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甲状腺被ばく基準超2000人以上に
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130719/t10013156271000.html
7月19日 18時4分
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、現場で対応に当たった社員や作業員のうち、取り込んだ放射性ヨウ素による甲状腺の被ばく線量が100ミリシーベルトを超えている人は、およそ2000人に上ることが分かり、東京電力は、これらの対象者に年1回の甲状腺の超音波検査を無料で行うことになりました。
東京電力は、国が原発事故の対応に当たった労働者の内部被ばくの評価方法を修正したのに合わせて、おととし3月から去年12月までに対応に当たった社員と関連企業などの作業員合わせて1万9592人について、長期に健康管理が必要な人の見直しを行いました。
その結果、甲状腺への内部被ばく線量が、防護対策が求められる国際的な基準の100ミリシーベルト以上になる人は、推定も含めて全体の10%に当たる1973人に上りました。
東京電力が去年3月にWHO=世界保健機関に報告した際は、実際に取り込んだ放射性ヨウ素のデータがある人だけを対象に評価していたため、報告数は178人にとどまり、これに比べますと長期に健康管理が必要な対象者は10倍以上になります。
東京電力によりますと、対象者には生涯にわたって年1回の甲状腺の超音波検査を無料で行うことにしていて、すでにほとんどの人に通知を終えましたが、これまでに検査を受けたのは37%にとどまっているということです。
放射線による被ばくの影響に詳しい広島大学副学長の神谷研二教授は「健康影響のリスクがはっきりと分からない以上、安全側に立って健康管理を徹底することが非常に重要だ」と話しています。
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これは業務災害といえるので検査だけじゃなくて、保養や発病後の治療も東電は無料で行うべきだろう。そして今後低線量被爆で発病が懸念される福島からの避難者などの一般被爆者にも早急に被曝への検査と医療体制を整えるべきだろう。
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