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宮根「じゃあ原発を止めようそのかわり江戸時代の暮らしに戻しましょう」僕はずーーっとそないやと思ってるもん7/22山本太郎ミヤネ屋出演(動画・文字起こし)
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2013-07-24(06:13) みんな楽しくHappy♡がいい♪
2013年7月22日 ミヤネ屋(日本テレビ)
宮根誠司:まずはおめでとうございます。
山本太郎:ありがとうございます。
宮根誠司:選挙戦を経ったかっていて手ごたえみたいなのは日に日に感じてました?
山本太郎:手ごたえは初日から感じてましたね。
宮根誠司:ほぉー。
山本太郎:
やっぱり街頭に出て話をすると、
テレビ新聞とかからはあんまり伝わってこない情報というのを僕が伝えるんですよね。
そういう事で、だんだん人の顔が変わっていく。
熱が伝わったというような、そういう感覚はありましたね。
宮根誠司:
ま、山本太郎さんといいますと、反原発という事で、
ま、熱心に活動されてきたわけなんですが、
ね、国会議員として今度は国政の場で一体どういうふうに訴えていこうというふうに思っていらっしゃいます?
山本太郎:
すごく難しい状況だと思います。
参議院選の結果が、いわゆる脱原発であったりとか、反TPPであたりという、
あと、憲法改悪という部分に対して
すごく力を発揮してくれそうな人たちが国会へ行く事が出来なかったんですよね。
だからそういう意味でこれからの展開というのはますます厳しい状況になっていくだろうなとは思いますが、
でも、沢山の人達に警鐘を鳴らすという意味でも、
市民であったり市民運動というところと政治との距離を縮めていくという役割を
果たさないといけないと思うんですね。
宮根誠司:
安倍総理大臣はね、「安くて安定的なエネルギーを供給する責任がある」
とにかく、安全を期して再稼働は条件付きで容認するという発言もされているんですが、
山本さんはこれについてもまっこう、当然反対という事ですね?
山本太郎:
(笑)本当に言っている意味が分からないっていう事ですね、安倍さんの。
というのは今、この国は地震国で、そしてもうすでに首都圏直下も、そして南海トラフも、
いろんなところで動きがあるっていう事ですね、これから。
それが何時か分からない。
で、この原発というものに対して、自信津波の安全性はなかったという事がハッキリ舌のが東電原発事故。
今エネれルギーは足りてるという事ですよね、ガス火力を中心に。
天然ガスです。これはアジア圏からの調達も可能。
それだけじゃなくて、やっぱり、これだけのリスク。
事故が起こった後に国やマスコミは一体何をしたか?と言ったら
やっぱり、情報を隠すとまでは言いませんけれども、マスコミ。
一部はちゃんと出しているとは思うんですけれども全ては言えない。
それは「核心には迫れない」というのがやっぱりこの商業放送という部分の宿命だと思うんですよ。
この原子力産業というのは数々の企業が加わっている訳じゃなですか。
その中でやっぱりその企業の利益というものを減らせない。
それが直接広告収入であったり、っていうものに繋がっていく。
下手をすれば、踏み込み過ぎれば広告を引き上げられるという事もあるわけですよね。
その部分が一つ原発を止められない理由っていう事はひとつ。
理由は二つあると思うんです。
一つはそういった利害関係。
ま、1%の人達の金儲けだと思うんですね。
で、もうひとつ。
それはやっぱり日米原子力協定っていう問題がありますよね。
日本とアメリカの間にそういう協定があって、
「2018年にそれの中身を変えるか破棄するか」っていう問題があるんですけれども、
もうすでに水面下で交渉が進められていると思います。
日本にはプルトニウムが山ほどありますよね。
「それを軍事利用するのか」っていう事で持っておくことは許されない。
「だったら燃やして使え」と、「MOX燃料として燃やして使え」という感覚になっているわけですよね。
宮根誠司:ふーーっ
山本太郎:日米原子力協定を無視しては、おそらく脱原発は不可能なんですよ。
宮根誠司:これー、
山本太郎:そういう部分が・・ええ。
宮根誠司:
山本さんね、山本さん今回国会議員になられたじゃないですか。
で、こうなった時に我々も何度も福島にお邪魔したんですけども、
もう被災された方は何年もお家へ帰れない。
それから、先行きが見えない不安。
ずーーっと抱えてらっしゃる。
その一方で、その、げ原発というものが一体どれだけ危険なのか?
原発というものがどれだけ人に悪影響を与えるのか?
それから活断層の問題があっても、専門家同士でしゃべっていても
「活断層なのかどうなのか分からない」っていう中で、
これ山本さん、今度国会議員になられた時に、
「原発とはどういうものであるか」というのを、その、やっぱり一人でも多くの国民の皆様に教えてもらう。
我々も含めて教えてもらわなきゃいけないって思うんですけれども、
山本太郎:
その原発の危険性っていうものに関して、やっぱりもっと掘り下げていく必要があると思うんです。
まず、コストっていう問題に関して議論に出るんですけど、
やっぱり原発は低レベル放射性廃棄物から高レベル放射性廃棄物まで、
全て100万年安全に管理される必要がある。
この100万年のコストっていう部分は計算に入ってないわけですよね。
電気代のコストっていう意味で。
宮根誠司:あとね、
山本太郎:そこに対しては一切議論されない、はい
宮根誠司:
あと山本さんがおっしゃった、その燃料が足りてるという事なんですが、
ま、化石燃料だったり天然ガスだったりする。
一方そうなってくると日本の経済が疲弊する。
それから、いわゆる温暖化はどうなんだ。
それから、自然再生エネルギーっていうのは、大体、何時頃をめどに我々は使う事が出来るんだ。
ま、標準的な家庭で。
総合的に、こう長期的にね山本さんに僕はしゃべってもらいたいな、国会の場でって思うんですね。
山本太郎:
なるほど。
いま自然エネルギーっていうもので賄うことは不可能だと思うんです。
それはまだ夢の世界だと思います。
まずインフラを整えるという事が重要で、
そのやっぱり基礎となる部分、バックアップの電源を何にするか。
メインの電力はなんだ?って考えた時に今はもう火力しかないんですよ。
その主力がガスであると。
その中でもガスタービンコンバインドサイクルGTCCというものがあって、
アメリカが、京都議定書の時にしなかったじゃないですか。
でもそれをGTCCに大幅に移行することによって、今その数値に迫っているんですよね。
しかもその技術というものも持っているわけだから、
どんどんそれをどんどん深めて行けば世界にも売れていけると思います。
宮根誠司:
これ天然ガスなんかの場合には、いちばんは、
その地球温暖化という事も一方で言われますよね。
それから今度、シェールガスなんて言った時に、今度は海の汚染というのが進むんじゃないか。
いろんな事が言われてて、おそらくここもまだ我々人間には未知の領域な訳ですよね?
自然再生エネルギーを含めそれから地下資源も含めて。
ここの部分と、あと山本さんは国会議員になられたので、
未来の子どもたちに、「しばらくは我慢してもう夜は真っ暗でもええやないか」と、
「そんなに便利じゃなくてもええやないか」と。
そのかわり安全に生きるべきなのか?
イヤ日本という国はこういう国になっていくためにどうしたらいいのか?
っていうところまで、僕しゃべって欲しいなって思うんですよ。
山本太郎:
なるほど。
おそらくメディアでよく言われているのは
「電力は足りている」という事は一切言われていないという事ですよね。
「原発を動かす理由として電力問題という事ではない」という事です。
で、もうすでに今脱原発は出来ている訳ですよね。
54基あった原発のうち、全国で動いているのは今はたったの2基ですよ。
これは大飯原発3号機4号機。
その下には活断層ののそれがあるものが走っていると。
で、最初は「電力の問題だ」という事で動かされた。
でも夏が終われば結局20%それが余る事になった。
結局何だったんだ?って。
それは経営者のメンタリティーだと思うんです。
「自分の代で倒産したくない」
「自分の代で大赤字を食いたくない」という、そういうメンタリティーで、経営されたら困るんですよ。
宮根誠司:フー
山本太郎:
というのは、原子力の事故によってどれぐらいあの影響があるかっていうのは、それこそ未知数。
現在事故はどうなっているか?
20km圏内にまで人々を帰還させようとしている。
これ、「帰れる」っていう事にしなきゃ、除染という作業もありますけれども、
これが結局利権化していて、その「除染という事で人を帰していきました」ということにしていかないと。
どんどん、「あの事故は大したことは無かったんだ」という刷り込みが、
政界と、それから経済界と、それからマスコミがこれが一体になってるんですよね。
利益が一つだから、ここは。
宮根誠司:
あのー、経済の専門家の岸さんがいらっしゃるんですけど、
「電力は足りてる」と山本さんはおっしゃっていますけど、一方で新聞ニュースなどでは「綱渡りだ」と。
それから、「どんどん、どんどん赤字が増えていって、日本の経済力が落ちていく」っていう話が、
これはどんな風に?
岸博之:
実際今電力が足りているのは事実なんですけれども、
これはそもそも古い火力発電所もフル稼働して、
加えて言えば石油天然ガス全体の70%を発電する事によってもっている。
で、これはある意味でエネルギー政策の観点から言えば、
エネルギーの多様化というのが大事な中で、ちょっと問題がある。
要は、山本さんは非常に重要な問題提起を沢山して下さっていまして、
これは私もすごい評価してるんですけれども、
原子力の世界で考える事、それに加えてエネルギー全体でどうするかを考える。
さらに言えば経済全体をどうするかを考える。
これを山本さんにちゃんとただ、あの、 現実的な世界を訴えていただくのが、
やはり日本の政策を変えるために大事だと思っていますので、
今後は是非そこを頑張って頂きたいなと思っていますねー。
宮根誠司:
山本さんこのあたりね、やっぱり経済との問題もある。
原発、それ彼原発はあれだけの被害が出たこともある。
「じゃあ原発を止めようそのかわり極端な話江戸時代の暮らしに戻しましょう」なのか、
山本太郎:(笑)いやいやいや…
宮根誠司:いや、いろんな事やっていけばいけるのか?その辺の話をちょっとしてもらわんとね。
山本太郎:やっぱりその刷り込みが一番怖いですよ、宮根さんが今言われている言葉が
宮根誠司:僕はずーーっとそないやんと思ってるもん、だって。
山本太郎:
いや、だからそれが一番問題なんですよ。
こういう「江戸時代に戻るんじゃないか」という話になっていますけれども、
宮根誠司:うん
山本太郎:
いま岸さんが言われてたじゃないですか。
「電力は足りてるという事は確かだ」と。
で、たとえばその調達の問題ですよね。
どうしてこれだけ高い値段で輸入しなければいけなくなるのか?
それはやっぱり総括原価方式っていうものがあって、
電力会社がお金を無駄使いすればするほど、それに3%上乗せしたものが電力会社の利益になる。
というやり方があるわけですから、それで値段交渉もそこまでざっくりしないですよね。
言い値で売られた方がそれに上乗せできるんだから。
岸博之:いや、だからこそそこが、
山本太郎:交渉なんです。企業努力、はい
岸博之:
山本さん!だからこそ山本さんにはそういう電力システム全体の改革であるとか、
じゃあその後、その先の経済をどういう方向に持っていくのか?っていう、
全体像、ビジョンをですね、早く示していただいて、
春川正明:そう
岸博之:
で、それを持って国会で議論していただきたい。宮根誠司:
多分それは日本を変えるきっかけになると思いますね
ーーCMあけーー
宮根誠司:
山本さんには国政で、原発だけではなくて電力そのものについて分かりやすく発信してもらいたいんですが、
春川さん、なにかお聞きになりたい事は?
春川正明:
あのー、原発以外にもお聞きしたいんですけれども、
原発の件でひとつ言っておくと、
わたし北千住で最後の日に演説されたのを聞きに行かせていただいたんですけれども、
山本さんがおっしゃる中で一つやっぱり気になったのは、今もおっしゃってましたけど、
民放のテレビがね、スポンサーの関係で全然本当の事が言えないというのはそれは全然間違ってまして、
ニュースの現場では民放であろうとスポンサーの事を気にせず放送をして取材をしている訳ですよ。
そこをやっぱりちょっと見解を改めていただきたいという事と、
それとあの、大体聞いててね思ったのは、ものすごく子どもの事をおっしゃるんですよ、将来の。
僕はやっぱりそこにすごくああだからやっぱり通ったんだなと思うんですけれども、
その雇用の問題とか、彼らの将来の時にどうするんだというのがすごいおっしゃってたんですけれども、
実際今宮根さんからもありましたけれども、国会に出て行かれた時に
原発以外のその雇用の問題とか、社会保障の問題とか、子どもたちの事という、
あのー、国会活動の中での原発の割合というのをどれ位の感じでやっていかれるよていなんですか?
やっぱり原発一本でやられるんですかね?
山本太郎:ごめんなさい、あとどのくらいしゃべれますか?
宮根誠司:1分ぐらい 11:03
山本太郎:
1分ぐらいしゃべれる、分かりました。
えーっと、先程のスポンサーに影響されないという話ですけど、
それは僕いろんな筋からも聞いてて、
僕自身でれなかった事とかもありますので、
やっぱり、いま不況の時代に、やっぱり、コマーシャルを無くしたくない部分がある。
やっぱりそこの影響は確実にあるものだと思います。
というのはたとえば食品の安全基準、1kgあたり100ベクレル。
これみんなにこの国が与えた僕たちの食品の安全基準ですよね。
その内容っていうのが、1kg100ベクレルは放射性廃棄物と同等だっていう事はテレビからは伝わってないですよね。
やっぱりこの被ばくという事に対して、タブーがある、このもっと気にして言い事なんですよ、僕達の命にかかわる事なんだから。11:45
宮根誠司:はい、このあともちょっと伝えていきます。
ーーCMあけーー
宮根誠司:山本さん時間が無くなってきたんですが、国会での情報発信期待しておりますので頑張って下さい。
山本太郎:なんか聞こえた…、(イヤホンする)ありがとうございます、もう終わったかと思ってた。
宮根誠司:昔オハスタで暴れてた頃が懐かしいですねー
山本太郎:これに懲りずに出して下さいね。
宮根誠司:わかりました。
ーーー
春川 正明(はるかわ まさあき、1961年5月5日 - )
讀賣テレビ放送報道局解説副委員長・関西大学社会学部非常勤講師・元読売テレビ報道局報道部長・
元チーフプロデューサー。大阪市出身。
大阪府立東淀川高等学校、関西大学社会学部マスコミュニケーション学科卒業後、1985年入社。
ニュースVTR編集マンを経て、1990年より報道局報道部へ異動、報道記者となる。
1997年NNNロサンゼルス支局長として赴任。
帰国後、「ウェークアップ!」のチーフプロデューサーに就き、報道部長を歴任。
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