞いているんですが、
このあたりについての見解を教えて下さい。
尾野:
えー、まずあの、おっしゃっていつところについてはその通りかと思っております。
で、その上で、わたくしどもとしては、
え、港湾側に見えているデータというのはNO1エリアで地下水の汚染というのが、
12月の時点ではなかったものが、今年の5月のデータが急激に上がっているという事でございますので、
港湾側、開渠内のデータを見てみた時に、そこの前後で大きな変動や変わりがあるかどうかということも、
えーー、気にしながら見ていたのですけれども、
そうしたところが明確にみておられなかったということもございまして、
その時点に於いて、
こうしたことを明確に判断していくというところまでには至っていなかったというところでございます。
それから、地底の部分を通っていくという事に関しては、
専門家の方々の中でそういうご意見という事かと思いますので、
そうしたこともあろうかと思うんですけれども、
ちょっと資料のDを見ていただきたいんですが、
これは、1の2の部分でございますけれども、汚染が見えている、
コアで汚染の分布というところを見ていきますと、
えーー、これは地下の深い所というよりは地表に近い部分。
これはあの、いってみれば、
地下水の水位の上面に近い所に分布しているというような様子が見て取れています。
ですのでこうした事なども含めて、
よく挙動などの評価をしていく必要があるのではないかというふうに思っております。
松井:
いま目の前の港湾で測って、有意な挙動・変異は無いとおっしゃっているんですけれど、
これは断面図を考えていただければわかるんですが、
その港湾の縁はコンクリートで固められていますよね、港の壁は。
尾野:はい
松井:
ですからここからは基本的には「行きにくい」と考えます。
あとは、地面から湧き上がるかというところなんですが、
港湾内はベントナイト層で25cmの2層をかけていらっしゃいますよね?
尾野:港湾・・
松井:港湾内で。なんていうんですか、出たところですね。
尾野:NO1エリアの護岸付近のガラス処理の話ですか
水圧により、ガードしてある港湾内には入らず、地底を通って海洋へ出ていく。
松井:
そうですね、
ですからそこは25cmのベントナイト層を2層かけていらっしゃいますので、
地底から上がってこないと思うんですよ。
つまり、この湾の中では、
地層から上がってくるもの自体がもともとないように封鎖してあるところでデータを測ってらっしゃって、
そこで「変異が無い、変異が無い」とおっしゃっているのであって、
そもそも論の、普通の海底になっている部分。
ま、確かに港湾のハの字型の何カ所では測っていらっしゃるようですが、
ポイント数とかそういうところは違うんじゃないでしょうかという話です。
尾野:
そういうところも含めて、本日は説明させていただいているわけですが、
え・・・、専門的なご知見も含めて我々の対応の厚みを増していきたいと思っております。
松井:
わかりました。
最後に一つだけ。
根本的な遮水壁の完成なんですが、
いま頂いた最新の資料では26年9月完成というふうにいただきました。
私の記憶では来年の4月というふうに思っていたんですが、
変更がどこかであったんでしょうか?
これ私の考えちがいだったらすみません。
尾野:
確認はしてみますが、特に変更があったという認識は私は持っておりませんでした。
ちょっと後ほど確認させて下さい。
松井:もともと26年9月に遮水壁は完成すると発表されていたという事ですね。
尾野:ちょっと確認をさせていただきたいと思います。
松井:
これもちょっと私も記憶違いの可能性があるので今こういうふうに聞いていますので。
分かりました、ありがとうございます。
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