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2013/7/23 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
参院選終わって公表
これまでの説明はやはりインチキだった。福島第1原発の海側の井戸水から高濃度の放射性物質が検出された問題で、東京電力はきのう(22日)、汚染水が地下を抜けて海に流出している可能性を初めて認めた。
福島原発では5月末、1、2号機付近の井戸水から1リットル当たり50万ベクレルのトリチウムを検出。6月には近くの港湾内の海水から1リットル当たり1100ベクレルのトリチウムが検出された。さらに7月に入ると、今度は観測用の井戸から採取している地下水の放射性セシウム濃度が急上昇していることが判明。原子力規制委員会が「高濃度の汚染水が地中に漏れ出し、海への広がりも疑われる」と指摘したが、東電は「判断できない」「分からない」などと海への流出をノラリクラリごまかしてきたのである。
「ウソと隠蔽」は東電の社風だから、当事者は何も感じないのだろうが、ショックを受けているのは地元の福島県漁連だ。汚染水の海への流出をかたくなに認めなかった東電の説明を信用し、9月にはいわき沖で試験操業を決めていたのだから当然だ。漁連の野崎哲会長は「前の説明と違う。かなりショック」とカンカンだったのもムリはない。
それにしても東電はなぜ、今になって海への汚染水流出を認めたのか。
「参院選が終わったからでしょう。選挙前に流出を認めれば、漁協はもちろん、反原発の声は大きくなる。電力会社でつくる電事連出身議員の多い自民党が東電にそんなことをさせるワケがない。自民党圧勝となった今、少しぐらいマイナス情報を出しても影響はない、と考えたのでしょう」(反原発団体関係者)
環境ジャーナリストの天笠啓祐氏は「汚染水がいったん地下水に入ってしまうと、放射性物質の除去は困難になる。地下水脈を通じて汚染が拡大し、めぐりめぐって、どこからどういう形で影響が出てくるかも分からない」と指摘していた。東電は海への流出は港湾内の範囲にとどまる、なんて説明しているが、一体、誰が信用するのか。
自民党圧勝で、東電のインチキ体質にますます拍車がかかることになるのだ。
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