http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/522.html
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前回の
「東電よ、観念して4号機爆発の原因を公表しなさい」
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/365.html
に続く「観念せよ」シリーズ第2弾です。
まずは、AmeD7WVVLQ氏が指摘されているTBS/JNNの画像をご覧下さい。
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/492.html?c2#c2
2013.07.10_21.49--22.49 (40秒頃)
http://www.youtube.com/watch?v=Ks_3sHIM9AM
2013.07.11_01.51--02.51 (11秒、1分37秒)
http://www.youtube.com/watch?v=KBZpi6jD4NI
2013.07.11_02.51--03.51(22秒、39秒、2分5秒)
http://www.youtube.com/watch?v=xwh7-ugSiOs
あちこちで発生しては消える白煙は何でしょうか?霧やモヤでないことは明らかです。
建屋近くで発生しているのなら、何らかの作業を行なっているとも考えられますが、
ご覧の通り、かなり手前、何も施設がないところからも噴き出ています。
AmeD7WVVLQ氏の指摘通り、これは地中の水蒸気が熱せられて気化して噴出している以外に、
考えられません。
温泉地の地獄谷では、マグマで熱せられた地下水が気化して地面の割れ目から噴出していますが、
同様に、地中深く沈下した溶融燃料が地下水脈に接触し、水蒸気となって地表の柔らかい部分を
突き破って噴出していると考えられます。
もちろん放出される水蒸気は高濃度の放射能を帯びているはずです。
先月、福島第一を訪れた外国人記者が東電社員から「命令が聞けないのなら帰れ」と
罵声を浴びせられたことが話題になりました。
外部者には見られたくないものがたくさんあるのでしょうが、この水蒸気噴出もその一つでしょう。
案内する東電社員がピリピリと神経質になっているのも、よくわかるというものです。
ついでに言っておくと、水蒸気噴出は中継動画では今後見られなくなるでしょう。
TBS/JNNの中継は、リアルタイムでなく、都合の悪い部分は改変された後、送信されています。
指摘された以上、今後はすべて水蒸気の映っている部分はそうでない部分と入れ替えて
送信されるでしょう。
東電は、溶融燃料がどこに行ったかわからない、と未だにトボけていますが、そんなバカなことが
あるわけはありません。
100トン近くもあり、強烈な放射能を放っている3000度の溶融燃料が行方不明など絶対にありえない。
床に落としたコンタクトレンズを探しているわけじゃないのです。
1年ほど前に、2号機格納容器内で73シ−ベルト/時の放射線を検出と発表されました。
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/570.html
人間が即死する線量ですが、もし溶融燃料が格納容器にあったら、こんな低い値であるはずがない。
線量計は数千数万シーベルトと非常に高い値を示すはずで、それなら東電は測定結果を見せながら
「燃料は格納容器内にあります、ご安心下さい」と発表するはずです。
1、2、3号機とも燃料はすでに格納容器内にはなく、コンクリートを突き破って地中深く沈下しているのは
ほぼ間違いありません。
7月4日起こったと指摘されている異常も、おそらく沈下した溶融燃料が、大きな地下水脈に接触し、
爆発を起こした可能性があります。
ここのところ敷地内の井戸で極めて高濃度の汚染が見つかっていますが、これもそれを裏付ける事実です。
格納容器内に燃料がとどまっていれば、これほど汚染されるわけがありません。
溶融燃料が格納容器を突き破ってメルト・アウトし、地中に沈下していることは明白なのに、
東電はなぜそれを認めないのでしょうか。
ひどい汚染が拡大している事実が知られ、パニックが起きると困る、というのがすぐに考えつく理由ですが、
メルト・アウトしようがしまいが、深刻な汚染が拡大しているのは事実であり、その責任追及は免れられない。
これはメルト・アウトをひた隠しにする理由としては弱いと思います。
最大の理由は、現在の原発が欠陥商品であること、それを認めたら最後、他の原発がそのままでは
再稼動できなくなることにあるのです。
今までは、燃料は絶対溶融しないという前提のもとに、コア・キャッチャー(溶融燃料の受け皿)を
設置する必要はなしとされてきた。
ところが溶融燃料が容易にメルト・アウトした事実を認めたら、この前提が崩れてしまい、
格納容器の下にコア・キャッチャーを設置しなくてはならなくなる。(すでに北欧では義務化されている)
しかし既存の原発にコア・キャッチャーをつけるのは、技術的に難しいし、莫大な費用がかかる。
絶対にやりたくない。
他の原発をすぐに再稼動するためには、何としてもコア・キャッチャーの義務化は避けたい。
そこで、溶融燃料は行方不明とトボけて、メルト・アウトを認めようとしないのです。
何とか誤魔化して、他の原発をそのまま稼動させようとしている。
そんなゴマカシに簡単に騙されるほど国民はバカではありません。
東電は本当に往生際の悪い会社です。
これだけの大事故を起こした上に、何の反省もなく、事実を隠蔽して、他の原発を再稼動しようとしている。
あきれるばかりです。
東電よ、これだけ証拠が上がっている以上、ゴマカシはもう不可能だ。
観念して、溶融燃料のメルトアウト・沈下を公表しなさい。
すべての原子炉の再稼動を潔く断念しなさい。
(参考リンク)
「管前総理下政策秘書・松田光世氏が明かす官邸対応の証言内容がスゴイと話題」
http://www.asyura2.com/12/genpatu24/msg/873.html
(コア・キャッチャーについての言及があります)
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